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殿、利息でござる! / 阿部サダヲ
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「殿、利息でござる!」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

『武士の家計簿』の磯田道史が江戸時代の知られざる感動歴史秘話を綴った評伝『穀田屋十三郎』を中村義洋監督、阿部サダヲ主演で映画化した人情時代劇コメディ。共演は瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平、山崎努。江戸時代中期の仙台藩。百姓や町人には重税が課され、破産や夜逃げが相次いでいた。貧しい宿場町・吉岡宿の十三郎は、そんな町の行く末を深く案じていた。ある時彼は、知恵者の篤平治から、町を救うあるアイデアを打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け、その利息で町を再建するという前代未聞の奇策だった。計画に必要な額は、なんと千両(約3億円)。簡単につくれる額ではないが、宿場の仲間たちを説得し、必死の節約を重ね、家財も投げ打ってひたすら銭集めに奔走する十三郎たちだったが…。 JAN:4988105972056

「殿、利息でござる!」 の作品情報

作品情報

製作年:

2016年

製作国:

日本

「殿、利息でござる!」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

脚本:

鈴木謙一

原作:

磯田道史

撮影:

沖村志宏

音楽:

安川午朗

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11〜 15件 / 全45件

無私無欲

投稿日:2017/11/01 レビュアー:こうさま

農民が米を作り年貢を納め、武家はその上にあぐらをかいているという社会構造は昔からあった状況でなにも日本だけのものではない。
古代エジプトにおいても奴隷の労働力が国を支え、領主の下で食物を作る農民が搾取され貴族階級を潤していたもので常に武力でもって権力を握る階級が下級層を虐げていた歴史は長く続いていたのである。
過剰なサービス残業で懸命に働き、会社が利益を得て重役が高額な報酬を得て株主が配当を受け取るという状況だって同じようなものかもしれない。
本作は江戸時代中期、仙台藩吉岡宿で伝馬役に苦しめられていた宿場町の窮状を救うために立ち上がった町人たちのお話しで実話というから驚きである。
年貢に苦しみそのうえ伝馬役という藩の荷物を運ぶ役務を無償で課せられれば人々は疲弊し町はすたれ、本業もおぼつかなくなり逃避する人々が後を絶たないのは当然の成り行き。
藩に、つまりお上に金を貸してその利息で伝馬役の費用を捻出しようという当時では考えつかないようなアイディア、しかし千両現代なら3億円相当の基金をどうやって調達するのか、その金策への流れが実に興味深いところ。
自身の私財を売り払い、町の有力商人に声をかけ徐々に仲間の輪を広げてゆく。
無私無欲の人の輪が広がって行く、まさしく美談中の美談なのである。
見返りはなにもないが町が苦しみから解放される、当然1-2年で集まる金額ではない。
それぞれの出資者にまつわるエピソードも泣かせるものがある。
金を出したことを自慢せず、人に口外せず、上座に座ることなく慎ましく暮らす、
昔の日本にこんな人たちが居たという事実が自分のことしか考えない傾向の強い現代社会にとって一服の清涼剤になってほしいものだ。
なかなか興味深い作品である。

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最初と最後では人を見る目が全く変わる

投稿日:2017/05/25 レビュアー:チキンハート

感想・総評:単なる金貸しの話かと思っていたが、もっと複雑で感動的なストーリー

対象年齢:子供〜大人(暴力場面なし。H場面もほとんどなし)

食事中に見られるか:大丈夫

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配役の妙。

投稿日:2017/04/10 レビュアー:casey25

羽生弓弦の突然の登場を差し引いても十分に楽しめた。阿部サダオも恐れていたような悪ふざけではなく実のある熱演であった。通常はこの手の時代劇は見ないが今回は見て良かった。
従来のお上=悪者、庶民=被害者のステレオタイプではなく両サイドの人物の描き方に厚みがあった。これは史実に基づく話を上手に脚色したこと更には配役が絶妙だったことによるものだと思う。
時代劇に新しいジャンルを開いた作品だと思う。

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凄げえ〜!

投稿日:2017/02/04 レビュアー:noise

実話を元にしたという話は事前に知っていたが、
庶民が藩を手玉に取るコメディータッチの作品かと思ってました。
宣伝担当者の手腕にしてやられました。まあほんの多少はクスッとくる展開もあるけどね。
しかし基本的に庶民の苦労や努力を凄く真面目に描いている作品です。
涙無しには観れませんでした。

そして脚本や演出だけで無く撮影や照明がまた素晴らしい。
映画なんでちゃんと撮れていないといけない、視れなければいけないので現実よりは明るいですが、
夜は無論のこと昼間でも家屋の中は暗いんです。照明はあてているのに外光だけに頼る日本家屋の昼間を描ききり、
夜は行灯の薄暗い明かりと白壁の反射で成り立つ空気感。(とは言え影が大入道にならない不思議は見せる映像としての宿命か)
夜の外も重要な芝居以外はギリギリの明るさ。唯一それらの条件に反しているのはしま屋の中だけ(それでも他の映画と比べたら暗い)
そういう作品は過去に全く無かった訳では無いけれど、時代劇とは縁が薄くなりつつある現代の映画人としては本当に凄い事です。
馬も在来馬を意識して小柄だしね。時代考証もしっかりやってるんだろうなあ。こういうスタッフがいる限り、仕官しているのに月代を剃らない侍が出てくるという頓珍漢な日本の歴史物もまだまだ捨てたもんじゃないと安心しました。

キャストはそれぞれがこの人物を演じるのはこの人しかいないと納得させる芝居をバッチリしていました。
特に浅野屋甚内役の山崎努。たったあれだけのシーン、あれだけの時間、あれだけの台詞で甚内を表現するのは
脚本の力や監督の演出力だけで無くそれを受け止め表現する役者の力量があればこそです。

スタッフもキャストも素晴らしく良い仕事をした作品です。が、元になった人物たちが素晴らしい人達だったからこそこの作品が生まれたのでしょう。

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江戸時代、逆の国債物語!

投稿日:2017/01/30 レビュアー:哲郎

これは、今でいうと“国債”を民衆の側から申し出るという「逆の国債物語」ですね。
う〜ん、江戸時代でも今と同じようにお国(藩)は財政問題を抱えていたんだな〜と...
そのしわ寄せを受ける下層の民が一揆や打ちこわしに走らず、村の有力者たちが知恵を出し団結して村の存亡問題を解決するというなんともイイ話。
でも、私にはちょっと物足りない感じあり。やっぱりチャンバラ劇とか戦国時代の話がおもしろい。

すぐれているのはキャストかな。
個性派俳優を主要キャストに配置して、なんとも味のある絵、雰囲気をつくりだしている。
阿部サダヲはじめ、きたろう、中本賢、西村雅彦などのキャラクターが抜群に生かされていてこれはナイス!
呑み屋のおかみを演じた竹内結子もよかった。彼女は昨年の大河ドラマで淀殿(茶々)役にあったが、これはあまり合っていなかった。町中の庶民役のほうがしっくりくる感じ。

あと、地方の村落の生活の様子を細かく再現した絵がこれまたよかった。
時代劇やドラマでの庶民の生活というと、どうしても江戸の町中の様子ばかりが思い浮かぶ。今地方再生とか地域興しみたいな取り組みがさかんに言われるなか、こうした映画づくりは実にタイムリーな企画と思う。
あのロケ地もナイス。なんともピッタリな場所をよく選んだな〜と感心しきり。

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殿、利息でござる!

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無私無欲

投稿日

2017/11/01

レビュアー

こうさま

農民が米を作り年貢を納め、武家はその上にあぐらをかいているという社会構造は昔からあった状況でなにも日本だけのものではない。
古代エジプトにおいても奴隷の労働力が国を支え、領主の下で食物を作る農民が搾取され貴族階級を潤していたもので常に武力でもって権力を握る階級が下級層を虐げていた歴史は長く続いていたのである。
過剰なサービス残業で懸命に働き、会社が利益を得て重役が高額な報酬を得て株主が配当を受け取るという状況だって同じようなものかもしれない。
本作は江戸時代中期、仙台藩吉岡宿で伝馬役に苦しめられていた宿場町の窮状を救うために立ち上がった町人たちのお話しで実話というから驚きである。
年貢に苦しみそのうえ伝馬役という藩の荷物を運ぶ役務を無償で課せられれば人々は疲弊し町はすたれ、本業もおぼつかなくなり逃避する人々が後を絶たないのは当然の成り行き。
藩に、つまりお上に金を貸してその利息で伝馬役の費用を捻出しようという当時では考えつかないようなアイディア、しかし千両現代なら3億円相当の基金をどうやって調達するのか、その金策への流れが実に興味深いところ。
自身の私財を売り払い、町の有力商人に声をかけ徐々に仲間の輪を広げてゆく。
無私無欲の人の輪が広がって行く、まさしく美談中の美談なのである。
見返りはなにもないが町が苦しみから解放される、当然1-2年で集まる金額ではない。
それぞれの出資者にまつわるエピソードも泣かせるものがある。
金を出したことを自慢せず、人に口外せず、上座に座ることなく慎ましく暮らす、
昔の日本にこんな人たちが居たという事実が自分のことしか考えない傾向の強い現代社会にとって一服の清涼剤になってほしいものだ。
なかなか興味深い作品である。

最初と最後では人を見る目が全く変わる

投稿日

2017/05/25

レビュアー

チキンハート

感想・総評:単なる金貸しの話かと思っていたが、もっと複雑で感動的なストーリー

対象年齢:子供〜大人(暴力場面なし。H場面もほとんどなし)

食事中に見られるか:大丈夫

配役の妙。

投稿日

2017/04/10

レビュアー

casey25

羽生弓弦の突然の登場を差し引いても十分に楽しめた。阿部サダオも恐れていたような悪ふざけではなく実のある熱演であった。通常はこの手の時代劇は見ないが今回は見て良かった。
従来のお上=悪者、庶民=被害者のステレオタイプではなく両サイドの人物の描き方に厚みがあった。これは史実に基づく話を上手に脚色したこと更には配役が絶妙だったことによるものだと思う。
時代劇に新しいジャンルを開いた作品だと思う。

凄げえ〜!

投稿日

2017/02/04

レビュアー

noise

実話を元にしたという話は事前に知っていたが、
庶民が藩を手玉に取るコメディータッチの作品かと思ってました。
宣伝担当者の手腕にしてやられました。まあほんの多少はクスッとくる展開もあるけどね。
しかし基本的に庶民の苦労や努力を凄く真面目に描いている作品です。
涙無しには観れませんでした。

そして脚本や演出だけで無く撮影や照明がまた素晴らしい。
映画なんでちゃんと撮れていないといけない、視れなければいけないので現実よりは明るいですが、
夜は無論のこと昼間でも家屋の中は暗いんです。照明はあてているのに外光だけに頼る日本家屋の昼間を描ききり、
夜は行灯の薄暗い明かりと白壁の反射で成り立つ空気感。(とは言え影が大入道にならない不思議は見せる映像としての宿命か)
夜の外も重要な芝居以外はギリギリの明るさ。唯一それらの条件に反しているのはしま屋の中だけ(それでも他の映画と比べたら暗い)
そういう作品は過去に全く無かった訳では無いけれど、時代劇とは縁が薄くなりつつある現代の映画人としては本当に凄い事です。
馬も在来馬を意識して小柄だしね。時代考証もしっかりやってるんだろうなあ。こういうスタッフがいる限り、仕官しているのに月代を剃らない侍が出てくるという頓珍漢な日本の歴史物もまだまだ捨てたもんじゃないと安心しました。

キャストはそれぞれがこの人物を演じるのはこの人しかいないと納得させる芝居をバッチリしていました。
特に浅野屋甚内役の山崎努。たったあれだけのシーン、あれだけの時間、あれだけの台詞で甚内を表現するのは
脚本の力や監督の演出力だけで無くそれを受け止め表現する役者の力量があればこそです。

スタッフもキャストも素晴らしく良い仕事をした作品です。が、元になった人物たちが素晴らしい人達だったからこそこの作品が生まれたのでしょう。

江戸時代、逆の国債物語!

投稿日

2017/01/30

レビュアー

哲郎

これは、今でいうと“国債”を民衆の側から申し出るという「逆の国債物語」ですね。
う〜ん、江戸時代でも今と同じようにお国(藩)は財政問題を抱えていたんだな〜と...
そのしわ寄せを受ける下層の民が一揆や打ちこわしに走らず、村の有力者たちが知恵を出し団結して村の存亡問題を解決するというなんともイイ話。
でも、私にはちょっと物足りない感じあり。やっぱりチャンバラ劇とか戦国時代の話がおもしろい。

すぐれているのはキャストかな。
個性派俳優を主要キャストに配置して、なんとも味のある絵、雰囲気をつくりだしている。
阿部サダヲはじめ、きたろう、中本賢、西村雅彦などのキャラクターが抜群に生かされていてこれはナイス!
呑み屋のおかみを演じた竹内結子もよかった。彼女は昨年の大河ドラマで淀殿(茶々)役にあったが、これはあまり合っていなかった。町中の庶民役のほうがしっくりくる感じ。

あと、地方の村落の生活の様子を細かく再現した絵がこれまたよかった。
時代劇やドラマでの庶民の生活というと、どうしても江戸の町中の様子ばかりが思い浮かぶ。今地方再生とか地域興しみたいな取り組みがさかんに言われるなか、こうした映画づくりは実にタイムリーな企画と思う。
あのロケ地もナイス。なんともピッタリな場所をよく選んだな〜と感心しきり。

11〜 15件 / 全45件