デュー・デート　〜出産まであと５日！史上最悪のアメリカ横断〜

お前がな！
お前がな！
お前がな！
お前がな！
おま・・・・・・・・・
一体何度画面に向かって叫びたい衝動にかられたことだろう。
お前が言ってることは、ソックリそのままお前のことじゃ！
お前に言いたいんじゃ！
お前に突き刺したいんじゃ！
その言葉で頭グラングランなれ！
ザック・ガリフィナーキス。
彼演じるスットコドッコイ。
沸々と煮えくり返るハート。
燃え尽きるほどヒート。
イライラをピラミッド級の高みへ到達させる言動。
言ってることがメチャメチャで、無茶無茶で、ムタムタのコンチキショー。
ハ〜イライラする！
ハリセンはないか！
レンガはないか！
なんか硬い棒はないか！
とりあえずドツキたい！
今、ドツキたい！
なう！
ＮＯＷ！！！
ナーーーーーーーーーーーーウ！！！！！！
キレるポイントどこ！？
どこでもだーーーーーーーーーーー！！！！！！
いつでもだーーーーーーーーーーー！！！！！！
エニイタイム・ブチギレポインツ！！！！！
歩き方オカマーーーーー！！！

でもってピーターの親友！
なんだその言い草は！
無理矢理か！
強引Ｇ・マイ・ウェイか！

・・・という面白さです。

「ハングオーバー」のような面白さを期待したのですが、
それどころではない全くの駄作。
ここまで笑えないコメディも珍しく、ここ数年観たコメディの中では最低。
ストーリィは陳腐だし、セリフは笑えないし、アクションはアホっぽく、登場人物の行動も理解できない、
どうしてこうなってしまったのと制作側の凡才ぶりに愕然。
映画に対する愛情が微塵も感じられない、久しぶりに時間が無駄になってしまった映画でした。
コメディ映画鑑賞後のスッキリ感、爽やか感は全くなく、反対に不快感まで感じてしまう。
何一つ観るべきところのない、あきれた駄作。

ひょんな事から一緒に旅することになった
全然キャラの違う二人・・・・。
いろんなエピソードがてんこ盛りで
単純に面白いです♪

肩こらない映画です・・・。
たまにはいいかもね♪

あの「ハングオーバー！」の監督、似たようなタイトル、
同じヒゲ、そしてロバート・ダウニー・Jr主演。
さすがにちょ〜っと期待しすぎたかな、と。

「ハングオーバー！」と比べて何が足りなかったのかなぁと考えてたんですが、
こっちはロードムービーだからか、友情を構築していく過程が描かれています。
見ず知らずの二人が反発しながら、最終的には仲良くなる、
というお決まりのパターンではありますが、
そういう要素が、コメディとしては少し余分だったのかなぁという気がしました。
なんなら開き直って、最後までぶつくさ悪口言ってる方が面白かったかも、という気が。
上映時間の短さ故か、途中で急に彼を受け入れたピーターの唐突さ、みたいなものもあったし、
ちょっとだけ描きたいものの軸がズレてるような印象があって、
そこがあの綺麗にまとまった「ハングオーバー！」との
印象の違いにつながったのかな、と思います。

まあ、その辺は後付けの理由なので、
結局はその辺を吹き飛ばす面白さがあればすべて満足なんですが、
そこまでの勢いが無かった、っていうのが正直なところです。
素材は良いんですけどね。単純に脚本の問題かなぁ。

　ちっとも笑えなかったです……同じ監督の『ハングオーバー！』は、とんでもないシチュエーション（一晩空けたら大変なことに）が良くできていて、だんだんナゾが解けていく面白さがあったと思います。友人の思いがけない本性や、全裸の中国人だのヘンな牧師だの、おかしなキャラクターがそれぞれ生きていて、楽しかったです。
　けれどこの『デュー・デート』は、笑いの担当はザック・ガリフィアナキス演じるイーサン（と連れのワンコ）にほぼ限定されていて、そのパターンも一定。
�@イーサンが何かトラブルを起こす
�Aピーター（ロバート・ダウニー・Jr.）が怒る
�Bイーサンの意外といいところを見つける（父への思いとか悩みとか）
で、�@へ戻る。これを何度も繰り返しながら旅していくうちに、二人は親しくなっていくわけですが、このワンパターンでは先を観る楽しみが少しも出てきません。
　イーサンは「おかしなことをしているつもりはまったくないが、周囲をトラブルに巻き込む」キャラ。僕は「気弱で素直な人だなあ」と思うばかりで、彼の言動は別に笑いを喚起しませんでした（もちろん可愛いなんて思いませんが）。
　イーサンを笑うには、ちょっと上から目線が必要なんではないかと思いました。
　コメディではなく、軽いロードムービーとしてなら楽しくなくもないという感じでしょうか。35点。