JUNO/ジュノ

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JUNO/ジュノ / エレン・ペイジ

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「JUNO/ジュノ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

わずか16歳にして予期せぬ妊娠という事態に直面したヒロインが、中絶や養子縁組といった選択肢に揺れ動きながらも、子供が生まれるまでの9ヵ月間を悩み抜く中で自らの答えを見出していく姿を、ユーモアを織り交ぜ等身大に描いたコメディ・ドラマ。主演は「ハード キャンディ」で注目を集めたカナダ出身の実力派若手女優エレン・ペイジ。共演に「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のマイケル・セラ。監督は「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン。また、これがデビュー作という脚本のディアブロ・コディが各方面から絶賛され、みごとアカデミー賞脚本賞を受賞。 JAN:4988142297082

「JUNO/ジュノ」 の作品情報

作品情報

製作年: 2007年
原題: JUNO
受賞記録: 2007年 アカデミー賞 脚本賞

「JUNO/ジュノ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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16〜 20件 / 全226件

ペリカン便 ネタバレ

投稿日:2011/03/29 レビュアー:ビンス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「こういう物語で良かったなぁ」
それが、観終わったあとの一番の感想。
ストーリー展開が、こういう流れで良かった。
なんとなくだけど・・・
観てて、途中から・・
「コレ、このまま母性が芽生えて、私が育てます!って展開だとイヤだな」
とか・・・
「うわ・・・この夫婦別れるの・・・それで、そんな人には子供は渡せない」
とかだったら、しょーもないなぁって思ってしまってた。
だから、そういうしょーもない事件があったけど、それでも初志貫徹のジュノであったことが嬉しかった。
女性でもない。
ましてや母親でもない。
母性の欠片も芽生えることのない人間の、他愛もない感想です。
ボクは血の繋がりを重要視しないので、ジュノが自分で子供を育てず、養子縁組という選択をしたのには抵抗がない。
子供は愛される環境で育つべき。
養子としてジュノの子供を与えられた彼女なら、きっとその子供を幸せにしてくれるでしょう。
そう思える女性でした。
対する夫には、初登場時からきな臭い雰囲気がありましたね。
あ、コイツしょーもなさそーだな・・という。
父親になる準備が出来てない。
まだ早い。
そんなもんは完全に言い訳。
大体男なんて、父親になる準備なんて出来てないんですよ。
そして、ずっと出来ないんですよ。
いきなり「父親」というポジションを与えられて。
そこから少しずつ「父親のオレ」に慣れていく。
言語道断で「ハイ!あなた父親ね」ぐらいで丁度いいと思う。
そこから逃げるってのはいかがなものか。
だったら「子供は要らない」「まだいらない」の主張を明確にしなければカッコ悪いでしょ。

ジュノの最大の幸せポイント。
それは「人に恵まれたこと」。
好きな人に。
親友に。
そして両親に。
恵まれすぎなくらい恵まれている。
特に両親が素晴らしい。
人としてデカい。
広いよワイドだよ、ハートが。
もしくはちょっとネジが外れてるのかもしれない(笑)
でも、こういう包み方が出来るなら。
ネジのひとつやふたつ外れてるほうがいい。
ジュノが打ち明けたシーン。
親子喧嘩。
怒鳴られる。
ぶたれる。
色んな「イヤな雰囲気になるシーン」を想像したけど。
その全てを回避して娘と向かい合ってた父親。
アレはかっこいい。

エレン・ペイジ。
カワイイですねぇ。
言動がキョートですねぇ。
個人的に、エレン・ペイジには緑が似合うと思う。
緑のTシャツが似合う。
マイケル・セラとのコンビもステキだった。
マイケル・セラは、ダサイとカワイイと弱弱しいと愛くるしいが絶妙のブレンドだった。
彼のことを好きになったジュノは、サイコーに趣味がイイ気がした。
ジョノの期間限定ペリカン便。
きっと、一度きりのペリカン便。
この経験は後々のジュノにとって、かけがえのない財産になることだろう。

一番好きなシーンはラスト♪
それと破水から出産までのシーン。

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★★★★☆ 無条件の人間讃歌はハリウッド大作の反動か ネタバレ

投稿日:2009/04/04 レビュアー:ガラリーナ

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ジュノはとってもいい子。そして、周りの大人たちもとってもいい人。悪人が誰ひとり出てこない。そして、見終わった後の、ほんわか心が温まるこの感じ。昨年末に見た「ラースと、その彼女」にとてもよく似ている。本作はアカデミー脚本賞を受賞しているし、「ラースと、その彼女」も脚本賞にノミネートされている。この不思議な一致、なんだか偶然に思えないのです。

「ダークナイト」を筆頭に、昨今のハリウッド大作は、悪や虚無を描いているものが多い。本来、ハリウッド大作と言えば、夢や希望を観客に与えるものが本流だったはず。その反動なのか、ミニシアター系の「JUNO」や「ラースと、その彼女」は徹底的に人間と人間の絆を前向きに捉えようとする姿勢、性善説に基づいて作られたように思える。そして、この前向きさというのが、最初から最後まで全くぶれることがない、というのが実に爽快。

妊娠してから、どんどんお腹が大きくなるに連れ、母性が目覚めてしまい…、という湿った展開にはならない。この裏切り方は見事だと思います。ジュノは最後まで自分で決めたことを貫き通す。お腹を痛めた子をさっさと他人に渡してしまう、そこに違和感を感じる人がいるのもわかるけど、私はむしろ、たかだか16歳の女の子が「予期せぬ妊娠」という一大事に対して真正面から取り組むそのタフさがすごく魅力的にうつりました。

母性を尊いもの、清いものと崇めることが、逆に産みたくない女性を増やしていることだって、あるんだもの。命という重いテーマを扱いながら、そことは完全に距離を置いて、かつ感動的なストーリーに仕上げていることがすばらしい。妊婦のくせにホラー映画なんか見たりして、こういう軽々しい感じもやっぱり母性とか、倫理とかそういうところを超えた逞しさなのね。だから、赤ん坊はもちろん、ジュノの存在も含めて、これもまたひとつの生命讃歌じゃないかと思わされました。

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深く考えない

投稿日:2009/02/15 レビュアー:ポッシュ

 う〜む、なんとも不思議な映画。

 さらっと気持ちの良い作品になっていて、そういう作劇の上手さは素直に賞賛したいところ。で、自分が感じた違和感については、べりにゃ♪さんの“実感”や、忙中有閑さんの分析・・・10代の妊娠にまつわるテーマを一旦ぜんぶ解体している点、なんかに同感!なんすけど。

 いや、それにしても、やっぱり不思議だ。

 この映画の結論って、ジュノが本当の自分の気持ちに気づいたって、それだけ。そのために、妊娠・出産という大変なイバラの道を通ってきたわけだけど、その重さは微塵も描かれない。
 頭の固いオバサンは、ううむと頭を抱えこんでしまう。
 
 で、最終的に思ったのは、

 深く考えない。
 そういうことなのかと。

 避妊しないセックスの先には妊娠(の可能性)がある。
 ・・・深く考えない。

 育てられないから人にあげる。それで何の傷も残さないの?後悔は?責任は?自分自身に母性は生まれないの?
 ・・・深く考えない。

 両親の戸惑いは?相手の男への押さえきれない怒りは?自分の子供の将来がどうなってしまうのかという心配は?
 ・・・深く考えない。

 もう、この辺で止めておきますが、すべての過程にいろんな問題をはらんでいるにも関らず、この映画は決して深く考えようとはしない。あくまでもライトに、ハッピーな側面だけを取り上げる。

 これが今のアメリカそのものなのかなぁと思った。経済危機の発端となったサブプライム・ローンの問題なんて、危険性は十分に予測できたのに考え無しに進めてしまった結果がアレ。借金してでも買い物するアメリカ人。そのマイナス面は心理的にチャラにできる精神性を持っているということなんだろうか、この作品も妊娠・出産にまつわる重たい事実は見つめないでいられる、そういう観客側の精神性に支持されてヒットとなった。

 ジュノの赤ちゃんはちゃんとホームを持てて良かったけど、現実のアメリカ社会にはホームから追い出された人が何万人もいる。このノー天気な気質を改めなきゃって誰も思わないのかなぁ。思わないからアカデミー賞の脚本賞も取るんだよなぁ・・・。なぁんてオバサンのつぶやき。
 映画はよく出来ているので、サクッと楽しめます。

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現代をうつして、心地よく ネタバレ

投稿日:2008/09/28 レビュアー:よふかし

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 小さな楽しい映画でした。独特の心地よさ、不思議な魅力のある映画です。小道具など美術の楽しさや、俳優の魅力、堅実な演出力などはもちろんですが、やっぱり脚本が面白いですね。

(以下ネタバレを含みます)
 普通、暗くイヤな展開になりそうな要素ばかりなのに、少しもそうならないのが、この映画の魅力のひとつの原泉かと思います。だって、女子高生の妊娠、頼りにならなそうな相手の男の子、怖そうな継母、夫婦関係がうまく行っていない里親候補と、どこでジュノの願いがクラッシュしてもおかしくないのに、むしろマイナスがプラス要因に転化されている感じがします。
 とくにジュノの家庭環境は、継母と幼い弟の存在が彼女を追い込んでもおかしくはないのに、むしろジュノを守る要素として作用しています。また、里親夫婦が妻の子どもを持つことへの願いの強さ、大人になりきれない夫の幼さから破綻してしまうことも、むしろよい選択であったろうと思えるのです。途中まで、妻の赤ちゃん受け入れへの熱中ぶりには少し引くものを感じていましたが、だからこそラストには彼女ひとりでもたぶん大丈夫だろうと思えるのでしょう。
 女子高生が生後間もない赤ん坊を里子に出すという話が、さわやかな後味を残すということだけですごいと思いました。

 どうしてこの映画が受けたのか、などというとちょっと僭越ですし、他の方の思いはどうか分からないので、あくまで個人の感想として書きたいと思いますが、やはりひじょうに現代をよく捉えているということがあると思います。
 たとえば、ホラー映画と音楽にかまけて子どもを育てる準備ができていないという、彼。とても現代的です。DISCASの会員にも「あれは自分だー」という人もいるんじゃないでしょうか(笑)。

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あの台詞、その行動、それがあるからラストにも納得!ってなもんです

投稿日:2012/01/21 レビュアー:パンケーキレンズ

命を扱った映画にしては、かなりライトで爽やかな作品♪

ちょっとガニ股で歩いて、座るときは常に足がちょっと開いてるエレン・ペイジにぴったりの役どころ
この主人公の女の子の、反抗とも、寂しがり屋とも、自分勝手とも取れる
青春真っ只中の10代女子の、突拍子もない言動に
あれよあれよと魅了されてしまいましたね〜♪

自由であること=自分で責任を取ること

でも、妊娠という、まだまだ若い彼女ではどうしようも出来ない事態に、親やら色んな大人たちを巻き込んでいくワケですが・・・

この両親がまたいいですね♪
きっと、思うことはたくさんあるハズ
「よりにもよって、なんでうちの娘が!」って怒りたい気持ちもあるハズ
でも、真実を知った時、娘の本心に気付いた時、ああいう風に寄り添える親に私もなりたいと、素直に思いました
ちょっと拍子抜けぐらいが、一番いいのですよ
だって、事の重大さは本人が一番分かってるはずだから・・・

特に、お母さんが、継母っていうのがミソですね♪これ。
再婚や、養子縁組を通して、自分が産んだのではない子供を育てる女性はこの世にたくさんいるのです
そして、血が繋がっていなくても、我が子のために奮闘するお母さんがたくさんいるのです

これまたちょっと拍子抜けの結末でも
「この赤ちゃんは、きっと幸せになれる・・・」
そうやって、ラストシーンを見ながら、素直に応援したい気持ちになってるのは
両親の描かれ方が、すごく良かったからじゃないかな〜☆

出産シーンは、やっぱり泣いてしまいました・・・

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16〜 20件 / 全226件

JUNO/ジュノ

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:226件

ペリカン便

投稿日

2011/03/29

レビュアー

ビンス

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「こういう物語で良かったなぁ」
それが、観終わったあとの一番の感想。
ストーリー展開が、こういう流れで良かった。
なんとなくだけど・・・
観てて、途中から・・
「コレ、このまま母性が芽生えて、私が育てます!って展開だとイヤだな」
とか・・・
「うわ・・・この夫婦別れるの・・・それで、そんな人には子供は渡せない」
とかだったら、しょーもないなぁって思ってしまってた。
だから、そういうしょーもない事件があったけど、それでも初志貫徹のジュノであったことが嬉しかった。
女性でもない。
ましてや母親でもない。
母性の欠片も芽生えることのない人間の、他愛もない感想です。
ボクは血の繋がりを重要視しないので、ジュノが自分で子供を育てず、養子縁組という選択をしたのには抵抗がない。
子供は愛される環境で育つべき。
養子としてジュノの子供を与えられた彼女なら、きっとその子供を幸せにしてくれるでしょう。
そう思える女性でした。
対する夫には、初登場時からきな臭い雰囲気がありましたね。
あ、コイツしょーもなさそーだな・・という。
父親になる準備が出来てない。
まだ早い。
そんなもんは完全に言い訳。
大体男なんて、父親になる準備なんて出来てないんですよ。
そして、ずっと出来ないんですよ。
いきなり「父親」というポジションを与えられて。
そこから少しずつ「父親のオレ」に慣れていく。
言語道断で「ハイ!あなた父親ね」ぐらいで丁度いいと思う。
そこから逃げるってのはいかがなものか。
だったら「子供は要らない」「まだいらない」の主張を明確にしなければカッコ悪いでしょ。

ジュノの最大の幸せポイント。
それは「人に恵まれたこと」。
好きな人に。
親友に。
そして両親に。
恵まれすぎなくらい恵まれている。
特に両親が素晴らしい。
人としてデカい。
広いよワイドだよ、ハートが。
もしくはちょっとネジが外れてるのかもしれない(笑)
でも、こういう包み方が出来るなら。
ネジのひとつやふたつ外れてるほうがいい。
ジュノが打ち明けたシーン。
親子喧嘩。
怒鳴られる。
ぶたれる。
色んな「イヤな雰囲気になるシーン」を想像したけど。
その全てを回避して娘と向かい合ってた父親。
アレはかっこいい。

エレン・ペイジ。
カワイイですねぇ。
言動がキョートですねぇ。
個人的に、エレン・ペイジには緑が似合うと思う。
緑のTシャツが似合う。
マイケル・セラとのコンビもステキだった。
マイケル・セラは、ダサイとカワイイと弱弱しいと愛くるしいが絶妙のブレンドだった。
彼のことを好きになったジュノは、サイコーに趣味がイイ気がした。
ジョノの期間限定ペリカン便。
きっと、一度きりのペリカン便。
この経験は後々のジュノにとって、かけがえのない財産になることだろう。

一番好きなシーンはラスト♪
それと破水から出産までのシーン。

★★★★☆ 無条件の人間讃歌はハリウッド大作の反動か

投稿日

2009/04/04

レビュアー

ガラリーナ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ジュノはとってもいい子。そして、周りの大人たちもとってもいい人。悪人が誰ひとり出てこない。そして、見終わった後の、ほんわか心が温まるこの感じ。昨年末に見た「ラースと、その彼女」にとてもよく似ている。本作はアカデミー脚本賞を受賞しているし、「ラースと、その彼女」も脚本賞にノミネートされている。この不思議な一致、なんだか偶然に思えないのです。

「ダークナイト」を筆頭に、昨今のハリウッド大作は、悪や虚無を描いているものが多い。本来、ハリウッド大作と言えば、夢や希望を観客に与えるものが本流だったはず。その反動なのか、ミニシアター系の「JUNO」や「ラースと、その彼女」は徹底的に人間と人間の絆を前向きに捉えようとする姿勢、性善説に基づいて作られたように思える。そして、この前向きさというのが、最初から最後まで全くぶれることがない、というのが実に爽快。

妊娠してから、どんどんお腹が大きくなるに連れ、母性が目覚めてしまい…、という湿った展開にはならない。この裏切り方は見事だと思います。ジュノは最後まで自分で決めたことを貫き通す。お腹を痛めた子をさっさと他人に渡してしまう、そこに違和感を感じる人がいるのもわかるけど、私はむしろ、たかだか16歳の女の子が「予期せぬ妊娠」という一大事に対して真正面から取り組むそのタフさがすごく魅力的にうつりました。

母性を尊いもの、清いものと崇めることが、逆に産みたくない女性を増やしていることだって、あるんだもの。命という重いテーマを扱いながら、そことは完全に距離を置いて、かつ感動的なストーリーに仕上げていることがすばらしい。妊婦のくせにホラー映画なんか見たりして、こういう軽々しい感じもやっぱり母性とか、倫理とかそういうところを超えた逞しさなのね。だから、赤ん坊はもちろん、ジュノの存在も含めて、これもまたひとつの生命讃歌じゃないかと思わされました。

深く考えない

投稿日

2009/02/15

レビュアー

ポッシュ

 う〜む、なんとも不思議な映画。

 さらっと気持ちの良い作品になっていて、そういう作劇の上手さは素直に賞賛したいところ。で、自分が感じた違和感については、べりにゃ♪さんの“実感”や、忙中有閑さんの分析・・・10代の妊娠にまつわるテーマを一旦ぜんぶ解体している点、なんかに同感!なんすけど。

 いや、それにしても、やっぱり不思議だ。

 この映画の結論って、ジュノが本当の自分の気持ちに気づいたって、それだけ。そのために、妊娠・出産という大変なイバラの道を通ってきたわけだけど、その重さは微塵も描かれない。
 頭の固いオバサンは、ううむと頭を抱えこんでしまう。
 
 で、最終的に思ったのは、

 深く考えない。
 そういうことなのかと。

 避妊しないセックスの先には妊娠(の可能性)がある。
 ・・・深く考えない。

 育てられないから人にあげる。それで何の傷も残さないの?後悔は?責任は?自分自身に母性は生まれないの?
 ・・・深く考えない。

 両親の戸惑いは?相手の男への押さえきれない怒りは?自分の子供の将来がどうなってしまうのかという心配は?
 ・・・深く考えない。

 もう、この辺で止めておきますが、すべての過程にいろんな問題をはらんでいるにも関らず、この映画は決して深く考えようとはしない。あくまでもライトに、ハッピーな側面だけを取り上げる。

 これが今のアメリカそのものなのかなぁと思った。経済危機の発端となったサブプライム・ローンの問題なんて、危険性は十分に予測できたのに考え無しに進めてしまった結果がアレ。借金してでも買い物するアメリカ人。そのマイナス面は心理的にチャラにできる精神性を持っているということなんだろうか、この作品も妊娠・出産にまつわる重たい事実は見つめないでいられる、そういう観客側の精神性に支持されてヒットとなった。

 ジュノの赤ちゃんはちゃんとホームを持てて良かったけど、現実のアメリカ社会にはホームから追い出された人が何万人もいる。このノー天気な気質を改めなきゃって誰も思わないのかなぁ。思わないからアカデミー賞の脚本賞も取るんだよなぁ・・・。なぁんてオバサンのつぶやき。
 映画はよく出来ているので、サクッと楽しめます。

現代をうつして、心地よく

投稿日

2008/09/28

レビュアー

よふかし

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 小さな楽しい映画でした。独特の心地よさ、不思議な魅力のある映画です。小道具など美術の楽しさや、俳優の魅力、堅実な演出力などはもちろんですが、やっぱり脚本が面白いですね。

(以下ネタバレを含みます)
 普通、暗くイヤな展開になりそうな要素ばかりなのに、少しもそうならないのが、この映画の魅力のひとつの原泉かと思います。だって、女子高生の妊娠、頼りにならなそうな相手の男の子、怖そうな継母、夫婦関係がうまく行っていない里親候補と、どこでジュノの願いがクラッシュしてもおかしくないのに、むしろマイナスがプラス要因に転化されている感じがします。
 とくにジュノの家庭環境は、継母と幼い弟の存在が彼女を追い込んでもおかしくはないのに、むしろジュノを守る要素として作用しています。また、里親夫婦が妻の子どもを持つことへの願いの強さ、大人になりきれない夫の幼さから破綻してしまうことも、むしろよい選択であったろうと思えるのです。途中まで、妻の赤ちゃん受け入れへの熱中ぶりには少し引くものを感じていましたが、だからこそラストには彼女ひとりでもたぶん大丈夫だろうと思えるのでしょう。
 女子高生が生後間もない赤ん坊を里子に出すという話が、さわやかな後味を残すということだけですごいと思いました。

 どうしてこの映画が受けたのか、などというとちょっと僭越ですし、他の方の思いはどうか分からないので、あくまで個人の感想として書きたいと思いますが、やはりひじょうに現代をよく捉えているということがあると思います。
 たとえば、ホラー映画と音楽にかまけて子どもを育てる準備ができていないという、彼。とても現代的です。DISCASの会員にも「あれは自分だー」という人もいるんじゃないでしょうか(笑)。

あの台詞、その行動、それがあるからラストにも納得!ってなもんです

投稿日

2012/01/21

レビュアー

パンケーキレンズ

命を扱った映画にしては、かなりライトで爽やかな作品♪

ちょっとガニ股で歩いて、座るときは常に足がちょっと開いてるエレン・ペイジにぴったりの役どころ
この主人公の女の子の、反抗とも、寂しがり屋とも、自分勝手とも取れる
青春真っ只中の10代女子の、突拍子もない言動に
あれよあれよと魅了されてしまいましたね〜♪

自由であること=自分で責任を取ること

でも、妊娠という、まだまだ若い彼女ではどうしようも出来ない事態に、親やら色んな大人たちを巻き込んでいくワケですが・・・

この両親がまたいいですね♪
きっと、思うことはたくさんあるハズ
「よりにもよって、なんでうちの娘が!」って怒りたい気持ちもあるハズ
でも、真実を知った時、娘の本心に気付いた時、ああいう風に寄り添える親に私もなりたいと、素直に思いました
ちょっと拍子抜けぐらいが、一番いいのですよ
だって、事の重大さは本人が一番分かってるはずだから・・・

特に、お母さんが、継母っていうのがミソですね♪これ。
再婚や、養子縁組を通して、自分が産んだのではない子供を育てる女性はこの世にたくさんいるのです
そして、血が繋がっていなくても、我が子のために奮闘するお母さんがたくさんいるのです

これまたちょっと拍子抜けの結末でも
「この赤ちゃんは、きっと幸せになれる・・・」
そうやって、ラストシーンを見ながら、素直に応援したい気持ちになってるのは
両親の描かれ方が、すごく良かったからじゃないかな〜☆

出産シーンは、やっぱり泣いてしまいました・・・

16〜 20件 / 全226件