コニー＆カーラ

これはハッピーな映画。
頭カラッポ状態で楽しんで観れる一本。
全体的に歌＆踊りのシーンがかなりあるんだけど、そのての映画（ミュージカルもの）とかが大好きだから全然気にならないけど、そうじゃない方は結構退屈かも。
話の内容は至ってシンプルだから目玉は歌とダンスとモルダー。「モルダーって誰？」って言わないよね？あのモルダーがステキな男性役で登場する。なんていうのか、あの瞳がいいのかねぇー。すごく魅力的。モルダーのお兄さんがゲイで長いこと交流がない（お兄さんはゲイだということを理解してくれない家族に悩む）その二人の再会も見所。モルダーもココロではゲイの兄を受け入れようとするんだけど、いざとなるとダメだったり・・。
それは人それぞれだから受け入れてやらなくちゃだけどね。

「プリシラ」「ヘドウィグ」「バードケージ」のように、世には楽しくて元気になれるオカマちゃんムービーがいっぱいあります。そしてそんなオカマちゃんムービーを憬れの眼差しで観ている女たちが世間にはいっぱいいる。
これはそんな女子たちへ贈る映画かもしれない。ドラッグ・クィーンの世界へ女目線で入ってゆく楽しさがたまりません。もちろんそれは歌のシーンのクオリティの高さがあってこそのこと。100分以内でサクっと観せてくれるのも非常にイイ！

文句なく、「おヒマな休日の一本」におススメします。

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期待もせずに借りたのですがなかなかに楽しい映画でした。
主演のお二人を見て、これはオカマ映えを基準に選んだのかなんてことを考えていたのですが、失礼な勘違いでした。とはいえ、トニ・コレットは本当にオカマ映えがしますね（笑）。
お話はどう見ても「お熱いのがお好き」で、女性がオカマを装うという設定の面白さはともかく、会話や展開はご本家の足下にも及ばない凡庸なできかと思います。冒頭の少女時代から空港での舞台あたりまで悪くありませんが、その後、特に二人がオカマになるべく奮闘するあたりはもっと面白くできたはずです。面白かったのは追跡係のギャングの手下、二人を追い求め劇場を回るうちにブロードウェイ・ミュージカルにすっかりはまったりしてこちらもニコニコとご機嫌になります。
なにより素晴らしかったのはミュージカルナンバーが次々と繰り出されるショーの場面、これらのミュージカルはほとんど見ていないのですが、そんなことは関係なく本当に楽しく欠点を見事に帳消しにしています。

この映画は本当に元気にさせてくれる。
前向きなパワーがコニーとカラーからあふれんばかりで、こっちも知らず知らずに元気になる。
ショーのダンスと音楽がまた気持ちを明るくする。
やっぱり前向きな気持ちのパワーってすごいなぁって思った。

それにしても、女性を男性に、しかもオカマに見せるって難しいんだなぁとつくづく感心しながら見てました。
カラーなんて、途中からもう男にしか見えませんでした（笑）
アッパレ♪

元気ないときに見てみてください！
きっと気分が明るくなりますよ！
あと、衣装と化粧もそうだけど、全体でのショーは迫力があって、もっと見ていたい！って思うくらいの楽しさ☆

特典映像の未公開ミュージカル映像もよかったです！

誰が見ても納得のドラッグクイーンへの変貌ぶり。ラストの方で思いきって女である事を告白しても、誰も「ああそう。そう言いたいのはわかるよ。」って感じで全然信じないのがおかしかったです。それほど板についていました。というかメイクは一種の芸術品ですね。
最期の方でビッグなゲストも登場するし、とにかく気楽に楽しめます。
何を見ようかな〜と迷っている時におすすめの１本です。