Ｍｒ．３０００

　私個人としては、ジャンルはミラクル（必レン）と同じような感じのする中身がばればれで後の展開も予想通りなのにそれなりに面白いと言える映画でした。（あくまでそれなりに）

　例えば、メジャーの雰囲気を真近で感じることができることです。日本人メジャーリーガーが多くなった昨今でもメジャーリーグを２時間ドラマで最後まで楽しめる（あまりメジャーの試合のシーンはありません。）ことはあまりないのが実情ですから、このメジャーの雰囲気を映画とは言え楽しむことができたのは大きかったような気がしました。日本で見るメジャーのシーンはイチローや松井のヒットまたはホームランなどのシーンがほとんどですから。（もちろん、一試合まとめて見ている人もいるでしょうが。）

　次に、この映画がそれなりにヒットしているところを見るとアメリカでもそれなりに『チームの為』にと言う考えがあると考えられることです。アメリカでもたとえビジネスに徹してもそれとは別に『チーム愛』も必要であってグラウンドに出たらチームの一員であれと言う考えがあると言うふうに考えられることです。

　ただ、アメリカのベースボールについて私が知っている知識を考慮に入れた時に何か日本市場を意識した作りになっているような印象を受けました。例えば、

　�@あまりにも、幼稚なメジャーリーガーが多いこと。（日本とは異なりアメリカでは人間的にも尊敬できる人でないといけないとされているとか。[真偽不明]）

　�A審判の判断は絶対だと言う考え方があると聞くが審判に対する抗議が日本並みであること。

　総じて、あまりお勧めできる内容とは言えないもののメジャーリーグに興味のある人であればそれなりに楽しめる内容ではないかと思います。また、内容がかなり日本で売る事を重視していると考えられるふしがありますのでそれも考慮に入れておいた方が良いと思います。よって、評価は星３。

大好きなBernie Mac の初主演映画。いい映画ですよ。
ＴＶでは”Bernie Mac show"などで看板背負っているだけに、初主演とはちと意外。
アクの強いスタン役を活き活きと演じています。
ときどきエロおやじになるところが面白い。
おじさんなんだけど、なんとなく野球選手にみえちゃうところが凄い。
はじめの方に出てくる、st.patric's dayの3000　ＣＭのチープさが本物っぽくて笑えた。
ショッピングセンターの数店舗が全部自分の店なんて、メジャーリーガーって半端なく金持ちだなあ。
現役退いて9年もたっても豪邸に住んでいるだなあ、と当たり前のことに感動した。

アンジェラ・バセットの顔が老けててちょっと最初わからなかった。
見慣れてくるとやはりキレイだったが。年月って恐るべし。鍛えた肉体は健在でしたが。
個人的にはＴ−Ｒｅｘ役のBrian J. Whiteがcuteで気になるところです。


特典映像の野球選手を選ぶオーディションがかなり本格的。
Good looking かつ本物のアスリートたちがあんなにオーディションに来るとは。
俳優なみのlooks の人がたくさんいるのね〜と見とれてしまいました。
全部本当にプレイしてるというのがこの映画をいい映画にしている。

メジャーリーグ好き、野球好きには楽しく見れると思います。
主人公が４７歳という年令もあるけれど、視点を変えると、
３０歳後半からの人には特にお奨めかも。

人間の性格って根本的には変わらないものだけど、長い年月かけて
経験、学習することによって、何か変わる、何か変われるものだと
いうことをこの作品から感じられます。作品の中では小さい
エピソードですが、４７歳にしてバイアグラのＣＭのオファーが
あった時の心理って、どう思いますか？

監督は「面白い映画」と言われるより、「よかった」と言われたいと、
言っていました。私は「よかった」と思います。

野球が好きな人、メジャー・リーグが好きな人にはお薦め。
貴方の周りに自己中な人がいれば、その困ったちゃんにも是非見せたい。他人に役立つ喜びはいいもんだよ。
おやじが主人公なので、セクシャルなセリフやシーンがあって、子供には見せられないのが、ちと残念。大人向けのスポーツ・人生・恋愛童話だな。

特典映像にオーディションを受けにきたアマチュア選手達が出てきます。彼らも役者もスタッフも、みんな野球が好きなんだね。デンゼルさん、自己分析さすがです。この映画はバーニー・マックの方が正解です。

The Best Is Yet To Come !

わかりやすい展開ではあるものの全体的にもう少し深さが欲しい。軽いんだよなあ、なんか。

傲慢な男が自分勝手に現役復帰したけど、現役は厳しくて大変。かつての自分に似た、自己記録だけでチームがどうなろうが関係ないという男もいる。この設定だったら、ものすごく熱く感動モノに出来るはずなのになあ。一応コメディだから、ガッツリしなかったのかな。

まあ、でもありそうな話でいいんじゃないでしょうか。野球ものって大した作品じゃなくても、そこそこ見れるのは、個人の部分とチームの部分がうまく出るからなのかなぁ。