きいろいゾウ

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　いきなり風呂場でかに溺れ死んだと慌てている裸の奥さん。冒頭から不思議な空気の映画という説明で、のんびりとした口調に不思議な間合い。とファンタジックな世界観な映画でした。

　ツマと呼ばれる奥さん。動植物の声が聞こえるという不思議ちゃん。雨からも声が聞こえてきます。童話のような世界で実際に絵本が挿入されたりします。
　前半から中盤は夫婦ののんびりとした生活。そして近所に住む老人や子供との交流。物語は一通の差出人不明の手紙が届くところから動き始めます。

　旦那さんには過去に叔母さんの自殺がトラウマとして描かれて、そして奥さんとの関係が気まずくなってしまう。この時の宮崎あおいさんのもの悲しさったらないです。
　そして東京へと行く旦那さん。でも最後の最後には奥さんのもとへ……。みたいな心が温まりました。

　静かな映画で不思議な空気感にファンタジックで独特の世界観の面白い映画でした。

どこか現実とは離れたところで生きているようなツマさんとそれに寄り添うようにして静かに暮らしを営むムコさんの、日常のお話。
原作を読んでいた友だちが是非観たいと言っていたので気になっていました。私は原作、読んでいません。

現実とファンタジーの融合はいいとして、そこにあまりにも生々しい感情が挿入されると、ちぐはぐすぎて恐怖が増す、という印象の映画でした。のどかで、ふわふわしていて、みんな優しい…みたいなあったかストーリーを想像していたら、痛い目見ますよー。観終わってから、なんだかざらざらした手触りがのこりました…。

でも、少女期ってああいう刹那的感情や、感情の起伏の大きさに戸惑ったり、それが手に負えなくて嫌悪したり…そういうの、ありますよね。ツマさんはいつになっても、そういうところがむき出しなんだろうな。でも、そういう繊細な感情を描くならば、もっと透明感のある方法で描いてほしかったです。共感しにくい…(>_<)

でも、ご飯がとてもおいしそうです。
食卓だけは、ほんとうにほっとする絵で撮られている。
(そこからの…流しのシーンがトラウマなのは内緒！)

お互い聞かないだけで秘密じゃないやん、という印象。
宮崎あおいがカワイイから泣いたけども。
地味〜〜な話でめちゃ寝そうになった。

絵本は全然頭に入ってこなかったので、あとでネットであらすじ読みました。
映画の内容とリンクとかしてた？わからんかった。

向井理はめちゃ好きなんだけど、なんでか、すっごいぶさいくに見える時がある。
なんでだ〜

でも、お互い一目ぼれで結婚したってことやんね？
そんな結婚がやっぱ一番なんかもな。

原作を読んでいないので、本当はもっと素敵な話なのかもしれませんが・・・
「2人の秘密」もいまいちよくわかりません。ムコについてはなんとなく描写されているので少しはわかるが、そんないうほどでもない過去だし、ツマに至っては何が秘密なのかもさっぱりわかりません。

言いたくても言えない気持ちを描いたと思われるツマのシーンも、ただの暴力にしか見えないし見ていて怖いだけでした。早送りしようかとも思ったくらいです。
結論。話題になった程素敵な映画だとは思いませんでした。

メルヘンな世界を演出はしているものの、嫌われ松子のようなインパクトはなしです。
前半はやたらと食べるシーンが多くて、ほのぼのとした世界。
ただ、ツマはヤキモチ焼きで臆病者。
言いたい事や聞きたい事は飲み込んでしまう。
だけど、行動は我慢できない。
どこか子供じみた性格。
ムコさんは正反対。
言わなくてもいい事、聞かなくてもいい事は、言いたい時に言えばいいと大人の対応。
ツマの顔色をうかがいながら、いつもニコニコ優しい夫。
日記を書くムコ、それを覗くツマ、はたまた見られてる事に気づきながら書き続けるムコ、それでも自分の痕跡を残すツマ。
何か、ちょっと怖い気もしました。
でも、一番怖かったのは、水道のシーン。
口論で罵り合うなんて、夫婦喧嘩よりも数十倍怖いです。。。
このシーンだけはしばらく覚えてそう。。。
逆にこのシーン以外は、忘れちゃいそう。
暇な時に観るならいいかも。