リディック

続編は続編なんだけど、
今回は、あのエイリアンっぽいのは出てこない。
主役のリディックを、よりメインとして…
リディックの出生などが明らかにされていく…
…また、違った雰囲気の続編。


う〜ん、あんま好きじゃないです、この映画。

寄りすぎ、
動きすぎ…
せっかくのアクションシーンが、よく解らん…。

そして、なにより、主役のリディックに好感もてん。
ワルなのかどうなんだか…
強いんだかそうでもないんだか……
びみょーな主人公……。

そもそも、
ヴィン・ディーゼルが好きじゃないからとも言う（笑）


全体的に、いまいちでした。

あやうく、「ピッチブラック」と本作が続き物としらずに
本作から観てしまうところでしたが、
みなさまのレビューのおかげで
順番どおり見ることができました。

まあ、ピッチブラックみてなくても
なんとかなっちゃうかもしれませんが（笑
でもやはり、観ておかないとピンとこないところがあるので
これから手をつける方はぜひ「ピッチブラック」を鑑賞後に観ることをおススメします。

今度はヘリオン星というとこににやってきたリディック
そこへネクロモンガーとかいう異種族の襲来を受ける。

ヘリオンの住人（ヘリオン星人？）たちは
このネクロモンガーから星を救うのはリディックしかいない！と思い込み、
この凶悪犯であるリディックさん
また活躍するわけです。

今回はリディックのあの特殊な眼についても語られる。

こういう少しずつ秘密が明かされる感じ、
シリーズものにはあったほうが良いですな。

そして、彼は根っからの極悪人ではないかも
ってことも描かれる。

そうなってくると、ヴィンディーゼルが演じるこのリディックというキャラが
魅力的に見えてくるというか。

ヴィンさんのあの一見遠くから見ると悪人ぽくて怖いのに
よーーーーく見ると、目がつぶらでカワイイ顔っていうのが
ピッタリなんですよ！！！！！（笑

ヴィンさんの目、かわいいほんとｗ

ゴーグルはずしたときのギャップったらもうｗ

ちょこちょこ民族（星人）同士の小裏切りのような話も絡んで
ラストは思わぬほうへ・・・・

最初の対立関係からそうなるんかい！？と。

リディックやるなー！！！

こっから3作目、どうなるんですかね（笑

（もう３作目見ましたが・・・・ｗ）

「ピッチブラック」は傑作でした…ということを今更ながらに思わせる出来です、この作品は。つまり凡作。前作の予算不足をアイデアで補うサスペンス感はなくなり、予算だけが増え、特撮とディーゼル人気に頼り切り、というのが前面に出た作品に成り下がりました。とくにファンタジー映画が苦手な私には、単なる凡作以下。残念。

　「トリプルＸ」「ワイルド・スピード」のヴィン・ディーゼルが2000年に主演したＳＦアクション・スリラー「ピッチブラック」の続編。前作から５年後、お尋ね者として銀河系を又に掛けて逃亡を続けるアンチ・ヒーロー、リディックの活躍を前作を上回る迫力とスケールで描く。監督は引き続きデヴィッド・トゥーヒー。名女優「恋におちたシェイクスピア」のジュディ・デンチも出演。
　暗闇でもものを見ることができる能力を持ち、恐るべきエイリアンの襲撃を生き延びたリディック。あれから５年、彼は５つの惑星から指名手配され、その首には法外な懸賞金がかかっていた。賞金稼ぎの手を逃れて、銀河系のはずれで逃亡の日々を送る彼は、やがてヘリオン第１惑星へとやって来た。もともと平和だったこの星は、いまや血に飢えた凶悪な種族ネクロモンガーのリーダー、ロード・マーシャルの手に落ちようとしていた。へリオンに暮らすエレメンタル族の使者エアリオンは、リディックが救世主と信じ助けを乞う。その話を一笑に付すリディックだったが、いよいよ始まったネクロモンガー艦隊の総攻撃の混乱の中でついに一人の賞金稼ぎに捕まってしまう。惑星クリマトリアの刑務所へと護送されたリディックはそこで、かつて彼に憧れていた少女キーラと再会するのだった。

”ピッチブラック”の続編として見るには若干の違和感が無い事も無いんですが、ま、映像は綺麗だし、数少ない、続編ウケた系の映画、まあお奨めです。

Ｊ．ミリアス監督の『コナン・ザ・グレート』を思い出した。物語りの構成がよく似ている。ラスト・シーンもそっくりだ。それに『デューン／砂の惑星』のようなテイストもある。なんとも贅沢な映画作りに臨んだものだ。

リアルな質感にこだわって巨大なセットに多額の製作費をかけたと、公開前から話題になっていた。しかし、残念なことに映像に手を加え過ぎたせいか、その迫力がストレートに伝わって来なかった。前作のトーンを継承したかったのだろうが、どうもこれは失敗だったような気がする。もう少し作品の規模に合った映像というものがあったはずだ。『エイリアン』が『エイリアン２』を生み出したように。（監督が同じではムリかな）

リディックの裡に芽生えた人間らしい感情は、本作では躊躇いや迷いとなって現れ、ラスト・シーンの表情に凝縮されて行く。物語りの深みは増したが、やや“ご都合主義”の感じは否めない。リディックを結末へと導いて行くためには仕方ないことかもしれないが……。

同様に、ヴィン・ディーゼル演じるリディックのキャラクターも“薄く”なり、やはり不満感が残る。この世界観を構築するために独裁や政治、裏切りなどに力を注いだ脚本のせいだろう。そのくせ、ビックリするような展開はない。如何にも頭のいい人が書いた脚本だな。

何となくだが、フランス料理店で出されたハンバーガーみたいだ。店で食べている時は、ワーワー、キャーキャー感動したり満足したりするのだが、一歩、店を出た途端にそれも冷めてしまう。贅を尽くし豪華だが、所詮はハンバーガーはハンバーガーだ。話しのタネにしかならない。本当の感動や満足には程遠いってことだ。
その点、Ｊ．ミリアス監督は凄いと思う。ベストセラーに材を取り、Ａ．シュワルツェネッガーの肉体に野蛮なサバイバビリティを見いだし、『コナン・ザ・グレート』という映画を神話にまで高めてしまった。これは、監督の精神性の違いだな。

特にススメはしませんが、まぁ観ても損はないでしょう。（“ネクロモンガー”って“モモンガー”と語感が似てません？　因みに“モモンガー”って仮面ライダーに出て来た怪人ね）