カポーティ / フィリップ・シーモア・ホフマン
カポーティ
/ベネット・ミラー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(147)
解説・ストーリー
ノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り拓いたトルーマン・カポーティの傑作『冷血』誕生の秘話を描いた伝記ドラマ。カポーティの複雑な人物像を巧みに演じきったフィリップ・シーモア・ホフマンは、みごとアカデミー主演男優賞を獲得。1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。やがて逮捕された犯人との接触に成功したカポーティは、多くを語らぬ犯人に創作意欲を刺激されていく。
ノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り拓いたトルーマン・カポーティの傑作『冷血』誕生の秘話を描いた伝記ドラマ。カポーティの複雑な人物像を巧みに演じきったフィリップ・シーモア・ホフマンは、みごとアカデミー主演男優賞を獲得。1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。やがて逮捕された犯人との接触に成功したカポーティは、多くを語らぬ犯人に創作意欲を刺激されていく。
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「カポーティ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り拓いたトルーマン・カポーティの傑作『冷血』誕生の秘話を描いた伝記ドラマ。カポーティの複雑な人物像を巧みに演じきったフィリップ・シーモア・ホフマンは、みごとアカデミー主演男優賞を獲得。1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。やがて逮捕された犯人との接触に成功したカポーティは、多くを語らぬ犯人に創作意欲を刺激されていく。
「カポーティ」 の作品情報
「カポーティ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
カポーティの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD41815 |
2007年03月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
23枚
|
0人
|
2人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
カポーティの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD41815 |
2007年03月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
23枚
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0人
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2人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:147件
読書でもしようかな
劇場に観にいきたかったんだけど、「なんか暗そうだな」と思っていかなかった作品。
私は何を隠そう、 Philip Seymour Hoffman のファンなので、オスカー受賞のこの作品は観なくちゃ!って感じでした。
青山ブックセンターでも、「CAPOTE 」特集やってたし。
トルーマン・カポーティ、恥ずかしながら作品は何も読んでいない。
あ、「ティファニーで朝食を」は、子供のころに読んだけど、映画のほうが記憶に鮮明。
Philip Seymour Hoffmanがカポーティそっくりに演じている、といわれても実物をしらないので、よくわからなかった。
ただ、演技はさすが、さすが、といった感じ。
ミイラ取りがミイラになってしまった感じのカポーティを、実に繊細に演じている。
大変チャーミングだと思いました。今回、彼は映画製作にも携わっている。
彼の作品では「フローレス」が一番好きです。
全然、どんな話なのか知らずに観たので、カポーティの伝記?くらいの感覚で観始めた。
まさか、「冷血」を書くまでの一部の期間のお話だとは思わなかった。
犯人ふたり組みのうちの一人、ペリーに近づくカポーティ。
彼を「愛し、同時に利用する」ようになる。
そして葛藤。。。。
ペリー役の Clifton Collins Jr.は、TVでよく見かけますが、実に素晴らしかった。
そして、幼馴染で、女流作家のネルを演じる Catherine Keener。
この人も大好きな女優。すっかり演技派。
この映画の”良心”ともいえる役なんだけど、多分、映画の観客が言いたいことを全部言ってくれている感じ。
実際、ネルとカポーティは「冷血」出版以降、仲たがいをしてしまったらしい。
「冷血」のあと、作品を世に送り出さなかったカポーティ。
その謎がわかる作品です。
「冷血」を読んでみようと思いました。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
「「冷血」以後作品を書けなくなってしまった」は事実と違う。
作品を観る前の小さな知識として
タイトルは実在するアメリカ生まれの小説家「トルーマン・ガルシア・カポーティ」から。
幼少のころに両親が離婚したため遠縁の家を転々として育ち、その先々での出来事を後に発表する作品に収めています。
23歳に「遠い声、遠い部屋」を発表。若き天才作家として注目を浴び、1作ごとに華やかな話題をふりまきながら映画にも出演しています。
主な作品に、映画化された「ティファニーで朝食を」、本作で取り上げた「冷血」がある。
天才であり、ゲイであり、アル中で知られ、1984年8月25日に友人宅で心臓発作により急死。
さて内容ですが、トルーマン・カポーティの伝記映画とはいうものの、実際の強盗殺人事件をモチーフにした小説「冷血」を執筆した一時期だけを描いていて、事件の真相より人間性について重点を置いていますね。
劇中に「事件を起こした犯人が冷血なのか、それともそれを描く作家が冷血なのか」という問いかけがでてきますが、本作の主題はここにあります。
カポーティは、小説のネタにするために容疑者ペリーに近づき、友人だと振り舞うことで、事件の真相を探ろうとする。
4年もの歳月を費やしたこの小説を完結させるためには、彼らの死が不可欠であり、映画コピーの「彼の死を恐れるとともに、彼の死を望む」はまさにその状態。
己の内面に潜む冷酷さで自分自身をも傷つけ、立ち直れないほど孤独になっていきます。
一時期の描写でありながら、カポーティの人間性、「冷血」という作品が彼に与えた影響、作家という職業の業の深さは充分感じられました。
話し方に特徴がありますが、実物を知らないのでフィリップ・シーモア・ホフマンがどれほど似せているのか分かりません。
しかしそれはアカデミー主演男優賞受賞が裏付けているのでしょう。
1967年作品の「冷血」と観比べてみるのも面白いと思う。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
投稿日:2007/03/22
レビュアー:ぴぐぽぐ
皆さんのレビューがどれもこれもとても長くて長くて、とても私には全部読めなかった・・・。私は根性なし。
面白かったです。
最初はフィリップ・シーモア・ホフマンのおかしなしゃべり方がやけに鼻についてとても気になったんですが、見ているうちにすっかり引き込まれて最後まで、あっという間に見てしまいました。
トルーマン・カポーティという人と犯人との会話が興味深かったです。
こういう人でも、犯人に自分を悪く思われたくないんだというのが不思議だった。かなり変な人なのに、犯人の前では一生懸命ごまかしてるのが、自分の都合のためだけではないような・・・
この人が冷血を最後に書くのをやめたというのが、この事が彼にとっていかに重かったかをあらわしているんでしょうかね。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
書くことを超えて生きた作家
駄目だ。カポーティの気持ちがわからない。わかりきれないのだけどもっと知りたい。
もしもカポーティの気持ちが知りたいのなら、カポーティの人生をカポーティの身体で生きるしかない、と言ってしまえば元も子もないのだけど、せめてカポーティの心が自分の心に反映してくるようでいるには、少なくともいまのぼくはそこにいたらないようだ。大抵の場合、映画を観ていても(あるいは小説を読んでいても)登場人物は仮想の存在として認識されている。つまり、ぼくが観客ないし読み手であるなら、安楽に見ている限り、登場人物の心もそこに描かれる世界もぼくの想像できる範囲の中におさまっているのだ。けれどもある時、その世界の境界に亀裂がはいることがある。わかんない。こう感じるときは亀裂のひとつの重要な契機だ。
カポーティがこの作品に描かれた時期のあと、ひとつも長編を書き上げることがなくなった、そのカポーティを変えてしまった経験の重さを、なにかどこかで実感してみたいとは思う。自分の人生を掛けるに値する仕事をする能力を失いたくはないけれど。たぶん、そんなおおげさなことではなくても、自分の想像しえる世界の境界線が書き換えられていくというような経験は、事を大小のたとえに出来るものではないだろう。誰でもが人生の中で幾度となく経験していること。
さて、描かれているひとの変化の過程がどこにでもあることだったら、ここにしか、カポーティを描くことでしか示せないものは? スポーツにたとえるとわかりやすいと思う。ちょっと抽象的だけどこういうことだ。カポーティの創作への真摯な姿勢と人間への誠実なまなざしは、最長不踏の世界記録を生んだのだ。描かれるべき凝縮である。作品を観ることでなされる最長不踏の追体験は、観るひとになにをもたらすのでしょうね。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
見ているのが怖くなるほどの演技力
ひさしぶりの洋画、しかも重めの大作が届きました。
「マグノリア」「フローレス」最近では「MI3」と、出ている全ての映画で、独特の存在感を放っていたフィリップ・シーモア・ホフマンですが、今作はいよいよ主人公だということ知ってレンタルしました。
“本領発揮か?!”というと今までの出演作品には失礼かもしれませんが、ホフマンがかつて見せてなかった凄まじい演技力で、実在の作家・トルーマン・カポーティを演じていました。
作品的にも、とても丁寧に組み立てられていて、ズシンと心に残る重厚さがあります。
見終わったあともなお難問を観ている側に問いかけてくるような作品でした。
しかし、どうしてもホフマンに目がいってしまいまいます。
見続けているのが怖くなるほどの、演技でした。
人の人生を、直角に切ると華やかしい側面だけが見えてくる。
しかしその前後から、斜めに45度ほどの角度で切り取ると露出してくる華やかな部分は点に近く、それ以外の断面は、そうそう人には触れられたくもないような部分が大半を占めているものなのでしょう。
そんな主人公の心の中の動揺と葛藤をホフマンが見事に力演していました。
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ユーザーレビュー
読書でもしようかな
投稿日
2007/04/09
レビュアー
KEE
劇場に観にいきたかったんだけど、「なんか暗そうだな」と思っていかなかった作品。
私は何を隠そう、 Philip Seymour Hoffman のファンなので、オスカー受賞のこの作品は観なくちゃ!って感じでした。
青山ブックセンターでも、「CAPOTE 」特集やってたし。
トルーマン・カポーティ、恥ずかしながら作品は何も読んでいない。
あ、「ティファニーで朝食を」は、子供のころに読んだけど、映画のほうが記憶に鮮明。
Philip Seymour Hoffmanがカポーティそっくりに演じている、といわれても実物をしらないので、よくわからなかった。
ただ、演技はさすが、さすが、といった感じ。
ミイラ取りがミイラになってしまった感じのカポーティを、実に繊細に演じている。
大変チャーミングだと思いました。今回、彼は映画製作にも携わっている。
彼の作品では「フローレス」が一番好きです。
全然、どんな話なのか知らずに観たので、カポーティの伝記?くらいの感覚で観始めた。
まさか、「冷血」を書くまでの一部の期間のお話だとは思わなかった。
犯人ふたり組みのうちの一人、ペリーに近づくカポーティ。
彼を「愛し、同時に利用する」ようになる。
そして葛藤。。。。
ペリー役の Clifton Collins Jr.は、TVでよく見かけますが、実に素晴らしかった。
そして、幼馴染で、女流作家のネルを演じる Catherine Keener。
この人も大好きな女優。すっかり演技派。
この映画の”良心”ともいえる役なんだけど、多分、映画の観客が言いたいことを全部言ってくれている感じ。
実際、ネルとカポーティは「冷血」出版以降、仲たがいをしてしまったらしい。
「冷血」のあと、作品を世に送り出さなかったカポーティ。
その謎がわかる作品です。
「冷血」を読んでみようと思いました。
「「冷血」以後作品を書けなくなってしまった」は事実と違う。
投稿日
2007/04/08
レビュアー
旭竜
作品を観る前の小さな知識として
タイトルは実在するアメリカ生まれの小説家「トルーマン・ガルシア・カポーティ」から。
幼少のころに両親が離婚したため遠縁の家を転々として育ち、その先々での出来事を後に発表する作品に収めています。
23歳に「遠い声、遠い部屋」を発表。若き天才作家として注目を浴び、1作ごとに華やかな話題をふりまきながら映画にも出演しています。
主な作品に、映画化された「ティファニーで朝食を」、本作で取り上げた「冷血」がある。
天才であり、ゲイであり、アル中で知られ、1984年8月25日に友人宅で心臓発作により急死。
さて内容ですが、トルーマン・カポーティの伝記映画とはいうものの、実際の強盗殺人事件をモチーフにした小説「冷血」を執筆した一時期だけを描いていて、事件の真相より人間性について重点を置いていますね。
劇中に「事件を起こした犯人が冷血なのか、それともそれを描く作家が冷血なのか」という問いかけがでてきますが、本作の主題はここにあります。
カポーティは、小説のネタにするために容疑者ペリーに近づき、友人だと振り舞うことで、事件の真相を探ろうとする。
4年もの歳月を費やしたこの小説を完結させるためには、彼らの死が不可欠であり、映画コピーの「彼の死を恐れるとともに、彼の死を望む」はまさにその状態。
己の内面に潜む冷酷さで自分自身をも傷つけ、立ち直れないほど孤独になっていきます。
一時期の描写でありながら、カポーティの人間性、「冷血」という作品が彼に与えた影響、作家という職業の業の深さは充分感じられました。
話し方に特徴がありますが、実物を知らないのでフィリップ・シーモア・ホフマンがどれほど似せているのか分かりません。
しかしそれはアカデミー主演男優賞受賞が裏付けているのでしょう。
1967年作品の「冷血」と観比べてみるのも面白いと思う。
投稿日
2007/03/22
レビュアー
ぴぐぽぐ
皆さんのレビューがどれもこれもとても長くて長くて、とても私には全部読めなかった・・・。私は根性なし。
面白かったです。
最初はフィリップ・シーモア・ホフマンのおかしなしゃべり方がやけに鼻についてとても気になったんですが、見ているうちにすっかり引き込まれて最後まで、あっという間に見てしまいました。
トルーマン・カポーティという人と犯人との会話が興味深かったです。
こういう人でも、犯人に自分を悪く思われたくないんだというのが不思議だった。かなり変な人なのに、犯人の前では一生懸命ごまかしてるのが、自分の都合のためだけではないような・・・
この人が冷血を最後に書くのをやめたというのが、この事が彼にとっていかに重かったかをあらわしているんでしょうかね。
書くことを超えて生きた作家
投稿日
2007/12/09
レビュアー
*kunimitsu
駄目だ。カポーティの気持ちがわからない。わかりきれないのだけどもっと知りたい。
もしもカポーティの気持ちが知りたいのなら、カポーティの人生をカポーティの身体で生きるしかない、と言ってしまえば元も子もないのだけど、せめてカポーティの心が自分の心に反映してくるようでいるには、少なくともいまのぼくはそこにいたらないようだ。大抵の場合、映画を観ていても(あるいは小説を読んでいても)登場人物は仮想の存在として認識されている。つまり、ぼくが観客ないし読み手であるなら、安楽に見ている限り、登場人物の心もそこに描かれる世界もぼくの想像できる範囲の中におさまっているのだ。けれどもある時、その世界の境界に亀裂がはいることがある。わかんない。こう感じるときは亀裂のひとつの重要な契機だ。
カポーティがこの作品に描かれた時期のあと、ひとつも長編を書き上げることがなくなった、そのカポーティを変えてしまった経験の重さを、なにかどこかで実感してみたいとは思う。自分の人生を掛けるに値する仕事をする能力を失いたくはないけれど。たぶん、そんなおおげさなことではなくても、自分の想像しえる世界の境界線が書き換えられていくというような経験は、事を大小のたとえに出来るものではないだろう。誰でもが人生の中で幾度となく経験していること。
さて、描かれているひとの変化の過程がどこにでもあることだったら、ここにしか、カポーティを描くことでしか示せないものは? スポーツにたとえるとわかりやすいと思う。ちょっと抽象的だけどこういうことだ。カポーティの創作への真摯な姿勢と人間への誠実なまなざしは、最長不踏の世界記録を生んだのだ。描かれるべき凝縮である。作品を観ることでなされる最長不踏の追体験は、観るひとになにをもたらすのでしょうね。
見ているのが怖くなるほどの演技力
投稿日
2007/03/26
レビュアー
京
ひさしぶりの洋画、しかも重めの大作が届きました。
「マグノリア」「フローレス」最近では「MI3」と、出ている全ての映画で、独特の存在感を放っていたフィリップ・シーモア・ホフマンですが、今作はいよいよ主人公だということ知ってレンタルしました。
“本領発揮か?!”というと今までの出演作品には失礼かもしれませんが、ホフマンがかつて見せてなかった凄まじい演技力で、実在の作家・トルーマン・カポーティを演じていました。
作品的にも、とても丁寧に組み立てられていて、ズシンと心に残る重厚さがあります。
見終わったあともなお難問を観ている側に問いかけてくるような作品でした。
しかし、どうしてもホフマンに目がいってしまいまいます。
見続けているのが怖くなるほどの、演技でした。
人の人生を、直角に切ると華やかしい側面だけが見えてくる。
しかしその前後から、斜めに45度ほどの角度で切り取ると露出してくる華やかな部分は点に近く、それ以外の断面は、そうそう人には触れられたくもないような部分が大半を占めているものなのでしょう。
そんな主人公の心の中の動揺と葛藤をホフマンが見事に力演していました。
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カポーティ