バベル / ブラッド・ピット
バベル
/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(412)
解説・ストーリー
「アモーレス・ペロス」「21グラム」の俊英アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、再生への希望の物語が同時並行で鮮やかに綴られていく。日本から役所広司とともに参加した菊地凛子が各国の映画賞レースを賑わせ日本でも大きな話題となる。
「アモーレス・ペロス」「21グラム」の俊英アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、再生への希望の物語が同時並行で鮮やかに綴られていく。日本から役所広司とともに参加した菊地凛子が各国の映画賞レースを賑わせ日本でも大きな話題となる。
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「バベル」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「アモーレス・ペロス」「21グラム」の俊英アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、再生への希望の物語が同時並行で鮮やかに綴られていく。日本から役所広司とともに参加した菊地凛子が各国の映画賞レースを賑わせ日本でも大きな話題となる。
「バベル」 の作品情報
「バベル」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
バベルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
143分 |
日本語日(劇場公開版)日(聾唖者用解説)吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GAYR1184 |
2007年11月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
43枚
|
2人
|
2人
|
日本語日(劇場公開版)日(聾唖者用解説)吹き替え用
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
バベルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
143分 |
日本語日(劇場公開版)日(聾唖者用解説)吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GAYR1184 |
2007年11月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
43枚
|
2人
|
2人
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日本語日(劇場公開版)日(聾唖者用解説)吹き替え用
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ユーザーレビュー:412件
「言葉」以前の壁。
「バベル」という題名から「言葉を分かたれた人間の不幸」を描いた作品と思われがちだけど、「言葉の壁」なんて実は大したものじゃなくて、本当は「言葉が違うから心が通じない」なんてのは、言葉の違い以前に、自分と異なる種類の人間や文化や社会に対して、自ら心の壁をつくりあげてしまっている人間が使う「都合のいい言い訳」に過ぎないのだと思う。
この作品の中では「言葉が通じることとコミュニケーションが成立することはイコールではない。むしろ、言葉など通じなくともコミュニケーションは立派に成立する。」ということを痛感させる場面が繰り返し描かれる。たとえ同じ言語を持つ者同士でも相手を理解しようという心がなければ真のコミュニケーションは成り立たないし、相手を理解しようとする心さえあれば言葉がうまく通じなくとも、あるいは言葉などという邪魔なものがなくとも心は伝わるのだと。
異国を旅する旅行者が事故にあって最初に感じたのは言葉の壁だったが、彼らを最も苦しませたのは国と国との政治の壁だった。子供思いのやさしいベビーシッターが思い知らされたのは、隣国でありながら政治的社会的に隔てられた国で暮らす人間が感じる厚い心の壁だった。そして、耳の不自由な日本の少女が感じたのは、同じ言語を持つ同一民族でありながら、障碍があるという一点をもって「自分たちとは異なる人間」というレッテルを貼られ対等なコミュニケーションや自己実現すらままならない、均一社会の中の圧倒的な孤独だった。
この重苦しい物語は、ラスト、ようやくほのかな輝きを灯して幕を閉じます。その小さな輝きはやがて摩天楼の輝きの中に溶け込んで見えなくなるのですが、台詞もなくただ穏やかな旋律が繰り返される中、言葉では語れない何かが確実に心に刻まれたような気がしました。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
「人の気持ちもわからないかん。」(わからなくちゃいけない)
次男が小学校3〜4年生のときに、
父親に怒られている兄をかばって言った言葉です。
きっとどこかからの受け売りだったのでしょうが、
今も私の記憶の中で、時折リピートします。
自分の想いを届かせたいなら、その前に相手の想いを。
ワカラナイカン。
神へ届きたかった人たちがいて、神の気持ちもお構いなしに塔を造った。
神は、届いてなど欲しくなかった。
押しつけるのは嫌です。
押しつけられるのも嫌です。
打算も妥協もエゴも、嫌です。
想いとは届かせようとするものなのでしょうか。
自然に伝わるものなのでしょうか。
受け手の感性さえあれば、どんな想いも届くのでしょうか。
表現することが下手なら、真意は宙で弾けて消えてしまうのでしょうか。
想いが届かない人と一緒にいるのと、ひとりでいるのと、
どちらのほうが孤独なのでしょうか。
なぜ人は、人との関わりを求めるのでしょう。
傷つくかもしれない。
癒されるかもしれない。
それはハイリスクハイリターンな賭けなのに。
積み上げた虚飾は、どこへも届かない。
もろとも崩れ去るばかり。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
全てを映し込もうとするイニャリトゥ節は好きや無いけど・・・
この作品には圧倒されました!!!
イニャリトゥ監督作品は、『アモーレス・ぺロス』も『21グラム』もそんなに好きや無いけど、コレもやっぱりそんなに好きや無かったりして・・・でも、作品としてはほぼイニャリトゥ監督が作りたかった映画の完成形にあるんやないかな?っつー完成度なんで評価せーへん訳にはいかんわなー^_^
□■□■□■□■□
この作品って、むっちゃ評価分かれてたっすよねー!
『アモーレス・ペロス』、『21グラム』と同じ系列でより洗練されて濃密になったイニャリトゥ監督らしい作品やから、そんなに評価が分かれんでもエエようなもんやけど・・・やっぱ、日本が舞台になってる部分の描き方に違和感を感じた人が多かったんやろねー!
自分としては、いままでと同じように嫌いやけど、作品としては評価しまっせっつー感じやね(;^_^A ※『ゆきゆきて神軍』とか『ベニーズビデオ』とか『鬼畜大宴会』(←これは違うか)とかと同じようにね!
□■□■□■□■□
日本についての描き方については、まぁーしゃーないかっつーのが自分の感想やね〜^_^
基本的には、"日本人としては"っつーよりも先に"映画ファンとしては"っつーのが先に来てしまうんで、この作品でこの設定の舞台を"日本"にするのはバランス的に適当やから認めなしゃーないかなー
人間(日本人)の描き方は違和感あるけど、一般的な日本を紹介する為の映画(ってそんな映画あっても観たないし)や無いしね♪
□■□■□■□■□
ただ、イニャリトゥ監督の全てを映し込むタイプの撮り方って暑苦しくてあんまり好きや無くて、どっちかゆーと映すべきものだけを映す撮り方の方が好きなんやけどね・・・
この監督って1カットにいろいろ詰め込むんで重たくて疲れるんよねー・・・(´・ω・`)
画面内にイロイロ入れる(その場にあるべきものは全て入れる)とリアリティはでるんやけど、視点が散りやすい(情報過多)んで、もっと無駄(この手法にとっては無駄や無いけど)を省いてシャープにしてくれた方が好みやねー(この映画の難解さもそこに起因してるよーな気も・・・)
っつーのも、もう30才を超えて衰えてきた自分の頭やと情報を処理仕切れへんのよねー・・・←ってお前が悪いんやろって!?
□■□■□■□■□
日本が出てくる洋画ってどうしてもその描き方が気になって正当な評価がし難いんで、オススメかっつーと微妙やけど観て損は無い映画やないやろか?
そして、この映画のテーマは結局何なん?っつー部分については、いろいろ詰め込みまくってるんで、感じるところで感じればいいっつー風に観るのが一番観やすいかも・・・監督が意図したものかどうかわ分からんけど、結局"人間"を描いてることには違いないしね♪
映画は公開された時点より観客のもんやしね!
個人的満足度 76点!
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
我々も、バベルに組み込まれてしまった?
投稿日:2007/11/29
レビュアー:ぴよさん
嫌な映画だ。…いや、映画作品としては、むしろ良い出来だと言えるのだろうが。
まったく、どうしてこんなに子供や女性を痛めつけ、傷つけるのだろう?(特に子供を)
それが最も手っ取り早く「世の非情」を語り得る手段とは言え、その痛めつけ方が執拗だ。負の予感を感じさせながら、じりじりと非情な状況に追い込まれてゆく子供達。私にはその部分が何とも言えず不快で、しょうがなかった。痛めつけるなら、大人にしてくれ。
3つの国で、ほぼ同時刻に起こるドラマを並行させ、残酷な筋書きが淡々と進む。各々の状況は、一口に同じ「悲劇」という言葉では括れない温度差がある。それは言語、生活のレベル、信条・常識… 条件が異なる世界の間で起こる温度差だ。
旧約聖書、バベルの塔の寓話に依るならば、この差は人間が同一言語を使うことで神の意志に逆おうとした所業に対する、戒めとして作られた。人は、神によって多様性と格差を運命づけられ、苦しまされているわけだ。
その格差の接する所で、水蒸気爆発が起こるかのように悲劇が起こる。各々が各々の温度の中に居れば平和でいられたはずなのに、触れてしまったが故に意図していなかった事故が起こってしまうのだ。
この作品のレビューに「何が言いたかったのか、分からなかった」という意見が、多くある。
これは「欄外」の話になるのだが…結果として、観客のその反応も含めて「バベル」なのではないか。つまり、このディスコミュニケーションの一環に、私達観客も組み込まれてしまっているのではないか。
それぞれのエピソードの煮え切らなさにしても、故意に「ちゃんと完結してしまわないように」作られているのではないかとまで、勘ぐりたくなる。画面の中のコミュニケーション不全が、観ている我々にも同じ様に起こっているような錯覚。よもやこれが狙いではなかろうが、「分かり合えないということが分かった」という意味で、この作品は成立してしまった。
菊池凛子の演技は、とりたてて凄いとは思わなかったが、彼女の眼力の強さは感じた。あれは西洋人にアピールするタイプの目だと思う。違った役を演じた時にどうなるか、注目したい。本作ではむしろ、メキシコ編の乳母役の女優の演技に、リアルさを感じた。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
1つの銃を巡りモロッコ・メキシコ・日本で・・・
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
公開当時劇場で見ましたが、?????だったので、
しばらく経った今、もう一度トライ。
菊池凛子が賞レースで・・・とか
フルヌードで・・・・とか
クラブでのチカチカシーンが原因で劇場で気分悪くなる人が多かったとか、
そんな話題はあったなあ。
内容はとにかく暗い話でした。
一見関係ない、モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本の
ある人々が、偶然か必然か、
1つのライフル銃というつながりがあった、
と表面上はそういう感じ。
それぞれの人々が心の闇みたいのを抱えていて、
最後にはそれを乗り越え、
再生していく、ってことなんだろうけど、
それぞれの「その後」は観客の想像。
ブラピ・ケイト夫婦は帰国後どうなったのか。
子供達とメイドの状況に気づいたらどうなるのか。
別所・菊池親子は悲しみを乗り越えたか。
メイドさんは強制送還になってどうなったか。
メイドさんのメキシコでの親族はどうなったのか。
いろんな「その後」はそれぞれのラストシーンを見て
想像を膨らませてみるのが良いんでしょうね。
モロッコから息子へ電話するブラピ。
序盤では息子目線だったので、
電話のむこうのブラピがどんな状況だったか
言葉でしかわからなかったけど、
中盤ので一部始終を見て
終盤でブラピ目線の同じシーンを見ると
ちょっとウルウルしそうでした。
「バベル」は旧約聖書のバベルの塔からきてるものだと
まあ、確かに言われてみればそうかもね・・・
冒頭に書いたように
「1丁のライフル」を巡る人々が
言葉の違う各地に散っているのだから。
もっと勝手に解釈するなら、
言葉も住む場所も違っても
それぞれ心の闇をもった同じ人間だったってこと???
結局、はっきりわかりませんが(汗
最後まで観れますが、
面白い、とは言いがたい映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
「言葉」以前の壁。
投稿日
2007/12/03
レビュアー
spider
「バベル」という題名から「言葉を分かたれた人間の不幸」を描いた作品と思われがちだけど、「言葉の壁」なんて実は大したものじゃなくて、本当は「言葉が違うから心が通じない」なんてのは、言葉の違い以前に、自分と異なる種類の人間や文化や社会に対して、自ら心の壁をつくりあげてしまっている人間が使う「都合のいい言い訳」に過ぎないのだと思う。
この作品の中では「言葉が通じることとコミュニケーションが成立することはイコールではない。むしろ、言葉など通じなくともコミュニケーションは立派に成立する。」ということを痛感させる場面が繰り返し描かれる。たとえ同じ言語を持つ者同士でも相手を理解しようという心がなければ真のコミュニケーションは成り立たないし、相手を理解しようとする心さえあれば言葉がうまく通じなくとも、あるいは言葉などという邪魔なものがなくとも心は伝わるのだと。
異国を旅する旅行者が事故にあって最初に感じたのは言葉の壁だったが、彼らを最も苦しませたのは国と国との政治の壁だった。子供思いのやさしいベビーシッターが思い知らされたのは、隣国でありながら政治的社会的に隔てられた国で暮らす人間が感じる厚い心の壁だった。そして、耳の不自由な日本の少女が感じたのは、同じ言語を持つ同一民族でありながら、障碍があるという一点をもって「自分たちとは異なる人間」というレッテルを貼られ対等なコミュニケーションや自己実現すらままならない、均一社会の中の圧倒的な孤独だった。
この重苦しい物語は、ラスト、ようやくほのかな輝きを灯して幕を閉じます。その小さな輝きはやがて摩天楼の輝きの中に溶け込んで見えなくなるのですが、台詞もなくただ穏やかな旋律が繰り返される中、言葉では語れない何かが確実に心に刻まれたような気がしました。
「人の気持ちもわからないかん。」(わからなくちゃいけない)
投稿日
2011/12/31
レビュアー
蒼生
次男が小学校3〜4年生のときに、
父親に怒られている兄をかばって言った言葉です。
きっとどこかからの受け売りだったのでしょうが、
今も私の記憶の中で、時折リピートします。
自分の想いを届かせたいなら、その前に相手の想いを。
ワカラナイカン。
神へ届きたかった人たちがいて、神の気持ちもお構いなしに塔を造った。
神は、届いてなど欲しくなかった。
押しつけるのは嫌です。
押しつけられるのも嫌です。
打算も妥協もエゴも、嫌です。
想いとは届かせようとするものなのでしょうか。
自然に伝わるものなのでしょうか。
受け手の感性さえあれば、どんな想いも届くのでしょうか。
表現することが下手なら、真意は宙で弾けて消えてしまうのでしょうか。
想いが届かない人と一緒にいるのと、ひとりでいるのと、
どちらのほうが孤独なのでしょうか。
なぜ人は、人との関わりを求めるのでしょう。
傷つくかもしれない。
癒されるかもしれない。
それはハイリスクハイリターンな賭けなのに。
積み上げた虚飾は、どこへも届かない。
もろとも崩れ去るばかり。
全てを映し込もうとするイニャリトゥ節は好きや無いけど・・・
投稿日
2010/01/14
レビュアー
KASPAR
この作品には圧倒されました!!!
イニャリトゥ監督作品は、『アモーレス・ぺロス』も『21グラム』もそんなに好きや無いけど、コレもやっぱりそんなに好きや無かったりして・・・でも、作品としてはほぼイニャリトゥ監督が作りたかった映画の完成形にあるんやないかな?っつー完成度なんで評価せーへん訳にはいかんわなー^_^
□■□■□■□■□
この作品って、むっちゃ評価分かれてたっすよねー!
『アモーレス・ペロス』、『21グラム』と同じ系列でより洗練されて濃密になったイニャリトゥ監督らしい作品やから、そんなに評価が分かれんでもエエようなもんやけど・・・やっぱ、日本が舞台になってる部分の描き方に違和感を感じた人が多かったんやろねー!
自分としては、いままでと同じように嫌いやけど、作品としては評価しまっせっつー感じやね(;^_^A ※『ゆきゆきて神軍』とか『ベニーズビデオ』とか『鬼畜大宴会』(←これは違うか)とかと同じようにね!
□■□■□■□■□
日本についての描き方については、まぁーしゃーないかっつーのが自分の感想やね〜^_^
基本的には、"日本人としては"っつーよりも先に"映画ファンとしては"っつーのが先に来てしまうんで、この作品でこの設定の舞台を"日本"にするのはバランス的に適当やから認めなしゃーないかなー
人間(日本人)の描き方は違和感あるけど、一般的な日本を紹介する為の映画(ってそんな映画あっても観たないし)や無いしね♪
□■□■□■□■□
ただ、イニャリトゥ監督の全てを映し込むタイプの撮り方って暑苦しくてあんまり好きや無くて、どっちかゆーと映すべきものだけを映す撮り方の方が好きなんやけどね・・・
この監督って1カットにいろいろ詰め込むんで重たくて疲れるんよねー・・・(´・ω・`)
画面内にイロイロ入れる(その場にあるべきものは全て入れる)とリアリティはでるんやけど、視点が散りやすい(情報過多)んで、もっと無駄(この手法にとっては無駄や無いけど)を省いてシャープにしてくれた方が好みやねー(この映画の難解さもそこに起因してるよーな気も・・・)
っつーのも、もう30才を超えて衰えてきた自分の頭やと情報を処理仕切れへんのよねー・・・←ってお前が悪いんやろって!?
□■□■□■□■□
日本が出てくる洋画ってどうしてもその描き方が気になって正当な評価がし難いんで、オススメかっつーと微妙やけど観て損は無い映画やないやろか?
そして、この映画のテーマは結局何なん?っつー部分については、いろいろ詰め込みまくってるんで、感じるところで感じればいいっつー風に観るのが一番観やすいかも・・・監督が意図したものかどうかわ分からんけど、結局"人間"を描いてることには違いないしね♪
映画は公開された時点より観客のもんやしね!
個人的満足度 76点!
我々も、バベルに組み込まれてしまった?
投稿日
2007/11/29
レビュアー
ぴよさん
嫌な映画だ。…いや、映画作品としては、むしろ良い出来だと言えるのだろうが。
まったく、どうしてこんなに子供や女性を痛めつけ、傷つけるのだろう?(特に子供を)
それが最も手っ取り早く「世の非情」を語り得る手段とは言え、その痛めつけ方が執拗だ。負の予感を感じさせながら、じりじりと非情な状況に追い込まれてゆく子供達。私にはその部分が何とも言えず不快で、しょうがなかった。痛めつけるなら、大人にしてくれ。
3つの国で、ほぼ同時刻に起こるドラマを並行させ、残酷な筋書きが淡々と進む。各々の状況は、一口に同じ「悲劇」という言葉では括れない温度差がある。それは言語、生活のレベル、信条・常識… 条件が異なる世界の間で起こる温度差だ。
旧約聖書、バベルの塔の寓話に依るならば、この差は人間が同一言語を使うことで神の意志に逆おうとした所業に対する、戒めとして作られた。人は、神によって多様性と格差を運命づけられ、苦しまされているわけだ。
その格差の接する所で、水蒸気爆発が起こるかのように悲劇が起こる。各々が各々の温度の中に居れば平和でいられたはずなのに、触れてしまったが故に意図していなかった事故が起こってしまうのだ。
この作品のレビューに「何が言いたかったのか、分からなかった」という意見が、多くある。
これは「欄外」の話になるのだが…結果として、観客のその反応も含めて「バベル」なのではないか。つまり、このディスコミュニケーションの一環に、私達観客も組み込まれてしまっているのではないか。
それぞれのエピソードの煮え切らなさにしても、故意に「ちゃんと完結してしまわないように」作られているのではないかとまで、勘ぐりたくなる。画面の中のコミュニケーション不全が、観ている我々にも同じ様に起こっているような錯覚。よもやこれが狙いではなかろうが、「分かり合えないということが分かった」という意味で、この作品は成立してしまった。
菊池凛子の演技は、とりたてて凄いとは思わなかったが、彼女の眼力の強さは感じた。あれは西洋人にアピールするタイプの目だと思う。違った役を演じた時にどうなるか、注目したい。本作ではむしろ、メキシコ編の乳母役の女優の演技に、リアルさを感じた。
1つの銃を巡りモロッコ・メキシコ・日本で・・・
投稿日
2010/09/01
レビュアー
MM3
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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公開当時劇場で見ましたが、?????だったので、
しばらく経った今、もう一度トライ。
菊池凛子が賞レースで・・・とか
フルヌードで・・・・とか
クラブでのチカチカシーンが原因で劇場で気分悪くなる人が多かったとか、
そんな話題はあったなあ。
内容はとにかく暗い話でした。
一見関係ない、モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本の
ある人々が、偶然か必然か、
1つのライフル銃というつながりがあった、
と表面上はそういう感じ。
それぞれの人々が心の闇みたいのを抱えていて、
最後にはそれを乗り越え、
再生していく、ってことなんだろうけど、
それぞれの「その後」は観客の想像。
ブラピ・ケイト夫婦は帰国後どうなったのか。
子供達とメイドの状況に気づいたらどうなるのか。
別所・菊池親子は悲しみを乗り越えたか。
メイドさんは強制送還になってどうなったか。
メイドさんのメキシコでの親族はどうなったのか。
いろんな「その後」はそれぞれのラストシーンを見て
想像を膨らませてみるのが良いんでしょうね。
モロッコから息子へ電話するブラピ。
序盤では息子目線だったので、
電話のむこうのブラピがどんな状況だったか
言葉でしかわからなかったけど、
中盤ので一部始終を見て
終盤でブラピ目線の同じシーンを見ると
ちょっとウルウルしそうでした。
「バベル」は旧約聖書のバベルの塔からきてるものだと
まあ、確かに言われてみればそうかもね・・・
冒頭に書いたように
「1丁のライフル」を巡る人々が
言葉の違う各地に散っているのだから。
もっと勝手に解釈するなら、
言葉も住む場所も違っても
それぞれ心の闇をもった同じ人間だったってこと???
結局、はっきりわかりませんが(汗
最後まで観れますが、
面白い、とは言いがたい映画でした。
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