ロビイスト

『太王四神記』、『太王四神記』のバトンを受け取った、『ニューハート』という人気ドラマの同時刻の放送だった不運もあったせいか？
残念ながら、韓国では『ロビイスト』は平均視聴率12.9%だったようで、話題性程、視聴率は伸びなかったようですが、
海外３カ国でロケを行い、製作費１５億円の超大作『だけあってスケールが大きい作品で、超大作の映画のようでした。
全２４話見ごたえがありました。１話分1時間10分あっという間でした。

超大作『朱蒙』での演技、アクションがとても素晴らしかったですが、
スケールが大きな作品こそ、この方の魅力が生かされる気がします。
ソン・イルグクはホントかっこいいアクターです。
ファンは満足できる作品だと思いますよ。

２話目から倍速で観ています。。
かったるいです。。
めげそうです。。
いつになったら面白くなるのかなぁ。。

第1話と第2話は、子ども時代の話。
平和な日本でのほほんと暮らしている私にとっては考えられないほどにこれでもかと次から次へと降りかかる不幸の連続。

砂浜で幼い兄妹が「おかあさーん、おとうさーん」と叫ぶシーンには涙が出ました。

韓国のドラマは喜怒哀楽が激しすぎて、本当に面白いです。
このドラマを見て、へぇ〜と思ったのが、名前。
アメリカに移住したときに「私この名前にする！」って勝手につけちゃうんですね。

なお、CDケースには100分と書いてあるのに、実際は2時間以上ありました・・・。

ソンイルグクは、やっぱりいいです💕
全体的にハラハラドキドキしすぎ。
日本に兵役がなくてよかった。

子ども時代は、ソヨンの子役がなかなか個性的な光を放って存在感があり、大人になったチャン・ジニョンにもそっくりで、序盤でかなりハマった。

ところが、この子ども時代の、運命に翻弄される悲しい一家の物語という流れは、ハン・ジェソクとマリーの姉ユソンとの交際までで、ユソンがロビイストの世界に入るや、ぐっとハードボイルドな展開に。
ソン・イルグクは、子ども時代は真面目で大人しそうなキャラが、青年時代は不良青年。それでも、妹思いのキャラが一貫しているのは良かった。一方、その時はチャン・ジニョンは生計のために懸命に生きる、子ども時代そのままのキャラ。
ところが、ソン・イルグクもチャン・ジニョンもロビイストの世界にはいるや、ふたりのキャラは逆転。チャン・ジニョンはどんどん野心家になりワルがかり、一方ソン・イルグクはそんな彼女を抑えるという役回りに。

武器ビジネスの世界で、駆引き、謀略、罠、裏切り、そして過去の真相や身の危険と、次々と目まぐるしい展開となる。
そこで、武器ロビイストの熟練師ホ・ジュノやキム・ミスクが、クセ者の存在感を出し、アブナい世界の緊迫感を作り出す。
せいぜいロマンスといえば、イルグク妹チェ・ジャとキム・ダヒョンくらいのもので、ソン・イルグクとチャン・ジニョンの間も幼馴染などという感傷はどこに行ったのというくらい。

こうした中でチャン・ジニョンはどんどん変貌。政府高官を色仕掛けで堕落させたりと、どこまで変わっちゃうの？という感じで、ここまでくると清潔感もなくなり、付いていけなくなる。

ソン・イルグクは、チャン・ジニョンに振り回された感じかな。それでも、「朱蒙」でも見せた、普通の青年にある優しさや弱さも見せて、単なるヒーローキャラだけではない、彼独特の役の方向性が見える。

序盤と中盤以降との間で、雰囲気やストーリーの流れがなくなるが、それぞれだけ見ればダレさせなく、見応えたっぷり。

ぼくの採点☆☆☆★★（70点）

―　そして最後に武器よさらば