スパイ・ゲーム

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映画館で見そびれて気になっていたので借りてみました。

予告やレビューだけではどんな映画か分からなかったのですが、見て良かった。
会議室と電話だけでビショップを救う水面下の作戦が難しくて、理解しながら話について行くのは結構大変。でも、見終わった後に「もう一度、今度は完全に理解して見たい！」と思わせられるぐらい素晴らしい内容でした。
ロバート・レッドフォードはちょっと年取っちゃったなぁという感じ（特にしわが・・・）でしたが、定年間際の設定だからＯＫ。
ブラピが派手に前面に出てこないのがとても効果的でした。こういう役も似合うんだなぁという嬉しい意外性。セリフも少ないし完全脇役な扱いなのに、存在感はさすがです。

ぜひぜひ、見ていただきたい作品です！

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ドキドキ、ハラハラ☆
レビュー
私の中では、かなりポイントの高い映画でした（笑）
大好きな俳優の共演という事もありますが、
ＣＩＡが見捨てようとするビショップを、
遠くはなれた会議室のミュアーが、どうやって救うのか？
とにかくハラハラさせてくれました。
ミュアーがポルシェで門をでるまで安心できませんでした。（笑）
”事件は会議室でおきてるんじゃない！”と
某刑事さんに怒られそうですが（笑）これなら見応えあり！
それにしても年を取ってもＲ・レッドフォードは素敵です。

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期待してたのでちょっとがっかりでした。
なんてことはない、密室会議の中のロバート・レッドフォードの語りを中心に話が進められていくのです。
ブラッドピットは、（イメージ）　のような感じでの登場のみ。
一昔前のスパイのゲーム？

昔に２回観てそのまま忘却の彼方に消えていた。
が、面白い映画だという記憶はあった。
で、今回２０年ぶりに観たら、やはりかなり面白かった。
レッドフォードがブラピにスパイの訓練をするところが「へー・・なるほど・・」って感じでリアルだった。何も考えずに人を殺せるようになるとか、そういうことじゃなくて、すれちがった人の顔や車の車種やナンバーなんかを反射的に覚えるとか、見ず知らずの他人の家のドアを叩いて嘘八百ならべてそのまま家にあがり込んでお茶をごちそうされるほど信用させるとか、そういう技を身につけるってのは、忍者の技にも通じていて面白い。
で、そうやって腕利きのスパイに育てたブラピが中共の刑務所から女性を救出する作戦を独自に行うのだが失敗して拘束されてしまう。翌日の朝８時には処刑されることとなる。
なんとかしてブラピを救出したレッドフォードのＣＩＡ内部での工作がスリリングで手に汗握る。

ここからはネタバレになるが、みんなが、はあ？ っとなるラストのワンシーンについて解説しておく。

無事に救出されたブラピがヘリの中で救出作戦の名称が「ディナーアウト作戦」だと聞いてレッドフォードに助けられたと気づくのだが、なんでやねん？ ってわたしも思った。
これは、ベイルートでの会話に由来しているらしい。ブラピがレッドフォードの誕生日にウィスキーのフラスコをプレゼントしたときに、「どうやって手に入れた？」とレッドフォードに訊かれ、「特権を利用してロンドンから手に入れた」と答えると、「Operation Dinner Out だな」とレッドフォードが言ったそうだ。

辞めたら仕事が恋しくなる。的を射た名言だ。

こんな仕事をしているからこそ、人を信頼することも
難しく感じられるのだろうが、人との繋がりが無ければ
成すことができないであろう仕事である。

引退間際に愛弟子を救出し、胸のつっかえを取り除くことができ、
それが裏まで計算された作戦（立案・実行）であることが面白い。
ジェームズ・ボンドのような派手さのスパイではない代わりに、
一分の隙も見逃してはならない醍醐味が感じられる。