水滸傳

作品名で「水滸伝」と引くと丹波が玉麒麟のやつや、武松が酔拳が得意で魯智深と旅するやつとかいろいろ出てくる。６０年代に撮った日本版もある。その後ろの方に「完全版」というのがちゃんとあった。
４話８０分と５話２２５分の違いはコマーシャルやテーマ曲の時間を除くとほぼ完璧版と言える。
今までブーブー言いながらこのショートカット版を見ていた自分が馬鹿だった。
ＤＶＤと言うのは一本幾らだ。何かの話題作りか何かのために急いでみなければならない人は別だが「完全版」を見ることを勧める。
これだとストリーがたびたび飛んでつながっていない場面があるから原作を読んだ人以外解らない部分が出てくる。

ちなみに私はこの中国版の見る前、水滸伝は文章でしか読んだことがなかったため背中に花の入れ墨がある為そう呼ばれている「花和尚　魯智進」の入れ墨は遠山の金さんみたいな派手な桜吹雪みたいなものだとイメージしていました。中国では桜は重宝されませんから唐獅子牡丹か・・？
当時の入れ墨の技術はあの程度だったのですね。こういうことに限ってはこのシリーズ考証にたけていますね。
あと最後の白黒でやる撮影秘話みたいな映像の中に武松と魯智深がクレーンで吊り上げられる場面があります。あれ、たぶん高唐州の高廉との戦いの場面で使う予定だったと思います。
原作では高球のいとこの高廉、実は妖術使いで、公孫勝と妖術、幻術合戦をします。公孫勝、それまでもその後もあまり目立たないキャラでしたがこのときばかりは活躍します。手のひらのうえの紙をふうと吹くとそれが皆兵士になったり、雨や風を呼んだり、人手が足りなくなり武松と魯智深に即興で幻術を教えて協力させます。たぶんそこで使う予定の場面がったと思います。ただこの９０年代の中国人は空を飛べなかった。空飛ぶ映像を見て「そんなわけないだろう」と堂々と言い張り、こんな非現実的な放映するべきではない、と、国民全体で言い張れる国家、国体だった。その考証により削除されたのだろう。
それに梁山泊軍は後の戦いで妖術で敵をこんなに簡単に殲滅できるのに使わない。それも何故？ということになる。

昔、マジンガーゼットか何かに「阿修羅男爵」と言うのが出てきた。顔の半分が白く、半分が青だ。確か声優が男と女で二人声を合わせて話していたように思う。
顔に大きな青痣があるためそう呼ばれていた「青面獣　楊志」のイメージこんな感じに捉えていてのは私だけだろうか？

中国の歴史物を見続けています。随分勉強になり、特に北宋のことがイメージできました。この頃は、高校生の世界史教科書で確かめています。中国語（北京語）の勉強にもなりますので、気楽に楽しみましょう。

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水滸伝ファンの方も、これからの方も十分楽しめます。全４３話で構成され、本物志向で、演技派・個性派の俳優陣で見応え１２０％！続々登場する好漢たちにハマります。

水滸伝ファンの方は、お気に入りの好漢を見つけたらクセになるかもしれませんよ。みんなそれぞれ“らしさ”が出ています。

水滸伝初心者の方は、登場人物についてある程度知っておいたほうがいいかもしれません。中国人なら誰でも知っているような“お馴染み”な話が展開されていくので、登場シーンで誰なのかが分からない場合があると思います。

ところどころ省かれているシーンがあります。それからプロローグである伏魔殿のエピソードがありません。そのため、後に梁山に108人が終結する際にも星の名が刻まれた石碑を見つける話もありませんので、そこはあしからず。

廬智深と不戒和尚がかぶって見えます（笑）

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とにかく悲しいです。
あれだけ集まった兄弟が少しづつ？居なくなって行くのが寂しく感じられました。
どこか明治維新の新撰組に雰囲気が似ているかなぁ、と個人的に思いました(^o^;）

方臘との激戦では、あまりに兄弟達が無策だった…。
兄弟達は突撃好き…(-_-;)
軍師の呉用さんに頑張って欲しかったですね…。