コントロール

人間は本来は善だと考えるのが日本で逆に悪と考えるのが欧米と
習ったが、どうやらこの映画は性善説らしい。
性善説で死刑反対などというと堅いイメージになるが、この映画は死刑囚がよみがえったならという発想のおもしろさだ。
善に目覚めることによりかえって苦しむ。むしろ死刑執行のまま
死んだほうが楽だったと思わせる。
そしてプラシーボ効果というｐｌｏｔ．むしろこのために映画を
作ったと思った。筋の展開は意外でテンポも後半良いがサル顔の
医者がどうもかっこよいとは思えなかった。

この作品でコープランド博士が言う、罪人を監視してその行動をコントロールしようとしても逆効果だ、というセリフに人間関係の本来あるべき真髄をみたような気がする。例え薬で改心させようとしたとしても何かトラブルが起こる度に「やっぱり自業自得。いい気味だ」という観念から抜け出すことができない人間ならば、その観念は罪人に伝わり、堂々巡りの探り合いにしかならない。いえいえ逆にさならる悪行を繰り返す自滅的刺激剤になってしまうかもせれない。周囲のすさんだ人間感情によって汚れたココロを持ってしまったリー・レイに、さならるすさんだ人間感情の裏側を見せつけてもなんの解決にもならない。そのことをラストまでリーを試したり蔑んだりしなかった唯一の理解者コープランドが身をもって証明した。ラストは残念ながら悲しい結末ではあったが、改心してしわあせになりましたという常套のやりくちでないリアルな締め方に拍手をおくる。パチ×３。そしてレイの犯罪者としての目のすわり方や青ざめた顔は鳥肌ものの怪演技で圧倒的。真っ赤に血走った目も強烈。そこにウィレムの強面の顔に似合わない（笑）善人キャラがぶつかりあってダブルの魅力を醸し出し、更に拍手ものの名競演となった。またレイはアクションシーンも難なくこなしているからかっこいい。年齢的に若いとは言えない彼だが、能力と年齢は無関係だなと彼のアクヨんを見てつくづく思った。
派手なアクショウシーンはＳＦもそうであるように実は映画館の大画面で観た方が良さそうに思えるが、１５００円ほどのお金を出すより「あっ、見逃した！！！」などと後悔することのない自室のレテビでゆっくり観るほうを良しとするタワシなのでした。フフフ。
まあ糖分にはちょこっとばかり精神安定作用もあるのだから、あながち否定ばかりもできないのだけれど、でもあれだけ毎日糖分ばかり与えられ続けて尿に糖が出たりしないかな？？？（笑）まあおすすめ絶品映画トップ３にはいるほどの傑作ではなｋったけれど、チェックする気になっていただけたら幸いです！！！そこのところよろせくお願いします（何が？？？笑）。

他のレビュアの方が語っているとおり
味気なさを感じてしまう。

味わい系のフランス映画にまた戻りたいと
ひたすら願うlinaでした。

なかなか面白い映画ですよ。
レイ・リオッタの上手さを痛感させられる作品。

これから観る方、レヴューは読まないで。
私は、いつもレヴューは鑑賞後にみるようにしてるんだけど、何故か今回は読んでしまって、ラストがわかってしまったので、楽しみが半減しました。

疑問点が二つ

製薬会社ってこんな権限あるの？ＦＢＩやＣＩＡならともかく。なんかここのガードの人たちって製薬会社に雇われてるんだよね？
こういう仕事ってもっと政府の仕事じゃないのかな？
だから簡単に逃げられたりする。

あと、ロシアン・マフィアはこの映画に必要だったのかしら？
いらない気がする。。

ミシェル・ロドリゲスがこの映画ではとてもかわいい。
鍛えられた肉体を今回はつかうことなく、とても可愛い女性を演じてます。

凶悪犯をRay Liottaにしたのは、当たりだったと思います。　彼、そうとう悪人顔だし。　でも、博士役のウィレム・デフォーも十分悪人顔なんだよねぇ。　優しくなった後のRay Liottaは、コリーナ、コリーナでの良いお父さん役を思わせる感じがありました。　この映画、エンディングが違ってたら凄いイイ映画になったと思うけどなぁ。　結局は彼の運命は同じだったってことでしょうか?