容疑者Xの献身 / 福山雅治
全体の平均評価点: (5点満点)
(289)
容疑者Xの献身
/西谷弘
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「容疑者Xの献身」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
東野圭吾の直木賞受賞作を、福山雅治と柴咲コウ共演で映画化。貝塚北警察署の刑事・内海から殺人事件の相談を受けた湯川学は、かつての親友である天才数学者・石神哲哉が事件に深く関わっているのではと疑念を抱き…。共演は堤真一と松雪泰子。
「容疑者Xの献身」 の作品情報
「容疑者Xの献身」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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容疑者Xの献身の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
128分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBE73287 |
2009年03月18日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
50枚
|
7人
|
3人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
容疑者Xの献身の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
128分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBE73287 |
2009年03月18日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
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|
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|
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|
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ユーザーレビュー:289件
これだったら、テレビシリーズを楽しく見ていた人も文句は出ないはず
投稿日:2009/03/28
レビュアー:たかさん
原作にはないエピソード作り、脚本家の創造力の力を頼りにテレビシリーズを作ったテレビ局には感心したし毎週楽しみだった。
原作者も喜んだに違いない。ブームが起こり自分の作品が改めて多くの人に読まれ・売れたのだから感謝こそすれ文句は出まい。
この作品の一番の見所はガリレオこと湯川のテレビシリーズでは見れなかった素顔を垣間見れる事が出来た事だと思います。テレビシリーズではロボットの様に感情を表さず完璧な人間の様に描かれていた湯川はやっぱり唯の人の子だったのであって苦悩し・傷つき・天才であるが故の悩みを抱える人間だった事が良く分かった。
原作者と監督をはじめ中心スタッフが伝えたかった事もこの事だと受け取りました。
しかし、この作品の主役が誰だったかと聞かれれば堤真一さんに軍配を上げます。
彼が演じた石神は最高の犯罪者だった。石神が犯罪に加担した理由も、湯川との取調室での会話も涙が出てきた。天才の悲しむべき末路だったが、人生に絶望していた彼には幸せしか感じなかったと思う。
個人的に好きな俳優であるというのを引いても、どんな役が回ってきても問題なく完璧に演じきれる彼はやはり最高の役者だと思います。
テレビシリーズにも出ていた俳優はもちろんこの作品に出ていた周りを固めた俳優達にも賞賛を送ります。当然の事ですが彼らが居なければテレビシリーズもこの作品も成功はなかったと思います。
作品の評価は星3つです。
福山君にとっては役者としては一番の当たり役だと思っています。唯自分はデビゥーからの歌手としての彼のファンなので複雑な心境ではあります。
大河の出演もやっと引き受けたそうですが、彼の歌手としての創作活動に影響が出ないか心配でなりません。彼が3年以上もオファーを断り続けていたのはその事があったのだと思います。
彼は器用ですからNHKの過酷なスケジュールに押しつぶされる事はなく、やるべき事はやるに違いないと信じていますが。
福山君、武道館公演即日完売おめでとう。あなたが武道館で演奏していなかったとは驚きでした。公演の成功も祈っています。
テレビシリーズを見て楽しかったのに映画化された作品を見てガッカリという作品がある中、この作品はテレビシリーズを見ていた人なら間違いなく楽しめます。安心してください。
テレビシリーズを見ていなくても脚本がとても良いのでこの作品単品で楽しむ事が出来る作品です。
テレビシリーズを見てみたくなること間違いなしです。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
色眼鏡なしで見て欲しい作品です。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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人気ドラマの映画化ということで、
福山雅治の映画ということで、
「踊る〜」とか「西遊記」とかと同列で見ていて、
映画としてみる気がしないと思っている人に見て欲しい映画です。
原作のよさをなるべく忠実に映画化しているし、役者さんたちのすばらしさに心うたれます。
人が人を想う気持ちって、何なんでしょうかとつい考えてしまいます。
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天才vs天才の裏に横たわる孤独な男の献身愛が見るものの涙を誘う!
投稿日:2009/04/19
レビュアー:RUSH
TVドラマ「ガリレオ」の劇場公開作品。この作品が公開された日にスペシャルドラマ「ガリレオ エピソードゼロ」が放送されていた。このスペシャルドラマはこの劇場公開作品にはそれほど影響はないがこの作品にも登場する石神(堤真一)の若い頃が登場するという粋な計らいを見ることができる。また「四色問題」も登場している。レンタルされているので興味のある方は一度見てみるといいだろう。
さて、原作である東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」は2005年か6年の「本格ミステリ・ベスト10」に於いて1位を獲得し、その作品が本格推理小説か否かと云う論争さえ巻き起こしていたが、本格推理マニアである僕としては東野圭吾氏のイメージは本格推理小説家ではない。だが彼の小説は面白いから好きなのだ(^^;)。だから本格だろうがそうでなかろうが面白ければそれでよいのだ(笑)。特にこの作品ではTVドラマとは違い、とても重苦しく深くそしてもの悲しく切ないストーリーに涙を流さずにはおれないものとなっており、涙もろい人はハンカチを持参して見るといいだろう。かくいう僕も最後は目がウルウルだったのだ。そしてあの変人ガリレオも自分が天才と認めるだけの石神という男を相手にそれまで格好いいというイメージの強かった湯川がピンチに陥るシーンをも見ることができる。これはTVドラマにはなかったことだ。そして正直に言うがとても暗いストーリーで切なくなってしまう。また、タイトルにもあるとおり、孤独な男の献身愛が見事に描かれており、最後には涙無くしては見られない作品に仕上がっていたのにはとても驚きを感じざるを得なかった。
この作品を見て少々残念だったことがいくつかある。ひとつは桜子(真矢みき)の登場シーンが非常に少なかったこと。そして湯川(福山雅治)と内海(柴咲コウ)の恋の発展が殆ど見受けられなかったこと。もうひとつ、変人ガリレオこと湯川が事件に関し何かしら思いついたときTVドラマでは場所も考えずに数式を書きまくるシーンが必ず挿入されていたが、この作品では一度もそのようなシーンが登場しなかったこと。以上が残念に思ったことである。劇場版となるとどんな作品もドラマとは雰囲気が違ってしまうのだろうか?ロケ場所やセットとかはそれほど大きな違いはなかったはずだが、雰囲気はまるで違った。楽しむというより、見ていてとても重く辛かったと言うのが正直な感想だ。特にどうしようもない元夫である富樫慎二(長塚圭史)のせいで殺人を犯してしまう花岡靖子(松雪泰子)と彼女を支え、救おうとする石神の献身愛は見るものを絶対に泣かせてしまうだろう。TVドラマの延長で見るとその印象がとても違うことに驚くかもしれない。
個人的な意見で申し訳ないが、堤真一が演じた石神という役を僕としては渡部篤郎に演じてもらいたかったというか、渡部篤郎の演技で見てみたいと思った。堤真一という俳優はそれほど悪い俳優ではないし、もちろん大根役者でもない。実力は十分にある俳優だと思うが彼の演技にキレを感じられない僕はさほど好きではない。ラストに見せる自分の献身愛が崩壊した事実を目の当たりにした石神が泣き叫ぶシーンは堤真一ではなく、渡部篤郎で見てみたかったのだ。堤真一が演じるとどうしても野暮ったくなってしまうのだ。あのシーンはこの作品の一番の見せ所だし、俳優としての腕の見せ所でとても難しいシーンである。同じく泣き叫ぶ花岡靖子を演じるより、その花岡靖子を見て泣き叫ぶ石神役の方が遙かに難しい。僕は堤真一の演技では満足感を得られなかった。だから目が潤んだだけで終わってしまったのかもしれない。ま、これも個人の好みなので人によっては全く違った感想を持つであろう事は明白なのだが・・・。
また、故意ではないにしろ殺人を犯してしまった花岡靖子を演じた松雪泰子。彼女の演技は相変わらず見事なもの。彼女のあの眉間にしわを寄せた困った美しい顔を見ているだけで切なくなってしまう。どんな男でもあの顔をされたら「助けたい!」と思ってしまうだろう(^^;)。暗い作品の中にあって彼女の美しさはとても際だって見えた。だからこそ余計に切なさを感じることになったのかもしれない。この作品では堤真一と松雪泰子の2人が主役と言っても過言ではない。それほど2人の存在感は圧倒的だ。あの福山雅治をしてもこの2人にはかなわなかったのではないだろうか?それとも単にドラマですでに変人ガリレオを見飽きている、もしくは見慣れてしまっていることが原因で福山雅治の演技が薄く見えたのかもしれない。いや、きっと、彼の演技あってこそ2人の演技が際だったと考える方が自然かもしれない。
予想外のシリアスな内容だが心に残る一品となった。
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プラトニック・ラヴ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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犯人の石神は訳あって高校の数学教師をしているが、数学がご飯よりも好きな数学者であり、天才物理学者の湯川(福山演じる)とは顔見知りの友達。
数学が勝か物理が勝か、その定説を湯川が話すが役者さんて大変やの〜と思う。あんな難しいセリフを覚えるて演技するんやろ…うちみたいな五つ指怠け者には出来んことやと思う。
秘かに心を寄せる弁当屋の女将でありアパートの隣人である美人ママ。そのママが殺人を犯してしまう。たまたま隣のアパートに住んでいた石神は尋常でないと察しママさんの部屋のドアを叩く
ここから物語は始まり最後にはその前の状況説明的なシーンがあります。
これは絶対に感動できる作品です。ディスカスで借りられなければお店に結構な数を揃えてくれています。
うちはその店で借りて観ました。穴場は余り人の来ないお店が狙い目です…男の純情を知る良いチャンスですよ。
それにその石神の為に泣く福山が実にいとおしく感じられる映画でもあります…((+_+))
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韓国版との見比べ(再見)
韓国でリメイクされた『容疑者X 天才数学者のアリバイ』を観ました。
予想以上に面白く、天才数学者が守ろうとした隣人女性への“献身”がよく表現されていました。
韓国版に刺激されて、もう一度オリジナルも観てみたくなりました。
4年ぶりの再見で忘れていたシーンもある中、オリジナルとリメイクを時間をおかずに観ることで見比べ効果と、新たな発見がありました。
東野圭吾の原作は読んでいないのですが、オリジナル、リメイクの両方に出てきたシーンが原作どおりのものなのでしょう。
もちろん大筋は一緒なのですが、本作は“ガリレオシリーズ”の劇場版のため、ガリレオに謎解きをさせるという縛りがあります。
自身も天才物理学者と呼ばれる湯川ですが、彼の関心は“事象”に対してであり、決して事件を解決したり犯人逮捕に協力することではありません。
湯川が唯一天才と認める数学者の石神ですが、今回に限っては石神の心情という非論理的な部分に心を寄せてしまい、クールな湯川が初めて真実を証明することに苦痛の表情を見せました。
しかし、湯川らしいと思ったのは、彼が石神の用意周到なアリバイに隠された秘密を、石神が守ろうとした花岡靖子に伝えてしまったことです。
論理的なものだけを好しとする湯川は、真実を伝えることの方が正しいことだと判断したのでしょうか。
靖子が真実を聞いてもなお石神の気持ちに応えようとするような人間ではなかったことも、石神の美しい計画を壊してしまう結果になりました。
また、その石神の計画自体が、靖子に対する献身が発端となっているため、やはり数式のようにはいかなかったのです。
終盤での石神の慟哭(靖子に対する-どうして?-と、湯川に対する-どうして?-の思い)と靖子の悲痛な涙、その様子をドアの陰で聞いている湯川の無念が合わさって、何とも切ない遣る瀬無い思いが残りました。
韓国版でのラストは、また違った切なさを伴って涙を誘います。
甲乙つけ難い秀作だと思いますので、機会がありましたら両方を見比べてみてはいかがでしょうか。
このレビューは気に入りましたか?
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ユーザーレビュー
これだったら、テレビシリーズを楽しく見ていた人も文句は出ないはず
投稿日
2009/03/28
レビュアー
たかさん
原作にはないエピソード作り、脚本家の創造力の力を頼りにテレビシリーズを作ったテレビ局には感心したし毎週楽しみだった。
原作者も喜んだに違いない。ブームが起こり自分の作品が改めて多くの人に読まれ・売れたのだから感謝こそすれ文句は出まい。
この作品の一番の見所はガリレオこと湯川のテレビシリーズでは見れなかった素顔を垣間見れる事が出来た事だと思います。テレビシリーズではロボットの様に感情を表さず完璧な人間の様に描かれていた湯川はやっぱり唯の人の子だったのであって苦悩し・傷つき・天才であるが故の悩みを抱える人間だった事が良く分かった。
原作者と監督をはじめ中心スタッフが伝えたかった事もこの事だと受け取りました。
しかし、この作品の主役が誰だったかと聞かれれば堤真一さんに軍配を上げます。
彼が演じた石神は最高の犯罪者だった。石神が犯罪に加担した理由も、湯川との取調室での会話も涙が出てきた。天才の悲しむべき末路だったが、人生に絶望していた彼には幸せしか感じなかったと思う。
個人的に好きな俳優であるというのを引いても、どんな役が回ってきても問題なく完璧に演じきれる彼はやはり最高の役者だと思います。
テレビシリーズにも出ていた俳優はもちろんこの作品に出ていた周りを固めた俳優達にも賞賛を送ります。当然の事ですが彼らが居なければテレビシリーズもこの作品も成功はなかったと思います。
作品の評価は星3つです。
福山君にとっては役者としては一番の当たり役だと思っています。唯自分はデビゥーからの歌手としての彼のファンなので複雑な心境ではあります。
大河の出演もやっと引き受けたそうですが、彼の歌手としての創作活動に影響が出ないか心配でなりません。彼が3年以上もオファーを断り続けていたのはその事があったのだと思います。
彼は器用ですからNHKの過酷なスケジュールに押しつぶされる事はなく、やるべき事はやるに違いないと信じていますが。
福山君、武道館公演即日完売おめでとう。あなたが武道館で演奏していなかったとは驚きでした。公演の成功も祈っています。
テレビシリーズを見て楽しかったのに映画化された作品を見てガッカリという作品がある中、この作品はテレビシリーズを見ていた人なら間違いなく楽しめます。安心してください。
テレビシリーズを見ていなくても脚本がとても良いのでこの作品単品で楽しむ事が出来る作品です。
テレビシリーズを見てみたくなること間違いなしです。
色眼鏡なしで見て欲しい作品です。
投稿日
2009/06/08
レビュアー
ykk1976
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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人気ドラマの映画化ということで、
福山雅治の映画ということで、
「踊る〜」とか「西遊記」とかと同列で見ていて、
映画としてみる気がしないと思っている人に見て欲しい映画です。
原作のよさをなるべく忠実に映画化しているし、役者さんたちのすばらしさに心うたれます。
人が人を想う気持ちって、何なんでしょうかとつい考えてしまいます。
天才vs天才の裏に横たわる孤独な男の献身愛が見るものの涙を誘う!
投稿日
2009/04/19
レビュアー
RUSH
TVドラマ「ガリレオ」の劇場公開作品。この作品が公開された日にスペシャルドラマ「ガリレオ エピソードゼロ」が放送されていた。このスペシャルドラマはこの劇場公開作品にはそれほど影響はないがこの作品にも登場する石神(堤真一)の若い頃が登場するという粋な計らいを見ることができる。また「四色問題」も登場している。レンタルされているので興味のある方は一度見てみるといいだろう。
さて、原作である東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」は2005年か6年の「本格ミステリ・ベスト10」に於いて1位を獲得し、その作品が本格推理小説か否かと云う論争さえ巻き起こしていたが、本格推理マニアである僕としては東野圭吾氏のイメージは本格推理小説家ではない。だが彼の小説は面白いから好きなのだ(^^;)。だから本格だろうがそうでなかろうが面白ければそれでよいのだ(笑)。特にこの作品ではTVドラマとは違い、とても重苦しく深くそしてもの悲しく切ないストーリーに涙を流さずにはおれないものとなっており、涙もろい人はハンカチを持参して見るといいだろう。かくいう僕も最後は目がウルウルだったのだ。そしてあの変人ガリレオも自分が天才と認めるだけの石神という男を相手にそれまで格好いいというイメージの強かった湯川がピンチに陥るシーンをも見ることができる。これはTVドラマにはなかったことだ。そして正直に言うがとても暗いストーリーで切なくなってしまう。また、タイトルにもあるとおり、孤独な男の献身愛が見事に描かれており、最後には涙無くしては見られない作品に仕上がっていたのにはとても驚きを感じざるを得なかった。
この作品を見て少々残念だったことがいくつかある。ひとつは桜子(真矢みき)の登場シーンが非常に少なかったこと。そして湯川(福山雅治)と内海(柴咲コウ)の恋の発展が殆ど見受けられなかったこと。もうひとつ、変人ガリレオこと湯川が事件に関し何かしら思いついたときTVドラマでは場所も考えずに数式を書きまくるシーンが必ず挿入されていたが、この作品では一度もそのようなシーンが登場しなかったこと。以上が残念に思ったことである。劇場版となるとどんな作品もドラマとは雰囲気が違ってしまうのだろうか?ロケ場所やセットとかはそれほど大きな違いはなかったはずだが、雰囲気はまるで違った。楽しむというより、見ていてとても重く辛かったと言うのが正直な感想だ。特にどうしようもない元夫である富樫慎二(長塚圭史)のせいで殺人を犯してしまう花岡靖子(松雪泰子)と彼女を支え、救おうとする石神の献身愛は見るものを絶対に泣かせてしまうだろう。TVドラマの延長で見るとその印象がとても違うことに驚くかもしれない。
個人的な意見で申し訳ないが、堤真一が演じた石神という役を僕としては渡部篤郎に演じてもらいたかったというか、渡部篤郎の演技で見てみたいと思った。堤真一という俳優はそれほど悪い俳優ではないし、もちろん大根役者でもない。実力は十分にある俳優だと思うが彼の演技にキレを感じられない僕はさほど好きではない。ラストに見せる自分の献身愛が崩壊した事実を目の当たりにした石神が泣き叫ぶシーンは堤真一ではなく、渡部篤郎で見てみたかったのだ。堤真一が演じるとどうしても野暮ったくなってしまうのだ。あのシーンはこの作品の一番の見せ所だし、俳優としての腕の見せ所でとても難しいシーンである。同じく泣き叫ぶ花岡靖子を演じるより、その花岡靖子を見て泣き叫ぶ石神役の方が遙かに難しい。僕は堤真一の演技では満足感を得られなかった。だから目が潤んだだけで終わってしまったのかもしれない。ま、これも個人の好みなので人によっては全く違った感想を持つであろう事は明白なのだが・・・。
また、故意ではないにしろ殺人を犯してしまった花岡靖子を演じた松雪泰子。彼女の演技は相変わらず見事なもの。彼女のあの眉間にしわを寄せた困った美しい顔を見ているだけで切なくなってしまう。どんな男でもあの顔をされたら「助けたい!」と思ってしまうだろう(^^;)。暗い作品の中にあって彼女の美しさはとても際だって見えた。だからこそ余計に切なさを感じることになったのかもしれない。この作品では堤真一と松雪泰子の2人が主役と言っても過言ではない。それほど2人の存在感は圧倒的だ。あの福山雅治をしてもこの2人にはかなわなかったのではないだろうか?それとも単にドラマですでに変人ガリレオを見飽きている、もしくは見慣れてしまっていることが原因で福山雅治の演技が薄く見えたのかもしれない。いや、きっと、彼の演技あってこそ2人の演技が際だったと考える方が自然かもしれない。
予想外のシリアスな内容だが心に残る一品となった。
プラトニック・ラヴ
投稿日
2009/04/01
レビュアー
totoro
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犯人の石神は訳あって高校の数学教師をしているが、数学がご飯よりも好きな数学者であり、天才物理学者の湯川(福山演じる)とは顔見知りの友達。
数学が勝か物理が勝か、その定説を湯川が話すが役者さんて大変やの〜と思う。あんな難しいセリフを覚えるて演技するんやろ…うちみたいな五つ指怠け者には出来んことやと思う。
秘かに心を寄せる弁当屋の女将でありアパートの隣人である美人ママ。そのママが殺人を犯してしまう。たまたま隣のアパートに住んでいた石神は尋常でないと察しママさんの部屋のドアを叩く
ここから物語は始まり最後にはその前の状況説明的なシーンがあります。
これは絶対に感動できる作品です。ディスカスで借りられなければお店に結構な数を揃えてくれています。
うちはその店で借りて観ました。穴場は余り人の来ないお店が狙い目です…男の純情を知る良いチャンスですよ。
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韓国版との見比べ(再見)
投稿日
2013/09/22
レビュアー
kazupon
韓国でリメイクされた『容疑者X 天才数学者のアリバイ』を観ました。
予想以上に面白く、天才数学者が守ろうとした隣人女性への“献身”がよく表現されていました。
韓国版に刺激されて、もう一度オリジナルも観てみたくなりました。
4年ぶりの再見で忘れていたシーンもある中、オリジナルとリメイクを時間をおかずに観ることで見比べ効果と、新たな発見がありました。
東野圭吾の原作は読んでいないのですが、オリジナル、リメイクの両方に出てきたシーンが原作どおりのものなのでしょう。
もちろん大筋は一緒なのですが、本作は“ガリレオシリーズ”の劇場版のため、ガリレオに謎解きをさせるという縛りがあります。
自身も天才物理学者と呼ばれる湯川ですが、彼の関心は“事象”に対してであり、決して事件を解決したり犯人逮捕に協力することではありません。
湯川が唯一天才と認める数学者の石神ですが、今回に限っては石神の心情という非論理的な部分に心を寄せてしまい、クールな湯川が初めて真実を証明することに苦痛の表情を見せました。
しかし、湯川らしいと思ったのは、彼が石神の用意周到なアリバイに隠された秘密を、石神が守ろうとした花岡靖子に伝えてしまったことです。
論理的なものだけを好しとする湯川は、真実を伝えることの方が正しいことだと判断したのでしょうか。
靖子が真実を聞いてもなお石神の気持ちに応えようとするような人間ではなかったことも、石神の美しい計画を壊してしまう結果になりました。
また、その石神の計画自体が、靖子に対する献身が発端となっているため、やはり数式のようにはいかなかったのです。
終盤での石神の慟哭(靖子に対する-どうして?-と、湯川に対する-どうして?-の思い)と靖子の悲痛な涙、その様子をドアの陰で聞いている湯川の無念が合わさって、何とも切ない遣る瀬無い思いが残りました。
韓国版でのラストは、また違った切なさを伴って涙を誘います。
甲乙つけ難い秀作だと思いますので、機会がありましたら両方を見比べてみてはいかがでしょうか。
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