BONES−骨は語る− シーズン2

BONES−骨は語る− シーズン2の画像・ジャケット写真

BONES−骨は語る− シーズン2 / エミリー・デシャネル

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「BONES−骨は語る− シーズン2」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

“骨”から謎を解く新感覚サスペンスの第2シーズン第10巻。空から農場に落下した遺体の主は、元宇宙飛行士の教官・ハワード大佐と判明。宇宙局の陰謀が疑われる中、大佐の骨から謎の移植片が見つかる。第19話、第20話を収録。

「BONES−骨は語る− シーズン2」 の作品情報

作品情報

製作年: 2006年
製作国: アメリカ
原題: BONES

「BONES−骨は語る− シーズン2」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

クリミナル・マインド 国際捜査班 シーズン1

FRINGE/フリンジ<サード・シーズン>

サイ・ファクター 超常現象特捜隊

One Tree Hill/ワン・トゥリー・ヒル <セカンド・シーズン>

ユーザーレビュー:191件

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16〜 20件 / 全191件

奇妙な謎とその解き方

投稿日:2011/02/13 レビュアー:みなさん(退会)

『Xファイル』を持ち出すまでもなく、不可思議な現象に対する科学的なアプローチは、視聴者にとっては大変興味深い。真相を暴けるのか、はたまた新たな謎が導き出されるのか――。視聴者の目は、それだけでクギづけである。本シリーズでも、これまでに幾度となく奇妙な謎に対して科学的なアプローチがなされて来た。
第19話では、上空から人間が降って来る。それだけでも大変なのに、遺体の骨密度が低くく、推定年齢 130歳だなんて、ワクワクものである。
第20話では“光る骨”の謎に挑んでいる。謎解きは呆気なかったが、視聴者の興味を引きつけるに十分に魅力的な素材だった。
そんな素材を見つけて来るのは製作サイドの仕事だ。しかし、これだけ犯罪ミステリーのドラマが製作されると、ステキな素材を見つけることは至難の業だ。おいそれと見つかりはしない。製作スタッフのリサーチ能力が問われるだけに、どの番組もさぞや必死なことだろう。(合掌)

第19話(41) 切り裂かれた栄光
空から落ちて来たと思われる遺体が農場で発見される。遺体はペシャンコ。捜査は手間取るかと思われたが、何故か異常に骨密度が低く、それを手掛かりに元・宇宙飛行士であったことを突き止める。妻の話によれば、被害者はセスナで出張に出ているとのことだった。しかし、セスナ機は格納庫に戻っており、政府の関与が疑われた。やがて、遺体の骨からはX線に映らない謎の物質が見つかる……。
オープニングのカットが秀逸。2頭の牛が草をはむ後ろには雲ひとつない青空が広がっており、そこに何かが降って来て地面に激突する。そのままエイリアンが現れて地球を侵略し始めてもおかしくないショットだった。或いは、ミルクのCMとか。(笑) そう、提供企業のコマーシャルに錯覚するような仕掛けだ。こうした意図的なカットは楽しい。作品づくりに余裕があり現場が充実している証拠だろう。

第20話(42) 光る骨
山小屋で遺体が発見される。ネズミに喰い荒らされ、のぞけた骨は暗闇の中、光っていた。放射能汚染が疑われたが、計測された数値は正常値だった。やがて、遺体はカリスマ・シェフであったことが判り、面識のあったブレナン博士は動揺する。遺体はメッタ刺しにされており、怨恨のセンが疑われたが、なぜ骨が光るのか皆目見当もつかなかった。そして、ホッジンズ君がその謎を解き明かす……。
ひとつのアイデアを、物語にどのように絡ませるか、脚本家の腕の見せどころだ。しかし、本作品の出来映えはやや不満足。“骨が光る”ことが、事件の真相に深くからまないからだ。(解決の手掛かりにはなるが……) もう少し段階を経て明らかになるとか、犯人の自供を促す物証として提示されるとか、何か工夫がされていたら、また違った印象を受けたかも知れない。細かな伏線を張っているだけに、大きな物語の構成に失敗したことは惜しまれる。

私たちの実生活では、なかなか奇妙な現象に出会ったりしない。空から人間が降って来たり、骨が光ったりしない。それだけにドラマが見せてくれる謎は、飛びきり奇妙であってほしい、と思うのだ。そして、主人公たちが知識を総動員して謎を解き明かして行く。それが、こうしたドラマの醍醐味だろう。
最近、謎解きよりも登場人物たちの恋模様に重心が傾いているだけに、原点に戻ってほしい、とチラリと思う。――まぁ、謎解きだけでもつまらないから、匙加減の問題なんだろうけどね。

第2シーズンは大団円を迎えるか、オススメ!

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死と生と性と精神

投稿日:2011/01/30 レビュアー:みなさん(退会)

本国で、どういう時間帯に放送されているのか知らないが、本シリーズは登場人物の間でセックスを話題にすることが、意外に多い。サラリとベッドシーンが挿入されたりもする。その描写は、米国だからなのか、制作サイドの意向だからなのか判らないが、“開けっぴろげ”と言うか、カラっとしている。
ブレナン博士はサリーとのセックスは「最高だった!」と公言するし、ホッジンス君とアンジェラ女史は寸暇を惜しんで職場でもHをする始末。ブース捜査官は元妻と寝たかと思うと元カノであるカミーユ所長ともヨリを戻すし、何だかそれだけを取ってみると、昔のポルノ映画みたいなシチュエーションだ。(笑)

第17話(39) 神の庭の犯罪者
教会の墓地で水道管が破裂し、埋葬されていた遺体が散乱する。その骨の整理に呼ばれたブレナン博士だったが、最近埋められた他殺死体を発見する。やがて、その死体が前任の神父だったことが判り、彼には小児性愛者の疑いがかけられていた……。
サリーと別れたブレナン博士とぎこちない関係に戸惑うブース捜査官。――ギクシャクした2人の関係を修復させるために、精神科医ゴードン・ワイアットが再登場。うまい展開だ。視聴者もスンナリと物語世界を再構築できる。こうしたところが、本シリーズの優れた部分と言えるだろう。
ホッジンス君との関係を相談に来たアンジェラ女史にも、その悩みを喝破してみせるなど、ゴードン博士の見せ場が多いのもファンとしては嬉しい限りである。

第18話(40) 君を諦めない
コンクリート詰めにされた死体が発見される。殺害の手口から1人の男が浮かび上がるが、彼は既に爆発事故で死亡していた。しかし程なく、それが偽装だったことが判る。彼は、逃げのびるために自分の足を獣医に切り落とさせていたのだ。やがて、男を追っていたブース捜査官からの音信が途絶えてしまう……。
ブレナン博士の父親が再登場。裏社会を生き延びて来たしたたかな一面を覗かせて娘をビビらせる。ライアン・オニールが若かりし頃を彷彿させる笑顔を見せてファンだった私には忘れ得ぬ一編となった。

これまでコミカルな部分を楽しく観て来た。無惨な遺体を巡る事件を描くドラマだから、コミカルな描写はバランスを取る意味でも必要不可能だ。最近、そこに“大人の性愛”が加わった。“死”の対局にあるのが“生”だから、生を紡ぐ営みが“性愛”だから、まぁ当然と言えば当然か。
しかし、更にそこに“精神”的な軋轢を緩和するためにワイアット博士が加わった。面白い。私たちは風邪をひくと病院に行くが、米国ってトコは精神的なケアをするために気軽にカウンセリングを受けるらしい。社会の中にそういう仕組みが出来ており、企業の取り組みも概ねそれに準じている。
凄惨な事故や事件の現場が職場となる世界なだけに、“性”も“精神”も、いずれ描かねばならぬことは理解に難くない。脚本も秀逸だが、シリーズを通して采配をふるうプロデューサーのハート・ハンソン氏の役割が大きいだろう。いいプロデューサーだ。

オススメ!

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死後の世界と現世のこだわり

投稿日:2011/01/18 レビュアー:みなさん(退会)

骨を鑑定する専門家が主人公だから、死後の世界について言及する場面が当然でて来る。これまでのところ、ブレナン博士とブース捜査官の間で、希薄な会話がなされるに止まっている。博士は合理的な裁断を下し、ブース捜査官は信仰する宗教観を持ち出しているが、いつか真っ向から取り組まなければならないテーマだろう。その時、どんな事件が起きるのか、いまから楽しみである。

第15話(37) 赤いテープ
マリナーで女性の射殺死体が発見される。赤いテープを巻かれ、錨で沈められた手口は、ブレナン博士の新作ミステリーのそれと同じだった。狂信的なファンによる模倣殺人と思われたが、被害者がDVの被害者だったことが判り、弟に容疑が向けられる。しかし、第2、第3の被害者が見つかる……。
いずれ、こういうエピソードを作るだろうなぁと思っていたが、こんなに早いとは思わなかった。意外とよく練られており、1話では勿体無いくらいの内容だった。小説の主人公が“キャシー・ライクス”という遊びが盛り込まれており、なかなか面白かった。
サリーとブレナン博士の情事や感情的な対立も描かれるが、何となく余分な気がした。これを排し、駆け足だった後半を丁寧に描いて70分くらいにまとめたら、よいスペシャル番組になったろうに、残念だ。

第16話(38) 骨のない死体
川に沈められたカバンから平たくなった死体が見つかる。犯人は、遺体を茹でてから切り開いて骨を取り出していた。やがて、被害者が中国から婚約者ビザで入国した女性であることが判明し、“冥婚”という儀式の存在が浮かび上がる……。
“冥婚”という風習は、東南アジアでよくみられる。若くして亡くなった男性の棺に花嫁人形を入れて埋葬する穏やかなものから、本作品のような過激なものまで様々だ。『猟奇的な彼女』で“彼女”が披露するオリジナルストーリーにもその影響がみられた。「私が死んだら、大好きな○○○を一緒に埋めて」という遺言通りに男の子が生き埋めにされてしまうギャグだったが、中国には現実にそういう風習があるらしい。ある意味、生贄である。
残念ながら本作品では、そうした習俗には深く言及せず、現象面だけをミステリーの素材として取り上げている。こちらも何だか勿体無いような気がした。もう少し深く切り込めば、『ミレニアム』のようなミステリー映画が撮れたかも知れない。

ブレナン博士とサリーの関係は、極めて人間らしい欲望と感情に満ち溢れている。それはまさしく現世の欲望であり、こだわりである。ある意味、あの世で結ばれるために行う“冥婚”とは対をなす。結局、ブレナン博士は自らの道を選ぶわけだが、何となく象徴的な気がした。
――と言うのも、現世の欲望に素直だったのがサリーであり、そこまでのこだわりがなく、人との“縁”を優先したのがブレナン博士だと思われるからだ。彼女にとって、いま居る場所が現世であり、それ意外の何ものでもない。あの世の世界も観念として理解しているが、“いま居る場所”でない以上、評価に値しない。“色即是空”ではないが、宗教的な現状認識だと思う。
ひとつ間違えば、単なる“お馬鹿サン”だが、実に精神活動が豊かで魅力的だ。今後も、こういうスタンスでいてほしい。

オススメ!

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海外ドラマにみる風俗、習慣、倫理観

投稿日:2011/01/12 レビュアー:みなさん(退会)

たまにだが、海外ドラマを観ていて驚かされることがある。それは、日本では馴染みのない風習であったり、倫理観であったりするのだが、それこそが海外ドラマ最大の醍醐味かも知れない、と最近は思っている。
よくあるのが、独り暮らしの男が冷蔵庫からピザを取り出してかじりつくシーン。宅配ピザを頼む場面は多くの映画に登場しているし、家族や仲間でピザを食べる場面も頻繁に用いられる。冷蔵庫からピザを取り出す場面は、男の侘びしさを伝える“定番”と言えるだろう。映画やドラマにおいて、宅配ピザが生活環境を伝える道具として使われ始めたのはいつからだろう? 『E.T.』では既に登場しているから、80年代以前であるのは確かだ。
本ディスクに収録されている第13話では、自宅の庭先にバーベキュー用の炉を作るシーンが登場する。とある事情からブース捜査官が時間を費やして作り上げるのだが、そのDIY精神にはビックリである。正直、「そんなものまで自分で作るの?!」と思ってしまった。セメントをこね、水準器で水平を計り、数日かけてレンガを積み上げて行く。庭先に作ることにも驚いたが、業者に任せず自分で作ろうとする発想は、現代の日本では生じにくいだろう。棚を吊ったり犬小屋を作るのとはワケが違う。然も、それがキットとして売られているようだから、これまたビックリである。こういう精神的な余裕とバイタリティは、羨ましい限りである。(実際に作ろうとしたのは英国人の精神科医で、ブース捜査官が内面を見つめ直すために意図的に手伝わされ、まんまとその術中にハマってしまったことは、捨ておく)

第13話(35) 沼に沈んだ青春
フロリダでワニに喰われた死体が発見される。ブレナン博士は現地に向かうが、ブース捜査官はソフトクリーム屋のピエロを撃って精神科医の分析を受けることに……。
ワシントンとフロリダがどれほどの離れているのはか知らない。しかし、ワシントンで電話を受け、ブレナン博士が現地に到着した時、ちょうどワニを陸地に上げているところなのは、時間的な違和感を感じた。
そんな事件もブレナン博士の活躍も押しのけて、今回の主役はシーリー・ブース捜査官。街中でマスコットのピエロを銃撃してしまったことから、精神科医のゴードン・ワイアットのセラピーを受けることになる。この2人の遣り取りが面白い。脚本も演出も優れており、見応えがあった。(ゲイであるスティーブン・フライが演じるワイアット医師から「君はゲイか?」と言われるあたりが面白い)

第14話(36) 友情とルールのジレンマ
資産家の男性が自宅で椅子に拘束された上、刺殺される。ブレナン博士らが捜査に乗り出すが、被害者の妻が、ホッジンズ博士の昔の婚約者だったことから事態が迷走を始める……。
事件の究明よりもホッジンズ博士の“行動”をメインにした一編だった。あまり情緒的には描かれず、どちらかというと「どう事態を打破するか」に力が注がれている。面白いのは、善悪の判断もなされないこと。如何にも本シリーズらしい。前半は状況説明、後半は法廷劇という構成。ワイアット医師とブース捜査官、ブレナン博士と付き合い始めたばかりのサリーとの恋模様も描かれるが、まぁ、息抜き程度の描写で、サラリと流されている。

第14話では、ホッジンズ博士が証拠物件から写真を一枚くすねてしまう。昔、被害者の妻と婚約していた事実を隠すためだ。彼は「捜査から外されたくないから」と説明しているが、何となく理解出来なかった。然も、「証拠は写真立てであって、中の写真は関係ない」と開き直る。こういう職業倫理の低さは、他の海外ドラマでも見受けられる。それでいて「オレたちはプロだ!」と豪語するのだから驚きである。勿論、そんな抗弁は是認されるわけはないのだが、何故か「裁判に勝ったら復帰!」と検事が断じるのだから、これまたビックリである。如何にストーリー展開を優先したとはいえ、「こんなことで良いの?」と思ってしまった。『CSI:マイアミ』でも、たまに同じ感想を抱くことがある。善くも悪くも、こういう手前勝手な部分が米国産ドラマにあることは確かだ。感情的に否定する手もあるが、そんなこともひっくるめて、海外ドラマを楽しむのがベターだろう、と私は思っている。

オススメ!

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俳優の感性

投稿日:2011/01/02 レビュアー:みなさん(退会)

時に、優れた俳優は、優れた演出家でもある。演技をしながら「私ならこう撮る」とか思っているからだろう。幾人もの監督サンらと仕事をしているうちに感性が養われ、いつしかそれがスキルとなり、やがて作品として噴出するようだ。クリント・イーストウッド然り、メル・キブソン然りである。彼らの作品は、カメラマンや脚本家あがりの監督サンらとは異なり、極めて主観的で情緒的で分かり易い。
本ディスクに収録されている第11話はデビッド・ドゥカブニーが監督し、異色の作品に仕上げている。

第11話(33) 過去からの告発
ビルの屋上で磔にされた焼死体が見つかる。被害者は FBI捜査官で、喉にはコインが押し込まれていた。やがて、捜査で被害者が冤罪事件に関わっていたことが分かる。同じ頃、ブレナン博士の兄ラスが父からの警告を伝えにやって来た……。
遂にブレナン博士の父親が登場するが、驚いたことに、演じるのはライアン・オニール。私たちの世代にはお馴染みのハリウッド・スターである。『ある愛の詩』や『ペーパームーン』は70年代を代表するヒット作。個人的には『おかしなおかしな大追跡』が好きだ。あれから40年近くが経過し、すっかりお年を召されたが、甘い笑顔は今も健在。てっきりこの世界から足を洗ったのかと思っていたが、まだ活動していたんだなぁ。嬉しい驚きだった。

第12話(34) 最後の勝者
刑務所で火災が発生し、連続殺人犯エップスが逃走してしまう。エップスはブレナン博士に挑むかのように殺人を繰り返し、その毒牙がラボのメンバーにも及んで行く……。
エップスの超人的な行動力はさておき、スリリングな展開の一本だった。彼の仕掛けた罠が最大の見所だが、それ以外はIQ180 とは思えないくらい短絡的な行動が目立ち、脚本の脆弱さが惜しまれる作りだった。TVドラマでは盛り込みにくいのかも知れないが、あと一つや2つは難解な罠を仕掛けて欲しかった。

第11話は、スケール感のある作品だった。監督をつとめたのがデビッド・ドゥカブニー。『Xファイル』のモルダー捜査官が何故に本シリーズで監督をつとめたのか謎だが、なかなかの出来映えだった。
特にオープニングとクライマックスが、いい。ビルの屋上で磔にした死体に火をつける場面の光は抜群だ。明け方の光が「一番美しい」と言われるが、それを存分に堪能できる。こういうセンスは好きだ。機械的に撮影していたのでは決して撮れない。作品に対する愛情がなければ撮れない画だろう。
勿論、撮影だけでなく、場面の繋ぎも凝ってるし、ウィットに富んだ演出も異彩を放っている。
おそらく、本作はシリーズ中でも屈指の出来映えだろう。

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16〜 20件 / 全191件

BONES−骨は語る− シーズン2

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奇妙な謎とその解き方

投稿日

2011/02/13

レビュアー

みなさん(退会)

『Xファイル』を持ち出すまでもなく、不可思議な現象に対する科学的なアプローチは、視聴者にとっては大変興味深い。真相を暴けるのか、はたまた新たな謎が導き出されるのか――。視聴者の目は、それだけでクギづけである。本シリーズでも、これまでに幾度となく奇妙な謎に対して科学的なアプローチがなされて来た。
第19話では、上空から人間が降って来る。それだけでも大変なのに、遺体の骨密度が低くく、推定年齢 130歳だなんて、ワクワクものである。
第20話では“光る骨”の謎に挑んでいる。謎解きは呆気なかったが、視聴者の興味を引きつけるに十分に魅力的な素材だった。
そんな素材を見つけて来るのは製作サイドの仕事だ。しかし、これだけ犯罪ミステリーのドラマが製作されると、ステキな素材を見つけることは至難の業だ。おいそれと見つかりはしない。製作スタッフのリサーチ能力が問われるだけに、どの番組もさぞや必死なことだろう。(合掌)

第19話(41) 切り裂かれた栄光
空から落ちて来たと思われる遺体が農場で発見される。遺体はペシャンコ。捜査は手間取るかと思われたが、何故か異常に骨密度が低く、それを手掛かりに元・宇宙飛行士であったことを突き止める。妻の話によれば、被害者はセスナで出張に出ているとのことだった。しかし、セスナ機は格納庫に戻っており、政府の関与が疑われた。やがて、遺体の骨からはX線に映らない謎の物質が見つかる……。
オープニングのカットが秀逸。2頭の牛が草をはむ後ろには雲ひとつない青空が広がっており、そこに何かが降って来て地面に激突する。そのままエイリアンが現れて地球を侵略し始めてもおかしくないショットだった。或いは、ミルクのCMとか。(笑) そう、提供企業のコマーシャルに錯覚するような仕掛けだ。こうした意図的なカットは楽しい。作品づくりに余裕があり現場が充実している証拠だろう。

第20話(42) 光る骨
山小屋で遺体が発見される。ネズミに喰い荒らされ、のぞけた骨は暗闇の中、光っていた。放射能汚染が疑われたが、計測された数値は正常値だった。やがて、遺体はカリスマ・シェフであったことが判り、面識のあったブレナン博士は動揺する。遺体はメッタ刺しにされており、怨恨のセンが疑われたが、なぜ骨が光るのか皆目見当もつかなかった。そして、ホッジンズ君がその謎を解き明かす……。
ひとつのアイデアを、物語にどのように絡ませるか、脚本家の腕の見せどころだ。しかし、本作品の出来映えはやや不満足。“骨が光る”ことが、事件の真相に深くからまないからだ。(解決の手掛かりにはなるが……) もう少し段階を経て明らかになるとか、犯人の自供を促す物証として提示されるとか、何か工夫がされていたら、また違った印象を受けたかも知れない。細かな伏線を張っているだけに、大きな物語の構成に失敗したことは惜しまれる。

私たちの実生活では、なかなか奇妙な現象に出会ったりしない。空から人間が降って来たり、骨が光ったりしない。それだけにドラマが見せてくれる謎は、飛びきり奇妙であってほしい、と思うのだ。そして、主人公たちが知識を総動員して謎を解き明かして行く。それが、こうしたドラマの醍醐味だろう。
最近、謎解きよりも登場人物たちの恋模様に重心が傾いているだけに、原点に戻ってほしい、とチラリと思う。――まぁ、謎解きだけでもつまらないから、匙加減の問題なんだろうけどね。

第2シーズンは大団円を迎えるか、オススメ!

死と生と性と精神

投稿日

2011/01/30

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みなさん(退会)

本国で、どういう時間帯に放送されているのか知らないが、本シリーズは登場人物の間でセックスを話題にすることが、意外に多い。サラリとベッドシーンが挿入されたりもする。その描写は、米国だからなのか、制作サイドの意向だからなのか判らないが、“開けっぴろげ”と言うか、カラっとしている。
ブレナン博士はサリーとのセックスは「最高だった!」と公言するし、ホッジンス君とアンジェラ女史は寸暇を惜しんで職場でもHをする始末。ブース捜査官は元妻と寝たかと思うと元カノであるカミーユ所長ともヨリを戻すし、何だかそれだけを取ってみると、昔のポルノ映画みたいなシチュエーションだ。(笑)

第17話(39) 神の庭の犯罪者
教会の墓地で水道管が破裂し、埋葬されていた遺体が散乱する。その骨の整理に呼ばれたブレナン博士だったが、最近埋められた他殺死体を発見する。やがて、その死体が前任の神父だったことが判り、彼には小児性愛者の疑いがかけられていた……。
サリーと別れたブレナン博士とぎこちない関係に戸惑うブース捜査官。――ギクシャクした2人の関係を修復させるために、精神科医ゴードン・ワイアットが再登場。うまい展開だ。視聴者もスンナリと物語世界を再構築できる。こうしたところが、本シリーズの優れた部分と言えるだろう。
ホッジンス君との関係を相談に来たアンジェラ女史にも、その悩みを喝破してみせるなど、ゴードン博士の見せ場が多いのもファンとしては嬉しい限りである。

第18話(40) 君を諦めない
コンクリート詰めにされた死体が発見される。殺害の手口から1人の男が浮かび上がるが、彼は既に爆発事故で死亡していた。しかし程なく、それが偽装だったことが判る。彼は、逃げのびるために自分の足を獣医に切り落とさせていたのだ。やがて、男を追っていたブース捜査官からの音信が途絶えてしまう……。
ブレナン博士の父親が再登場。裏社会を生き延びて来たしたたかな一面を覗かせて娘をビビらせる。ライアン・オニールが若かりし頃を彷彿させる笑顔を見せてファンだった私には忘れ得ぬ一編となった。

これまでコミカルな部分を楽しく観て来た。無惨な遺体を巡る事件を描くドラマだから、コミカルな描写はバランスを取る意味でも必要不可能だ。最近、そこに“大人の性愛”が加わった。“死”の対局にあるのが“生”だから、生を紡ぐ営みが“性愛”だから、まぁ当然と言えば当然か。
しかし、更にそこに“精神”的な軋轢を緩和するためにワイアット博士が加わった。面白い。私たちは風邪をひくと病院に行くが、米国ってトコは精神的なケアをするために気軽にカウンセリングを受けるらしい。社会の中にそういう仕組みが出来ており、企業の取り組みも概ねそれに準じている。
凄惨な事故や事件の現場が職場となる世界なだけに、“性”も“精神”も、いずれ描かねばならぬことは理解に難くない。脚本も秀逸だが、シリーズを通して采配をふるうプロデューサーのハート・ハンソン氏の役割が大きいだろう。いいプロデューサーだ。

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死後の世界と現世のこだわり

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2011/01/18

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骨を鑑定する専門家が主人公だから、死後の世界について言及する場面が当然でて来る。これまでのところ、ブレナン博士とブース捜査官の間で、希薄な会話がなされるに止まっている。博士は合理的な裁断を下し、ブース捜査官は信仰する宗教観を持ち出しているが、いつか真っ向から取り組まなければならないテーマだろう。その時、どんな事件が起きるのか、いまから楽しみである。

第15話(37) 赤いテープ
マリナーで女性の射殺死体が発見される。赤いテープを巻かれ、錨で沈められた手口は、ブレナン博士の新作ミステリーのそれと同じだった。狂信的なファンによる模倣殺人と思われたが、被害者がDVの被害者だったことが判り、弟に容疑が向けられる。しかし、第2、第3の被害者が見つかる……。
いずれ、こういうエピソードを作るだろうなぁと思っていたが、こんなに早いとは思わなかった。意外とよく練られており、1話では勿体無いくらいの内容だった。小説の主人公が“キャシー・ライクス”という遊びが盛り込まれており、なかなか面白かった。
サリーとブレナン博士の情事や感情的な対立も描かれるが、何となく余分な気がした。これを排し、駆け足だった後半を丁寧に描いて70分くらいにまとめたら、よいスペシャル番組になったろうに、残念だ。

第16話(38) 骨のない死体
川に沈められたカバンから平たくなった死体が見つかる。犯人は、遺体を茹でてから切り開いて骨を取り出していた。やがて、被害者が中国から婚約者ビザで入国した女性であることが判明し、“冥婚”という儀式の存在が浮かび上がる……。
“冥婚”という風習は、東南アジアでよくみられる。若くして亡くなった男性の棺に花嫁人形を入れて埋葬する穏やかなものから、本作品のような過激なものまで様々だ。『猟奇的な彼女』で“彼女”が披露するオリジナルストーリーにもその影響がみられた。「私が死んだら、大好きな○○○を一緒に埋めて」という遺言通りに男の子が生き埋めにされてしまうギャグだったが、中国には現実にそういう風習があるらしい。ある意味、生贄である。
残念ながら本作品では、そうした習俗には深く言及せず、現象面だけをミステリーの素材として取り上げている。こちらも何だか勿体無いような気がした。もう少し深く切り込めば、『ミレニアム』のようなミステリー映画が撮れたかも知れない。

ブレナン博士とサリーの関係は、極めて人間らしい欲望と感情に満ち溢れている。それはまさしく現世の欲望であり、こだわりである。ある意味、あの世で結ばれるために行う“冥婚”とは対をなす。結局、ブレナン博士は自らの道を選ぶわけだが、何となく象徴的な気がした。
――と言うのも、現世の欲望に素直だったのがサリーであり、そこまでのこだわりがなく、人との“縁”を優先したのがブレナン博士だと思われるからだ。彼女にとって、いま居る場所が現世であり、それ意外の何ものでもない。あの世の世界も観念として理解しているが、“いま居る場所”でない以上、評価に値しない。“色即是空”ではないが、宗教的な現状認識だと思う。
ひとつ間違えば、単なる“お馬鹿サン”だが、実に精神活動が豊かで魅力的だ。今後も、こういうスタンスでいてほしい。

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海外ドラマにみる風俗、習慣、倫理観

投稿日

2011/01/12

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たまにだが、海外ドラマを観ていて驚かされることがある。それは、日本では馴染みのない風習であったり、倫理観であったりするのだが、それこそが海外ドラマ最大の醍醐味かも知れない、と最近は思っている。
よくあるのが、独り暮らしの男が冷蔵庫からピザを取り出してかじりつくシーン。宅配ピザを頼む場面は多くの映画に登場しているし、家族や仲間でピザを食べる場面も頻繁に用いられる。冷蔵庫からピザを取り出す場面は、男の侘びしさを伝える“定番”と言えるだろう。映画やドラマにおいて、宅配ピザが生活環境を伝える道具として使われ始めたのはいつからだろう? 『E.T.』では既に登場しているから、80年代以前であるのは確かだ。
本ディスクに収録されている第13話では、自宅の庭先にバーベキュー用の炉を作るシーンが登場する。とある事情からブース捜査官が時間を費やして作り上げるのだが、そのDIY精神にはビックリである。正直、「そんなものまで自分で作るの?!」と思ってしまった。セメントをこね、水準器で水平を計り、数日かけてレンガを積み上げて行く。庭先に作ることにも驚いたが、業者に任せず自分で作ろうとする発想は、現代の日本では生じにくいだろう。棚を吊ったり犬小屋を作るのとはワケが違う。然も、それがキットとして売られているようだから、これまたビックリである。こういう精神的な余裕とバイタリティは、羨ましい限りである。(実際に作ろうとしたのは英国人の精神科医で、ブース捜査官が内面を見つめ直すために意図的に手伝わされ、まんまとその術中にハマってしまったことは、捨ておく)

第13話(35) 沼に沈んだ青春
フロリダでワニに喰われた死体が発見される。ブレナン博士は現地に向かうが、ブース捜査官はソフトクリーム屋のピエロを撃って精神科医の分析を受けることに……。
ワシントンとフロリダがどれほどの離れているのはか知らない。しかし、ワシントンで電話を受け、ブレナン博士が現地に到着した時、ちょうどワニを陸地に上げているところなのは、時間的な違和感を感じた。
そんな事件もブレナン博士の活躍も押しのけて、今回の主役はシーリー・ブース捜査官。街中でマスコットのピエロを銃撃してしまったことから、精神科医のゴードン・ワイアットのセラピーを受けることになる。この2人の遣り取りが面白い。脚本も演出も優れており、見応えがあった。(ゲイであるスティーブン・フライが演じるワイアット医師から「君はゲイか?」と言われるあたりが面白い)

第14話(36) 友情とルールのジレンマ
資産家の男性が自宅で椅子に拘束された上、刺殺される。ブレナン博士らが捜査に乗り出すが、被害者の妻が、ホッジンズ博士の昔の婚約者だったことから事態が迷走を始める……。
事件の究明よりもホッジンズ博士の“行動”をメインにした一編だった。あまり情緒的には描かれず、どちらかというと「どう事態を打破するか」に力が注がれている。面白いのは、善悪の判断もなされないこと。如何にも本シリーズらしい。前半は状況説明、後半は法廷劇という構成。ワイアット医師とブース捜査官、ブレナン博士と付き合い始めたばかりのサリーとの恋模様も描かれるが、まぁ、息抜き程度の描写で、サラリと流されている。

第14話では、ホッジンズ博士が証拠物件から写真を一枚くすねてしまう。昔、被害者の妻と婚約していた事実を隠すためだ。彼は「捜査から外されたくないから」と説明しているが、何となく理解出来なかった。然も、「証拠は写真立てであって、中の写真は関係ない」と開き直る。こういう職業倫理の低さは、他の海外ドラマでも見受けられる。それでいて「オレたちはプロだ!」と豪語するのだから驚きである。勿論、そんな抗弁は是認されるわけはないのだが、何故か「裁判に勝ったら復帰!」と検事が断じるのだから、これまたビックリである。如何にストーリー展開を優先したとはいえ、「こんなことで良いの?」と思ってしまった。『CSI:マイアミ』でも、たまに同じ感想を抱くことがある。善くも悪くも、こういう手前勝手な部分が米国産ドラマにあることは確かだ。感情的に否定する手もあるが、そんなこともひっくるめて、海外ドラマを楽しむのがベターだろう、と私は思っている。

オススメ!

俳優の感性

投稿日

2011/01/02

レビュアー

みなさん(退会)

時に、優れた俳優は、優れた演出家でもある。演技をしながら「私ならこう撮る」とか思っているからだろう。幾人もの監督サンらと仕事をしているうちに感性が養われ、いつしかそれがスキルとなり、やがて作品として噴出するようだ。クリント・イーストウッド然り、メル・キブソン然りである。彼らの作品は、カメラマンや脚本家あがりの監督サンらとは異なり、極めて主観的で情緒的で分かり易い。
本ディスクに収録されている第11話はデビッド・ドゥカブニーが監督し、異色の作品に仕上げている。

第11話(33) 過去からの告発
ビルの屋上で磔にされた焼死体が見つかる。被害者は FBI捜査官で、喉にはコインが押し込まれていた。やがて、捜査で被害者が冤罪事件に関わっていたことが分かる。同じ頃、ブレナン博士の兄ラスが父からの警告を伝えにやって来た……。
遂にブレナン博士の父親が登場するが、驚いたことに、演じるのはライアン・オニール。私たちの世代にはお馴染みのハリウッド・スターである。『ある愛の詩』や『ペーパームーン』は70年代を代表するヒット作。個人的には『おかしなおかしな大追跡』が好きだ。あれから40年近くが経過し、すっかりお年を召されたが、甘い笑顔は今も健在。てっきりこの世界から足を洗ったのかと思っていたが、まだ活動していたんだなぁ。嬉しい驚きだった。

第12話(34) 最後の勝者
刑務所で火災が発生し、連続殺人犯エップスが逃走してしまう。エップスはブレナン博士に挑むかのように殺人を繰り返し、その毒牙がラボのメンバーにも及んで行く……。
エップスの超人的な行動力はさておき、スリリングな展開の一本だった。彼の仕掛けた罠が最大の見所だが、それ以外はIQ180 とは思えないくらい短絡的な行動が目立ち、脚本の脆弱さが惜しまれる作りだった。TVドラマでは盛り込みにくいのかも知れないが、あと一つや2つは難解な罠を仕掛けて欲しかった。

第11話は、スケール感のある作品だった。監督をつとめたのがデビッド・ドゥカブニー。『Xファイル』のモルダー捜査官が何故に本シリーズで監督をつとめたのか謎だが、なかなかの出来映えだった。
特にオープニングとクライマックスが、いい。ビルの屋上で磔にした死体に火をつける場面の光は抜群だ。明け方の光が「一番美しい」と言われるが、それを存分に堪能できる。こういうセンスは好きだ。機械的に撮影していたのでは決して撮れない。作品に対する愛情がなければ撮れない画だろう。
勿論、撮影だけでなく、場面の繋ぎも凝ってるし、ウィットに富んだ演出も異彩を放っている。
おそらく、本作はシリーズ中でも屈指の出来映えだろう。

オススメ!

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