ソラニン

正直少し長く感じました。前半はもう少し短くてもいいのではないかなと思い見ていて疲れました。宮崎あおいさんは実際人妻なのにそんな感じは全くみせず役にとけこんでいるのはすごいなと思います。違和感が全くなかったです。ギターの演奏や歌は一生懸命練習したんだろうなと思いあそこまで出来るなんてすごいなと思いました。この映画は同年代は共感できるのではないかなと思います。私自身は歳をとりすぎたのかこの感覚は正直忘れてしまったというか置いてきてしまい共感できるほど感情移入できなかったです。現実に目をいってしまうから甘いなと思ってしまいました。映画の中の人たちは必死で悩んだりあせったりしてるのだろうけど私から見たらそうやって悩める事自体うらやましくも少し思いました。

劇中で歌われている「ささやかな」の宮崎あおいの歌声に星１つおまけしちゃいます

ストーリー　淡々と長ーい長ーい長ーい兎に角長ーいくだりを経てクライマックスへ
正直ラストのグッと来る宮崎あおいの歌声まで我慢我慢のドラマでしたぁー

正直「ソラニン」より断然ちょっとしか流れていない「ささやかな」の歌声の方が良かったです
是非宮崎あおいバージョンでフルで聞きたいですねぇー

テンポはそうとう悪いです何度早送りしようとした事かぁー

宮崎あおいの歌声は薦めますがあの長いくだりは薦められませーん
借りる方ぁー淡々と長ーく感じる時間は覚悟してくださぁーい

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タイトルにも書いたがキャスティングがとても良かった。
原作は知らないが、若者青春映画という感じで
最後まで楽しめた。

主演の宮崎あおいの存在感を消さず
しかし、地味すぎると目立たず物語が成り立たない。
そんな役を高良健吾は独特の空気間で演じきった。
宮崎あおいとの雰囲気もとても心地よかった。

そしてバンドシーンでひときわ輝いていた加藤役の近藤洋一。
演技にしてはうますぎるだろうと思っていたら
最後のキャスト名で謎が解明。
サンボマスターという文字が目に入った。
納得・・・。
プロなんだからうまいはずだ。
いっそのことアジカンではなくサンボマスターに楽曲を作ってもらっても良かったのではないかとさえ感じた。

スリーピースバンドの良さをこの映画でそこまで求めてはいけないのかもしれないが
楽曲がもう少しスリーピースの良さが欲しかったかなと個人的には思う。

他の出演者達も映画の雰囲気にぴったりだった。
サンボマスターの近藤は役者としてやっていけると素人目で感じるほど存在感といい、演技といい素晴らしかった。


ただ、あそこで種田は死んではいけない。。。
あそこで死んでは残された芽衣子をはじめ
仲間みんなが心に傷を持ってしまう。
芽衣子との時間をあんなに楽しそうに過ごしていたのに
一人で将来を案じ、あんな行動にでてしまったのか。
二人の未来のはずなのに。

『今から帰るよ』
『早く帰ってきて』
そんな風に待っている人の所へ帰らない。
ずっと芽衣子の『逢いたい、早く帰ってきて』の言葉が忘れられなかった。


それでも、生きるという難しさを大切さを知った仲間達。
生きている、生きていく事が一番大切なのだ。

宮�ｱあおいちゃん（ちゃんっていうと今じゃ失礼なんですけど）、可愛いです。特に会社勤めで制服着ていると、この映画でなくても、食事に誘いたいモードになっちゃうんでしょうね。
でも、制服は仮の姿。二人の生活を支えるためにいやいやながら続けるのが人生にとって正解なのか、どうか。そこら辺りをゆるーりと問いかけている感じがする。
同棲相手の種田は学生時代のバンドをまだ続けているも、それだけで生きていけず、フリーターの生活。同棲の理由も生活費の節約的な面が多い。
「自分のギターで世界を変えてやる。」といった時代はとうに過ぎて、学生時代に憧れたバンドマンが今や音楽業界でアイドルを売り出すため、大衆に媚び、売れる曲づくりに転身したことにも
明確に反論できない自分に気付き始めている。
と、そんな中、同棲相手の芽衣子の実家からジャガイモが送られ、「今日からカレー祭りだよ。」なんて茶化されたとき・・・。
好きなカレーが好きでなくなる恐怖を感じたのかも知れない。あれほど夢中だった音楽もそうなるのかもな。
ソラニン。ジャガイモの芽の毒のこと。カレーを作らず、ほっておいてソラニンができる方を望んだのか？
何かから決別したいために作った「ソラニン」は図らずも彼の遺作となってしまう。
残された仲間、そして芽衣子は、やっぱり悲しいよね。でも、悲しんでばかりいられないから、「ソラニン」を歌うんだ。
理由なんかなく、種田に取り残された芽衣子たちの「ソラニン」に拍手はいらない。種田はやはり世界を変えるミュージックを信じていたんだから。
そんなことが感じられる若さは失ってしまったようですが、若いっていいなあ、と感じられる作品でした。

等身大。
この年代の男の子ってこんな感じに病んでる。
でも、あんがい女の子は強いよ。