２０世紀少年　第１章　終わりの始まり

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レンタル解禁前からつまんなかった…って書くのもなあ、と我慢していましたら、テレビで改変したのをやってましたし、もういいよね。なので、映画館で見て、テレビで見て、の感想です。

豊川悦司がおいしいところを持って行くとカプチーノさんに聞いて見に行ったのですが、本当にその通りで。と、申しますか、彼が出てくるまでは、誰も彼もが「スクリーン」の大きさに負けていると感じました。みんなテレビサイズの役者だなあ、という感じ。豊川悦司以外にその存在感でびしっとスクリーンを引き締める俳優がひとり出てきます。洞口依子です。夕暮れのアパートにぽつんと座る彼女が出てきたカットで突然黒沢映画になりました。後は、ARATAでしょうか。彼らが出てくると、キラッと光るんですね。私の中では、それはそれは大きな差異だったのです、映画館では。

ところがです。先日、どうしても息子が見たいと言うので、改変したものを日テレで見たのですが、映画館で感じたあの差異は全く何も感じません。驚きました。豊川悦司が出てきてようやく、おしりがむずむずするような何だかノー天気な展開がぐっと落ち着いたはずなのに、彼もまた他の俳優陣と横一線な感じです。

それは、物語についてもしかりで、あまりにも話が荒唐無稽過ぎて、正直面白いとは思えなかった。つぎはぎだらけの見せ方で、テンポはいいけど、残る物は何もない。結局、ともだちが誰か知りたい、というそれだけです。出てくる役者、出てくる役者、豪華なくせにちゃんと演技させてもらってないし、「出ましたよ〜」みたいな顔見せ役者もたくさんいるし。何よりT-REXのテーマソングね、私大好きなんですよ。グラムロックは好きなんです。このイントロのジャカジャーン♪と言うくだりが、全然映画のカタルシスとなってないんですね。なんなんだ、この映画は。と、言うか、これは映画なんだろうか、と憤懣やるかたなし、だったわけです。

でも、テレビで見れば、そんな不満は何も感じませんねえ。別に話が飛ぼうと、子役が下手だろうと、どうでもよろし。「どんなお話か大体わかればよろし」ということでしょう。先日、第二章のキャンペーンで豊川悦司がいろんなインタビューを受けていて、その中に「漫画のカット割り」と全く同じで撮影していると語っていました。みなさんが指摘されているように、堤監督は極めて漫画に忠実に作ったということなんでしょう。だから、映画のカメラの動きなんかじゃないんですよね。そもそも、私は堤監督の映画で面白いと思ったことがほとんどないので、相性が悪いんですが。

メディアに出たがらないエツ様があれだけ頑張って宣伝しているのだから、彼のために第二章も見に行きます。勝王さんも、第二章は面白くなっているとおしゃっていますし。小池栄子に期待します。

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to be continued の文字を見て、
ああ！そっかー！と思いだした私。
そうだよ、これ3部作なんだっけ。
だから”友達”の正体はここではまだ判らないわけだ。
お面を取った後、ドキドキして見守って損した〜(*´ο`*)

原作は読んではいないけど、そこそこ楽しめました。
でもちょいと長い！
途中かなりダレる！
原作に忠実に作っているみたいだけど、なんか無駄なシーンが多い気がした。
いいから、判ったから、早く結論に持っていってよ〜、と何度イラついたことか・・

ケンジくんは20世紀最悪のテロリストの汚名だけを残して死んでしまったということですよね・・
オッチは第2章の主役ということですかね。
（トヨエツ・・長髪似合わなくねぇ？）
で、カンナちゃんの出生の秘密とか暴かれちゃうんですかね。
友達の正体は最後の最後まで判らんのでしょうね。

ということで、第2章も鑑賞するつもりでーす＾・＾ｖ

俺の少年時代を思い出す！秘密基地つくりや未来日記！
いろんないたずらもしたもんだ！犬の糞入り落とし穴・上から水かけバケツトラップ・・・

いつまで待てばいいの？って感じで
ずっと待ってましたよ。
レンタル開始から、程々経ってるのに全然借りられなくて。
話題性があって凄く人気あるのわかってたから、仕方ないとは思いました。
だって、コミックであんだけ面白かったし。
一気に全巻制覇しましたからね。

ＴＶでも、特番で事前紹介してたし。
本当に楽しみにしてました。

でも、でも・・・

特番と殆ど変わらず。
てか、紹介しすぎだし。
コミックを忠実にしすぎてるし。

大ファンとしては、映画では再確認程度で
新鮮味がなく楽しめなかった。
始めて見る人はインパクトがあって面白いとは思うんだけど
知ってる人には・・・
って感じでした。

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60年から70年代に子供だった者の心の中に在った「世紀末」の恐怖。
新しい世紀が訪れる前に百鬼夜行が起こり、未曾有の大災害と大惨事に人類は翻弄される。
そんな漠然とした近未来の恐怖を「多分」原作は描いているのでしょう。
しかし、映画は「浅い」です。
「空港が大変だ！」と言ってイキナリ成田に行くでしょうか？。
主人公ケンヂは東京の下町出身の様ですが年代的に成田の闘争位覚えているでしょう。
この点に関してはユキジの事が有るので「舞い上がっていた」としても説得力がまるで有りません。
そして空港爆発のエフェクトの粗さ。
まるでリアリティが無い。
どうみても「国会議事堂」にしか見えない「絵」を見て「なんだろう」と皆で首をひねっているウチに新たな事件が発生する。
そして又現実味の無い爆発シーン。
たった一人、しかも素手のケンヂの剣幕にコンビニを埋め尽くすゾンビ風の「信者」が臆してカンナを解放する。
わざとかと思えば「責任だ！責任だ！！」とほざいてスケープゴートを選出して火刑の有様。
え、すると「本気」で拉致に来ていたんだ…それにしては行動原理がなんとも陳腐。
徒党をなしてはいるが「個」と言う構図が有れば行動の甘さも分るが火刑の決定が即座に行われるなら、それも有るまい。
普通の暮らしをしていた人達が何の教育も訓練も無しにイキナリ「戦う」なんて事は先ず不可能です。
拳銃だって引き金を引けば良いと言うモノではないし、防護マスクと防護衣だって着装の仕方が有る。
オッチョは個人技の人なので軍系の防護衣の使い方は知るまい。
成り行きとは言え「自分達が地球を救う」と思い込んでしまうのは「ともだち経」の信者より有る意味「ぶっ飛んだ」教義にハマッたとしか言いようが有りません。
そんな無駄の事をするより家族と山奥に逃げた方が建設的です。
細菌兵器が有るからと言って防毒マスクを着けて「作戦」に当っていますが、この製品の飽和時間は割と短い。
主人公たちの使用したモノは三時間位で湿気って役に立たなくなるでしょう。
巨大ロボのバルーンの中には何らかの爆発物が仕掛けて有った様ですが、アレほどのカタストロフィーが訪れて十数年後に何事も無く首都が復帰するのも不思議です。
遷都した方が利口でしょう。
トヨエツが演じるオッチョが初老で有りながらアグレッシブなオッサンで有る部分だけが魅力的でした。
私的には鑑賞に苦痛を伴うので、この第二段三段を劇場で見る気は無いですね。