スター・ウォーズ　エピソードＩＶ／新たなる希望

オリジナルを知らない世代なもので……どちらかというと、ユアン・マクレガーの方のスターウォーズの方が、オリジナルに思えるほどです。エピソード１・２から入っているせいか、あのときの星はここか？　とか、砂漠にいた変な宇宙人が、また出ている？　等と、たぶんオリジナルファンの人とは逆の喜び方をしてしまいました。とはいえ、さすがオリジナル。最初の惑星でルークが未来への思いを胸に抱きながら夕日を見つめるシーンのドラマチックさは素晴らしいです。若者のアドベンチャー映画でありながら、親子は同じ行動をしてしまうのか？　と、繰り返される歴史の面白さを感じられます。私は１・２をすでに観てからルークの冒険を観たため、どうしても１・２に帰結してしまいますが、さすがに全てのＳＦアドベンチャーの原点とも言える作品です。シンプルで興奮できて、しかも面白い。娯楽の原点をついに体験できました。

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　主人公の青年がお姫様を救い出して悪いやつをやっつける話。

　時代性を感じないスピード感いっぱいの映像でなおかつ余計なものがそぎ落とされたシンプルなストーリーに魅力いっぱいのキャラクターたちとエンタテイメントとして一級品の映画だと思いました。

　冒頭でいきなりのどでかい宇宙船が画面いっぱいに広がるところから銃撃戦になって、真っ黒なダースベイダーが登場して設計図を探しているらしい。けどドロイド2体が脱出して、たまたま主人公とそのドロイドが出会って帝国軍の追跡を受けることになって物語が転がっていく。

　主人公はもちろん脇役に至るすべてのキャラクターに人生や背景が感じられて、クリーチャーもいっぱいだし、彼らの生活感いっぱいの汚れを感じられる美術や衣装なども最高でした。それに宇宙船や兵器などもこの映画がリアルに感じることができるデザインですごかったです。

　それでいてわかりやすい勧善懲悪もののまさに娯楽としての映画の楽しみが詰まっている作品だと思いました。

スターウォーズセレブレーションに参加後、
おさらいをしておこうとレンタル。
すでに語り尽くされているので、
マニアック？なネタにしてみる。

ビッグスとウェッジ。
この名前にききおぼえのあるファイナルファンタジー
ファンは多いと思います。
ＦＦＩＶあたりからＦＦにはこの２人のコンビがでてきます。
たいていはちょい役で、
だけど常に２人いっしょなのです。

どうしてかな？
それはずっと謎でした。
ただ、こだわりのようなものがみえるのでなにかある。
そう思ってはいました。

そして・・・
その謎はこれをみてとけました。

反乱軍に合流したあたりでルークが同じ
パイロットに声をかけます。

「ビッグス！」

えっ？！　ぬぬぬ？
そしてさらに

「ウェッジ！」

おおーーーー！！！

まさか元ネタがスターウォーズだったとは。
びっくりでした。

今でこそ　中・高生が楽しめる劇場版映画はたくさんありますが
本作が1978年6月に日本公開された当時
おこちゃま向けの「東映まんがまつり」くらいしかなかった。
他は　大人が見る作品と同じものを見ていました。

大人でもない　かと言って　おこちゃまの映画は…　そんな中・高生が夢中になってハマッタのが　【カドカワ】と『スター・ウォーズ』シリーズでした。


考えてみると　類似点がけっこうあります。

まずはキャスティング
主役級が大スターではなかった！（※初期のカドカワ除く）
絶世の美人や美男子が登場しないので　抵抗なく感情移入できた！
（予断を持たずに親近感があった！）

次にストーリ−と展開
ストーリーが　平易で分かりやすいので　見て自然と楽しめた！
スピード感とエネルギー感があり　持て余していた気分を高揚させた。

本作は　これに加えて　【冒険活劇】と【未知なる宇宙へのあこがれ】および見たこともない【独創的で魅力溢れるキャラ】（ダース・ベイダー、オビ＝ワン・ケノービ、チューバッカ、Ｃ−３ＰＯ、Ｒ２−Ｄ２など）が一体となって　空前のブームになりました。

日本だけではありません。前年公開された　米国においては、映画のキャラをモチーフにしたキャラクター・グッズが　世界で始めて作られて　飛ぶように売れていました。

本作は　おもしろいとか、おもしろくないとかいった以前に　映画史に新たな分野を切り開いた偉大な作品なのです。

私は　自分の子供に　そして孫に　お父さん（おじいちゃん）はリアルタイムに劇場で見たんだ！と胸を張って誇ります。

　おもしろく観させて頂きました。今から３０年前の作品とは思えないほど、完成度は高いです。
　まだ観ていない人は、ぜひ観るべきです。完璧な作品、すばらしい傑作映画とは思いませんが、一つの時代を築いた映画です。後世に語り継がれる映画だと思います。