すべてはその朝始まった

最近観た「ミッドナイト・ガイズ」と「オッド・トーマス」にチョイ役で出ていたアディソン・ティムリンて若い女優（23歳）にハマってまして、DISCASにラインナップされてる最後の1本の本作を鑑賞しました。2005年製作の映画なので予想したことですが、アディソンは本作がデビュー作だそうで、まだ子役で14歳。さすがに私も「萌える」ってワケに行かなかったけれど（笑）、生まれつきの1型糖尿病で「死と隣り合わせに生きる」少女、という役柄に起用されたことがその後の彼女のキャラ（女優として、女性として）に影響したかな？なんてちょっと気になりました。「オッド・トーマス」では「まんま」そんな役でしたから。
しかし作品自体はなかなかよく出来たサスペンスでかなり面白かったです。私の「お気に入り」レビュアー諸氏も軒並み好評を寄せていて、クライヴ・オーウェン、ヴァンサン・カッセルなんて数少ない（最近かなり増えてますが）贔屓の男優が2人も出てるのに何で見逃してたのか訝りましたが、要はまだ私がDISCAS入会前の作品で、2人に注目したのはかなり後になってからだし、ジェニファー・アニストンには全然興味無かった頃だから無理も無いんですね。
オハナシは実にオーソドックスな「美人局（つつもたせ）」ネタです。そう言えば最近「関西ジャニ−ズ」の何某とかが妻に超ミニ履かせて盗撮させて金を脅し取った、という信じ難いアホなニュースを見ましたが（最近新聞は隅から隅まで読むんです。ヒマだから）、「美人局」は最も手軽で成功率の高い（「素人（トウシロ）」にも手を出しやすい）犯罪として、古来世界中の大衆小説には（歌舞伎、講談にも）頻繁に登場するくらい手口は知れ渡ってるのに、今だに引っかかる男は跡を絶たない（女が引っかかったという話は聞いたこと無いなぁ。何故だろ？）。しかし本作の優れた点はこの常套的な「どんでん」の後にもう一つ更に驚愕の「どんでん」を用意したことでしょう。「どんでん」は「２」回が最高。1回じゃ月並みだし3回は荒唐無稽、という私の「サスペンス哲学」に適っている（笑）。
一点だけ文句付けたいのはやはりジェニアニの起用ですね。元々クライヴは2つ目の「どんでん」にリアリティを持たせるための起用でしょうけど、「美人局」に簡単に引っかかるほど「イイヤツ」には全然見えない。そのクライヴをいとも簡単に「ひっかけ」ちゃうほどのイイ女を演じるにはジェニアニは明らかに「役不足」だと思うんですねぇ（私の個人的趣味の問題ですけど）。

初めは不倫サスペンス物かと思いましたが、結構こっちの期待をいい感じに裏切ってくれたので良かったです。
クライヴ・オーウェンはやっぱしイイ男でした♪
が、ちょっと情けない役柄だったなぁ。。。
まぁ、もう少し細かいとこまでストーリーを作ってくれたらもっと良かったのになぁ。。。
それがちょっと残念！！

不倫して脅されてお金とられて・・・実はだまされてって映画でした。

クライヴ・オーウェンがでてたクローサの時の演技が楽しめたので、また見たいと思って借りました。なんとなく魅力のある俳優です。ジェニファー・アニストンはあまりきれいではなかったので、残念。話はまぁまぁかな？割と先が読めてしまったので・・・

インサイドマン、クローサーという２作品のみの傾向からだが
彼は「寡黙な演技のなかに知的な雰囲気を醸し出す」役者だ。

そして、クローサーのようにアゲインストの時は少し情けない部分
出すが、いざとなると知性を武器に形勢をあっという間に逆転
させてしまう。

次はアクティブに動くクライヴ・オーウェンを見てみたい。

サスペンス作品としての質は非常に高く、見ごたえがある。
オープニングのシーンとそのリンク先の関係手法が斬新。

最後まで飽きさせない、スピード感もある。
アニンストンではなくキーラナイトレイなら更によいかも。

評価星3.5。