フィリップ、きみを愛してる！

「このどんでん返しがすごい映画ベスト10」に入ってたので、2009年製作と少し昔だけど、
未見だったので視聴。
いやぁ、役者さんというのはスゴイものですね。
ジム・キャリーはもろカツラじゃんとか、普段もゲイなのかしらとか、そんなこたぁ、どうでも良い。
病気に見せるため肉体を極限まで追い込んだとか、それもない話じゃない。
私がホトホト感心したのは、ジム・キャリーがユアンを見つめる深い愛のまなざし、
そしてユアンも思い切りジムを見つめるその眼差しです。
（役に入っていない時はお互い、吹き出してると思う）（あ、余計な事を言ってしまった・）
ユアンの見事な自然な乙女ぶり、ただただ感心します。
（だんだん、徳井さんに見えてくる時もある・・）不思議なくらいイヤミがないですよね。
これまで演じた役のイメージとかそんなの関係なく、今の役柄に集中する、素晴らしいと思います。
刑務所の中の話でも暗くならず、軽快なテンポで良かったです。

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コミカルに仕立ててあったけど、私はシリアスな感じで受けとめちゃいました。
恋愛映画ですね、スティーブ（ジム・キャリー）とフィリップ（ユアン・マクレガー）の。

スティーブがなぜ詐欺師になってしまったのか。その辺の心理はしっかり描かれています。
何があっても味方のはずの母に否定、拒否されるのは辛い。自信もなくなってしまう。
とにかく人に愛されたいから、好かれるためにウソもつくようになってしまった…

でも展開はちょっと現実離れしてますね。（「事実なんだってば！」と言ってましたが）
刑務所ってこんなにラクなんですかね？自由恋愛もできちゃうし、懲役って感じがしませんが^^;
そもそも、人ってこんなにすんなり騙せるものなの？？
それに、世の中ってこんなにイイ人ばかりじゃないよなー。奥さんだって夫を男に取られたりしたら
もっと関係が泥沼化するはず…

彼のホラ話も入っているんでしょうねー。なんせ天才詐欺師だから。

面白いけどリアリティない話だなーと思ったけれど、
スティーブとフィリップの恋は自然だった。お似合いだったなあ。
見る前は似合いそうにもない二人だと思ってたのに不思議。

ユアンの演技がうまかったんですね。純真で守ってあげたくなるような男性。
すてきなカップルでした。

こんな恋もあるのかも。

実在の天才詐欺師、スティーブン・ラッセル。
彼はゲイであることを隠しながら妻と子供と警官として暮らしていたが、事故で死にそこなったことをきっかけにカミングアウトすることを決意。
妻子とはきっぱり別れて（でも妻とはずっと親友みたいな感じ？・・この辺が実にアメリカらしい）ゲイ人生を歩むことに。
でも、ゲイってお金かかるのだ。
というのも、かわいいパートナーの心を繋ぎとめておくための贈り物だの、高級車や高級住宅・・愛があれば品物なんて・・なんてことは彼らにとっては無いらしい。
お金を手っ取り早く稼ぐためにはまっとうなことをしていては到底難しい。
高いIQを駆使してありとあらゆる方法で詐欺を働くスティーブン。
その手口は嘘か誠か、実にお見事というしかない。
彼の生きざますべてが詐欺だから、結末にぶったまげながらも、こいつにはアリかな・・と思わせる手口。
唯一つ言えるのは、彼は愛する人のためにすべてをささげて詐欺しているってことだろう。
彼の愛は本物だってことだ。
その本物の愛があれば、ズルなんてしなくても彼を繋ぎとめておくことが出来たものを・・・
まあ、本人が自覚するところ、嘘つき性分、嘘をつかないと生きられない・・そんなやっかいな性格のようだから、
きっと何度でも同じ事を繰り返すのだろうな、彼の場合は。

ジム・キャリーとユアン・マクレガーが全身全霊でゲイを演じている。
この二人、この役を演じることが楽しくてしょうがないって感じだ。
スティーブンの最初の恋人役に、美青年ロドリコ・サントロが登場！！うーん、美しい"^_^"

途中、予想に反して、なんだこれ？こんなシリアスな話なの？と思わせる展開もあるが、
天才詐欺師の究極の面白おかしな愛の人生を一緒に笑って観てあげようではないか。

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詐欺!?　するよ。だって好きなんだもん!!!
脱走!?　するよ。だって好きなんだもーーーん!!!　な映画でした(＊≧ｍ≦＊)

スティーヴン(ジム・キャリー)は良きパパで、良き旦那だったのですが、
ホントのホントは、男が好きなのです。（〃▽〃）ウフッ
子供の頃に親に養子として売られ、母親に会いたい一心で警察官になり
住んでる場所を捜し、会いに行くのですが・・・（涙
警察官を辞め、心機一転、食品会社で働き接待と託けて男の人とのＳＥＸを楽しむ。
それを繰り返していたのだが、帰り道で事故に遭い、死にかけた事によって
『やりたい事やるゾー!!!　オレはゲイだぁぁぁーーー!!!』となってしまうｗｗｗ
妻にその事を告げ、家を出て、新たにできた彼氏と共に生活をする事に♪

【ゲイはお金がかかるのだ】って言ってたけど、何でなんだろう？貢物は必須なの？ｗ
お金がかかるからって、詐欺をやって捕まってたらダメでしょう!!　　でも、、、
そんな事スティーヴンには関係ない。彼の喜ぶ顔が見たい。不自由させたくないから。
ま、当然の如く捕まって、刑務所に入るんですが、ここで運命の出会いが・・・（≧◇≦）
そう、フィリップ・モリス(ユアン・マクレガー)と出会うのです♪
フィリップ・モリスなんて名前だからあだ名が煙草なのかと思いきや、名前みたいｗｗ
もうね、ユアン様様でしょうよ〜♪　彼が登場してから背景に花が見えた(ｏ´∀｀ｏ)
乙女なんですよｗ　えぇ。私より(^_^;)　恋する乙女です。うっとり眼をしよるんですｗ
お互い惹かれ合い、そして棟が分かれてから毎日の文通。１日あくと不安になる(>_<)
アメリカの刑務所ってホントに何でもありなのなぁ〜(￣∇￣)　と思わせてくれたのが、
スティーヴンがフィリップの棟に移籍して来た事ｗ　ちょっとしたツテを使って。。。

そして２人はどんどん愛し合い、苦難を乗り越えスティーヴンが仮釈放。
フィリップを刑務所から出す為に、無免許弁護士になり仮釈放させ、また詐欺を繰り返す。
フィリップにいい生活をさせる為に、どんどんと・・・(+_+)
お互い愛し合ってるんだけど、【愛】そのものの捉え方が違うんでしょうね。
【男的な愛】と【女的な愛】。同じ【愛】でもちと違う。
私は一応、女なので勿論フィリップの気持ちが分かるのです♪

いろんなすったもんだがあり、ちょっとウルッとさせられて、『実は・・・』を聞いて
「はぁ!?そりゃ〜アタシだってぶん殴るわよっ!!」などと言いながらも楽しめたのですが、
この２人は最終的にどうなったのかしら？
今でも愛し合ってたらいいのになぁ〜と、他人だから勝手な希望を(〃゜∇゜〃)

それにしても、スティーヴンの元妻、ちょっと寛容的過ぎやしませんこと？ｗ
ちょっと私には理解しがたいヮ(^_^;)　私はあんな風にはなれない。。。
元カレの現恋人が男って知ったら、めちゃくちゃリアルに「なんでやねん!!」を言いますｗ

とってもとっても、いい映画でした♪　皆さん、ご覧あれ(^_-)-☆

ジム・キャリーだからコメディかと思って借りたら違いました。

私的にはどうもこの二人だとドラマに見えずどこまでも作り話に見えてしまい、現実感の無い映画です。ジム・キャリーはコメディ路線をやめたのでしょうか？そうなら残念です。

ユアンが好評ですが本物の本人が最後に出てます。金髪に青い目でそっくりでした。
（最後の法廷シーンでジムの隣で起立する弁護士役のひと）

しかしジム・キャリーは老けましたなぁ。