シャンハイ

優男なのに、なんか知らんけどピンチを乗り切る男ジョン・キューザックに渡辺謙がからんでいる映画なのかなと思って観ていたのですが、ありゃ、これ・・・チョウ・ユンファの映画やん。世界大戦時の上海を舞台にはしているけど、基本的に男女の絡みの話でして、国家がどう、とか信念がどう、とかそういう話ではなし。なんだろう、そういう類のものを期待していただけに期待はずれ。

結局、歴史的な事項をさもあったかのように描いていって（日本人だったら苦笑もんの演出多々あり。まぁ、今までによくありがちなひどすぎるものではなかったけど）、そこに男女の物語が絡んでいく、んだけど、別に歴史的なもんに関係ないやんというような話の展開でした。なんじゃこりゃ。

あと・・・・タナカの優しさは日本人の大事とする優しさとは違うね・・・

渡辺謙さん、すごい。もう完全にアジアのハリウッド俳優として「スター」だ。

菊池凛子ちゃんも、存在感あるからもっと英語しゃべれればいい役回ってくるのにな。

コンリーはゴージャス美しい！彼女の英語でもいいなら、凛子ちゃんだって
その気になれば十分いける。英語しゃべれる工藤夕貴よりも、女優としては光ってるんだから
がんばれ〜！という気になった。

ジョンキューザック、歳とらないしいつまでもカッコ良くてセクシーです。
歳とらないといえば、チョウユンファーも若々しいなぁ。

シリアスながらも目が離せない一気に見れる作品でした。

結局何を伝えたかったのか良く分かりませんでした。1941年の当時の上海の様子はすごく伝わってきたけど。豪華な俳優人ですごいなとも思ったけどもったいない気がしました。菊池凛子さんがキーマンだけど、探している意味もよく分からなかったし、タナカの愛人なのかもしれないけど冷酷そうな男性が急に泣いたりするのも突然すぎて感情移入出来なかったです。とにかく見ていて日本人がすごい悪者に思いました。それだけはすごく伝わってきて見ている日本人にはどう写ったのかなと思いました。ミステリーなのだけどあまり伝わらず、好きな女性を守るラブストーリーは少し伝わってきた感じです。でも全体的に何を一番伝えたかったのか分からなくて残念でした。

　謎を解くことに力が入り過ぎたのか、愛ゆえなのかがよくわからない男女のなか、こういう時代だからというのはわかるけど、ちょっと中途半端な気がしました。

恐るべきスタイルの良さ。45歳くらいだよね？いやあ、すごい。
まあ、いま、４０代でもかっこいい人多いしね、マエノリとか。

丁寧に作られた映画にも見えるけど、お話の内容が頭に入ってこないのね。

どうしてかしら？

多分、史実を盛り込みすぎて、訳がわからんくなったんでしょう、私の中で。

キャスティングもビンゴなんだよね。

菊池凛子除いては（笑）

なんで、このひと、海外の映画に良く出てるのかな？今回クレジットもされてないから台詞もほとんどなし。

チョウさんは、やっぱりかっこいい。

ピストル撃ちまくりです。できれば二丁拳銃でお願いしたい感じだった。

人間関係もイマイチはっきりしないし。

渡辺謙はやっぱりたまに英語がグダグダになるが、なかなかいい感じでした。
目が素敵。

びっくりしたのは、私の大好きな Jeffrey Dean Morgan が出てるんだけど、全然かっこよくない。
彼の魅力が、全く活かされていない。
ミスキャストか？？？

主演のJohn Cusack は無難な感じ。

個人的に上海は大好きな町なので、Bund　Areaとか興奮した。