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「アカルイミライ」「ドッペルゲンガー」の黒沢清監督が、ミイラをモチーフに描くサスペンス・ホラー。スランプ中の女性作家が、新天地で思いがけず1000年前の女性のミイラと遭遇、次第にミイラをめぐる謎に取り憑かれていく恐怖を描く。主演は中谷美紀、共演に豊川悦司。将来を嘱望されている女性作家・春名礼子はスランプに陥り、担当編集者・木島の勧めで、東京郊外の緑に囲まれた洋館に引っ越しをする。やがて彼女は、大学教授の吉岡が向かいの建物にミイラ化した1000年前の女性を極秘に保管していることを知るのだったが…。
「アカルイミライ」「ドッペルゲンガー」の黒沢清監督が、ミイラをモチーフに描くサスペンス・ホラー。スランプ中の女性作家が、新天地で思いがけず1000年前の女性のミイラと遭遇、次第にミイラをめぐる謎に取り憑かれていく恐怖を描く。主演は中谷美紀、共演に豊川悦司。将来を嘱望されている女性作家・春名礼子はスランプに陥り、担当編集者・木島の勧めで、東京郊外の緑に囲まれた洋館に引っ越しをする。やがて彼女は、大学教授の吉岡が向かいの建物にミイラ化した1000年前の女性を極秘に保管していることを知るのだったが…。
製作年: |
2005年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
原題: |
LOFT |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
115分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR1428 | 2007年02月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
115分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
GNBR1428
レンタル開始日:
2007年02月09日
在庫枚数
8枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
115分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR1428 | 2007年02月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
115分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
GNBR1428
レンタル開始日:
2007年02月09日
在庫枚数
8枚
1位登録者:
0人
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「デタラメ」な映画
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
作家の保坂和志がどこかで、
「世界は理路整然としているように見えるけど、それはあくまで認識という統括機能が働いた意識下においてでしかなくて、それ以前の段階では、目や耳や鼻は個々にそれぞれ活動し、たとえばそこでは記憶と現在が交差し、常に錯覚的な現象を脳に伝達しているのだから、プリミティブな意味での「世界」はもっとホラーで、既に死んだ人が町を歩いていることだって普通にありうるんだ」
というようなことを言っていたけど、
黒沢清の映画を観ると同じようなことをついつい考えてしまう。
黒沢清は「映画はデタラメなものである」ということをよく言うけど、その「デタラメ」さっていうのは、ひょっとしたら、認識以前の「世界」のことではないかと思う。
最初、中谷美紀がドロを吐いて、確かにドロ沼は出てくるけどそれが物語としてどこにも回収されないのも、死人(ミイラ)と登場人物の撮られ方がほとんど等価であるのも、五感と悟性によって世界として統括される以前の、曖昧でぼんやりとした「世界」を描こうとしているのかもなーと、そんなことをぼんやり考えました。
井戸から女が這い出てきたり怪物が人を襲ったりしてくれた方が、逆に納得できるのだけど、この映画にはそんな素振りはいっさいなくて、それは必ずしも肯定的な意味ばかりではないけれど、と、そういう意味で、(ホラー映画としては変な表現だけど)この作品はとても豊かな「世界」に根付いていると思う。
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死人が口をきくんじゃないッ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
原稿に向かうとチェーンスモーカーになり、時おり激しく咳き込みつつも喫煙を止めない、止められない。そうやって緩やかに死に向かいつつも、いつもどこかで道連れを探している新進の芥川賞作家礼子。孤独で生活感のない彼女の周囲にいるのは担当編集者の木島だけだが、ただ機械的に執筆を促すばかり。
時おり襲う咳の発作に身をよじり苦しむ玲子が吐くのは大量の泥。それも現実なのか幻想なのか。
締め切りが差し迫る頃、そんな彼女が転地を言い出すと木島が山間の古い木造の洋館を紹介する。
その頃から礼子の脳裏をひとつの光景がよぎる。深い樹々に囲まれた恐ろしくまた美しい絵画のような沼。そして霧に覆われた湖。
一方、ミイラに執り憑かれた男が見つめているのは童女のような顔立ちながら、魔性の潜む隣人亜矢だった。その女はある日、男と諍いをし殺されるが、吉岡が触れようとするとそれはのろのろと起き上がり、こう言った。
あなた、アタシを救いに来たの?
じゃあ救ってよ。救ってよアタシを。 ほら、早く。
2人の運命は今、交わろうとしている。その山間の古びた洋館で。
安達のシーンは繰り返し見てしまった。身長が倍もあろうかというトヨエツがたたらを踏むほど気迫で押すシーンは思わず、いよッ!祐実ちゃん!と掛け声したいほど。起き出すシーンは微エロにして妖艶。主人公の中谷に肉感が無い分、同じく細くてさらにちっちゃいのにこの圧倒的な肉感はなんなんだろう。
中谷美紀の礼子とトヨエツの吉岡だけがまるで切り取られたように幻想の中を浮遊する。
その傍らで、西島秀俊の木島は、美貌と知性を兼ね備え自分にだけ服従する女性作家を世に送り出す編集者という妄想に取り憑かれ緩やかに狂っている。
またトヨエツの同僚学者の大杉漣もミイラ公開イベントの開催に余念がないリアルの側だが、1000年前のミイラが上がったその日から金縛りに悩んでいるという。
最近ようやく陽の目を見た連ドラ「相棒」で薫ちゃんの嫁さん役鈴木砂羽も女編集者として登場するリアルの側の登場人物で、泥の役割や殺人事件などという極めて明解なキーワードを与えてくれる。
写り込みと亡霊、暴風の中の穴掘りはお約束。今回楽しんだのはその周辺。
まず洋館の近くにある焼却炉。数メーターはあろうかというデカイ鉄板に廃棄物を載せて、がごんと返すとまず箱状の奈落に落ち、それを大型のプレス部分がその奥にある燃焼部分に押し運び燃やされる。燃焼部分は常に高温で、廃品は運ばれてる途中、近い部分から次第に燃え始める。
こんな焼却炉、子供が落ちらたひとたまりもないわけだけど、それが何の囲いや屋根もなく野ざらしで、礼子はゴミ袋を下げ、つっかけ履きでとことこ出かけてはゴミとともに様々なモノを燃やし続ける。
あとあれはなんという仕組みなのかな?湖から何かを引き上げるための滑車の仕組み。それは焼却炉とは真逆で、過去や木箱や禁忌などなどさまざまなものを引き上げて曝し上げ続ける。
造形がすごくがんばってて、1000年前の身分高貴だったはずのミイラの面立ちもよかったし、骨盤から逆折れした死体もよかった。どれも埋められてから、沈められてから、空気に触れてからの時間経過が判るくらい肌感もよく表現されてたと思う。
考古学者が掘り出す仕草がどんな時でも発掘っぽいのは可笑しかった。
「降霊」ではまってから機会があれば見ている黒沢監督だけど、根幹はもしかして単純でそれを故意にものすごぉく解かり難くすることで、本当はまったく別なところに目を凝らしてもらいたいんじゃないかと思えたりもする。そんな監督作をいつもあーでもないこーでもないと考えてくれる観客は本当に親切だなぁとつくづく思う。
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ユーザーレビュー:82件
投稿日
2008/10/23
レビュアー
kumakuma※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
作家の保坂和志がどこかで、
「世界は理路整然としているように見えるけど、それはあくまで認識という統括機能が働いた意識下においてでしかなくて、それ以前の段階では、目や耳や鼻は個々にそれぞれ活動し、たとえばそこでは記憶と現在が交差し、常に錯覚的な現象を脳に伝達しているのだから、プリミティブな意味での「世界」はもっとホラーで、既に死んだ人が町を歩いていることだって普通にありうるんだ」
というようなことを言っていたけど、
黒沢清の映画を観ると同じようなことをついつい考えてしまう。
黒沢清は「映画はデタラメなものである」ということをよく言うけど、その「デタラメ」さっていうのは、ひょっとしたら、認識以前の「世界」のことではないかと思う。
最初、中谷美紀がドロを吐いて、確かにドロ沼は出てくるけどそれが物語としてどこにも回収されないのも、死人(ミイラ)と登場人物の撮られ方がほとんど等価であるのも、五感と悟性によって世界として統括される以前の、曖昧でぼんやりとした「世界」を描こうとしているのかもなーと、そんなことをぼんやり考えました。
井戸から女が這い出てきたり怪物が人を襲ったりしてくれた方が、逆に納得できるのだけど、この映画にはそんな素振りはいっさいなくて、それは必ずしも肯定的な意味ばかりではないけれど、と、そういう意味で、(ホラー映画としては変な表現だけど)この作品はとても豊かな「世界」に根付いていると思う。
投稿日
2008/10/11
レビュアー
夜子※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
原稿に向かうとチェーンスモーカーになり、時おり激しく咳き込みつつも喫煙を止めない、止められない。そうやって緩やかに死に向かいつつも、いつもどこかで道連れを探している新進の芥川賞作家礼子。孤独で生活感のない彼女の周囲にいるのは担当編集者の木島だけだが、ただ機械的に執筆を促すばかり。
時おり襲う咳の発作に身をよじり苦しむ玲子が吐くのは大量の泥。それも現実なのか幻想なのか。
締め切りが差し迫る頃、そんな彼女が転地を言い出すと木島が山間の古い木造の洋館を紹介する。
その頃から礼子の脳裏をひとつの光景がよぎる。深い樹々に囲まれた恐ろしくまた美しい絵画のような沼。そして霧に覆われた湖。
一方、ミイラに執り憑かれた男が見つめているのは童女のような顔立ちながら、魔性の潜む隣人亜矢だった。その女はある日、男と諍いをし殺されるが、吉岡が触れようとするとそれはのろのろと起き上がり、こう言った。
あなた、アタシを救いに来たの?
じゃあ救ってよ。救ってよアタシを。 ほら、早く。
2人の運命は今、交わろうとしている。その山間の古びた洋館で。
安達のシーンは繰り返し見てしまった。身長が倍もあろうかというトヨエツがたたらを踏むほど気迫で押すシーンは思わず、いよッ!祐実ちゃん!と掛け声したいほど。起き出すシーンは微エロにして妖艶。主人公の中谷に肉感が無い分、同じく細くてさらにちっちゃいのにこの圧倒的な肉感はなんなんだろう。
中谷美紀の礼子とトヨエツの吉岡だけがまるで切り取られたように幻想の中を浮遊する。
その傍らで、西島秀俊の木島は、美貌と知性を兼ね備え自分にだけ服従する女性作家を世に送り出す編集者という妄想に取り憑かれ緩やかに狂っている。
またトヨエツの同僚学者の大杉漣もミイラ公開イベントの開催に余念がないリアルの側だが、1000年前のミイラが上がったその日から金縛りに悩んでいるという。
最近ようやく陽の目を見た連ドラ「相棒」で薫ちゃんの嫁さん役鈴木砂羽も女編集者として登場するリアルの側の登場人物で、泥の役割や殺人事件などという極めて明解なキーワードを与えてくれる。
写り込みと亡霊、暴風の中の穴掘りはお約束。今回楽しんだのはその周辺。
まず洋館の近くにある焼却炉。数メーターはあろうかというデカイ鉄板に廃棄物を載せて、がごんと返すとまず箱状の奈落に落ち、それを大型のプレス部分がその奥にある燃焼部分に押し運び燃やされる。燃焼部分は常に高温で、廃品は運ばれてる途中、近い部分から次第に燃え始める。
こんな焼却炉、子供が落ちらたひとたまりもないわけだけど、それが何の囲いや屋根もなく野ざらしで、礼子はゴミ袋を下げ、つっかけ履きでとことこ出かけてはゴミとともに様々なモノを燃やし続ける。
あとあれはなんという仕組みなのかな?湖から何かを引き上げるための滑車の仕組み。それは焼却炉とは真逆で、過去や木箱や禁忌などなどさまざまなものを引き上げて曝し上げ続ける。
造形がすごくがんばってて、1000年前の身分高貴だったはずのミイラの面立ちもよかったし、骨盤から逆折れした死体もよかった。どれも埋められてから、沈められてから、空気に触れてからの時間経過が判るくらい肌感もよく表現されてたと思う。
考古学者が掘り出す仕草がどんな時でも発掘っぽいのは可笑しかった。
「降霊」ではまってから機会があれば見ている黒沢監督だけど、根幹はもしかして単純でそれを故意にものすごぉく解かり難くすることで、本当はまったく別なところに目を凝らしてもらいたいんじゃないかと思えたりもする。そんな監督作をいつもあーでもないこーでもないと考えてくれる観客は本当に親切だなぁとつくづく思う。
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