永遠の0

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永遠の0 / 岡田准一
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「永遠の0」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

百田尚樹の同名ベストセラーを「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が映画化した戦争ドラマ。現代の青年が、零戦パイロットだった祖父の戦死の謎を調べていく中で、戦争の不条理と向き合っていく姿を描く。出演は岡田准一、井上真央、三浦春馬。司法試験に落ちて進路に迷う青年、佐伯健太郎。ある日、今の祖父とは血のつながりがなく、血縁上の祖父が別にいることを知る。その実の祖父の名は、宮部久蔵。太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により戦死していた。そこで宮部について調べ始めてみると、かつての戦友はみな彼のことを、生きて還ることに執着した臆病者と非難した。では、なぜ宮部は特攻に志願したのか。やがて、ついに宮部の最期を知る人物に辿り着く健太郎だが…。

「永遠の0」 の作品情報

作品情報

製作年: 2013年
製作国: 日本

「永遠の0」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

脚本: 山崎貴林民夫
原作: 百田尚樹
撮影: 柴崎幸三
音楽: 佐藤直紀

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11〜 15件 / 全133件

素晴らしかった。

投稿日:2014/05/31 レビュアー:301

元々原作ファンで、映画も楽しみにしていた。

約70年前にこんな事があったのかと。
知らないことが多過ぎて、もっと深く知りたいと思えた。

主演のV6岡田准一の芝居も素晴らしかった。
狂気のシーンは胸にグッとくるものがあった。最後のシーンの顔も忘れられない。

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

イイ話なのには間違いない!けど(^^;)

投稿日:2014/07/28 レビュアー:パンケーキレンズ

関西では
百田さんと言えば「探偵!ナイトスクープ」の人
岡田くんと言えば「ひらパー兄さん」なんです
その辺の“柔らかさ”と、この映画の“硬さ”が、う〜ん・・・
どーなんかな〜・・・ってとこです
っていう、ほんと超個人的な感想をまず(知らんわっ!)

戦争、家族、命っていう、キーワードをすくい上げれば
ほんと良く出来たお手本のようなストーリーなんですけど
意外とサラーーーーっと流れていくような
言い換えれば
中高生くらいに一番おススメしたくなるような映画ですね
“難しさ”が案外、ズッシリと主張してこないので
戦争ものを観ると眠れなくなるのであまり好きではないけれど
コレはそういう事はなかったです

ま、ほんとに、イイ話なんですけど

役者のオーバーな演技が、所々で引っかかった

ってのも、大きいのかも(泣)

インタビュー形式の語りの映画で
構成自体は地味に展開されながらも、語り手の感情が急に爆発
岡田くんには完全に乗っかってるものの
語り手の方たちには、そういう点で乗っかれない部分があったりで
三浦春馬くんの最後の叫びに、ちょっと引いてしまった自分は
どーなんだ・・・とw

向井理くんでドラマ化も決まってるみたいですね

戦争の悲惨さ
命の大切さ
そういうテーマとしての物語としてはグッときます
特に
死ぬのが怖かったわけではなく、主人公が本当に恐れていたもの・・・とか
死を避けていたわけではなく
直進するのか、蛇行するのか、大きく旋回するのか
なんですね

ただ、映画的に引っかかる部分が多かったのが・・・(^^;)←しつこいw

世代によって感じ方が全く違うでしょうね

戦争モノとして捉えるか
家族のドラマとして捉えるか
それによっても違います

ちょうど真ん中にポツーンと突っ立てた感覚、私はそんな感じでした

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世間で批判続出…実際は? ネタバレ

投稿日:2015/01/18 レビュアー:Bikke兄

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「国の為の死」を否定・拒否できない戦中で、腰抜け、臆病者と罵られながらも「生きる」を明言した特攻隊員。
家族を愛し、同士に生きる事の大切さを伝えた主人公は、何故、最後に特攻で死を選んだのか?
現世に生きる彼の子孫が、その足跡を辿りながら解明していき、戦争の特攻の悲惨さ、無駄さを伝える…伝えたかった?作品なのでしょうか。

旧日本軍上層部の作戦の浅はかさ、特攻作戦の無謀さ、沢山の若い有望な命の死、残された家族の悲しみ、主人公が精神崩壊していく様…とそれなりに描いているとは思います。
そういう意味で、世間で言われる「戦争賛美」、「特攻賛美」を強く感じる事はありませんでした。
しかし、それなりに…と感じたように、描き方が致命的に浅い。
結果として、テーマであるハズの主人公が何故に特攻を志願したかの説明が、取り巻く状況、環境、本人の思いの全てにおいて中途半端になってしまっています。
この辺りに関しては、小説を未読である為、小説で確認してみたいと思います。

現世の子孫が、彼の足跡を辿る展開は非常に面白く、彼に関わった人達が語る様々な回想で、主人公像が徐々に明らかになっていく展開にはドキドキワクワクし熱くなりました。
違和感を感じたのは、生きて帰った主人公の教え子に妻が放つ言葉。
「(死んでも)必ず帰ってくる」という主人公の言葉を受けて、教え子に「(彼が)帰ってきた」と…そして教え子が妻を抱きしめる、という場面…正直引きました。
井上真央さん、染谷将太さんの演技が良かっただけに、残念なテレビ的演出だったと感じてしまう場面でした。

個人的に、これが遺作となった夏八木勲さん、主人公との壮絶な回想を語る田中泯さん、その田中さん演じる人物の青年期を演じた新井浩文さんが強く印象に残りました。

空前の大ヒットを記録したにも関わらず、右左問わず各方面から批判も続出した今作品。
作品そのものへの評価に、作者・百田尚樹氏の人物像が大きく影響している事は否定できないと思います。
その言動からも、明らかに右寄りの方である事は間違いありませんが、私は「○○賛美」と感じなかったので、作者の強い個性に囚われずに鑑賞する方がいいと思います。

それでも…
敗戦国である日本。
戦後の極端な自虐教育で、アジアを支配し、大戦の火蓋を切った大日本帝国が悪であったと植えつけられた国民。
昨今の従軍慰安婦問題の捏造発覚等もあり、一体何が事実なのか?史実を探り、9条問題も併せ、自虐教育を見直す時期にも来ているのかもしれません。
"特攻"を題材に、肯定はしないものの、尊い命を絶った先祖への畏敬の念、誇りを持つ事で、強い日本を強い大和魂を取り戻したいという作者の思いが現れているようには感じました。

いずれにせよ「○○製作委員会」と名の付く昨今の日本映画。
戦時中は特攻精神を煽り、戦後は自虐史観を流しまくった多くのマスコミ各社が協賛する今作品も、かなりの制限が入っている事は間違いないのでしょうね…

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戦争を知らない子供たち

投稿日:2014/12/25 レビュアー:みなさん(退会)

私たちは戦争を知らない世代だ。
けれど、親や祖父母に空襲や疎開の話しなどを聞かされ、ぼんやりとだが、戦争は意外と身近にあった。
少なくとも、いまの子供たちよりは“戦争”という言葉の持つ重さや暗さが脳裏にしみついていると思う。
だからかも知れないが、安直な映画を観ると、つい拒否感を覚えてしまう。

本作品は、どちらかと言うと、安直な部類に入ると思う。それでも、映画館でボロボロ泣かされたのは、脚本が見事だったからだろう。
――でも、正直なところ、特攻隊員個人に焦点をあてた悲劇づくりは、ズルいと思う。

史実に則していようがいまいが私には関係ない。「そんな特攻隊員がいるかよ」とか、「何で拒否し続けていたのに豹変するんだよ」とか、そういう意見も、私には、どうでもいい。
気になるのは、大戦末期に一つの国家が、若者に「戦闘機に乗って敵艦に体当たりせよ」と命じたことである。

そんな国家や命令を実行させた環境を描かずに、特攻隊員の悲劇を描くのは、間違っているように思う。
エンターテイメントとしては、それで善いかも知れないが、日本がこの題材を扱うには、もっとフェアで慎重でなければならない。

本作品は、そんな“慎重さ”に関して、無頓着と言ってもいい。
それは、戦争を知らない世代だからこそ出来ることだと思う。少なくとも、昭和30年代以降の生まれでないと、この感覚はないだろう。

実際、本作品は、第2次世界大戦時の特攻を描いたと言うより、日本によく似た知らない国の架空の歴史が描かれているような印象だ。まるでファンタジー映画を観ているような気分だった。

原作もまた、良質なエンターテイメントで、特攻隊員をクローズアップしながら、きちんと国家とか戦争そのものへの言及がなされていた。
それが、どうしてこういう映画になってしまったのか理解に苦しむ。山崎貴監督は、『ALWAYS/三丁目の夕日』を撮っているような調子で、本作品を撮ったのではなかろうか……。

監督さんの覚悟は、どこにあったのだろう。

手馴れた絵づくりでストーリーテリングも見事。いい映画だし、涙の浄化作用も堪能できる。充分に満足して映画館を後に出来た。

けれど、ひめゆり平和祈念資料館や沖縄平和祈念公園で感じた戦争の“現実”に圧倒された記憶が、いまも生々しく思い出すことが出来る私には、本作品はキレイすぎて、とても戦争や特攻隊員たちの“現実”を伝える作品ではなかったと思う。

若い世代にはオススメするが、年輩者にはオススメ致しません!

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未来の一日本人の答え

投稿日:2014/11/09 レビュアー:ビンス

あの人は強い人だ
あの人は弱い人だ
人に対する他人の評価はそれぞれ
その評価は他人の価値観
つまり時代の価値観とも言えるでしょう。
多数を占める意見
それが時代の選択した回答であり
正義としてまかり通る正しい答えになるのです。
お国のためにこの身捧げます 天皇陛下万歳
この時代の問答無用で唯一の答え
それ以外は許されず
それ以外を許す許容が
人にも、国にもなかったこの時代。
一体どんな思いでこの答えを胸に刻んでいたのでしょう
一体どんな思いでこの答えを示したのでしょう
その犠牲の土台の上に築かれた日本で生まれ育ったボクは
この答えを刻んだ者たちの気持ちが理解できませんでした。
なぜ国のために死なねばならない
戦争になんか行くものか
非国民でもいい、生き残ってみせる
どんな手を使っても生き残ってみせる
こんな答えを胸に刻み、示した奴らは皆アホだ
そう思ってきました。
しかし、この作品を観る
様々な戦争時代の真実を知る
ゼロ戦ではありませんが、広島の大和ミュージアムで
回天で特攻した人が残した手紙やその思いを知る機会を得ると
少なくとも彼らはバカでもアホでもなかったんだと知ることができました。
彼らの見ていたものはこの国の未来でした。
彼らの考えていたことは未来のボクらのことでした。
刻むことができました。
それでも、前途した思いを持つボクは
宮部の考えにとても共感し
だからこそ彼の最後の行動を受け入れることが出来ないのです。
彼らの思いを知って尚、受け入れることが出来ないのです。

永遠の0
このタイトルは飛び立ったら着陸することのない
永遠飛行が宿命のゼロ戦のことを示したもののようですが
ボクには永遠にたどり着くことのない答え
宮部の気持ちを示したもののように感じました。
原作を読んでいれば違うんでしょうかね・・・

少なくともボクには
託すことも
捧げることも
できそうにありません。
誰にどんなに何を言われようとも
ボクは愛する者のために
愛してくれる者のために
帰りたい。
絶対に帰りたい。

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永遠の0

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投稿日

2014/05/31

レビュアー

301

元々原作ファンで、映画も楽しみにしていた。

約70年前にこんな事があったのかと。
知らないことが多過ぎて、もっと深く知りたいと思えた。

主演のV6岡田准一の芝居も素晴らしかった。
狂気のシーンは胸にグッとくるものがあった。最後のシーンの顔も忘れられない。

イイ話なのには間違いない!けど(^^;)

投稿日

2014/07/28

レビュアー

パンケーキレンズ

関西では
百田さんと言えば「探偵!ナイトスクープ」の人
岡田くんと言えば「ひらパー兄さん」なんです
その辺の“柔らかさ”と、この映画の“硬さ”が、う〜ん・・・
どーなんかな〜・・・ってとこです
っていう、ほんと超個人的な感想をまず(知らんわっ!)

戦争、家族、命っていう、キーワードをすくい上げれば
ほんと良く出来たお手本のようなストーリーなんですけど
意外とサラーーーーっと流れていくような
言い換えれば
中高生くらいに一番おススメしたくなるような映画ですね
“難しさ”が案外、ズッシリと主張してこないので
戦争ものを観ると眠れなくなるのであまり好きではないけれど
コレはそういう事はなかったです

ま、ほんとに、イイ話なんですけど

役者のオーバーな演技が、所々で引っかかった

ってのも、大きいのかも(泣)

インタビュー形式の語りの映画で
構成自体は地味に展開されながらも、語り手の感情が急に爆発
岡田くんには完全に乗っかってるものの
語り手の方たちには、そういう点で乗っかれない部分があったりで
三浦春馬くんの最後の叫びに、ちょっと引いてしまった自分は
どーなんだ・・・とw

向井理くんでドラマ化も決まってるみたいですね

戦争の悲惨さ
命の大切さ
そういうテーマとしての物語としてはグッときます
特に
死ぬのが怖かったわけではなく、主人公が本当に恐れていたもの・・・とか
死を避けていたわけではなく
直進するのか、蛇行するのか、大きく旋回するのか
なんですね

ただ、映画的に引っかかる部分が多かったのが・・・(^^;)←しつこいw

世代によって感じ方が全く違うでしょうね

戦争モノとして捉えるか
家族のドラマとして捉えるか
それによっても違います

ちょうど真ん中にポツーンと突っ立てた感覚、私はそんな感じでした

世間で批判続出…実際は?

投稿日

2015/01/18

レビュアー

Bikke兄

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「国の為の死」を否定・拒否できない戦中で、腰抜け、臆病者と罵られながらも「生きる」を明言した特攻隊員。
家族を愛し、同士に生きる事の大切さを伝えた主人公は、何故、最後に特攻で死を選んだのか?
現世に生きる彼の子孫が、その足跡を辿りながら解明していき、戦争の特攻の悲惨さ、無駄さを伝える…伝えたかった?作品なのでしょうか。

旧日本軍上層部の作戦の浅はかさ、特攻作戦の無謀さ、沢山の若い有望な命の死、残された家族の悲しみ、主人公が精神崩壊していく様…とそれなりに描いているとは思います。
そういう意味で、世間で言われる「戦争賛美」、「特攻賛美」を強く感じる事はありませんでした。
しかし、それなりに…と感じたように、描き方が致命的に浅い。
結果として、テーマであるハズの主人公が何故に特攻を志願したかの説明が、取り巻く状況、環境、本人の思いの全てにおいて中途半端になってしまっています。
この辺りに関しては、小説を未読である為、小説で確認してみたいと思います。

現世の子孫が、彼の足跡を辿る展開は非常に面白く、彼に関わった人達が語る様々な回想で、主人公像が徐々に明らかになっていく展開にはドキドキワクワクし熱くなりました。
違和感を感じたのは、生きて帰った主人公の教え子に妻が放つ言葉。
「(死んでも)必ず帰ってくる」という主人公の言葉を受けて、教え子に「(彼が)帰ってきた」と…そして教え子が妻を抱きしめる、という場面…正直引きました。
井上真央さん、染谷将太さんの演技が良かっただけに、残念なテレビ的演出だったと感じてしまう場面でした。

個人的に、これが遺作となった夏八木勲さん、主人公との壮絶な回想を語る田中泯さん、その田中さん演じる人物の青年期を演じた新井浩文さんが強く印象に残りました。

空前の大ヒットを記録したにも関わらず、右左問わず各方面から批判も続出した今作品。
作品そのものへの評価に、作者・百田尚樹氏の人物像が大きく影響している事は否定できないと思います。
その言動からも、明らかに右寄りの方である事は間違いありませんが、私は「○○賛美」と感じなかったので、作者の強い個性に囚われずに鑑賞する方がいいと思います。

それでも…
敗戦国である日本。
戦後の極端な自虐教育で、アジアを支配し、大戦の火蓋を切った大日本帝国が悪であったと植えつけられた国民。
昨今の従軍慰安婦問題の捏造発覚等もあり、一体何が事実なのか?史実を探り、9条問題も併せ、自虐教育を見直す時期にも来ているのかもしれません。
"特攻"を題材に、肯定はしないものの、尊い命を絶った先祖への畏敬の念、誇りを持つ事で、強い日本を強い大和魂を取り戻したいという作者の思いが現れているようには感じました。

いずれにせよ「○○製作委員会」と名の付く昨今の日本映画。
戦時中は特攻精神を煽り、戦後は自虐史観を流しまくった多くのマスコミ各社が協賛する今作品も、かなりの制限が入っている事は間違いないのでしょうね…

戦争を知らない子供たち

投稿日

2014/12/25

レビュアー

みなさん(退会)

私たちは戦争を知らない世代だ。
けれど、親や祖父母に空襲や疎開の話しなどを聞かされ、ぼんやりとだが、戦争は意外と身近にあった。
少なくとも、いまの子供たちよりは“戦争”という言葉の持つ重さや暗さが脳裏にしみついていると思う。
だからかも知れないが、安直な映画を観ると、つい拒否感を覚えてしまう。

本作品は、どちらかと言うと、安直な部類に入ると思う。それでも、映画館でボロボロ泣かされたのは、脚本が見事だったからだろう。
――でも、正直なところ、特攻隊員個人に焦点をあてた悲劇づくりは、ズルいと思う。

史実に則していようがいまいが私には関係ない。「そんな特攻隊員がいるかよ」とか、「何で拒否し続けていたのに豹変するんだよ」とか、そういう意見も、私には、どうでもいい。
気になるのは、大戦末期に一つの国家が、若者に「戦闘機に乗って敵艦に体当たりせよ」と命じたことである。

そんな国家や命令を実行させた環境を描かずに、特攻隊員の悲劇を描くのは、間違っているように思う。
エンターテイメントとしては、それで善いかも知れないが、日本がこの題材を扱うには、もっとフェアで慎重でなければならない。

本作品は、そんな“慎重さ”に関して、無頓着と言ってもいい。
それは、戦争を知らない世代だからこそ出来ることだと思う。少なくとも、昭和30年代以降の生まれでないと、この感覚はないだろう。

実際、本作品は、第2次世界大戦時の特攻を描いたと言うより、日本によく似た知らない国の架空の歴史が描かれているような印象だ。まるでファンタジー映画を観ているような気分だった。

原作もまた、良質なエンターテイメントで、特攻隊員をクローズアップしながら、きちんと国家とか戦争そのものへの言及がなされていた。
それが、どうしてこういう映画になってしまったのか理解に苦しむ。山崎貴監督は、『ALWAYS/三丁目の夕日』を撮っているような調子で、本作品を撮ったのではなかろうか……。

監督さんの覚悟は、どこにあったのだろう。

手馴れた絵づくりでストーリーテリングも見事。いい映画だし、涙の浄化作用も堪能できる。充分に満足して映画館を後に出来た。

けれど、ひめゆり平和祈念資料館や沖縄平和祈念公園で感じた戦争の“現実”に圧倒された記憶が、いまも生々しく思い出すことが出来る私には、本作品はキレイすぎて、とても戦争や特攻隊員たちの“現実”を伝える作品ではなかったと思う。

若い世代にはオススメするが、年輩者にはオススメ致しません!

未来の一日本人の答え

投稿日

2014/11/09

レビュアー

ビンス

あの人は強い人だ
あの人は弱い人だ
人に対する他人の評価はそれぞれ
その評価は他人の価値観
つまり時代の価値観とも言えるでしょう。
多数を占める意見
それが時代の選択した回答であり
正義としてまかり通る正しい答えになるのです。
お国のためにこの身捧げます 天皇陛下万歳
この時代の問答無用で唯一の答え
それ以外は許されず
それ以外を許す許容が
人にも、国にもなかったこの時代。
一体どんな思いでこの答えを胸に刻んでいたのでしょう
一体どんな思いでこの答えを示したのでしょう
その犠牲の土台の上に築かれた日本で生まれ育ったボクは
この答えを刻んだ者たちの気持ちが理解できませんでした。
なぜ国のために死なねばならない
戦争になんか行くものか
非国民でもいい、生き残ってみせる
どんな手を使っても生き残ってみせる
こんな答えを胸に刻み、示した奴らは皆アホだ
そう思ってきました。
しかし、この作品を観る
様々な戦争時代の真実を知る
ゼロ戦ではありませんが、広島の大和ミュージアムで
回天で特攻した人が残した手紙やその思いを知る機会を得ると
少なくとも彼らはバカでもアホでもなかったんだと知ることができました。
彼らの見ていたものはこの国の未来でした。
彼らの考えていたことは未来のボクらのことでした。
刻むことができました。
それでも、前途した思いを持つボクは
宮部の考えにとても共感し
だからこそ彼の最後の行動を受け入れることが出来ないのです。
彼らの思いを知って尚、受け入れることが出来ないのです。

永遠の0
このタイトルは飛び立ったら着陸することのない
永遠飛行が宿命のゼロ戦のことを示したもののようですが
ボクには永遠にたどり着くことのない答え
宮部の気持ちを示したもののように感じました。
原作を読んでいれば違うんでしょうかね・・・

少なくともボクには
託すことも
捧げることも
できそうにありません。
誰にどんなに何を言われようとも
ボクは愛する者のために
愛してくれる者のために
帰りたい。
絶対に帰りたい。

11〜 15件 / 全133件