ワイルド・スピード　ＳＫＹ　ＭＩＳＳＩＯＮ

このシリーズ面白いんですが、車がメインの話なのに、最近カーアクションが少ないなぁ、と思っていたらやってくれました。今回は文句なしに車がやってくれます。だから面白い。全体的に役者もいっぱい増えてアップアップ状態なんですが「ありえねぇ」という設定をこれでもかこれでもかという位にやってくれて、そして、かなりコメディ路線も入ってきているので娯楽大作としては文句なしに面白い。

わけのわからん面白さになったのはジェイソン・ステイサムの参戦。これが強すぎてわけわからんのですね、神出鬼没だし。この作品はウソくさいキャラが出まくりなんですが、結果として更にスケールがＵＰしてしまった感があります。ドウェイン・ジョンソンが入ったときもどうなるかと思ったけど、なんだかうまいこと丸くなってはまってしまったんで、規格外の雰囲気はなかったんだよね。

それが今回のジェイソン・ステイサム。どんな映画に出ても彼の無敵っぷりな世界観そのまんまのキャラで敵として登場、なるほどこの手があったか、と彼はどうすれば他の有名どころと共演したら活きるんだろう？と思っていた私としては、どはまりでした。先ほど書いたロック様も今回はそれにつられて規格外の奮闘ぶりを最後見せてくれましたし。

で、最終。今までのアクションはなんだったんだ、と思ってしまうような雰囲気になるのですが、これが良い。いや、現実世界と映画をごっちゃにしたらアカンやろ、っていう意見もあるかも知れないけど、１からずっと見続けていたファンにはたまらない仕上がりになっていました。おっさんは涙腺が弱くなっているので思わず・・・まさかこんないいシリーズ作品になるとは思ってなかったけど、次作も期待しております！！

また今作でも「ありえない」カーアクションの目白押し。飛行機からの「自動車飛び降り」に、（高層）ビルからビル飛び移りに、自動車二台による「走りながらの」人移し替え。

・・・ありえねーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！

って友達と叫びながら楽しむのが、この映画に対する流儀です。

あらすじ

前作「ＥＵＲＯ　ＭＩＳＳＩＯＮ」で倒したショウ弟には兄（ジェイソン・ステイサム）がいた。その兄の復讐がドム（ヴィン・ディーゼル）やブライアン（ポール・ウォーカー）ら仲間たちを襲う。

そこに国際的テロリスト（ジャイモン・フンスー）も交えて、三つ巴の戦いが今、始まる・・・。


アクション（格闘も合わせて）はシリーズ通して最高の出来栄えでしょう。なんせ「２代目セガール」と巷で（どこや）噂のジェイソン・ステイサムがワイスピに参戦するから。

しかもしかも！なんとトニー・ジャーまで出演してるではないか！映画冒頭で映される出演者の名前を見てビックラこいた。まさかまさかのトニー・ジャーでした。

ステイサムのアクションも流れるような手さばきでかっこいいけど、トニーのキレッキレのアクションも今作の目玉ですね。


本作撮影中に急死したポール・ウォーカー。悲しいことは悲しいんですが、映画鑑賞中は「どこで弟が代役してるんや？」と探すのに目を皿にしてました。不謹慎と言えば不謹慎ですが、それも（不謹慎ですが）この映画の目玉の一つですから。

僕が確認できた限りでは、ラストのドムとブライアンが並走する場面で「あ、これはポールじゃないな」とわかりました。だからどう、ということもないけど、ちょっと自分の中で「わかったぜ！」と思ってしまう。不謹慎ですが。

まあそれほどワイスピシリーズに思い入れもないので、こういう楽しみ方もアリなのではないかと。自分を納得させる今日この頃でした。


えー映画自体はシリーズ最高傑作だと思います。アクションにおいては。

ただ、毎回ラストで登場人物が言うセリフが同じような陳腐なセリフなので、「ポールに捧ぐ」と言われても感動はできないでしょう。

ま、楽しめたのは間違いないので☆５つ。

疲れた。
面白いけど、何でもありって感じ。
仲間や家族ってとこが、くさすぎないか?

このシリーズはお気に入りなので、必ず見てます。

相変わらずめちゃくちゃな作品ですが、今作はそのめちゃくさに拍車がかかってあり得ない世界になっていました。現実感無視のアクションばかりの作品ですが、まあ観続けることができるだけ凄いのかな。

ただ主人公ともいえるポールが亡くなり、今後の展開は残念だなと思います。
ポールが亡くなった衝撃は計り知れませんが、作品では悲しみを見せることなく、別れが描かれ胸が痛かったです。