レボリューション　＜ファイナル・シーズン＞

策略とは、【自分の目的を達成する為に相手をおとしいれるはかりごと】とある。
目的を達成する為の道は、正しい手段をとるか、相手を陥れて上にのし上がるか、に分かれる。
前回、【愛国者】は目的の為にアトランタとフィラデルフィアを犠牲にした。
そして今回、モンローは【テキサス軍】と【愛国者】を戦わせる為にフライを犠牲にしたのだ。
ここになんの違いがあるだろうか。
モンローもまた、策略を練っているのだ。
それに対して、レイチェル達は正しい道を行こうと心がけている。
ただ、【正しい道】ほど地味でインパクトがなく、長い道のりになる。世界に浸透するまでに時間がかかる【正しい道】。
一方、策略は派手でインパクトがあって、効果覿面。
二者択一は無理があると思ってしまうのは私だけだろうか。





今回のゲスト。
第５話【戦争の切り札】
フライは【スーパー・ナチュラル】のボビー・シンガー。
第６話【死刑囚】
カーバーは【サード・ウォッチ】のカルロス・ニエト。

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すべてを知っているレイチェルやネヴィル達は【愛国者】に不信感を抱きます。
ただ、ここで大事になってくるのは【正義】か？【平和】か？
綺麗事だけでは国を再建する事は不可能でしょう。
混沌とした状態では、まずは強者が国（グループ）を作るのだ。そして、融合・分裂を繰り返し、トップが入れ替わり、長い年月をかけて平和が訪れる。
その過程では自慢出来ない事態も多く存在するはず。
そう考えると、正義だけで国は再建出来ないのだ。
目先を考えれば、治安を回復してくれる【愛国者】を悪とは言い切れない。
いや、これこそが事なかれ主義の典型なんだけどね。
巨大になった敵を倒すには代償が大きいというのもわかる。
国の再建の為には何をやっても良いというわけではない。
でもやっぱり、こんな状況に置かれたら目先を考えてしまうなぁ。。。




今回のゲスト。
第４話【愛国者たちのゲーム】
トルーマンは【デスパレードな妻たち】のレックス・バン・デ・カンプ。

爆発から半年後。
失意の元、レイチェルの父親の元に身を寄せるレイチェル、マイルズ、アーロン。
チャーリーは１人生き場所を探してさまよっていた。
一方、ジュリアが行方不明となり必死で探すネヴィル。
今作品の中でもっとも興味深いのはネヴィルではないだろうか。
この男ほど両面を持ち合わせた人物はいない。
冷血で野心に溢れた兵士という顔が前面に出ているが、実は誰よりも家族思いなのだ。
元々はしがないセールスマンだったネヴィル。平和な時代ならうだつの上がらない男として一生を終えただろうが、ブラックアウトによってすべてが変わってしまった。
ある意味、彼は勝ち組なのだ。
混沌とした時代の方が力を発揮出来る人間。
でもその力の原動力は妻ジュリアなのだ。
ジュリアを守る為に生き抜いてきたネヴィル。
その妻を亡くした今、生き甲斐をなくしてボロボロになっているのが興味深い。
あんなに冷酷な男なのにね。
反面、復讐に燃えたネヴィルも恐い。
結局、どちらも原動力はジュリアなんだけど。。。





今回のゲスト。
第２話【潜入計画】
ケンは【Hawaii Five-0】のデニング知事。

レイチェルが良心の呵責に苦しむ姿ありえない。
今更見せられてもしらけるだけ。
でもすぐに元通りになってくれる。
あのレイチェルだから。