アジャストメント

デスカスのイントロで「SFサスペンス・アクション」となっていますが、「ラブコメ」ですね本作。そう思えば楽しめる内容です。
アクションはほとんどなしで、マット・デイモンがひたすら走るのが印象的。敵役の「調整局」はスーツにハットでビシッと決めて雰囲気優先。超常的な能力は、余裕しゃくしゃくで出し惜しみしているのか世界の調和を崩さないように遠慮しているのかと思っていたら、いつまでも言うことを聞かない御曹司をなだめすかす「執事のセバスチャン」みたいな扱いなので、悪そうに見えても基本的に良い人として描こうとしたのだろうと思いました。
男女の揺れる気持ちの描写を最優先にした本作。たとえ行く年月流れようとも離れられない運命という絆の強さを思春期のような初心さで描写するので、最初は気恥ずかしかったオジサンですが、徐々に、これって「ラブコメ」で二人を応援しなきゃダメなんじゃないと、作品のリズムにノレてきたら楽しめました。
しかし、どうせやるのなら最後まで徹底してほしかった。『ヒア・アフター』みたいに抱き合う二人をカメラがぐるぐる回り、摩天楼をバラ色に染めるぐらい、物語の趣旨をやり切れたら作品としての納得感はぐ〜ンと上がったでしょう。
雨や水がじゃまものを妨げるというのも、詩的な印象を強めるためでしょう。「どこでもドア」がSF的エッセンスとしては一番というのも本作らしい温さですが、恋人を演じる二人が本当に楽しそうに見えたので、応援しなっくちゃと嫌いになれない本作なのでした。★３

ＳＦサスペンス・アクション？？
どこが？？

未来は何者かに調整(アジャスト)されている。
そのことを知った主人公は、未来を自分で選ぶべく、
その調整者達と戦うのであった…
いや、調整者達から逃げ回るのであった。

確かに内容的にはSFですが、サスペンスの要素は皆無。
アクションにいたっては、ただ走り回るだけ。
ただ走ればアクションというのなら、どの映画もアクションだろ！！と叫びたくなります。
あるのは、ラブロマンス要素。
でも、それがまた全く感情移入できないからトンデモ無い。
ストーカーの様に付きまとっては、自分勝手に未来の調整に乗っかってみたり。
かと思えば、やっぱり離れられません！的な。
う〜ん、イライラするっ！！

緩めのSF。全くドキドキハラハラしないサスペンス。ただ走るだけのアクション。イライラさせられるラブロマンス。
どれをとっても平均点以下です。

冒頭から２０分は選挙ドキュメントのような普通さ　それがトイレでの二人の出会いがあり　キスまでの何とも脚本の大胆なこと　ここまでやれば満足みたいな　まあこゆう脚本で頑張るシネマもいいものかな

このマット・ディモンの出会いは「ヒアアフター」の続きであり　ネオ・フィクションなロマンチックSFめいたものなのだが　それが「ベルリン天使の詩」に変奏するのが驚きだ　調整員は天使と名乗るし　あからさまな図書館はオマージュだろう　そこかしこにいる顔も昔のハリウッド映画風だ　議長の居る場所は「天国は待ってくれる」を思わせる　議長も運命の書ももちろんマクガフィン

しかしラストはあまりにも定石的で　全体に抑制しすぎの印象になるね　タクシーの事故場面以外予告編での売りに困った宣伝部だろうね　アメリカンな暴力的な映画ではないのだ　もっとしかしはったりはかまさないとだめ　または美的洗練を　ボクの見たスクリーンはひどいもので　久しぶりのジョン・トールの撮影が台無しだったよ

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ファンタジー？に近いSFといえば良いのでしょうか？
素敵な作品でした。

神がエージェントを使って、運命操作を行いますが、マット・デイモンは運命の人と出会い、分かたれても心のままに相手を探します。
二人が出合う未来を憂えたエージェントたちの妨害を乗り越えて、愛を達成する純愛ラブロマンス作品でした。
運命の書のクネクネも面白い。
もっとじっくり見たかったかも（笑

小ぶりな作品でしたが、ストーリーや設定がしっかりと組みあがっていて、安心してみることができる作品でした。
この点が物足りなく感じる方もいるかも知れません。

神様が絡んでいるだけあって、二人を合わせないようにいろいろな妨害をしますが、二人の愛が妨害を次々と打ち破っていきます。

そしてエンディングへ・・・
スマートな作品でした。

面白かったです。

　話は、そこそこ面白かったんですが、全体を通しての話の筋が少しイライラする内容でした。人の運命というか歴史というか、それをコントロールする仕事をしてるというのは分かりますが、そないな事せんでもええやろう、という感じがしました。彼らは因果な商売してますね。

　マット・デイモンは見るからに好青年というか、いい人に見えて好きな役者さんの一人です。彼も結構好演してたし、ヒロインのエミリー・ブラント、彼女は美人ですが、そんなに無茶苦茶別嬪さんというほどではないです。でも、凄く可愛らしい女の人を演じてたと思います。私はあなたと一緒に行く、というところがとても良かったと思います（デビッドの、ごっついわがままなんですが）。

　扉を開けて、ワープみたいに遠くへ行く、というところ以外はＳＦっぽくなかったし、ドラマ（ラブストーリー）でした。

　私は×ついて今は独身なんですが、こんな恋愛をしてみたいものです。