フッテージ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

昔、引っ越し先のマンションの押し入れの隅から以前住んでいた家族の
古い家族写真が出てきた事があって、捨てるに捨てれなかった事があったけど．．．。
（その後、引っ越したけど持ってきてたら、ちょっとビビる。）
屋根裏からビデオとかが、出てきたら、
まあ、興味本位に見てしまうのが人間の性ってもので、
ましてや、実録ノンフィクション作家であれば、スナッフフィルムなんかが出てくれば、
天からのプレゼントとなってしまうのも無理もありません。
ちなみに私の実家の蔵にしまわれていた８mm映写機とフイルムを再生したら
ブルーフィルムが出てきました．．．。

「流血のケンタッキー」（Ｂ級タイトルなんですがベストセラー）
と言った作品で過去に脚光を浴びた作家が、もう一度脚光を浴びようと考え、
家族ごと事件のあった住宅に移り住んでしまう。
サスペンスかと思って見ていると、途中からホラーな展開になって来ます。
この事件と言うのが、家族全員が首つりをした家で、一人の娘だけが行方不明といった
内容である。
まあ、家族には良い迷惑で、夫にもう一度脚光を浴びせようとする家族の気持ちを
悪用している事になります。
なので、事故物件と妻にばれると、「家では誰も死んで無くて、裏庭で首を吊ったんだ。」とか、
苦しい言い訳をする始末。
各所にビビらせる演出が仕込まれています。
例えば子供が、「ビックリ箱ポン！！」って感じで仰け反って出てきたりとか、
「志村―！　後ろー！」ばりに子供が出てきたり。
何か不自然で怖くは無いです。

1960年代から、延々と引き継がれている事件の連鎖って事で、８mmに拘るレトロな技術趣向の古代の邪神（？）。
（例えば、「リング」だとVHSビデオテープなのだが、仮に何十年後かにリメイクされる様な事があっても、
やっぱり、ビデオテープなのだろうか．．．。）
各映像に心霊写真の様に映る、邪神は「クロウ」っぽい感じで見た目は余り怖くない。
気配と現象に怯えて、尻尾を巻いて出て行くんですが、それが、連鎖条件発動って事で、
エンディングへ．．．。
原因追究とかは、お決まりの古代の邪悪な神とか、先住民族の呪いとかのオチが多いですが、
この映画も、その例に漏れずです。
映画としては懐は深くないが、それなりには楽しめる内容かなと思いました。

昔見た映画で「ノーマッズ」って言うのがありました、この作品も連鎖系の映画で、
面白かった記憶がありましたが、でもＤＶＤ出てないんですよね〜。

イーサンホークが出てるし、という理由で軽い気持ちでかりました。
ストーリーは暗い雰囲気が始終たちこめていて、まぁホラーでした。

内容はそれほど面白くなかったなぁ。

Don't worry, daddy. I'll make you famous again.

まぁ、これはこわいかなｌ・・・

予告で興味をそそられたとおり、主人公が見つける殺人現場のフィルムや
わずかに見える犯人らしき人影・・・

ここまではよかったんですが、
中盤からオカルトテイストが入ってきて、結局最後は予想通りの結末・・・

設定や連続殺人の関係などなかなか良かっただけに
中途半端なオカルト物に成り下がってしまったのは残念。

あと、突然の大音量で驚かすのは
もはや怖いと言うよりも怒りを覚えます (笑)

そんなわけで、2.5点〜

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

イーサン・ホークも落ち目ですね・・・
本作、非常に微妙なホラーに仕上がっていました。

最初からありえないだろ〜って展開で・・・
まあ、ただ、それなりに緻密な作り込みで、段々と謎が解明されていくわけですが・・・

自分だったら、そんなものがあったら最初から警察に行くよ。
なんで屋根裏に置いてあるの？なんて思ってしまうとこの作品はダメですね（苦笑

ついでに原因がわかったら専門家に聞いて、ダメ元でも対策を立てるよ。
なんて思って見ていました。

結構、グロイ表現があるのですが、まあ、そこは作品の構成で、上手く見せずに表現していました。

あんまり怖くなかったのは確かですね。
もうひとひねりあると面白かったかも知れません。

とても微妙な作品でした。

約３年ぶりに観ました。
アシュリーの可愛さが再確認されて他は可もなく不可もなくでした。
しかし主人公の悪趣味には参るね。