ローン・レンジャー

ジョニー・デップ演じるトント
今回もジョニーはコスプレイヤーっぷりを発揮し
自身のコスプレリストに先住民を追加したわけですが、
これが海に出ていないジャック・スパロウ的な・・・
キャラ設定がカブっています。
調べると監督も同じなんですね。
監督がこういう形でジョニーを使いたいのか
それともジョニーがこうしたいのか
トントは、よーすっ呆けます。
すっ呆けまくってます。
トントの笑われ方がジャックの笑われ方と一緒です。
ここに割く時間が結構ある。
トータルタイムは２時間半。
色々詰める省くの中に「トントのすっ呆け」も入れていいぐらいです。
あと３０分短ければ
もっと面白くなった気がします。
冒頭とクライマックスのアクションは見応えあり
まるでアトラクションのようだっただけに
ほかのダルさが残念でした。

作品中で度々レンジャーのマスクをいじるシーンがあります。
「なぜ、マスクを・・・」
わかります。
わかりますよ。
なんでマスクしてるんだ！？と
しかし、もっとおかしなことあるでしょ！と
大ボケをスルーして小ボケでずっと楽しむ気ですか？と
正気ですか？と
頭にカラス乗っけてすっ呆けてるヤツがいるんですよ。
紫外線は絶対に受け付けません！みたいな顔して・・・・
そこスルーしてマスクいじるって・・・・
お宝を前に素通りするようなもんでしょ・・・・
おまけにカラスに餌あげてるんですよ・・・・
ツッコミましょうよ。
ここでしょ！
今でしょ！
と、何度思ったことか・・・・

少年に語るという手法は必要だったのだろうか・・・・
少年の目鼻立ちのクッキリイケメンっぷりが印象に残りました。

とても面白かったと思います。アクションシーンは、これぞ映画のアクションという、ありえない展開の連続で、ワクワクさせますね。ユーモアとアクションの融合がすばらしい。長いですが、楽しめました。

評価７２点(１００点満点)
１９５８年頃にTV放映されていた当時の人気シリーズ、確か白黒画面だったと記憶している。白馬にまたがったマスクの男、西部版「鞍馬天狗」みたいで「ハイヨー、シルバー」の掛け声を懐かしく思い出してしまう。ストーリーはそんなシリアスなものではなく勧善懲悪を絵に描いたようなものが多かった。
さて本作は郡検事ジョン、すなわちローン・レンジャーの相棒として登場するインディアンの悪霊ハンターという怪しげな男トントを演じるのがジョニー・デップ。得意の白塗りメークで大活躍するが海賊、チョコレート屋などと同様のメイク、やはり彼はこれが好きなのかねぇ。最近は素顔のデップのイメージは全く湧いてこなくなった。
ストーリーとしてはさほど特筆すべきものはないがジョンとトントのコンビぶりが愉快でコミカルな仕草もちよっと笑えるところ。
CG技術を駆使したアクションシーンは西部劇というより完全なファンタジー作品と言ってもよかろう、確かに１５０分飽きさせないという点ではそれなりに評価はできるが、
やはり西部劇の王道からははずれている。
ジョン・ウエイン全盛時代の西部劇が懐かしく思えるのは齢のせいか時代の流れなのか。

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「ローン・レンジャー」は昭和33年我が家に初めてテレビが入った時（私は幼稚園児でした）から「スーパーマン」とともに「輸入物」連続TVドラマのヒーローでした。私は奇妙なタイツにマントを付けて空を飛ぶスーパーマンより二丁拳銃にテンガロンハットで白馬に跨ったローン・レンジャーのほうが格段にカッコ良く感じられて「ごっこ」遊びは圧倒的にローン・レンジャーが多かった。ガキ大将だった私はいつもローン・レンジャー役で、手下は皆「トント」。いつも3，4人のトントを従えて自分を「キモサベ」と呼ばせてました。番組冒頭の「ハイヨー、シルバー」の掛け声や疾走する姿に被せて流れる「ウィリアム・テル序曲」（19世紀初頭のイタリアの作曲家ロッシーニによるオペラ序曲であることはクラシックの音楽家だった父から聞いて知ってました）は、パチンコ屋の前を通る時必ず聞こえた「軍艦マーチ」とともに当時の記憶と強く結びついていて、いまだに「追憶のトリガー」になってます。
その後登場した和製ドラマのほとんど（「水戸黄門」「銭形平次」「大岡越前」など）が踏襲したように「毎回完結」の「勧善懲悪」「お約束」定番連続番組でしたから、小学生になって「三銃士」や「太閤記」のような長編小説を読むようになったら「定番」の退屈さに気付いて卒業しちゃったんですが、不思議にあの「トント」のことは気になって後を引きましたね。今回本作を観てみる気になったのは、あのジョニデがトントを演ると知ったからです。
予想した通りオハナシは全然面白く無い。ダラダラと冗長なだけでなくヒーロー（ローン・レンジャー、トント）、もヒロインも悪役も誰一人として「キャラの立つ」魅力ある人物が登場しない。「ドラマ」はやたら「正義」という「言葉」が飛び交うけど一体何を話しているのか意味不明。アクションも最近に無くトロくて地味で逆にビックリ。ただ一点僅かに心惹かれたのは「ハイヨー、シルバー」と「ウィリアム・テル序曲」のみ、というのでは一体何のための「リメイク」なのか全くワカラン駄作でしたが、おかげでヘンなこと考えちゃいました。
「ウケ狙い、話題作り」で「ジョニデのトント」を先に決めたディズニーも、さてオハナシはどーしたもんか困ったんでしょうね。「先住民」のトントを白人の「ヒーロー」ローン・レンジャーの愚鈍だけど従順な（「インディアン嘘つかない」）部下として好きなように使えた「オリジナル」とは時代が違う。かと言って先住民を収奪、虐待、殲滅して「盗んだ土地」に「建国」した、という「アメリカ汚辱の歴史」の象徴である「インディアン」をマトモに「ヒーロー」として喝采するほどアメリカはまだまだ「オトナ」じゃない。結果としてジョニデに「またもや」チンケなコスプレさせてジャック・スパロウ「インディアン版」演らせることになったんでしょうが、如何せんジョニデも「寄る年波」には勝てず「醜いピエロ」に終始した、ということじゃないかな？私の「考え過ぎ」ですかね(笑)。

話題になった映画だけに期待度MAXだったが・・・

やっぱ期待するとそれほどでもないんだよね〜。

この映画もクライマックスのシーンは流石に面白かったんだけど・・・。

そこにたどり着くまでのつまんなかったことといったら辛いくらい。

ちょっと時間も長すぎかも・・・？

ジョニー・デップの映画も当たり外れが多いとしみじみ思った作品だった。