ザ・ライト　エクソシストの真実

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冒頭、”これは現実の出来事をもとにした物語である”と字幕が流れる。
アメリカの神学校に通うマイケル(コリン・オドナヒュー)は、葬儀社を営んでいる父の仕事を手伝っている。
マイケルはここで神学校を卒業するが、司祭の道に進むことは考えていなかった。信仰に疑いを抱いているのだ。
しかし、恩師から引き止められバチカンのエクソシスト養成講座を受講するよう勧められ、ローマへと向かいます。
ある日、マイケルは一流のエクソシストとされるルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)を紹介され助手となる。そして、悪魔に憑依された人々を目の当たりにします。
妊婦で16歳の少女ロザリアがルーカス神父のもとへやって来た。悪魔祓いの儀式が行われロザリアはのた打ち回り暴言を吐く。ついには口から釘を数本吐き出した。
しかし、マイケルは悪魔に憑依されたとは信じない。冷静に判断し、例えば釘を吐いたのはロザリアが自ら飲み込んだと、そして精神科医に見せたのかと神父に尋ねる。
また赤ん坊はちゃんと育っているのか産婦人科で診て貰っているのかと心配する。その後、ロザリアが溺死を図ったと病院に運ばれる。ベッドの上で暴れるロザリアは手足を固定される。
その後、身動き出来ない状態で急に苦しみだし、赤ん坊と共に死んでしまった。
クライマックスではルーカス神父が大変なことに・・・。マイケルの疑惑は打ち砕かれ、ついに真剣にルーカス神父を救おうと悪魔と戦うことになるのです。
☆「マイケル神父はアメリカ合衆国のエクソシスト　14人の1人。現在　シカゴ近郊の教区にいる。
ルーカス神父は　2000回以上悪魔祓いを行い　現在もフィレンツ郊外で活動を続けている」と字幕が流れる。
アンソニー・ポプキンズもとても良い演技をしてましたが、私は、とてもハンサムなコリン・オドナヒューの演技に光る物を感じました。
オススメの作品です。是非、ご覧になってください。

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たんにグロや刺激的なシーンで見せるものではなくて、主人公マイケルの信仰心が問われていてそれが物語の中核をなしているのが面白かったです
もちろん超常現象やエクソシズムのシーンもよくできています
マイケルを取り巻く幻想的な演出も「オーメン」っぽくてよかったです

イタリアを舞台にした教会や街並みの雰囲気や映像の質感も、図書館で糞をしたくなるような何とも言えないあの独特の感じでよかったです

エクソシストの映画の割に感動してしまったのが、ミソです
悪魔憑きに懐疑的で、信仰心を持っていないマイケルが最後に「悪魔を信じる、故に神を信じる」と揺るぎない信仰心を持ち最初の悪魔祓いを成功させるのです

ラストの字幕を読む限り本作に登場した主人公マイケルやアンソニー・ホプキンス演じる神父は実在の人物のようです

本当に悪魔祓いというのは行われているんですね
しかしなぜキリスト教圏の人にしか悪魔憑きってないんでしょうか？不思議です
信じるが故になんでしょうか？

少なくともDＩＳＣＡＳさん言うところの「戦慄の恐怖を描くサスペンス・ホラー」とは受け取れませんでした。
ノンフィクション・ベースなんですから突飛な展開は望めず、しかし商業的成果を求めるには「エクソシストの真実」の副題で集客を図るのも必要かと。
事実　『エクソシスト』　（Ｗ・フリードキン監督）のイメージで観ましたし、その行為に違いはありませんが、センセーショナルだった当時に比べてインパクト不足は否めず、ちょっとがっかりだったのは仕方が無いでしょう。
お叱りを覚悟で言えば、ひとりの青年に真の信仰心が芽生える過程を描いた、カトリック教会のプロパガンダ映画とも受け取れました。
ひねくれてますね（苦笑）。

世界に宗教は多々ありますが、やはり最も勢力強大（失礼…）なのはキリスト教でしょう。
清廉潔白、至高の宗派に思えますが、カトリックとプロテスタントの血で血を洗う凄惨な歴史も有り、宗教とは人間にとって諸刃の剣である印象が強くあります。
それにしても我が知識不足は決定的。
中世から「異端」・「魔女狩り」など「異質の存在」を「悪魔」と忌み嫌っていますが、この概念はキリスト教独自のものなのでしょうか。
（もっと言えばカトリック独自なのか、プロテスタントにも有るのか。）
「悪魔憑き」と「狐憑き」の違いさえ解らず（これを同列に述べて良いのかさえ判らない）、ただ「降霊」で無いだろう事はかろうじて理解出来るレベル。
そもそも悪魔は何を目的に人に「憑く」のか。
おおよそこんな無知な人間が観るんですから、事の本質が解る筈はありません。
懐疑から真の信仰心を得るまでの主人公の精神的変化が余り理解できなかったのも、当然と言えば当然です。
唯一最大の収穫はやはりアンソニー・ホプキンスの熱演（怪演？）で、素人目にも実に上手い。
これだけで観た価値は充分有りました。
この女性ジャーナリスト、彼女は要りませんでしたね。

映画自体は重厚感漂う素晴らしい雰囲気でしたが、やはりこの種の作品は観客を選ぶのかも知れません。

『バチカン・エクソシスト』(２００７年)という本がある。
この本を読み、現代でも悪魔祓いの儀式が公式に行われているのを知っていたので、その実際の様子を映画としてどう表現するかと興味をもって観た。

だいたい本に書かれていたとおりに表現されていたと思う。もちろん、娯楽映画として視覚効果や演出にはそれなりの工夫が凝らされている。しかし、全体としてバチカン提供の教化映画といった趣があり、内容的にまじめ過ぎてホラー映画としてのつくりにはなっておらず、クリスチャンはじめ信仰者向けのオカルト系サスペンスといった感じ。『エクソシスト』や『オーメン』といったオカルト系ホラーの名作を期待する向きには物足りないと感じるだろう。

私は史的イエスの一ファンで、不可知の神や悪魔の存在を信じているが、人格神や名前のある悪魔には疑念を持っており、悪魔の憑依についても半信半疑だ。
映画の中、バチカンの講義では、天使や悪魔に位階があり、それぞれ名前があるとも説明していた。
でも、どうしてそれがわかったの？天使や悪魔は何語を話すの？位階や序列なども、彼らが誰か人間に対して事細かに説明したとでもいうの？って話なんだよね。やっぱり、エクソシストになる前の神学生マイケルの方に共感をもってしまう。
でも、実際に目の前でその事例を見たらどうかな　・・・　

映画「エクソシスト」では多くの制作担当者、出演者が奇怪な死を遂げているが・・・・・
呪いて本当に存在するのか？
たんなる思いこみ？