パーフェクト・ストレンジャー

ラスト７分１１秒・・・のＣＭに、期待に胸膨らませ観ました。何処からがラスト７分１１秒だとワクワクドキドキ。が、エンドロール？ええー！こ、これでおわりかー！違った意味の衝撃が。撃沈！

ゲームをプレイしたことがない大半の人でも犯人は知っているという不思議な現象が起きました。
今から約30年前の作品ですが、当時としては”意外な真犯人”だったことがこの現象を口コミで波及させていったように感じます。

ある程度捜査が進み、事件の核心が見えてこないと最後の強引なコマンド入力できないしくみとなっていることもあり、
騙されたと思う人はいなかったように思っています。
（ゲームを始める前から犯人を知っていた人、早くそのコマンドを入力したがっていた人も多かったように思いますが）

本作品は”あなたは必ず騙される”という有名なキャッチコピーで上映されましたが、
恐らく騙された方は多くても、驚いた方は少なかったのではないでしょうか？

ミステリー作品なので、”考えが浅かった！一本取られたぁ〜w(ﾟoﾟ)w”ぐらいがちょうどいい！
密室トリックがからくり屋敷（又は犯人がドラえもん）というような反則技を駆使した本作品は好きになれません。( ￣っ￣)

まぁ、『熟レンジャー』⇒『アイリンジャー』⇒『パーフェクト・ストレンジャー』の流れの私が言うのもなんですが。。。(・・。)ゞ

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赤の他人ってやつですか　禁じ手のどんでん返しってのはまあ　昨今のニュースば見ると滅茶くちゃらな事件が多いですから　いいんじゃないでしょうかねえ　驚くことばかり　これもスカパで炬燵で蜜柑を食べたり　うんこをしたりレヴューをしたりの合間にだらだら飛ばしながらいい加減に観てたもの　謎はよくわかりません　ハル・ベリーは出ずっぱりでよくやってますよね　ブルース・ウィルスは「サロゲート」のかつらみたいに　マクガフィンに徹した役をギャラだけはえげつなくいただいて演じてあげたものでしょう

地下鉄のシーンからずっとミスデレクションしながら最後にどんでん返しは　脚本がしっかりしてればOKでしょうね現実味はなくても　でもまあその主題　赤の他人ですね　それを映画的に生かすにはどうしたらいいかってことで言うと　分身が主題ですから　あくまでもその主題にそった視覚論的細部の充実　連携呼応の場面を作るべきですね　その際もう物語的整合性なんてどうでもいいんじゃない　それをPC画面の描写なんかでごまかしてるのがだめね

大体がジェームス・フォーリーとジェームス・アイボリーをいつもボクは混同してるわけで二人とも大した演出家ではないですが　それはフォーリーには責任はないけど　ハル・ベリーが美人で白人だか黒人だか曖昧な感じがするとかが　分身テーマがぼやける原因の一つやなとか　覗き見とゆうヒッチコック的な＜窃視＞の主題が発端とラストの二度までも重要なシーンとなってるのにその演出に何の芸もないってこと　ヴェラドンナの瞳ももっと魅力的に扱えるよね　そんな演出の勘所がだめなミステリーで　どんでん返しの反則が悪いってわけでもないね

これも現代的に「ラブリボン」のようにペドフィリア（幼児性愛）を扱っていて　なんだか哀しい終わりでもあり　演出によってもうちょい格調がある映画になっていたと思うんだけど　惜しいね

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ロウィーナの同僚の男（名前忘れた）がさも犯人なのか！？という見せかただけど、そういうときは犯人じゃないのが当たり前。
・・・と、誰もが思うからこそ犯人だったら面白かったかも。
それでもトータルで観るとつまらないんだけど。
映画自体にパワーがないせいか観てもあまり感じるものがありませんでした。
ヒルにしたって、あんなんでスパイから機密を守れるのか？と疑いたくなるほどです。
あれでボスが勤まるのか？
色じかけにはコロっと騙されるような人物ではダメでしょう。
あの辺でかなりヒルの人物像が薄っぺらいものになりました。
そこまでは女には弱いけど、頭の回転が速く嗅覚の鋭い侮れない男って感じだったけど。
あれではタダのエロ親父です。
言い寄ってくる女性も多い立場なんだから、女性への警戒心は人一倍強くてもよさそうなのに。
その気持ちを凌駕するほどハル・ベリーがイイ女ってこと？
それならそれでやっぱエロ親父ってことか・・。
ブルース・ウィリス、この映画に出る意味あったのか？
動機はなんだ？
お金かな？
ハル・ベリーと絡みたかったから？
なんかもったいない作品チョイスだと思う。

ラスト・・・・ロウィーナが犯人というのは驚きました。
しかし、気付いた人もいるんでしょうか？
消去法すればわかりそうなもんだね・・・とは、あとで思い返て思ったこと。
ズルいですね。これは。
イジワルな感じがします。

「ゴシカ」に続いてハル・ベリーのサスペンスはハズレでした。
ハル・ベリー・・・好きだけど、作品となるとあんましステキなのがない。「Ｘ-ＭＥＮ」シリーズや「００７」は好きだけど。
でもやっぱり観てしまう。
ブルースとハルの共演なら、なおさら観たくなる。
この「共演」が甘い香りを漂わせて誘ってくるんですよねぇ。
この時点で映画の勝利か。

　本日、体調悪くて仕事休んでます。

　いつも週末に２本観るＤＶＤが先週は忙しくて１本しか観れなかったんで、そーだ、今日観ちゃおうってことで先ほど鑑賞したのがこちら。

　「スペシャリスト」と同じハメになった。

　具合悪い日に観て調度よかった。

　自分はぜんぜんミステリー・ファンではなく、その手の小説なんぞも全く読まないので、禁じ手とかそういうのも別に不快にはならんのですが、皆さん仰ってるとおり人物造形が薄すぎるのがマズイかと。ブルース・ウィリスのやる気のないエロ社長なんか、ホント、髪の薄さよりキャラの薄さの方がトホホでした。

　なんだろか、人間の哀しさが切実に感じられるような、そういう登場人物たちだったら物語が多少とっ散らかってても、最後にムリヤリ風呂敷たたまれても、「ま、いっか」となったんでしょうけど。

　いやいや、困ったもんだ。もう寝るよ、あたしゃ。