ＳＴＡＮＤ　ＢＹ　ＭＥ　ドラえもん

　( ネタばれあり　)　
　『　22才の別れ　』を書いたあと、2月22日が「にゃー　にゃー　にゃー　」で「猫の日」だと知り、2022年2月22日 にちなんで、「　22世紀から来た猫型ロボット　」の映画をレビューすることにしました。(^^;

　藤子不二雄と言うと、僕は少年サンデー新連載を読んだ覚えのある「オバケのQ太郎」世代で、『　ドラえもん　』は1969年登場で中学生でしたし最初は幼児向けだったので、知ったのはずっとあとです。
　もちろん今や藤子・F・不二雄の国民的作品を越えて、海外でも人気の作品。
　僕も大好きです。
　もっとも海外と言ってもアジアでは人気ですが、欧米ではのび太が「スポイルされたキャラ」と見なされて低評価だとか。

　これも今のアニメでしばしば見られる「　全能感　と　無力感のはざまで　」でしょうか。
　のび太は弱くて、自分が簡単に無力感に陥りますが、ドラえもんに助けられてすぐに全能感に包まれます。　トトロと同様、ドラえもんは「　全能感の映画　」ですね。

　ドラえもんを観ていて、どうして泣いてしまうのでしょうか。
　やさしさに包まれる幸福感　と　失われたイノセンスを思うからでしょうか。
　・・・なんてね。　てへぺろ　（^^）

　さて、それを言っちゃーおしまいですが・・・

　22世紀からドラえもんを送ってきた、のび太の子孫セワシ君。
ドラえもんから「　将来ジャイ子と結婚することになる　」と聞いたのび太が、しずかちゃんと結婚する未来に変えると、セワシ君はいなくなってしまい、ドラえもんは未来から送られてこないはず。
　それが変わらないのは、ドラえもんを送らないと、しずかちゃんと結婚する未来がジャイ子と結婚する未来になってしまうと言うことか。　んー♪　ザッツ・タイムパラドックス　♪

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子どもの頃は大好きでよく観ていたのですが、大人になって娘が観ているついでに見たりなんかすると、ぜんぜんおもしろくないんですよね。
しかも、しずかちゃんの入浴に興奮するのび太の気色悪さ。
生理的にだめです。
気持ち悪いです。

もちろん、『ドラ泣き』なんてできませんでした。

本作は子どもが観たいと言うので映画館に付き添いましたが、生理的にだめなんだから、だめです。

ドラえもん初の3DCG映画です。(*´∀`*)

ストーリーは『のび太の結婚前夜』や『さようならドラえもん』など、
原作でも人気の高いエピソードをいくつか選び、
再構成されているだけあって普通に良かったです♪

『成し遂げプログラム』というオリジナル設定が足されてるけれど、
最後まで見るとストーリーをスムーズに進める上で
必要だったんだろうなぁと理解できます。

タケコプターで空を飛ぶのび太くんから見た視点の映像は
実際にタケコプターが使えたら
こんな視界になんだろうなぁ！っていうのが実感できたりして
3Dならではの嬉しいサプライズもありました。


ただし、CGの見た目は決して良くありません。

原作のキャラの表情やコミカルな動きを
可能な限り再現しようという意気込みは伝わってきましたが、
妙に生々しくって、どうしても好きになれなかったです。

他の方も書かれているけれど、舌とか鼻水とかキモい。(;´д｀)


さらに、肌の質感もゴムっぽくて微妙な感じでした。

本作では、今日のCGでは当たり前となっている
サブサーフェイス・スキャタリングという
CG技法が使われています。

これはどういうものかというと、
例えば手のひらを太陽にかざしたときに
現実では皮膚や血管が透けて見えますが、
CGでも同じように光を透過させることで
よりリアルな表現が可能になるというものです。

それ自体は良いのですが、
そうして出来上がったモデルの質感と
ミニチュアの背景が悪い方向に相互作用してしまい、
結果として嫌な感じになってしまった気がします。

ディズニーやピクサーのクオリティとは言わないまでも
もうちょっと、どうにかして欲しかったかも。


それにしても、しずかちゃんの恋愛観は
まったく理解できないわー。(^_^;

私も１か月以上ウェイトしてきましたが、発送されないので
楽天レンタルに乗り換えたら２日で発送されました。
蔦谷は子供向けにまったくウェイトを置いていません。
虐げられたままで黙っていてはいつもでも変わりません。
勇気を持って行動しましょう。

１位登録者数がほとんど減りませんね。すぐに在庫枚数を３倍に増やしてほしいところです。
今借りている人も長期間借りずにできるだけ早く返してあげてください。

もともと蔦谷さんは店舗でもドラえもんの在庫をに最小限に絞ることで有名ですから、
他の宅配レンタルに乗り換えるのも一つの手でしょう。