トゥルー・ロマンス

かつてクリスチャン・スレイター のファンだったというＫ＆Ｂのママさんお勧め♪
私は先日見た「忘れられない人」のクリスチャンがメチャキュートに見えて、熱が冷めないうちにとこちらも鑑賞。

「忘れられない人」で演じたナイーブな青年のイメージとは全く正反対の役どころ。カンフー映画とエルビスをこよなく愛するかなり熱いやつ。
んでもって、惚れた女には命知らずなタフガイにもなれる猪突猛進型のかっこいいやつ。
いまどきの草食系男子にはいないなー、こういうタイプ。
どんなことがあってもお前を守る！・・その約束をちゃーんと命を張って守ってくれる最高の男です。
その言葉で女はまったく惚れてしまうぜ〜(*´ο`*)=

かわいらしいタイトルとは裏腹にバイオレンスは激しいな・・と思ったら、これタランティーノ監督だったのね。
道理で・・納得！
パトリシア・アークエット演じるアラバマも負けちゃいないほどつよーい女の子。
あれだけ殴られてもぜんぜんヘコタレないすごい根性の持ち主。
胸のふくよかな谷間が終始気になっちゃって・・おっぱい星人大好きな男性にはたまらんでしょうね＾・＾ｖ

このタフなカップルのいく末は・・・？はい、見てのお楽しみ♪

脚本はタランティーノ、監督は「トップガン」「ビバリーヒルズコップ２」「スパイゲーム」などメジャー監督のトニースコット。
なんだか違和感のある組合せ（笑）

「トゥルーロマンス」なるタイトルで損をしている感じがするが、意外な拾い物でした。
セックス・ドラッグ・バイオレンスが散りばめられた単純明快なラブストーリー。
スピード感に身をまかせて頭を空っぽにして観るのが吉です。

豪華な脇役も本作の見所。
デニス・ホッバー、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、ブラッド・ピット、ヴァル・キルマーなどが端役でちょこっちょこっと出てきます。
１５年前の作品ですが、古さを感じさせない作品です。・・・しかし、ブラピ若い！！

　ジグザグ勢いよくブッ飛ぶ映画です。
理解しよう、とか、筋道が、、、なんてあんまり考え込まず、チャッチャカ見ちゃってください。

　「豪華な、贅沢な俳優陣」だけでも楽しく、全編タランティーノらしくって私は喜んじゃいました。
パトリシア・アークェットって、美形の姉さんとは全然違う魅力がありますよねえ。

クエンティン・タランティーノの映画で初めて見たのは「キルビル」でした。いろんなレビューを見てクエンティン・タランティーノという方の作品には癖があるということは勉強してましたが、ここまでやるのかってぐらいすごすぎました。血が苦手な私にはちょっと受け付けられませんでした。が、この作品は私が受け付けられる程度に仕上げられていたので、とても見やすい映画でした。

青年とコールガールがちょっとしたきっかけで
知り合い→結ばれ→恋をし→結婚し→幸せを求める。
そこには予想もしない出来事が次々と起こり２人は幸せの絶頂期から殺される恐怖に急展開する。鑑賞する私たち側は常に心に、幸→恐→幸という緊張を与えられている中ストーリーは進行していく。

このストーリーで盛り上げてくれたのはゲイリーオールドマン。「レオン」で初めて見て好きな俳優の１人です。あの雰囲気がジョニーデップっぽくていいじゃないですかっ。あとほんの少しだけブラットピットが出演しています。この映画に出演した頃はあまり売れていなかったのかな？わかんないけど、もっと出演してもらいたかった。

最後のセリフが心に残りました。

ユー　アー　ソー　ク〜〜ル



２００６年１１月からレビューを書き始めて１１月の月間レビューランキングは９５位。１２月は１０５位ぐらいになりそうです。私をお気に入りにしてくださった方は２,３日前に１人増えて７人になりました。来年もしっかりとレビューを書いてまいりますのでよろしくお願いします。

基本的にはラブストーリーですが、脚本がタランティーノだけに、全編めちゃくちゃなストーリーでいかれています。しかし、さすが、トニースコットです。完全に「クール」な映画に仕上げてあります。いくつかのストーリーを１つにくっつけた感じにはなっていますが、その１つ１つにかっこいいシーンがはいってます。おすすめは「冒頭でのクラレンスとアラバマの屋上での会話」「クラレンスがアラバマに漫画の説明をするシーン」「ドレクセルとクラレンスの会話」「クラレンスの父とマフィアの相談役との会話」「最後の銃撃シーン」です。ドレクセル演じるゲイリーオールドマンはかなりかっこいいです。父と相談役のシーンは映画史上に残るほど、渋さを感じました。ブラッドピットもいかれたチョイ役ででてきます。ただ１つだけいえるのはこれはラブストーリーというよりバイオレンスです。「愛した男に100％つくすクレイジーな女」に対し「120％の愛情で応えたクレイジーな男」というクレイジーカップルの視点からみた「ロマンティックとは。。」を表現した映画です。