食客（ＴＶドラマ）

見たいの？

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

このドラマに出てくる松本という日本人は、日本料理店を世界的に経営している実業家。
韓国宮廷料理の店も買収を目論む設定なんだけど、あんまりです。
このドラマでは松本の経営する日本料理店には、カルビ、ビビンパ、プルコギというメニューが日本料理として提供されていると、、、、
実際は韓国人が日本料理店を経営している場合が多く、日本人のフリしてまったく日本料理じゃない料理を提供しているのです。
これはちょっと〜・・・・
もう見る気なくしました。
こんなドラマがＤＶＤであちこちの国で発売されてしまうと誤解されますね。
やはり農林水産省は日本料理として認定する店を選ぶべきです。

雲岩亭の命運を賭けたマツモトとの料理対決。行方知らずだったボンジュがソンチャンたちのピンチを救うべく登場し、存在感を見せる。
日本人役のマツモトが、今は日本料理が世界に認められるようになったが、かつては刺身を食べることを、魚の死骸を生で食うという偏と戦ったという話が印象的。

ソンチャン役のキム・レウォンは終始アクのない役どころで、エピソードごとに登場する人情話に気張らず溶け込んで、さわやかな涙を誘う場面を作ったのは誉められるが、個性としては物足りなさも。
ボンジュ役のクォン・オジュンは、憎まれの役どころもあり、キム・レウォン君より、濃いめのキャラで、ドラマの起伏を牽引した。

ジンス役のナム・サンミは行動的なキャラで、ソンチャンとのコンビネーションで立ち回る役どころ。可もなく不可もなくってところかな。
ジュヒ役のキム・ソヨンは、美貌でも目を引いたが、仕事もできるが気も回るという役どころをきめ細かく演技をして、役作りの見事さに感心した。

このドラマのよさは、エピソードごとに出てくる、包丁職人、牛肉か痛い職人、牛肉飼育の一家、認知症の老婆、味覚を失ったジンスの母親など、そうした人々との交流と人情が、ホロリと涙を誘うところ。

一方、欠点は、いろいろと出てくる料理が、いったいどういう味で、どういう作り方かという、具体的なイメージが伝わらなかったこと。
料理対決をしてもその優劣はどういうことにあるのかがわからないままだし、せっかく珍しい料理が出てきても、それがどういうものなのかもわからない。だから、登場人物が「うまい、失敗だ、勝った、負けた」といっても、そのイメージが伝わってこない。

人情ドラマとしてはまずまずだが、題材となった味ドラマとしては物足りないとうことか。

ぼくの採点☆☆☆★（65点）

―　韓国料理も日本料理も世界に向かってガンバレ

第21話は、キムチの味が落ちたことをめぐり、店の中はますます分裂する。一方、ソンチャンはその原因を懸命に探る。
兄はビジネスへの野心に燃え、弟は純情に味の探求をすると対比的に描かれる。

第22話は、雲岩亭の危機に黒幕の暗躍が。ヤマモトなる日本人は韓国ドラマでよく出ている韓国の俳優で、何とか日本語をあやつっている。
なんかハリウッドの日本人じゃない日本人の役を見てるようで、こんなに近い韓国でも、こういうことしてるのかと思った。それなりの役どころを日本人俳優交渉が大変なのか、それとも韓国俳優をなるべく使うという事情があるのかな

この巻は、ビジネスのお話の方で引っ張っていく。ボンジュはすっかり憎まれの役どころに。
でも、ヤマモトの要求で、 “セベンイ”という 淡水エビを使った料理も出てくる。ただ相変わらず、この料理の実態がよくわからないんだなぁ。

ー　せっかく出されてるのにお預けを食ってるような

ぼくの採点☆☆☆（60点）

第１９話は、ソンチャンがマスの塩スープに興味を引かれる一方、兄ボンジュは２号店オープンでビジネスに勢いが乗る。
片や味を追及し、片やビジネスを追及。それぞれに恋人が絡んでくるという展開。
話の進め方や、題材の取り上げ方はよいのだが、これまでのレビューでも何度か述べているように、肝心の料理のイメージがほとんど伝わってこない。マズの塩スープが絶品で、ソンチャンがどういう作り方で挑んでいるのか、そこが伝わってこないので、物足りなさを覚えてしまうのはもったいない。

第２０話は、ボンジュが勢いづいて、スタッフや恋人ジュヒとの仲にも亀裂が。一方、ソンチャンは実父の思い出をたどる。そして、キムチ博覧会で雲岩亭のキムチの味に異変が起きる。何が原因か興味を惹かれるが、ここでもどう味が変わったのかとか、そこあたりの具体的な味のイメージがあまり伝わってこない。

ー　人情味は伝わってくるですけどね

ぼくの採点☆☆☆★（65点)