大逆転

家にセルビデオまで持ってます。ほぼすべてのセリフを覚えるほど、印象に残る作品です。
というほど、堅苦しくなく（あたりまえ）楽しい2時間です。

商品先物の取引シーンなどは、かなりリアル、ストーリーもしっかりしてます。
ダンアイクロイドとエディーマーフィーをはめる、老人二人の顔と役名は覚えておくと損は無い。
「星の王子」で、ああーーーって叫ぶことでしょう。
映像は古めですが、楽しんでください！！！！！

1983年　アメリカ映画

気分転換に笑える映画はないかしらと思い、この「大逆転」というタイトルが気になったのと、音楽がエルマー・バーンスタインというのも決め手となり鑑賞しましたが、小気味良くて面白かったです！
クリスマスが押し迫るフィラデルフィアが舞台で、商品の先物取引の会社経営者であるデューク兄弟のランディとモーティは、“人が出世するには環境が必要なのか、それとも血筋なのか”という話になり、ホームレスのビリー・バレンタイン（エディ・マーフィー）とハーバード大学出の裕福なルイス・ウィンソープ3世（ダン・エイクロイド）を入れ替えたら結果はどうなるか賭けに出る。しかも掛け金はたったの１ドルです（なんとケチ臭い）！
話の展開も早くて飽きませんでした。ビリーの方はあっという間に豪華な家や会社の役職を与えられ、家にはコールマン（デンホルム・エリオット）という執事まで就いて世話を焼いてくれるのですからビリーにしてみたら戸惑いは隠せません。
一方、ルイスの方は可哀想になる程、どん底まで落ちぶれ行きます。もちろん、はめられた話ではありますが、盗みとヘロイン所持の罪で拘置所に収監され、失業に次いで家も奪われ15万ドルの銀行預金口座も凍結されてしまいクレジットカードも没収され、更には婚約者まで失うという屈辱を味わいます。
ここまででも二人が入れ替わる「大逆転」な話なのですが、更に面白くなるのはここからで、ビリーがトイレでデューク兄弟がこの賭け金の受け渡しをする決定的な瞬間を見てしまうのです。「この先どうやって2人を元に戻そうか」という会話を見聞きしたビリーが考えた仕返しとは・・。ラストは先物取引ならではの大逆転劇が待っています。
ビリーを演じたエディ・マーフィーにとってはデビュー作である「48時間」の次作で、しがないホームレスの格好もスーツ姿もどちらも良く似合っていました。豪華な家に着いた後に入浴シーンがあるのですが、今までホームレスだったのでボコボコ泡の出るジャグジーにビックリして「大勢の人が風呂の中でオナラをしているみたいだ！」という台詞に大爆笑でした。裕福なルイス・ウィンソープ3世を演じたダン・エイクロイドですが、お坊ちゃまな感じから落ちるところまで落ちるどん底人生の差がリアルでした。人って環境によってこうも変わるものか！と酷い落ちぶれように啞然としました。現在は69歳で、代表作は「ゴースト・バスターズ」シリーズが挙げられますが、「ブルース・ブラザース」では脚本も手掛けるなどカナダの俳優というだけでなく、コメディアン・脚本家・ミュージシャンの肩書を持つ。キャリー・フィッシャーとの婚約時期もあったそうです。

執事のコールマンを演じたデンホルム・エリオットですが、どこかで観たと思ったら、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」でマーカスを演じた方でした。この「大逆転」では事の真相を最初から知っていた人物で、最終的にビリーとルイスの味方になってくれる良き理解者を演じています。本作で、英国アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。デューク兄弟の兄ランディを演じたラルフ・ベラミーは「軍法会議」に出ているようですが、ごめんなさい思い出せません。弟モーティを演じたドン・アメチーですが、刑事コロンボの『二枚のドガの絵』でフランク・シンプソン弁護士を演じた方でした。また、途中でルイスをハメるべく雇われたオフィーリア（ジェイミー・リー・カーティス）が娼婦役で出演していますが調べてみると、これまた刑事コロンボの「殺しの序曲」の中でウェイトレスの役で出演していました。本作ではウィッグ無しのショートヘアの方がキュートな気がします。観終わってみたら、なるほど確かに大逆転。
たまにはこんな心にビタミン補給もいいですね！

有名タイトル？なので、１度は見ておかなければと思いまして、借りてみました。
生まれて初めての視聴で、以下、その感想です。


そこそこ楽しめて、そこそこ胸が熱くなり、そこそこ笑い、そこそこ溜飲が下がりました。
見て損をした気分にはなりませんでしたが、超大満足もしませんでした。
結構、古さを感じてしまい、古典を見てるような錯覚に、、、。
コメディタッチの冴えは感じましたが、キレがないように思った。

テンポが緩慢で、展開が悠長。
「もっと、テキパキと笑わしてくれよ〜。」と少々イライラ。
のんびり気味なのは、少々古い映画だから仕方がないかな？
人情喜劇大活劇？だから、まあ許容範囲です。

でも、話の筋はともかく、登場人物のキャラは立っていていいですよ〜。
軽い黒人を演じさせたらピカイチの　エディ　を始め、
破滅エリート　や　親切な売春婦　や　執事　、悪党ジジイ兄弟など、
どいつもこいつも一癖ありそうな人物達で、見てて楽しいです。

基本的に愛すべき人達なので、心も温まるです。
コメディ好きの人は必見、そうでない人も、のんびりどうぞ。
古き良き愛すべき映画。


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ゴリラには　苦笑、、、。

先物に、オレンジジュースがあるなんて、恥ずかしながら初めて知った、、。

ジェイミー、リー、カーティス　（娼婦）　のヌードが見事。

先物の　場立　になんで２人が入ることができたのか？　謎。

＊ ずいぶん久しぶりに見たのですが、今見ても、充分に楽しめました！初めて見た時は、どう展開していくんだろう…とワクワクしたのを覚えています。（さすがに、だいたいのストーリーを覚えていたので、ワクワク感は薄まりましたが…）それでも面白かったです！昔の映画でも、楽しいと思うポイントは同じなんだなーとつくづく思いました。（単に、私が成長してないだけかも？）

　この映画みたいに、時を経ても楽しめる映画っていいものですネ♪

この頃エディの作品を見まくっていましたが、これも面白いです。見終わったあとスカッ！とします。お勧めです。