大空港 / バート・ランカスター
大空港
/ジョージ・シートン
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全体の平均評価点: (5点満点)
(30)
解説・ストーリー
ローマ行きの旅客機内に、爆弾が持ち込まれているという通報が入った。機長と主任スチュワーデスは、爆弾の入ったアタッシュ・ケースを確保しようとするが、犯人は爆弾もろとも自殺してしまう。そしてその衝撃で、旅客機の胴体に亀裂が入り、空中分解の危機が訪れる。急遽、旅客機はケネディ空港へ向けて転回するが、空港は猛吹雪のため一切の機能を停止していた……。
ローマ行きの旅客機内に、爆弾が持ち込まれているという通報が入った。機長と主任スチュワーデスは、爆弾の入ったアタッシュ・ケースを確保しようとするが、犯人は爆弾もろとも自殺してしまう。そしてその衝撃で、旅客機の胴体に亀裂が入り、空中分解の危機が訪れる。急遽、旅客機はケネディ空港へ向けて転回するが、空港は猛吹雪のため一切の機能を停止していた……。
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「大空港」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ローマ行きの旅客機内に、爆弾が持ち込まれているという通報が入った。機長と主任スチュワーデスは、爆弾の入ったアタッシュ・ケースを確保しようとするが、犯人は爆弾もろとも自殺してしまう。そしてその衝撃で、旅客機の胴体に亀裂が入り、空中分解の危機が訪れる。急遽、旅客機はケネディ空港へ向けて転回するが、空港は猛吹雪のため一切の機能を停止していた……。
「大空港」 の作品情報
「大空港」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
大空港の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
135分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UJRD34096 |
2003年12月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
0人
|
0人
|
【Blu-ray】大空港(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
131分 |
日本語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNXR1220 |
2012年11月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚
|
0人
|
0人
|
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
大空港の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
135分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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UJRD34096 |
2003年12月06日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
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0人
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【Blu-ray】大空港(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
131分 |
日本語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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GNXR1220 |
2012年11月21日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:30件
生身の人間のセキュリティ力
投稿日:2007/02/06
レビュアー:Twins
最大のセキュリティーホールは「人」であることを如実に示すと同時に、最後は人間の能力が武器になることを明示した作品。ベテラン税関の「まず目を見るんだ」は芸の域。70年代のものだが「フライトプラン」並みのスリルと緊張感を味わえる。また、台詞で感動したのは「私のやり方で家族を支える」。安易に義父の事業を継がない高潔さと、自分の仕事への誇りが清々しい。
評価星3.5。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
人間ドラマとサスペンスの相乗効果
投稿日:2023/12/03
レビュアー:さっちゃん
日曜の朝、割合に早く目覚めてCSを確認したら本作があったので観てみました。1960年代の作品かと思ったら70年というのは意外でした。ずいぶん前に観たっきりだったので細部は忘れておりました。オープニングの滑走路の除雪作業に被さってタイトルロールが流れますが、カッコイイ映像です。改めて感心しました。
物語が進むに連れて脚本の出来の良さにも感心します。グランドホテル形式というかオールスターキャストで主要登場人物だけでもかなりの人数なのに、それぞれの経歴とか家庭環境とかを手際よく描いております。ときに登場人物同士を交錯させたり、電話での会話でお互いの関係が分かるようにして冗長な説明を省略するのはさすがに往年のハリウッド映画ですね。
それに随所にユーモアを入れているのも緩急がついて物語をふくらませるのに貢献していると思います。ヘレン・ヘイズ演じるクォンセット夫人(未亡人というべきか?)が無賃搭乗の手口を自慢げに解説するくだりとか、いちいち騒ぎ立てる乗客が機長にひっぱたかれたと言った後で緊急着陸を試みる段になっても騒ぐので横で祈っていた神父にひっぱたかれるくだりとか、ラストの空港長ベイカースフェルド(バート・ランカスター)が業務の指示を求められて返す言葉とか。
この映画は後に作られる『エアポート』シリーズの第1作だと言われますが、後の作品と比べると肌合いが違うのか分かります。これ以降の作品が旅客機の危機に主に焦点を当てているのに対して本作は悩みや義務を持った人々の行動と危機とを絡めて描いているバランスがうまいと感じます。
保険金を妻に渡そうと爆弾を抱えてローマ行きの飛行機に搭乗するゲレロを演じたヴァン・ヘフリンの演技も見事でした。オーバーアクトにならないよう抑え気味の不審な行動。副操縦士デマレスト(ディーン・マーティン)が、全部ばれてるので保険金は無効で、残る家族を悲しませるだけだと一度は説得されかけたのが、はずみでトイレに逃げ込んでしまったため迷うときの表情。結局、起爆させてしまうのですが本作における存在感は大きいと思います。
そのデマレストはベイカースフェルドの義理の弟であり、女癖が悪いのと航空会社と空港業務との主張の対立とで二人はいつも喧嘩しています。デマレストはつき合っている客室乗務員のグエン(ジャクリーン・ビセット)から妊娠を告げられ心が揺れているという具合にそれぞれが人間として描かれています。
そういった人間ドラマと絡むのが航空機の危機です。ひどい吹雪でリンカーン空港の2本ある滑走路のうち2−9滑走路をタキシング中のトランスグローバル航空のボーイング707が滑走路をはみ出して、車輪が雪に埋まって立往生してしまいます。もう1本の2−2滑走路は離発着の旅客機が住宅街の上を通過するため騒音被害から事実上、使えないのですが非常事態で着陸させると付近の住民が集まってデモに発展します。
そうした状況の中、トランスグローバル航空のローマ便が離陸します。その機の副操縦士はデマレスト、グエンも搭乗しており、爆弾を抱えたゲレロ、いつもの調子でタダ乗りをきめこんだクォンセット夫人らを乗せて。
お話の行方は皆さんご自身が確かめていただくとして、航空機が出てるので私のいつもの“趣味の時間”になると思われるかもしれませんが主要な旅客機がボーイング707しか出てこないので、あまり書くことはありません。第一世代のジェット旅客機らしく低バイパス比の細身のターボファン4発。確かJT8Dだと思いますが、違ってたらごめんなさいです。操縦室は正副の操縦士に加えて航空機関士の3人体制。
これらも当時のテクノロジーのレベルからリスク回避のために決められた制度でしたが、今じゃ、双発機が普通に太平洋を渡ってますし、コクピットは正副操縦士だけというのは今昔の感がありますね。
残念ながら上空を飛ぶ場面はミニチュアを使った撮影ですが、離着陸や最初に地上で立ち往生する場面では実機ですから迫力があります。雪の空港なんて、劇中にも出てくるようにトラブルも多く、忙しいのによくロケができたものだと思います。ラストの緊急着陸なんて下手すると事故になりかねないシチュエーションです。
昔は良かったなんて決まり文句を言うつもりはありませんが、この頃は脚本、演出、俳優などに余裕があったのではないかと想像するのです。そうした余裕が作品の豊饒さとなって結実したと見るのはそれほど的外れではないと思います。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
冬の夜の空港の除雪をしている人々へ
午後7時、「うー、寒い」と独り言を言って、家の扉を開けました。
妻は入院中ですが、手術は成功したので、なんとか、将来への希望も見えてきました。
家の守(監視)に来ている甥っ子と、毎晩、飲んでいます。僕はお茶、彼は日本酒。
ここ1週間、夕食は、おでん、です。入院前、女房が仕込んでいったおでんを、ずっと食べています。具を毎日、補充していますが、二人で食うので、足りません。
すじ肉、もち入り巾着、厚揚げ、ゆでたまご、ちくわ。もっとも難しいのは、こんにやく。
これは、そのまま入れると、テロリストのように、鍋の中をすべて、自分の色に変えてしまうほど、強烈な灰汁をもっている。
灰汁ぬきが、必要なのです。
塩をまぶしかけ、軽く揉み、ボウルのなかで5分ほど放置しておく。それから冷水で揉み洗う。
その表を、竹串で刺すと、味が浸みやすい。
でも、急激に煮込んでは、おでん全体の味の調和を壊してしまう。
すべての具(キャラクター)が、美味であるように、食べ続けるために、上に浮かんでくる灰汁・脂玉を掬って捨てると、鍋の表面は、次第に澄んできて、着陸できる空港になる。
「大空港」(1970年、米国、カラー、137分)。冬の大寒波の年であったのでしょう。吹雪いています。
飛行機は風に弱い。当時は、自動操縦というシステムは完全では、ない。視界不良で、着陸することは危険であったろうと思います。
もっとも怖いのは、積雪の空港無理に着陸し、オーバーラン(滑走路越え)し、機体が炎上することです。
今は、空港の滑走路の除雪が不完全な場合、パイロットは勝手に着陸できないシステムになっている。
個人技が通用しない、安全航行が義務付けられているのです。戦時は、別。
この映画では、空港と飛行士の天才技のやりとりで乗り越えるようとする。慎重に、無理を行うように思う。
それは、今は無理だよと、うち用心棒に教える。
彼(この子)は、若いので、よく分からない。こんな映画を見ると、自分がヒーローになれると思ってしまう。
そこが、もっとも危険なのだ。
今は、もとの空港に戻るか、近い空港に回避着陸するか。
1%でも、危険があれば、それを回避するのが、人の命を預かる企業の絶対使命である。
そんなことさえ、今の若者が分かっていないのは、B級映画の悪影響だ。人が簡単に死ぬゲームの。
男、三人衆が出てくる。三匹の侍。
管制管長のメル(バート・ランカスター)。パイロットのヴァーノン(ディーン・マーティン)。整備員のジョー(ジョージ・ケネディ)。
メルとジョーは義兄弟なのだが、仲が悪い。どっちも女性について、いい加減なことをしている。二人は義兄弟である。ジョーは、真面目です。
着陸できない飛行機に、ヴァーノンの現在の愛人のCA・グエン(ジャクリーン・ビセット)が搭乗している。
ドラマは、とても都合よく終結するが、それがとても良いよ思う。
映画の空港で、雪かき(除雪)をしていた人は、寒かったろう……。
2016年〜2017年の冬の寒波、大雪は、今、現在の問題です。
冬の夜の空港の除雪をしている人々へ、お気をつけてください。
うちの家のおでんを、言葉だけでお送りします。
彼らに、この、おでんを食べてもらいたい。
うまいよ! 辛子(日本のマスタード)を存分に載せて、君等に捧げる。忘れていたが、大根の輪切りを、3日煮込んだら、辛子ととても合うんです。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
完見度:最後まで
投稿日:2004/02/28
レビュアー:aiai
エアポートパニックの元祖で、基本がしっかりつまってます。本作品以降、亜流、支流の作品がでてきました。見ておいたほうが良いかと。おもしろいですよ。
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名作をもう一度みよう
投稿日:2015/04/02
レビュアー:こうさま
評価85点(100点満点)
先日「エヤポート2014」という駄作を観たら1970年に創られた名作「大空港」を観たくなってしまった。
この作品はパニック映画の元祖と言われ、その後何作かエヤポートシリーズが公開されたがとうていこの作品には及ばない。
本作はパニック映画というよりはそこに様々な人間ドラマを絡ませている秀作で登場人物がそれぞれ個性を発揮しているところが実によい。
CG手法がなかった時代でありながらあれだけの迫力を感じさせてくれるのはやはり作り手側の映画に対する熱意というものであろう。
この作品はほとんどのシーンやエピソードが現実に起こり得るものだけに観客がストーリーの流れの中に引きこまれてゆくのだろう。
舞台は大雪に見舞われたシカゴ、リンカーン空港(オヘア空港がモデルとされている)バート・ランカスター演じる空港長メル、妥協せず信念をつらぬく強い男、
メルの義兄でことごとく彼と対立するプレイボーイのパイロットヴァーノン、演じるのはディーン・マーティン、精神を病み追いつめられた男ゲレロ、それぞれ男女のドラマがある。
無賃乗降常習犯の老婦人、ベテランの税関職員、整備担当のジヨー、それぞれが個性的でこれらの登場人物が織りなすドラマには時間の経つのを忘れてしまう。
たまには昔の名作を観るのもなかなかいいものだ。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
生身の人間のセキュリティ力
投稿日
2007/02/06
レビュアー
Twins
最大のセキュリティーホールは「人」であることを如実に示すと同時に、最後は人間の能力が武器になることを明示した作品。ベテラン税関の「まず目を見るんだ」は芸の域。70年代のものだが「フライトプラン」並みのスリルと緊張感を味わえる。また、台詞で感動したのは「私のやり方で家族を支える」。安易に義父の事業を継がない高潔さと、自分の仕事への誇りが清々しい。
評価星3.5。
人間ドラマとサスペンスの相乗効果
投稿日
2023/12/03
レビュアー
さっちゃん
日曜の朝、割合に早く目覚めてCSを確認したら本作があったので観てみました。1960年代の作品かと思ったら70年というのは意外でした。ずいぶん前に観たっきりだったので細部は忘れておりました。オープニングの滑走路の除雪作業に被さってタイトルロールが流れますが、カッコイイ映像です。改めて感心しました。
物語が進むに連れて脚本の出来の良さにも感心します。グランドホテル形式というかオールスターキャストで主要登場人物だけでもかなりの人数なのに、それぞれの経歴とか家庭環境とかを手際よく描いております。ときに登場人物同士を交錯させたり、電話での会話でお互いの関係が分かるようにして冗長な説明を省略するのはさすがに往年のハリウッド映画ですね。
それに随所にユーモアを入れているのも緩急がついて物語をふくらませるのに貢献していると思います。ヘレン・ヘイズ演じるクォンセット夫人(未亡人というべきか?)が無賃搭乗の手口を自慢げに解説するくだりとか、いちいち騒ぎ立てる乗客が機長にひっぱたかれたと言った後で緊急着陸を試みる段になっても騒ぐので横で祈っていた神父にひっぱたかれるくだりとか、ラストの空港長ベイカースフェルド(バート・ランカスター)が業務の指示を求められて返す言葉とか。
この映画は後に作られる『エアポート』シリーズの第1作だと言われますが、後の作品と比べると肌合いが違うのか分かります。これ以降の作品が旅客機の危機に主に焦点を当てているのに対して本作は悩みや義務を持った人々の行動と危機とを絡めて描いているバランスがうまいと感じます。
保険金を妻に渡そうと爆弾を抱えてローマ行きの飛行機に搭乗するゲレロを演じたヴァン・ヘフリンの演技も見事でした。オーバーアクトにならないよう抑え気味の不審な行動。副操縦士デマレスト(ディーン・マーティン)が、全部ばれてるので保険金は無効で、残る家族を悲しませるだけだと一度は説得されかけたのが、はずみでトイレに逃げ込んでしまったため迷うときの表情。結局、起爆させてしまうのですが本作における存在感は大きいと思います。
そのデマレストはベイカースフェルドの義理の弟であり、女癖が悪いのと航空会社と空港業務との主張の対立とで二人はいつも喧嘩しています。デマレストはつき合っている客室乗務員のグエン(ジャクリーン・ビセット)から妊娠を告げられ心が揺れているという具合にそれぞれが人間として描かれています。
そういった人間ドラマと絡むのが航空機の危機です。ひどい吹雪でリンカーン空港の2本ある滑走路のうち2−9滑走路をタキシング中のトランスグローバル航空のボーイング707が滑走路をはみ出して、車輪が雪に埋まって立往生してしまいます。もう1本の2−2滑走路は離発着の旅客機が住宅街の上を通過するため騒音被害から事実上、使えないのですが非常事態で着陸させると付近の住民が集まってデモに発展します。
そうした状況の中、トランスグローバル航空のローマ便が離陸します。その機の副操縦士はデマレスト、グエンも搭乗しており、爆弾を抱えたゲレロ、いつもの調子でタダ乗りをきめこんだクォンセット夫人らを乗せて。
お話の行方は皆さんご自身が確かめていただくとして、航空機が出てるので私のいつもの“趣味の時間”になると思われるかもしれませんが主要な旅客機がボーイング707しか出てこないので、あまり書くことはありません。第一世代のジェット旅客機らしく低バイパス比の細身のターボファン4発。確かJT8Dだと思いますが、違ってたらごめんなさいです。操縦室は正副の操縦士に加えて航空機関士の3人体制。
これらも当時のテクノロジーのレベルからリスク回避のために決められた制度でしたが、今じゃ、双発機が普通に太平洋を渡ってますし、コクピットは正副操縦士だけというのは今昔の感がありますね。
残念ながら上空を飛ぶ場面はミニチュアを使った撮影ですが、離着陸や最初に地上で立ち往生する場面では実機ですから迫力があります。雪の空港なんて、劇中にも出てくるようにトラブルも多く、忙しいのによくロケができたものだと思います。ラストの緊急着陸なんて下手すると事故になりかねないシチュエーションです。
昔は良かったなんて決まり文句を言うつもりはありませんが、この頃は脚本、演出、俳優などに余裕があったのではないかと想像するのです。そうした余裕が作品の豊饒さとなって結実したと見るのはそれほど的外れではないと思います。
冬の夜の空港の除雪をしている人々へ
投稿日
2017/01/24
レビュアー
ちゅく
午後7時、「うー、寒い」と独り言を言って、家の扉を開けました。
妻は入院中ですが、手術は成功したので、なんとか、将来への希望も見えてきました。
家の守(監視)に来ている甥っ子と、毎晩、飲んでいます。僕はお茶、彼は日本酒。
ここ1週間、夕食は、おでん、です。入院前、女房が仕込んでいったおでんを、ずっと食べています。具を毎日、補充していますが、二人で食うので、足りません。
すじ肉、もち入り巾着、厚揚げ、ゆでたまご、ちくわ。もっとも難しいのは、こんにやく。
これは、そのまま入れると、テロリストのように、鍋の中をすべて、自分の色に変えてしまうほど、強烈な灰汁をもっている。
灰汁ぬきが、必要なのです。
塩をまぶしかけ、軽く揉み、ボウルのなかで5分ほど放置しておく。それから冷水で揉み洗う。
その表を、竹串で刺すと、味が浸みやすい。
でも、急激に煮込んでは、おでん全体の味の調和を壊してしまう。
すべての具(キャラクター)が、美味であるように、食べ続けるために、上に浮かんでくる灰汁・脂玉を掬って捨てると、鍋の表面は、次第に澄んできて、着陸できる空港になる。
「大空港」(1970年、米国、カラー、137分)。冬の大寒波の年であったのでしょう。吹雪いています。
飛行機は風に弱い。当時は、自動操縦というシステムは完全では、ない。視界不良で、着陸することは危険であったろうと思います。
もっとも怖いのは、積雪の空港無理に着陸し、オーバーラン(滑走路越え)し、機体が炎上することです。
今は、空港の滑走路の除雪が不完全な場合、パイロットは勝手に着陸できないシステムになっている。
個人技が通用しない、安全航行が義務付けられているのです。戦時は、別。
この映画では、空港と飛行士の天才技のやりとりで乗り越えるようとする。慎重に、無理を行うように思う。
それは、今は無理だよと、うち用心棒に教える。
彼(この子)は、若いので、よく分からない。こんな映画を見ると、自分がヒーローになれると思ってしまう。
そこが、もっとも危険なのだ。
今は、もとの空港に戻るか、近い空港に回避着陸するか。
1%でも、危険があれば、それを回避するのが、人の命を預かる企業の絶対使命である。
そんなことさえ、今の若者が分かっていないのは、B級映画の悪影響だ。人が簡単に死ぬゲームの。
男、三人衆が出てくる。三匹の侍。
管制管長のメル(バート・ランカスター)。パイロットのヴァーノン(ディーン・マーティン)。整備員のジョー(ジョージ・ケネディ)。
メルとジョーは義兄弟なのだが、仲が悪い。どっちも女性について、いい加減なことをしている。二人は義兄弟である。ジョーは、真面目です。
着陸できない飛行機に、ヴァーノンの現在の愛人のCA・グエン(ジャクリーン・ビセット)が搭乗している。
ドラマは、とても都合よく終結するが、それがとても良いよ思う。
映画の空港で、雪かき(除雪)をしていた人は、寒かったろう……。
2016年〜2017年の冬の寒波、大雪は、今、現在の問題です。
冬の夜の空港の除雪をしている人々へ、お気をつけてください。
うちの家のおでんを、言葉だけでお送りします。
彼らに、この、おでんを食べてもらいたい。
うまいよ! 辛子(日本のマスタード)を存分に載せて、君等に捧げる。忘れていたが、大根の輪切りを、3日煮込んだら、辛子ととても合うんです。
完見度:最後まで
投稿日
2004/02/28
レビュアー
aiai
エアポートパニックの元祖で、基本がしっかりつまってます。本作品以降、亜流、支流の作品がでてきました。見ておいたほうが良いかと。おもしろいですよ。
名作をもう一度みよう
投稿日
2015/04/02
レビュアー
こうさま
評価85点(100点満点)
先日「エヤポート2014」という駄作を観たら1970年に創られた名作「大空港」を観たくなってしまった。
この作品はパニック映画の元祖と言われ、その後何作かエヤポートシリーズが公開されたがとうていこの作品には及ばない。
本作はパニック映画というよりはそこに様々な人間ドラマを絡ませている秀作で登場人物がそれぞれ個性を発揮しているところが実によい。
CG手法がなかった時代でありながらあれだけの迫力を感じさせてくれるのはやはり作り手側の映画に対する熱意というものであろう。
この作品はほとんどのシーンやエピソードが現実に起こり得るものだけに観客がストーリーの流れの中に引きこまれてゆくのだろう。
舞台は大雪に見舞われたシカゴ、リンカーン空港(オヘア空港がモデルとされている)バート・ランカスター演じる空港長メル、妥協せず信念をつらぬく強い男、
メルの義兄でことごとく彼と対立するプレイボーイのパイロットヴァーノン、演じるのはディーン・マーティン、精神を病み追いつめられた男ゲレロ、それぞれ男女のドラマがある。
無賃乗降常習犯の老婦人、ベテランの税関職員、整備担当のジヨー、それぞれが個性的でこれらの登場人物が織りなすドラマには時間の経つのを忘れてしまう。
たまには昔の名作を観るのもなかなかいいものだ。
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