エコーズ

全体的にはわりと普通のホラー映画です。はなから馬鹿にしていた催眠術にかけられたあげくにシックス・センスを獲得してしまって右往左往するケヴィン・ベーコンの演技が冴えてます。不可解な怪奇現象に急激に変貌する主人公とそれにとまどい反発する妻、そしてそれを冷静に見つめる幼い息子の関係がストーリーの展開をいっそう興味深くしていて楽しめます。
映像的には、フラッシュバックを多用して効果的に使うことで不気味な予感、予兆、不安感がうまく増幅されている感じです。
残念なのは少女失踪の謎を握る「犯人」の行動がやや不自然です！
犯人の心情やそれに伴う行動をもう少していねいに描いていけば、もっと深みのある内容になったのでは・・・。

ラストシーンでは親父と同じ能力を元から持っていたらしい息子の将来がなぜか危ぶまれる！続編を予測させる余韻を残しています・・・

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　催眠術で、眠った力が開花し、見えないものが見えるようになった男の話です。子供には最初から見えています。そういう点では、シックスセンスとかシャイニングに通じるところがあります。殺された少女の霊を助けるために、ケビン・ベーコンが走り回り、掘りまわり、そして真相をしることになるのです。
　ケビン・ベーコンが悪役でなく、ずっといい人なのも珍しいですが、この人はいい俳優ですね。いつまでも変わらないし。
　
　この映画は、チャットの最中に、「隠れた傑作は何？」と聞いたら、かえってきた返事の中にあった作品です。ほかには、「テシス」「ハイウエイマン」「情婦」とあげてもらい、全部見ました。そして、全部面白かったのです。どうもありがとうございました。
こういうサスペンスもしくはスリラー、ホラーも含めて、大事なことは緊張感が持続するかどうかだと思います。当然、最初から最後まで、心臓がバクバクするような映画はありませんし、それでは疲れてしまいますから、そこまではなくていいのですが、適度な緊張感の連続で、だれることなく、最後まで楽しませてくれました。

　よくある話といえば、そうなんですが、私の好みのタイプの映画でした。
　

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相手をからかって催眠術を受ける主人公に
ふざけて予定外の暗示をかける
気まぐれは男をガラリと変えてしまう
少女の残影に翻弄されて　当たり前の日常から外れていく
形相が日に日に険しくなり　仕事にも行けない
気がふれてしまったかのように振る舞う男

平凡で平和、住民がみな仲がいい町のもうひとつの顔
平凡で平和でなければならない町。
霊の思いはひたすら真っ直ぐなのに
この作品の生きるものの世界は不条理でいっぱいです。
イメージの残像が観ている側をも翻弄してきます。
ホラー要素は低めですが　
ドラマとして見ごたえのある作品と思いました。

この作家の話はいくつも映画化されてるんですね
知らなかった

ひねりはないけど
最後までまっすぐ進んでいって
普通に面白い
あくまでも普通にね

息子とか黒人警官に誘われた怪しげな集まりとか
ふくらませればもっともっと面白くなりそうだけど

見えない人が霊の身体をすり抜ける
ってのは実際にあるのかしら
見えないからわからないけど
見えちゃったら多分暮らしていけないな、私は

息子が耳をふさぎたくなるくらい聞こえるささやき声
このとってつけたようなラストは・・・なんだかなあ

ほとんどの方が標準もしくはそれ以上の評価を与えるのではないでしょうか。後世に語り継がれる傑作にはなりえませんが、駄作という訳でもなく、まさにレンタルに適した作品といえましょう。
強引でない導入部から、なるほどねぇと素直に受け入れられる落ちのつけ方まで、よく練られたストーリーだと思いました。またホラー映画に付き物のびっくりさせシーンが適時に織り込まれていて飽きずに集中して観ることが出来ます。

分かり易く、後味が悪くないタイプのオカルト映画です。