バイオハザードＶ：リトリビューション

　イントロには「ＳＦアクション大作」と書かれています。ＳＦアクション？、エッ、いつからバイオハザードはＳＦアクションになったん？ホラーアクションとちゃうんかったんか？確かに本作ではアンデッドは出てきますが、どっちかと言うとアンデッドに襲われるより、単にアクションという色合いが強いです。それはそれで良し、と思えばいいのですが（金かけてるだけあってアクションはグッドです）、やはりバイオハザードと名がついてる限りは、ホラー色が強い方がいいと思うのですが。作品としてのレベルは高いと思いますが、もう一つ釈然としません。次作ができるとすれば、もっとＳＦアクション色が強くなるのでしょうか。

　出てくる女性は、ミラ・ジョヴォビッチを筆頭に綺麗な人が多いですが、ミッシェル・ロドリゲスは微妙です。凄く可愛い時も有れば、ごっつい嫌な女兵士になったりして、演技が上手いですね。

　上に書きましたが、ＳＦアクションと考えれば☆３つ半くらい有ると思いますが、ホラーアクションを期待して観ただけに、少し減点しました。何の予備知識もなしに観れば、良作だと思います。

３D字幕で観ました。

このシリーズの３Dはなかなか好きです。

私は、 Boris Kodjoe目当てで観に行きました。

かっこいい！！


Milla Jovovichも相変わらず、ぜい肉もなくすごいです。

中島美嘉が、またまたゾンビ役で出てます。

Michelle Rodriguez もかっこいいですよ。

この映画は、もともとGameなので、その世界観が今回はよく出てました。

原点にかえってこじんまりしてます。

この感じでいいと思います。あまりスケールを大きくするとわけがわからなくなる。

シリーズファンのひとたちにはおすすめ。

で、観るなら３Dで、と、いいたいところですが、ＤＶＤじゃ仕方ないですよね。

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　前作の終わりから始まりますが、何故か逆再生。この効果が何の意味があるのかわからないです。
　96分の映画で10以上のアクションシークエンスがあるという。つまりほとんど戦ってる。だんだん何で戦ってるのかわからなくってきました。

　ただいろんなクリーチャーが出てきて見世物として面白く見れました。ここら辺はゲームをやっていれば、たくさん出てくるクリーチャーがわかってもっと楽しめると思いました。
　ロシアの潜水艦造船所が舞台で低コストで実験ができるみたいな場所ですが、1つの街をいくつも再現して思い切り高コストな感じがしたり、かつてのシリーズに出てきた登場人物が出てきますがこれまた果たして意味があったのかという。ほとんど台詞すらないという。
　そもそも今までの敵が味方になってるのもよくわからないし。96分経って、この現場から抜け出すというミクロなことしかやっておらず、マクロ的なストーリーは一切進んでないという。

　とはいえ、カタキ役のお姉さん美人だし格好ちょーエロいし。ひたすら響く銃声や爆破なんかも迫力あるし、音楽もカッコよかったです。

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この作品を見終わってまず感じたことは「この作品、必要ないんじゃね？」でした（笑）。また、こうも思いました。

「作り手は完結編に向けて落としどころを模索しているのでは？」

ここまでこのシリーズを続けてきて見る方は既に飽きが来ていますし、作品の性格が激変することがあり得ない作品なので既にネタに困っているかのような感じさえします（笑）。いや、それが正解のような気がします。いつまでこのシリーズを続けるのでしょうか？僕は個人的にこの作品を完結編だと思っていました。しかし、見ている途中から「完結編じゃないね、これは・・・。」そう思いました。その時点でこの作品の存在価値がいったいどこにあるのかと考えだし、その答えがラストシーンにあると言う結論に至りました。それはアリスの「力」の復活です。１作目はただの人間だったアリス、１作目の終わりで「力」を結果的に与えられ、２作目３作目でその驚異的な「力」を発揮し、４作目でその「力」が奪われました。そして今作、一番最後でその奪われた「力」が復活します。これはもう完結編に向けての帳尻合わせとしか言いようがありません。つたない記憶で申し訳ありませんが、確か、３作目が完結編だと最初にいっていたような気がします（笑）。ある程度の興行収入が見込める作品でしょうから製作サイドの意向は理解できますが、ちょっとわざとらしいというかいいようにシナリオを作っているとしか思えないのです。ま、実際は監督をはじめとする製作サイドに聞くしかないのですが、彼らがどう言おうと見ている方は感覚的に前述したことを感じ取っている方が多いのではないでしょうか？そう思った作品でした。相変わらずミラさんのプロモーション映画になってましたしね（笑）。

今作の見所は今まで登場したキャラが復活するところでしょうか？みんな死んでいったものたちが現れるのです。どういった形でどういった経緯で現れるかをここで書くとネタバレになってしまうので割愛しますが、この作品はそれだけが見所といっても過言ではないと思います。アリスとアンブレラ社（レッドクィーン？）の決着を早くつけて欲しいものです。興行収入は右肩上がりだと聞いたことがありますが、もしそうなら次でも終わらない可能性がありますね？（笑）。アクションシーンやクリーチャーにも真新しいものはなく、中島美嘉さんの変貌だけがワクワクさせてくれます（笑）。

でもやっぱり痩せても刈れてもバイオハザードです。やっぱり見てしまいます（笑）。このシリーズは最後まで見なきゃ気持ち悪いですからね。ここまできたら最後まで付き合います（笑）。監督が

この作品は終わりの始まりだ

とおっしゃっていたそうなのでひょっとすると次が完結編かもしれません。でもこればっかりは何の確証もありません（笑）。このシリーズが好きな人、アクション映画が好きな人は見ても損はしないでしょう。普通にアクション映画だとみれば充分に楽しめるでしょう。でも過度の期待は禁物という作品だと思います。オープニングは結構おもしろかったです。あれは想定外というか全く予想出来ませんでした。でも早い内に完結して欲しいですね。何故ならアリス役はミラさん以外には考えられないですから・・・（笑）。ひょっとすると完結編に向けての布石があっちこっちに仕掛けてあるかもしれません。それを探すのもいいでしょう・・・・ないかもしれないけど（笑）。

バイオハザードの過去の作品ではストーリーやシナリオ、場面展開にリアルな説得力が有り、娯楽映画作品としての出来上がり精度や見る側の満足感があり、特にバイオハザード１と３が個人的には気に入っていた。今回は見る側に『？』と疑問を抱かせるシーンや場面展開が多く、見る側に納得感の無いまま、最後まで何の事か判らない不快感の残る映画である。ＣＧやアクションを多用しているだけで、ストーリーやシナリオ等の出来が悪い。要するに非常に粗雑な作りになっている。おそらくゲーム中心思考の監督にはストーリーやシナリオの粗雑な展開があっても違和感は無いのかもしれないが、映画として発表する場合は作りが違うのではないだろうか。その意味で失敗作と言っても過言ではない。