アメリカン・スウィートハート

2001年　アメリカ映画
監督：ジョー・ロス

これってもう20年も前の映画なんですね。でもモノクロ映画好きの私にとって新しく感じました。監督は「オズ はじまりの戦い」の製作に携わったジョー・ロスという方。
主演はキャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、ジュリア・ロバーツ。
今回、録画した作品の消化をしていて、これも何となく録画したままの状態で、あらすじをきちんと読まずに観始めたため、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズとジュリア・ロバーツが姉妹というのは分かったものの、ジュリア・ロバーツを姉だと勘違いするほど地味です。それもそのはず、グウェン・ハリソン（キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ）は人気のハリウッドスター役で、キキことキャスリーン・ハリソン（ジュリア・ロバーツ）はその付き人役ですから。
そんなキキの巻き返しを図るのがこの作品の見どころの一つかもしれません。
前半は確かに地味なキキ。姉のためにノーと言った事はありません。でも自分の気持ちに気が付いてからの後半の方が断然動きが出てきて面白くなる。前半はハリウッドの舞台裏みたいなのを見せられても確かにこんな感じかもしれない位にしか思わないし、コミカルなシーンもちょっとわざとらしさが目立つ。キャサリン・ゼタ＝ジョーンズの名前も顔も存じてはいますが、あまり馴染みがない方なので入りにくかったのかも。
まぁ、終わり良ければ全て良し！という感じ。

コメディとしては上級、よく出来ています。よくこんな設定で映画作ったなと始めは思ったけど役者に魅力があるからなんとかなってました。

ジョン・キューザックはこういう頼りない兄ちゃんくらいの役がいいね、雰囲気に合ってます。そんな彼が情緒不安定にいろいろ騒動を起こす、うまいね。

あとはオチとなる映画が面白かったら良かったのに。単なる楽屋オチ映画を作ったではね、説得力がないなあ。もう少しひねりのある映画にしてほしかったです。

まあ、映画自体が内輪受けが強い作品だから仕方ないかな。

作られた虚像の世界で生きていく人たちの
ドタバタ劇で、世紀のカップルの裏事情が面白い。
イメージって、本当に大切で命取りなんだ。
やけっぱちのエディも、女王様っぷりのグウェンも
面白い中、例え過去がおデブだったとしてもキキは
この中で一番かわいい存在。でも、切れて喋りまくり
ながら食べるパンケーキのシーンはいい。
でも、こんな宣伝マンに振り回される役者はトホホだね。

いつもはこういう映画好きなんですが、なんだかいまいちでした。
ジュリア・ロバーツとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが出ているからでしょうか。この2人がもったいない。

7点中　1.5点

ビリークリスタルが脚本を手がけているからなのか？
映画とは思えないゆるーい作りです。
ＴＶドラマのシットコムコメディ風で、ドラマティックな展開もなく業界の楽屋オチの話がえんえん続くので飽きます。
２大女優の魅力で２時間持たせようとして失敗した感じ。

ジュリアロバーツとキャサリンゼタジョーンズが姉妹ってのがもう・・似てないし。
この作品で、改めて私はジュリアロバーツが嫌いだと再認識しました。顔・声・雰囲気・演技・笑い方・・全て苦手。

意地悪な大女優の姉にいびられる、けなげな付き人役の可愛い女の子という、女優としてなんのうまみもない少女マンガのヒロインみたいな役を嬉々としてやってますけど、ハリウッドで１，２を争う人気女優が何でこんな役のオファーうけたのでしょう？
ジュリアロバーツって、作品眼がないのか結構微妙な作品に良く出てますよね。

意地悪女優役のキャサリンゼタジョーンズの方が、演技力の幅を示せてお得だったと思います。美しいですが、結構意地悪な感じ出てました。