明成皇后

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難産の末、皇子が誕生します。

でも、父親になった高宗が産室となった建物の前で聞いたのは、異様な悲鳴。
徐々に真相を知る関係者。
皇子は「鎖肛」でお乳を飲んでも排便できないため、数日の命。

月光に祈っていた美しい皇后を思い、外科手術できる医者探しを命じる高宗。
しかし、知ってしまった太皇太后が「聖体に刃物で傷つける等あるまじき行為」と激怒。
涙を呑んで我が子の命をあきらめる高宗。

薬湯を我が子に与え慈しむ明成皇后と、二人を愛おしそうにながめる高宗。
３人の幸せの時間は短く、短過ぎる生涯を終える皇子。
取り乱し「まだお乳を飲ませていない」と自分の乳をふくませようとする皇后。
生き返らない皇子を抱き、乱れた衣服のまま「生き返らせて」と月光に悲痛な叫びと号泣の皇后。

ただ見守るしかない高宗は皇子の葬儀を命じるしかできない。

この夫婦を置き去りに、ほくそ笑む永保堂と策を練る大院君や重臣達。

思慮するシーンが多すぎて、６２巻全部見るのにかなりの根気が
必要です。
なぜ見続けるか？この若く美しくも今は非力な皇后が、強い「国母」となっていくところが見たいからですけど．．．

韓国の時代劇にはまってしまい見続けていますが、この明成皇后は
権力への心理作戦が良く描かれています。　派手な剣戟や戦のシーンは少ないですが、宮中に入った女性のつらさや我慢　どこの国でもあるお世継ぎ問題　女性の悲しさが　身につまされるけど　今後が楽しみです。

大院君の声が低音の魅力でなかなか素敵ですね。

李朝鮮の宮廷内って、みんな一生懸命、聞き耳を立てて、立ち聞きばっかりしているんですね。何か言えば、必ず敵の耳に入ってしまっています。

そのわりには、子供に礼儀を教えるときには、「立ち聞きをしてはいけない」と言っています。

嫁選びを間違ってしまった大院君、自分では判断力のある頭のいい人間だと思っていても、結局失敗して、そのために多くの人が苦しんで、しかし、最終的には、朝鮮は短期間に、こんな面白いドラマを作る国にまで成長したんだから良しとしましょう。

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高宗と明成皇后が３年ぶりに本当の夫婦の契りを交わすかと思った矢先、「王子さまが高熱で大変です！」

やきもちを焼きで徳のない永保堂に嫌気が差した高宗は、出産前の永保堂と大院君の「王子を産んだら『貴人』の位階につける約束」も知らずに、大院君の命令に反発。
老臣達を呼んで相談中しますが、大院君が現れ、激怒。

明成皇后は「実の父でも臣下。王様の思うとおりに」と慰めます。
ところが、高宗は「親孝行のどこが悪い。見損なった」と逆ギレ。

大院君の入宮拒否を聞くや、血相を変えて徒歩で大院君の住いに謝罪に急ぎ、子供のように１枚の布団で父子寝るのでした。

大院君、結構な演技派の策略家で冷徹。
以前も大王大妃チョン氏の垂簾聴政を止める交換条件として、チョン氏推薦の皇后を立てるはずが、約束を反故に。

先代の「哲宗」が３３歳で危篤になった時、没落した王族の大院君は、後の領相となるキム氏に泣きつき、大王大妃が垂簾聴政を行い権力を持てるように自分の幼い次男を養子縁組させると約束。

それが今や完成した景福宮に大王大妃やキム一族、チョン一族は入れないと決意。廃墟の昌徳宮に残っていればいい。
「玉座は私の血と汗と涙の賜物だ」のように言ってますね。

そんな人も、「寂しい大院君の葬列」という説明がついた写真が後世の歴史雑誌に載るとは予想していなかったでしょうね。

王妃として宮廷に入り三年も一人淋しく暮らして要るなんて可哀想誰かの企みで廃妃になり毒薬を飲まされる可能性もあるしはたから見ると王宮の生活わ華やかに思えるけど本当は恐ろしい所なのね　　この先王妃が幸せになれるか心配