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オーケストラ! / アレクセイ・グシュコブ

オーケストラ! /ラデュ・ミヘイレアニュ

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DVD

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

政治に翻弄され不遇をかこった元天才指揮者が、1枚のFAXをきっかけに散り散りとなったかつての仲間たちを呼び戻し、偽の楽団でパリ公演を成功させようと奮闘する姿をユーモラスに綴る感動の音楽人情コメディ。監督は「約束の旅路」のラデュ・ミヘイレアニュ。ロシアのボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働くアンドレイは、かつて天才指揮者と謳われた男。しかし、時の共産党政権が進めたユダヤ人演奏家排斥に抗議し解雇されてしまったのだ。そんなある日、清掃中にパリの劇場から届いた出演依頼のFAXを盗み見た彼は、とんでもないことを思いつく。それは、かつての仲間たちを集めて偽の楽団を結成し、ボリショイ代表としてコンサートに出場するというものだった。

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「オーケストラ!」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

政治に翻弄され不遇をかこった元天才指揮者が、1枚のFAXをきっかけに散り散りとなったかつての仲間たちを呼び戻し、偽の楽団でパリ公演を成功させようと奮闘する姿をユーモラスに綴る感動の音楽人情コメディ。監督は「約束の旅路」のラデュ・ミヘイレアニュ。ロシアのボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働くアンドレイは、かつて天才指揮者と謳われた男。しかし、時の共産党政権が進めたユダヤ人演奏家排斥に抗議し解雇されてしまったのだ。そんなある日、清掃中にパリの劇場から届いた出演依頼のFAXを盗み見た彼は、とんでもないことを思いつく。それは、かつての仲間たちを集めて偽の楽団を結成し、ボリショイ代表としてコンサートに出場するというものだった。

「オーケストラ!」 の作品情報

作品情報

製作年:

2009年

製作国:

フランス

原題:

LE CONCERT

「オーケストラ!」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

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国内・海外ドラマ

5,400
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アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
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CD

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151〜155件 / 全155件

意外な映画 ネタバレ

投稿日:2010/10/01 レビュアー:パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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なんか「意外」な映画でした。

まずびっくりしたのが、あまりの盛況ぶり。
KASPERさんと同じく、梅田ガーデンシネマで観ましたが、平日の朝なのにまさかの満席です。開始30分前についてしまいのんびりしてたら、あやうく立ち見になるところでした。
「のだめ」効果??

次に意外だったのが、けっこうハチャメチャな内容だったこと。
私はもうちょっと真面目な映画だと予想してたんですけど。

ボリショイ交響楽団の指揮者だったアンドレイが、ある事件で職を追われて30年。
失意のどん底でアルコール依存症となったアンドレイは、今は劇場の清掃係をしている。
ところが、パリでの公演依頼のFAXを偶然見つけてしまい、昔の仲間とニセ楽団を結成し、長年の夢だったパリ公演を実現するという無謀な計画を立てる。

昔の楽団仲間にひとりひとり声をかけて回る、パリの劇場主との交渉(もちろん相手は本物のボリショイだと信じているわけです)、楽器や衣装の調達。このあたりのドタバタは笑えます。よふかしさんがダメ出しされている、パスポート偽造の部分も、私は単純に笑ってしまいました。

パリについてもそれぞれに別の目的がある楽団員たちには、練習をしようという気は全くない。ある者は観光に一生懸命だし、ある者はひたすら商売に精をだす。
そして、アンドレイ本人にも秘めた目的が。
ソリストとして超一流バイオリニスト・アンヌ=マリー・ジャケを指名したのには、訳があったのだ。

アンヌ・マリーを演じるのが、「イングロリアス・バスターズ」で主役だったメラニー・ロラン。大変美しく、役にも合っていました。

ラスト、10分を超えるチャイコスフキーのバイオリン協奏曲の演奏シーンは圧巻。
映画を見終わっても、頭の中をずっとあの曲が流れていました。

ただねえ、全くリハーサルなし、30年のブランクをものともせず、あんな演奏ができるというのはいくらなんでもおかしくないでしょうか?
そして、この演奏シーンで、アンヌ・マリーの出生の秘密が観客にはわかるという仕掛けになっているのだけど、アンヌ・マリー本人も演奏しながら自分の出生を悟るというのは、どう考えても無理があります。

まあ、このいい加減さが前半のハチャメチャぶりとあっていて、全体のバランスがとれてるのかもしれません。

演奏シーンの盛り上がりに、丸め込まれてしまった感じはしましたが、ブレジネフ時代のソ連でのユダヤ系への迫害については全く知らなかったので、勉強にはなりました。

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

まさにこれは、協奏曲。 ネタバレ

投稿日:2010/09/29 レビュアー:ぴよさん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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  オーケストラの「名演」というのは、最初の数小節で聴衆を引き込み、中盤を心地良く酔わせ、終盤の盛り上がりへと隙無く、いざなうもの。だが現実にはそんな「完全無欠の演奏」に遭遇出来る機会は、めったにない。
指揮者の解釈が伝わりきってないが故の違和感、オケのコンディション、日程や会場の問題、聴衆のノリ…そんな諸々の障害が立ちはだかり、調和は崩されてゆく。だが指揮者は、そういった悪条件をも巧く乗りきってみせねばならない。それらが揃って出来てこその名指揮者、名演奏と言えるのだから。

さて、この映画。よふかしさんがレビューで看破されてるように、どこかちぐはぐな印象があることは否めない。シリアスかと思えばギャグ、リアルかと思えばどこかラフ。前半中盤後半の、妙なチグハグ感…。
これはしかし、まさに三楽章からなる交響曲、いや協奏曲だと思えばスッキリする。主題が奏でられる第一楽章は、不運の老指揮者と楽団員達が失われた人生を取り戻そうとする胎動の章。第二楽章は一同の悲喜こもごもドタバタの章。第三楽章は全てのゴタゴタが収束し、人生賛歌を謳い上げる歓喜の章…おお、そう思えば、がぜん素晴らしいスコアとなって聴こえてくるじゃないか♪

ドラマの根底には、ブレジネフ政権下のユダヤ人迫害の歴史が生んだ悲劇があるのだが、基本、そういう深刻さは(良いのか悪いのか)たいして感じさせない。ここは素直に、人々の心残りの解消を、彼らと共に味わえばいいのだろう。あと観客側に残された課題は、「第二楽章からの転調に気持ち良く乗ることが出来るかどうか」だ。


 しかし…同じ曲を演りながら、指揮とオケがシンクロしておらず、全くドライブ感を得られなかった『のだめカンタービレ』の悲惨なチャイコフスキーに比べ、こちらのアレクセイ・グシュコブの指揮ぶりは文句のつけられないレベルだ。バイオリニストを演じたメラニー・ロランの演奏(演技)も素晴らしい。「最近のバイオリニストは、こんなに美人で演技も出来るのかぁ」と思ってしまったほど。


 ぜひとも、ラスト10分はアンドレイになりきり、画面の前で全力で指揮しながらの鑑賞をお薦めする。それまでのモタモタは、このラストの為の「じらし」だったのだ!

(ただ最後、余計な説明をかぶせたことで、せっかくのカタルシスがつぶされてしまう。…あれは蛇足だったなぁ)







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ブランクを少しも感じさせない演奏 ネタバレ

投稿日:2010/09/28 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 KASPARさんが既に書かれていますが、前半のグダグダを後半のコンサートのパフォーマンスで無理やりまとめて何かを見たような気にさせる、トータルではあまり面白くない映画でした。
 ニセのオーケストラを編成してパリに乗り込むまでは、あまりに荒唐無稽過ぎます。荒唐無稽は映画の巣晴らしさでもあるのですが、航空会社のカウンター前でおおっぴらにパスポートを偽造しているのにはがっかり。こうしたリアリティのかけらもない馬鹿馬鹿しさも、たとえばクストリッツァなら独特のリズムに乗せて、映画ならではの楽しさに昇華してくれますが、この映画の作り手にそこまでの力量がありません。単なるドタバタと人情話を羅列するのが精一杯で、よく邦画にもこんな感じの作品がありますね。
 パリについてからドタバタは加速しますが、個々の団員のキャラクターがあまり描けていないので、彼らが演奏日前夜に大挙して消えてしまっても、別に面白くはありません。みんなきちんと本番で揃うのかどうか、ちっとも心配する気にならない。フランスで共産党大会を開く元敵役の共産党員の過去への郷愁が中途半端に消えてしまうのも適当なら、集めた楽器の状態も顧みられない、そもそもオーケストラみんなの「三十年のブランク」を一切無視しているのが噴飯モノだ。主人公他数人意外は、少しも三十年の時の経過を感じさせないというのは、この映画では致命的だと思う。
 演奏できなかったから、みんなの喜びがこの瞬間に爆発するはずなのに、ぜんぜんブランクを感じさせなくてどうする?
 こうした不満をラストの演奏がくるんで丸くしてしまう。僕は門外漢なので音楽の良し悪しは分からないけれど、オーケストラの演奏と様々な感情を映し出すメラニー・ロランの瞳にやられてしまい、この部分はひじょうに楽しんだ。
 だけど……やっぱりいい加減な映画だなあ。40点。

このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています

これはおすすめです。

投稿日:2010/09/26 レビュアー:KEE

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近年では異例のロングランヒット!だから単館通いはやめれない!

投稿日:2010/09/25 レビュアー:KASPAR

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ユーザーレビュー

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意外な映画

投稿日

2010/10/01

レビュアー

パープルローズ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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なんか「意外」な映画でした。

まずびっくりしたのが、あまりの盛況ぶり。
KASPERさんと同じく、梅田ガーデンシネマで観ましたが、平日の朝なのにまさかの満席です。開始30分前についてしまいのんびりしてたら、あやうく立ち見になるところでした。
「のだめ」効果??

次に意外だったのが、けっこうハチャメチャな内容だったこと。
私はもうちょっと真面目な映画だと予想してたんですけど。

ボリショイ交響楽団の指揮者だったアンドレイが、ある事件で職を追われて30年。
失意のどん底でアルコール依存症となったアンドレイは、今は劇場の清掃係をしている。
ところが、パリでの公演依頼のFAXを偶然見つけてしまい、昔の仲間とニセ楽団を結成し、長年の夢だったパリ公演を実現するという無謀な計画を立てる。

昔の楽団仲間にひとりひとり声をかけて回る、パリの劇場主との交渉(もちろん相手は本物のボリショイだと信じているわけです)、楽器や衣装の調達。このあたりのドタバタは笑えます。よふかしさんがダメ出しされている、パスポート偽造の部分も、私は単純に笑ってしまいました。

パリについてもそれぞれに別の目的がある楽団員たちには、練習をしようという気は全くない。ある者は観光に一生懸命だし、ある者はひたすら商売に精をだす。
そして、アンドレイ本人にも秘めた目的が。
ソリストとして超一流バイオリニスト・アンヌ=マリー・ジャケを指名したのには、訳があったのだ。

アンヌ・マリーを演じるのが、「イングロリアス・バスターズ」で主役だったメラニー・ロラン。大変美しく、役にも合っていました。

ラスト、10分を超えるチャイコスフキーのバイオリン協奏曲の演奏シーンは圧巻。
映画を見終わっても、頭の中をずっとあの曲が流れていました。

ただねえ、全くリハーサルなし、30年のブランクをものともせず、あんな演奏ができるというのはいくらなんでもおかしくないでしょうか?
そして、この演奏シーンで、アンヌ・マリーの出生の秘密が観客にはわかるという仕掛けになっているのだけど、アンヌ・マリー本人も演奏しながら自分の出生を悟るというのは、どう考えても無理があります。

まあ、このいい加減さが前半のハチャメチャぶりとあっていて、全体のバランスがとれてるのかもしれません。

演奏シーンの盛り上がりに、丸め込まれてしまった感じはしましたが、ブレジネフ時代のソ連でのユダヤ系への迫害については全く知らなかったので、勉強にはなりました。

まさにこれは、協奏曲。

投稿日

2010/09/29

レビュアー

ぴよさん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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  オーケストラの「名演」というのは、最初の数小節で聴衆を引き込み、中盤を心地良く酔わせ、終盤の盛り上がりへと隙無く、いざなうもの。だが現実にはそんな「完全無欠の演奏」に遭遇出来る機会は、めったにない。
指揮者の解釈が伝わりきってないが故の違和感、オケのコンディション、日程や会場の問題、聴衆のノリ…そんな諸々の障害が立ちはだかり、調和は崩されてゆく。だが指揮者は、そういった悪条件をも巧く乗りきってみせねばならない。それらが揃って出来てこその名指揮者、名演奏と言えるのだから。

さて、この映画。よふかしさんがレビューで看破されてるように、どこかちぐはぐな印象があることは否めない。シリアスかと思えばギャグ、リアルかと思えばどこかラフ。前半中盤後半の、妙なチグハグ感…。
これはしかし、まさに三楽章からなる交響曲、いや協奏曲だと思えばスッキリする。主題が奏でられる第一楽章は、不運の老指揮者と楽団員達が失われた人生を取り戻そうとする胎動の章。第二楽章は一同の悲喜こもごもドタバタの章。第三楽章は全てのゴタゴタが収束し、人生賛歌を謳い上げる歓喜の章…おお、そう思えば、がぜん素晴らしいスコアとなって聴こえてくるじゃないか♪

ドラマの根底には、ブレジネフ政権下のユダヤ人迫害の歴史が生んだ悲劇があるのだが、基本、そういう深刻さは(良いのか悪いのか)たいして感じさせない。ここは素直に、人々の心残りの解消を、彼らと共に味わえばいいのだろう。あと観客側に残された課題は、「第二楽章からの転調に気持ち良く乗ることが出来るかどうか」だ。


 しかし…同じ曲を演りながら、指揮とオケがシンクロしておらず、全くドライブ感を得られなかった『のだめカンタービレ』の悲惨なチャイコフスキーに比べ、こちらのアレクセイ・グシュコブの指揮ぶりは文句のつけられないレベルだ。バイオリニストを演じたメラニー・ロランの演奏(演技)も素晴らしい。「最近のバイオリニストは、こんなに美人で演技も出来るのかぁ」と思ってしまったほど。


 ぜひとも、ラスト10分はアンドレイになりきり、画面の前で全力で指揮しながらの鑑賞をお薦めする。それまでのモタモタは、このラストの為の「じらし」だったのだ!

(ただ最後、余計な説明をかぶせたことで、せっかくのカタルシスがつぶされてしまう。…あれは蛇足だったなぁ)







ブランクを少しも感じさせない演奏

投稿日

2010/09/28

レビュアー

よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 KASPARさんが既に書かれていますが、前半のグダグダを後半のコンサートのパフォーマンスで無理やりまとめて何かを見たような気にさせる、トータルではあまり面白くない映画でした。
 ニセのオーケストラを編成してパリに乗り込むまでは、あまりに荒唐無稽過ぎます。荒唐無稽は映画の巣晴らしさでもあるのですが、航空会社のカウンター前でおおっぴらにパスポートを偽造しているのにはがっかり。こうしたリアリティのかけらもない馬鹿馬鹿しさも、たとえばクストリッツァなら独特のリズムに乗せて、映画ならではの楽しさに昇華してくれますが、この映画の作り手にそこまでの力量がありません。単なるドタバタと人情話を羅列するのが精一杯で、よく邦画にもこんな感じの作品がありますね。
 パリについてからドタバタは加速しますが、個々の団員のキャラクターがあまり描けていないので、彼らが演奏日前夜に大挙して消えてしまっても、別に面白くはありません。みんなきちんと本番で揃うのかどうか、ちっとも心配する気にならない。フランスで共産党大会を開く元敵役の共産党員の過去への郷愁が中途半端に消えてしまうのも適当なら、集めた楽器の状態も顧みられない、そもそもオーケストラみんなの「三十年のブランク」を一切無視しているのが噴飯モノだ。主人公他数人意外は、少しも三十年の時の経過を感じさせないというのは、この映画では致命的だと思う。
 演奏できなかったから、みんなの喜びがこの瞬間に爆発するはずなのに、ぜんぜんブランクを感じさせなくてどうする?
 こうした不満をラストの演奏がくるんで丸くしてしまう。僕は門外漢なので音楽の良し悪しは分からないけれど、オーケストラの演奏と様々な感情を映し出すメラニー・ロランの瞳にやられてしまい、この部分はひじょうに楽しんだ。
 だけど……やっぱりいい加減な映画だなあ。40点。

これはおすすめです。

投稿日

2010/09/26

レビュアー

KEE

近年では異例のロングランヒット!だから単館通いはやめれない!

投稿日

2010/09/25

レビュアー

KASPAR

151〜155件 / 全155件

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