パリの恋人

英語タイトルが↑でした。
どなただったか忘れてしまいましたが、日本の有名な俳優さんがオードリーに実際に会ったとき、お化けか？と思うほどの顔だった、とおっしゃってました。
小さな輪郭のなかに大きな目と高い鼻が詰め込まれてて、なんて変わった顔立ちなんだろう…と思ったとか。
確かに今よりもさらに日本人の顔立ちは淡かったのかも。
実は結構な早さで日本人の顔立ちや体型って変わってきているって、どこかで読んだことがあります。

難しい本ばかりの書店員の女の子ジョーが、ファッション雑誌のモデルにスカウトされ、お固い彼女が垢抜けていくシンデレラストーリー。
アメリカ人もパリに憧れているのがよくわかります。
そしてアメリカ人にとっても、有名な女優さんにならなければオードリーの顔立ちもだいぶ個性的なのかも。
だから「こんなに変わった顔のモデルがいる？」っていうセリフがある。
セリフはセリフらしい、ミュージカル映画です。
オードリーの歌は不評だったらしいけれど、声はかわいらしいですね。

ファッション雑誌の撮影だから、まんまファッションショーのようなシーンも多い。
オードリーのファンにとっては、いろんな衣装が見られてうれしい。
どんな衣装も、とってもかわいい。
女優になる前、バレリーナだったんでしたっけ？
彼女の踊りも優雅で姿勢がきれいで、見応えあります。
アステアとケイ・トンプソンのダンスもかっこよくて見応えあり。
ラブの部分は単純すぎて、どうでもよく観てしまったけれど、オードリーのミディ丈のウェディングドレス姿が最っ高にかわいいし、さわやかで明るいロマンティックな映画です。

ブロードウェイ風のミュージカルです。ストーリーは単純で、そんなに印象的ではありませんが、ヘップバーンさんが歌ってダンスのシーンがすごく印象的でした。

バレリーナの彼女。ダンスはさすがですね。モダンバレエのようなソロのダンスシーンもあって、これは貴重な映画でした。

フレッド・アステアとのウェディング・ドレスでのダンスが特に美しくて良かったです。パリの名所とか、少し画が古く、デジタル処理とかで鮮明な映像にしてもらえるとうれしいのですが。TWAのお尻に羽が３枚ある飛行機、とかも興味深かった。

おしゃれなラブロマンス映画だと思いきや、歌あり踊りありのファッション映画に恋物語を絡ませたてんこ盛りです。
メインはやはり素晴らしいダンスでしょう。
カメラマンとファッション誌の編集長の抜群に上手い踊り。
バレリーナだったヘプバーンの優雅な、またコミカルな踊り。
そしてカラフルで素敵な衣装の数々とヘプバーンの豊かな表情。
惜しいのはカメラマンがもっと若かったら、恋愛話にもウットリできたのになぁ、ということです。
でもヘプバーンは良いですねぇ！！

オードリーの生歌声は確かに貴重かもしれないけれど、作品としては、駄作でしょう。

「ローマの休日」も好きだけど、
この作品も大好きです♪
「ローマ〜」はモノクロだけど、
こちらはカラーであることの良さが
最大限に生かされている作品だと思います♪

書店に勤めるさえない女の子が、
モデルにスカウトされて、
どんどん美しく変身していって、恋に出会う。。。っていう、
単純なシンデレラストーリーだけど、
その変身していく過程がやっぱり楽しい♪

アステア演じるカメラマンが、
様々な衣装をまとったオードリーを
パリの景色をバックに撮影していくシーンは、
本当に、カラフルでオシャレで夢のように美しいです！！！
もう、この一連のシーンが大好き♪
カメラマンが捉える決定的瞬間に、
自分も立ち会っているかのような気分になってしまいます♪

ラストシーンなんかも、よくこんなの撮れたなぁ〜って
感じがするくらいロマンティック。。。
オードリーやアステアのダンスも素晴らしいです。

オシャレでロマンティックな映画を見たい人、
ミュージカル系の映画が好きな人、
オードリーファンの人におすすめです！

（欲を言うとアステアがもちょっと若いと
オードリーともっと釣り合うのになぁ。。。
なんちゃって（笑））