世界で一番パパが好き！

薄っぺら〜く見ればほのぼのハートフルコメディです。
でも深読みすると個人的に納得できないものが。。。
子供の幸せを優先する事で親も幸せになれるのでしょうか？
家族の幸せをぶち壊すのは大概が親です。
子供はそれなりに環境に順応して生きていきます。そしていつかは親元を巣立ち自分の人生を歩んでいく。
親はそんな子供の犠牲にならなければいけないのでしょうか？
もとい、言い方が悪いですね。【親が幸せじゃなくちゃ子供も幸せにはなれない】と言いたい。
１人の人間として幸せであるからこそ相手への思いやりが生まれる。そしてその思いやりが夫婦の絆を強める。夫婦が円満であれば家庭が円満になる。
そして、その【家庭】の中で育つのが子供です。
そういう意味では、オリーが天職とも言える広告の世界に未練を残すのは致し方ない事。その仕事を追い求めるのもね。
不幸な父親と一緒に暮らしている方が不幸だよ。
勿論、子供にはそんな事はわからない。気になったのは大人すべてが反対していた事。全員が全員【子供の為に生きろ】とオリーに諭していた。
私なら【やるだけやってみろ】と言いたい。
結果、彼は綺麗さっぱり未練を断ち切る事が出来た。
やるだけやってみたから。
そしてこれからは幸せな父親になる。当然、ガーディーは幸せな子供に！
ま、悪くとれば【子供を犠牲にしても自分のしたい事をしろ】となってしまうので賛否両論あるでしょうが。。。
多分、ニューヨークに戻っていたとしても、ガーディーとの時間が取れず、結局は仕事を辞めていたでしょうね。
そういう意味では、誰も傷付かずに【最善の結論】が出せたというのは幸せか。

としているケド主演カップルに少々生活感が足りなった。
その代わりおじいちゃんとその仲間は、バッチリでした。

ニューヨークでの広告マンの仕事にこだわりつつ、
子育てに奮闘する男やもめをベン・アフレックが好演。
ゴミ収集車もビジネススーツもそれなりに似合っていました。
リヴ・タイラーは、美し過ぎてビデオショップにいる
フツーのおねえさんとは、チト苦しい。
Ｗ・スミスは、主人公の選択を思いがけず促す
本人役としてカメオ出演。
ショウビズ界のエピソードを絡めている
本作に華をそえています。

パープルローズさんのおっしゃるとおり、SSSの価値まではナイかもね、公開された時も、アメリカではラジー賞をとった”ジーリ”とセットで扱われてたし(ただ単に、話題だった’ベニファー’主演の映画だったからか?)。　酷評もらってた”ジーリ”の後に見たからかもしれないけど、個人的に、この映画は結構楽しめました。　2人がまだ付き合ってる頃のプロジェクトで、本当はLiv Tylerの役を、Jennifer Lopezが演じるはずだったんですよね?(って違ったらゴメンなさい)　Jennifer Lopezが早々消えて(こんな言い方悪いですけど、また延々と’ベニファー’の内輪のラブストーリーを見せられたら、確実に”ジーリ”の二の舞だったでしょう!!)、Liv Tylerが演じたことによって良くなったのかな?　彼女って美人だし、背も高いのに、ダサイ格好をする田舎の女性の役も異様にハマってると思うのは私だけ?　

なんだろう、これは。
酷評するほどの駄作ではないが、パープルさんのおっしゃるようにＳＳＳの映画でもない。
まず、コメディなのに笑えない。
ジョークが寒い。シーンが無駄に長い気がする。

Ｊ−Ｌｏとベンの”ベニファー”カップルが前半みれるが、ジーリの大失敗から、宣伝も二人が競演していることをなるべく目立たないように予告でもＪ−Ｌｏのシーンを大幅にカットしたとのこと。
それだけでも、痛々しい映画です。

見所は、おじいちゃん。
彼はいいですね、そしてその仲間たち。
それと、Raquel Castro 演じるガーティの学校でこの一家がみせるミュージカル。なかなか完成度が高い。

リヴ・タイラーも後半いいんだけど、はじめの方は、なんだ、このおねえちゃんって感じです。

私が大好きなウィル・スミスが本人役で出てますが、そのシーンでさえ無駄に長く感じます。
プロットはおもしろいのに、脚本が悪いのか、もったいない。

ほろりとさせられる映画だ。
先の展開も読めるのだけど、どうして父子家庭になったのか、
冒頭からずーんと考えさせられてしまった。
また、おじいちゃんたちが孫娘をこよなく愛していて、
父親は親の自覚を持ちにくいというけど、その自覚を
一所懸命持たせようと荒療治をしたりと・・・。

娘が父親に母親の思い出を語らせるって、娘なりの
父親のカタルシスを促している感じで、参考にしたい
子育ての風景だと感じた。

台詞の１つ１つが結構きらきらしているので、字幕で
見た私は満足だった。