依頼人／ザ・クライアント

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

スーザン・サランドンはさすがですね。
トミー・リー・ジョーンズも渋いし、嫌な奴オーラ出しまくりで『宇宙人ジョーンズ』と本当に同じ人物が演じてるのか？と思うわ。。。そのギャップもまたいいんだけど。

訳アリの弁護士の自殺にたまたま出会うなんて子供心にも凄い衝撃だったと思う。
お兄ちゃんと弟と。。。性格の違いと年齢差で受ける傷の大きさも違う。同じ傷を受けても『立ち向かう強さ』を持ってるお兄ちゃんと『自分の内面に引きこもっちゃった』弟と。。。

弟は違う土地でちゃんと直ったのかな？

自殺した弁護士のお陰？で狙われる事になったお兄ちゃん。病院で拾ったチラシの弁護士を雇うのかと思ったら。。。違うじゃない！
チラシの弁護士が相手にしてくれなさそうだから。。。と、たまたま飛び込んだ弁護士事務所。これまた訳アリの女性弁護士。
この女性弁護士を１ドルで雇うことになるんだけども。。。

・・・割に合わない仕事だよな〜。
命掛けの弁護だし。。。

裁判ってこんな感じ（らしい）・検事ってこんな人でこういう仕事（みたい）。
弁護士はこんなふうに味方になってくれる（んだろうな〜）。
・・・と広く浅く感じました。

スリルもあって、ちょっと人情もあって。
検事は『なんだかんだ言ってもお前が一番おいしいだろっ！』っと最後思ってしまいましたが、ま、いい人っぽい感じもほんの少しだけどしたし。

弁護士とか検事とかに詳しくなくても「へえ〜」と見ることの出来る仕上がりなのではないかと思います。
見る価値はありますよ。

とにかく少年マークが偉い！
ブラッド・レンフロって、このコすげー！
初めて観た時は何も情報がない状態であっただけに、この映画の完成度の高さに感心しました。
マフィアVS少年マークという構図がとても恐ろしく羊たちの沈黙のよう。
ミステリーを観た後に後味の良さを好む人にはおすすめ。
リアリティを追求する人には物足りない。
残虐性を好む方にはおそらく縁がないでしょう。

イントロダクションを読むと検事ｖｓ少年＆弁護士のようだが、
実際は対決軸は他にあって、検事とは駆け引きはあっても、完全な敵対関係まではいかない。
ストーリー的には、つめがあまい部分があって、突っ込みを入れたくなる箇所はあるものの、楽しく最後まで見ることが出来る作品です。

ヤクザの殺人事件に関する重要な情報を知ってしまった貧困家庭の子どもが検察官やヤクザに追われながら女弁護士のスーザン・サランドンの助けを得て証人保護プログラムの適用を受ける・・・っていう話。主人公の子どもは、いろいろと大変な目にはあっていたが、自己防衛本能ばかりが強いナマイキなガキで素直なところがない。母親のタバコを盗んで吸ったりしていて、あまり同情する気にもならず、たまたま得た情報を高く売って裕福な生活を送れるようになるなんてところにもカタルシスを感じない。その子どもの役のを演じたブラッド・レンフローは整った顔をしているがハツラツとした雰囲気がなく、ロクなものにはならんだろうなと思ったら、案の定で、この映画の後も何本かの映画に出演したそうたがヘロインの過剰摂取で死んだらしい。享年は25ということだが、つまらん人間だったんだろうなと思ってしまった。
離婚で子どもをとられた女弁護士のスーザン・サランドンが窮地の子どもを助けるためにがんばる姿も愚かな行動にしか見えなかった。

古い映画だけど、ドラマ映画は、古さがマイナス要素にならないのがいい。

少年が、弁護士の自殺現場に立ちあったんですよ。
その弁護士は、マフィアの弁護士で“殺し”の真実を知っていて、
見つかっていいない死体の在り処も知ってるわけ。
その弁護士が、死に際に少年相手に、ベラベラ真実を喋るわけ。
それで、少年はマフィアに狙われ、ＦＢＩから強制的に供述をとらされ、一緒に自殺を目撃した弟は心が壊れ。
八方塞がりになるわけ。
で、女弁護士のところに、駆け込んで、ＦＢＩの調書の立会いを依頼。

そこから、ＦＢＩと女弁護士と少年のあれこれが始まる。
ストーリは単純かつ、シンプル。
テンポもよくて、見やすい。よい映画です。