ファム・ファタール

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普通の官能サスペンス？かと思いきやラストは「あれ？そういう展開なの？」という感じの意外なオチでした。
部分部分のシーンは好きなものもありますが、全体を通すとイマイチすっきりまとまらないかも？

この監督は、有名なだけで面白い作品は皆無（ＭＩも含めて）。

それにしてもひどい作品。

バンデラスが出ている作品も、駄作揃いなので、ダブルパンチ！！

バンデラスが出ているのかぁ。とアホな先入観を持って観る。観る、観る、観る。「？？？」でだしからツッコミどころ満載でなんじゃこら、って感じの進み方をしていきます。ただ、物語としてというか映像なんだろうか、脚本ひどいんだけど、観れるっていうのは不思議だな。一本の映画にいろいろな要素を詰め込みすぎて、かつ、その展開がぶつ切りすぎるという稀有な作品です。すごいな、これ。

バンデラスではなく、X-MENのミスティーク役をやられたレベッカ・ローミンの魅力たっぷりの映画で、「すごいな、このひと」って思ってしまうシーン多々あります。美しいね、彼女。だからなんとなく最後まで観れたのか？男のスケベ心で？？

最終的には、このブツ切り感あふれる部分も「あぁ、なるほどあそこで気付けば良かったんだ！！」ってなるんだけど、そのシーン前からおかしなところいっぱいありましたね。で、最後の最後で「ふーーーん、結局こういうことが言いたいのね・・・」作品は創造ですから、また神の創造、気まぐれと同じく、っていうことでしょうか。そこまで高尚じゃない？？

カンヌ映画祭で女優が身につけた
蛇をかたどったダイヤが盗まれるところから
ストーリーが始まるのですが、
その後のあらすじが何とも一筋縄ではいかない内容。
とにかく主人公が最高の悪女で
「ファム・ファタール（運命の女）」
を名乗るのにふさわしいほどの悪女っぷり。

そんな悪女が7年間、悪人仲間から逃れる話が
最後の20分ほどで大どんでん返し！

そしてあれよあれよと
ハッピーエンドになっていく様に

あっぱれ！

と思ってしまいました。

ちなみに監督はブライアン・デ・パルマ
音楽は坂本龍一という豪華なスタッフ陣で
アメリカ製作とは思えないほど
フランス映画な仕上がり。
あまり映像が多くを語らないので
うっかりすると今何が起きているのか
見失ってしまうことすらあり得る内容なので
この作品を鑑賞する際には
じっくり観れる環境を用意した方がオススメ。
もしかしたら中盤過ぎまで
ガマンを強いられる場合があるかもしれませんが
そのガマンを乗り越えられる大人な方なら
「ファム・ファタール」が
「ファム・ファタール」であり得るための
上質なエンディングを味わう事ができます。

ちなみに坂本教授のとてもボレロっぽい

「Bloerish（ボレロっぽい）」

という名のサントラにニヤリ。
その辺を笑える方ならさらにオススメの作品です！

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注；かなりネタバレしてます

＊ 出だしから、いまいち引き込まれない展開だった…。
　怪しげでスタイリッシュな雰囲気がありつつも、ゆっくり見せすぎててダルいというか………。

　全体的に、何かよく解らんままドンドン話は進んでいく…。
　＜どう展開していくのだろう？＞…みたいな興味を引かれる事もないまま，物語は終わってしまった……(￣■￣;)
　ミステリー風なのに、ちっともドキドキしない、不思議な映画だった…。

　正直、見終わった時の感想は、
「はぁ〜〜！？！？」…って感じだった……。
　要するに，今までの事は、夢だったってこと〜！？
　しかも、ただの夢じゃなく、予知夢だったってか〜？？？
　驚くよりも何よりも、ただ、唖然とした…。
　なんじゃこりゃ？？

　う〜ん、とにかく、好きなタイプのサスペンスではなかった…。

　ちなみに、主人公の女性は善人なの，悪人なの？
　…その辺も，ビミョーだった…。

　とにかく、全てにおいて，訳のわからん映画だった……。
　う〜ん、スッキリせん！！！