ＨＯＭＥＬＡＮＤ／ホームランド　シーズン２

早く続きがみたい。。。

クレア・ディンズがキレキレです。

アン・ハサウェイがテレビ番組で顔マネしちゃうくらい、キレた時の顔がすごいと評判ですが、女優にありがちな「どう美しく映るか」という意識なんか超越しちゃってるところに凄みを感じます。

前作は、常にブロディに２手、３手先を取られていた感があるのに対し、今作は逆にキャリーが追いつめていく感じ。
行け行け、キャリー！と応援したくなるけれど、でもやっぱり、どうしてもブロディのフェロモンにやられている感が否めない。。。

ブロディの発している言葉は、本当に彼の本心を表しているのか、今作も見ていてよく分からなかった。
ちょっとした表情から、何となく察せられるぐらい。

今作は、今後の物語の展開に関わる大きな伏線がいくつか張られている。でも、それはこのシリーズでは明かされない。
いつ種明かしされるんだろう、それまで覚えてられるかなー。。。

ところで、ブロディは本当はシリーズ初期で死んじゃう予定だったそう。
「テレビ局の方針のおかげで２回命びろいしている」と彼が言っている記事をどこかで読みました。
この先のシリーズ３のエピソード１では、ほとんどブロディは出てきません。伏線は覚えているうちに回収してほしい・・・！！！

シーズン２も、期待を裏切らない面白さ！届いた分、一気に見てしまいました。他のかたが書いてるように、展開が早いです。そして、クレアの演技がやっぱりすごいなー、って思います。キャリーの病気の症状を現すのが、よくわかって切なくなります。
ふたりの主人公が行動力有りすぎで、えーっ？と思うところが多々あるけど、互いにそれゆえに悩んだりしていて、共感してしまいます。
演出も素敵です。政治がらみの華やかな舞台と、ＣＩＡの情報戦の暗くて地味な世界。対象的な２つの舞台が、いい味を醸し出してます。

あと、ジャズ好きな人はかなり楽しめますよね！

vol1
01. 逃れられない運命
02. ベイルートの罠

キャリー役を射止めたクレア・ディーンズは、よっしゃって思ってるだろう。
キャリーを見ていて、イライラする。
なんなの？この人！って思う。
クレア・ディーンズの迫真の演技は、ほんとにすざまじい。

病気って言われても、正直キャリーは家族としても迷惑だし、職場の同僚としても
とーーーーーーっても迷惑だ。
家族にもなりたくないし、同僚にも絶対なりたくない。友達もごめんだ。

でも、バカみたいに自分の勘（ほんとに、勘でしかない。なんの裏付けもない。）を妄信し、
周囲の立場、状況は全く無視で突き進む。
そういう自分にはない部分に、上司のソールはひかれてしまうのだろう。

ユニットのチームプレイがすごくサクサクっと決まって壮快！っていう仕事ぶりと、
真逆だ。

あんなに嫌な思いをさせられ、裏切られ、追放された元職場に戻ってしまうキャリー。
一回だけ。
今回だけ。

そんなもんは、ないんだよ。

シーズン１は途中で退屈になる回とかもあったけど
シーズン２はそういう部分がなくなり回を追うごとに面白くなっていきます。
ブロディの長女も新たな問題を抱えたり、シーズン１より見所も増え目が離せません。