ＥＲ　緊急救命室　１１ｔｈシーズン

またしてもサムの元夫（彼？）スティーブが舞い戻ってきた。
前回、ルカに説得されて逃げ回るのを止めたサム。【今回は心を入れ替える】と言っていたのに、やはり怪しげな登場となりました。
そこにもってきて、またしても役者交代です。
第１０シーズンではコール・ハウザーが演じていたスティーブですが、今シーズンからはギャレット・ディラハントが演じています。
ちょっと風貌悪すぎです^^;
見るからに悪党面です。。。
前回は本当に心を入れ替えるのかと期待しましたが、どうもこの人相では無理そうです　笑



今回のゲスト。
第１７話【つかの間の再会】
カーケンドルは【プリズン・ブレイク】のラルフ・ベッカー。
アレックスの父親スティーブは【バーン・ノーティス】のサイモン。
第１８話【治療拒否】
ベンジャミンは【ＬＯＳＴ】のシェイマス。

第７シーズンで、ある日突然、精神科医キム・レガスピーと恋仲になったケリー。
それまで、なんの伏線もなく、普通に男性と付き合っていたケリーが、なぜに同性愛に走ったのか謎のまま。
正直、レガスピーに対してだけ恋心を抱いたのかと思いきや、その後も性癖は変わらず、結局はサンディ・ロペスとパートナーとして生きていく事を決意した。
この流れが未だにしっくりこなかったが、今回の実母とのエピソードですべてがつながった感がある。
自身が１０代で妊娠した為に生まれた子供（ケリー）を養子に出さざる終えなかった実母ヘレン。その心の傷を埋めたのが神への信仰だったのです。
そして、信仰がすべての生き方をしてきたヘレン。その彼女がケリーと再会し、同性愛という信仰上【罪】である愛の形を打ち明けられるという皮肉。
お互いが憎しみも恨みもなく、心の中から相手を恋い焦がれていただけに、この溝は大きく、２人の間を引き裂いてしまいました。
信仰とは一体何なのでしょう？
【万人に愛を】と説く反面、不自然な愛の形を忌み嫌う。
信仰心が親子の絆を裂いてしまうという、何とも皮肉なエピソードでした。




今回のゲスト。
ケリーの実母は【ユーリカ　シーズン３】のエヴァ・ソーン。

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今回はジン・メイの介護にまつわる話に尽きるでしょう。
寝たきりとなってしまった父親をひたすら１人で介護するジン・メイ。
【少しの間だけでも施設に預けるべきだ】と諭すプラットに対して【中国人はそんな事はしない】と言い切る。
そして目に見えて追い詰められていくジン・メイ。。。
お国の違いでしょうか。家族の面倒は最期まで看るというジン・メイの固い決心が滲み出ていました。
その姿勢は立派です。
しかし、それとは対照的に【安楽死】という現実が重くのし掛かります。
個人的には【安楽死】には賛成です。本人のしっかりとした意思表示があるのであれば。
今回のように、どんなに父親を愛していようとも、結局は違法な事をしてしまったという罪は、一生ジン・メイについてまわるでしょう。
愛すればこその決断だけに、いたたまれない。
もう少し、【法】が【愛】に対して寛大であれば。。。と思えてならないエピソードでした。

ところで、毎年描かれるクリスマスエピソード。今回は悲しいお話でしたが、毎度見ていて楽しいのが雪景色。
ホワイトクリスマスの地域の方は本当に情緒があってうらやましい。
そして、それ以上に不思議だったのが、【雪が降ってきたから、これで少しは暖かくなる】というセリフ！
雪の降らない地方の人間から見たら【雪→１年で最高に寒い日】ですから^^;



登場人物。
医学生ジェイクは【コバートアフェア】のベン・ルーサー。

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第７話【白人で髪は黒】
暴行を受けてＥＲへと担ぎ込まれてきたルイーズ。彼女を襲ったのは、５週間で４人もの女性を襲ったレイプ魔。
命の危険がある状態ではあるものの、証言を取りたいサムはルイーズの呼吸器を外してしまうのです。
ルカから止められていた手技を勝手に行ってしまったサム。
案の定、容体が悪化し、ルイーズは帰らぬ人となってしまいました。
一体、何が正義で何が悪なのだろう。
サムは【ルイーズの為】と言った。【ルイーズも望んでいる】と言った。
しかし、彼女にとっての一番は傷を癒す事ではないだろうか。
ひどい暴行を受けたのだ。これ以上苦しめる事は許されないはず。
結局はサムのエゴがルイーズを殺してしまった。
なんだか、この辺りはルーシーと似ている。
【常に自分が正しい！】失敗しても【正しい事をしたから間違っていない！】とエゴを通す。
患者にとっての【一番】を考えるべきなのだ。



今回のゲスト。
第７話【白人で髪は黒】
パトリエ刑事は【クローザー】のフリン警部補。

今回の目玉はやはり、名優レイ・リオッタがゲスト出演している事でしょうか。
末期ガン患者として登場した彼は、幻覚と夢と現実の狭間を漂いながら治療を受けます。
なんとも幻想的な映像で、死を目前にしたチャーリーの恐怖と、夢で味わう幸福感が交錯して不思議な雰囲気を醸し出しています。
もう、レイ・リオッタの独擅場といっても過言ではありません。
ただただ、物語に引き込まれ、見終わった時にはため息が出ていました。
見応え十分！
さすがレイ・リオッタです。




今回のゲスト。
第５話【インターンの苦悩】
リック・デコイトは【２４】のアーロン・ピアース。
医学生ジェーン・フィグラーは【２４】のポーラ。
第６話【末路】
チャーリー・メトカフはレイ・リオッタ。