ダークナイト ライジング / マイケル・ケイン
ダークナイト ライジング
/クリストファー・ノーラン
平均評価点:
予告編を観る
全体の平均評価点: (5点満点)
(102)
解説・ストーリー
「バットマン」シリーズ3部作の完結編。ダークナイトがデント検事の死の責任を背負い、ゴッサム・シティーから姿を消した夜から8年後。平和を取り戻した街に覆面テロリスト・ベインが現れ、ダークナイトが再び立ち上がる。
「バットマン」シリーズ3部作の完結編。ダークナイトがデント検事の死の責任を背負い、ゴッサム・シティーから姿を消した夜から8年後。平和を取り戻した街に覆面テロリスト・ベインが現れ、ダークナイトが再び立ち上がる。
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「ダークナイト ライジング」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「バットマン」シリーズ3部作の完結編。ダークナイトがデント検事の死の責任を背負い、ゴッサム・シティーから姿を消した夜から8年後。平和を取り戻した街に覆面テロリスト・ベインが現れ、ダークナイトが再び立ち上がる。
「ダークナイト ライジング」 の作品情報
「ダークナイト ライジング」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「ダークナイト ライジング」 のシリーズ作品
ダークナイト ライジングの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
165分 |
日本語・ 英語 |
5.1chサラウンド-英語 5.1chサラウンド-日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
1000353610 |
2012年12月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
79枚
|
2人
|
2人
|
5.1chサラウンド-英語
5.1chサラウンド-日本語
【Blu-ray】ダークナイト ライジングの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
165分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
1000352889 |
2012年12月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
53枚
|
0人
|
1人
|
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
ダークナイト ライジングの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
165分 |
日本語・ 英語 |
5.1chサラウンド-英語 5.1chサラウンド-日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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1000353610 |
2012年12月05日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
79枚
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2人
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2人
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5.1chサラウンド-英語
5.1chサラウンド-日本語
【Blu-ray】ダークナイト ライジングの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
165分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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1000352889 |
2012年12月05日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
53枚
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0人
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1人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:102件
前作が傑作だったとき、それは高いハードルとなるのか
悲哀感も孤高感も、ものたりなかったです。
これは、あくまでも、前作と較べての話ですが。
圧巻ではあります。それは、長さゆえではないと思います。
長くて退屈な作品が多々ある中、決して退屈ではありませんでしたから。
アメコミをここまでの人間ドラマに仕立て上げたことはすごい、と思いました
が、原作どころか他のアメコミもひとつも読んだことない私に、
そんな評価ができるわけはありませんでした(笑)
原作だってちゃんと人間ドラマなのかもしれないのに。
ま、それはともかく(と、勝手に置いて(笑))
日本でこれに匹敵する、ヒーローものと人間ドラマを両立させた作品は、
「ウルトラセブン」くらいしか、私は思いつきません。
アクションシーンも、バットマンに関してはものたりませんでした。
でも、
セリーナがとってもとってもとってもとっても、楽しませてくれたので、
私は、差し引き大プラス! でした(笑)
敵役のキャラが浅薄に見えてしかたがないのも気になりました。
やっぱり、前作の鬼才に魅せられすぎたことが呪縛となっているのでしょうか。
敵役の二重性や、シリーズファンにはたまらない、かもしれない(笑)
えー、この人が!?なんてサービス的設定もありましたので、そのへんOKだと思います。
(だから何サマなんだよ、私(笑))
なんだかんだと書き、ものたりない部分もありましたが、
総括しますと、好きです。この作品。
ヒーローものであり、アクションものであり、そしてそれ以上に、人間ドラマ
ってことが、私のツボだったようです。
ラストシーンは、結構よく見るお約束っぽいものですが、嫌いではありません。
定番時代劇で、ラスト10分が毎週同じだけど、クセになる。
というか、むしろそれが観たくて40分観る。のに似た感覚でしょうか。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
バットマンは、ヒールが放つ光で出来る“影”。
投稿日:2012/12/19
レビュアー:ぴよさん
(ネタバレあり。あとイチャモンも。)
前作がもはや“ジョーカー”の映画であったので、どうしても“ベイン”はどうか、という目線で観て
しまう。 何しろ序盤、バットマンは存在も出来ない。 『ダークナイト』の結末で、ブルースが
バットマン自身を悪のイコンにすることで、ゴッサムシティに秩序を持たせ、その為に「正義の
バットマン」は封印されなければならなかった…という前提より、この物語が始まっているからだ。
冒頭の飛行機シークエンスは素晴らしい。独創的なアクションはもちろん、ベインという男の
非情と凄みを「彼の代わりに、機内に微笑みながら残る部下」の姿で、端的に表現した。
ところが…どうもそれ以降、ベインという悪役の魅力が上がっていかない。
ヒース=ジョーカーと比べるのは酷だが、寡黙な乱暴者ベインは、“暗い極悪人”の域を出ない。
特別な男に見えないのだ。そして後半、彼の身上や思いが語られても、なぜかその凄みや哀しみ
が伝わってこない。ジョーカーのそれが、あえて説明しなかったことで逆に想像させられたのに比べて。
ベインが抱いている哀しみの正体は“奈落”での会話で知らされるのだが、「あの人物」への
ミスリードを誘うため、観客の思いは途中で分断させられる。本当に苦しかったのは誰だっけ?と
迷ってしまうのだ。(これは私の理解度の無さのせいかもしれないが)
あと、これはつまらない指摘かもしれないが、“奈落”を這い上がろうとする者に、なぜ命綱を
付けたのだろう。最後の綱無し挑戦が決死の覚悟であることを見せるためとは言え、観客に
「なんだ失敗しても死なないじゃないか」と思わせては、奈落の絶望感が薄れるのではないか。
…どうも、“奈落”の見せ方全般が、効果的で無かった気がする。
もう一点、ゴッサム市民の存在感が、あまりに無いように思う。前回はフェリー上の乗客に、
彼らの姿を代弁させたが、今回はそれも皆無だ。彼らがベインの支配をどう感じているか、
バットマンを本当に悪だと思っているのか、ベント法をどう感じているか、そういった描写を一切、
排している。これではまるで、守るべき人のいない街のようだ。
ノーラン兄弟の趣味と言ってしまえば終わりだが、これだけ何も描かれないと、観客としても
共感の抱きようがない。そこまでして守る価値のある人々か?爆弾が爆発したら、誰が死ぬって
いうんだ?という疑問を、常に抱かせてしまうのは、狙いとしても失敗なのではないか。
良く出来た作品であるのは間違い無い。なのであえて、気になった部分だけを抽出して、イチャ
モンをつけた。前作ほどでは無いにしろハイレベルな脚本であることも間違い無い。観返せば、
ほとんどの疑問がきっちり説明されているのが分かるし、あえて明確に説明しないスレスレで遊ぶ
ノーラン兄弟の癖だというのも分かる。
分かるんだけど…どうにも色々ひっかかる。 そうだ、「あの人」が最後、ベインのことを「友よ」
と呼んだのはなぜだろう。なぜ、「愛する人よ」じゃないんだ。
それはあまりに、哀しすぎるじゃないか。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
秩序を守るのは 俺だ!
最後まで緊張感を持続することができ
165分という長さを全く感じさせない
完成度の高い作品でした
シリーズ全作品をフォローしていなくても
分からない部分が謎として面白みを増加してくれるような作りになっており
また登場人物の造形も深みがあり飽きさせません
不満なのは世界観
地下 地上 高層 の3階層が固定されており流動性がない
ホントにアメリカンドリームの国で作ったの?
地下から脱出に成功したいわばヒーローが悪の権化なんて…
ちょっと目線がゆがんでません?
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
この喪失感は何だろう?
監督:クリストファー・ノーラン(2012年・米・165分)
原題:THE DARK KNIGHT RISES
冒頭のシーン、飛行機を使用したアクションが繰り広げられ、一度DISCを取り出して、間違いなく「ダークナイト ライジング」であることを確認してしまった。
(いつもの暗いゴッサムシティがまったく映らなかったので。笑)
このシーンの意味が分かるのは、後になってからである。
バットマンが、全ての罪を被って姿を消してから8年が過ぎた。
“光の騎士”と呼ばれたデント検事の名が冠された「デント法」により、ゴッサムシティの街は平和が保たれていた。
奇妙かつ不気味なマスクで顔を覆った巨漢のベイン(トム・ハーディ)が現れるまでは・・・
ベインが登場し、やっと物語が動き出したのに、私はどうにもこうにもベインの正体や目的が気になって話に浸りきれないでいた。
さらにブルース・ウェインの現状を見せつけられては、ショックを受けるなと言う方が無理だろう。
8年前の満身創痍の後遺症で杖をつき、レイチェルを亡くした悲しみから未だ立ち直れず、ウェイン社の職務からも表舞台からも遠ざかって、ブルースは屋敷に引きこもっていた。
そんな中、ウェイン社役員のダゲットの依頼でメイドとして屋敷に潜入していたセリーナ/キャットウーマン(アン・ハサウェイ)は、ブルースの指紋を盗み取っていた。
アン・ハサウェイのキャットウーマンは、スタイルも良く、コスチュームも似合っていて、しかもカワイイ。
指紋はベインに悪用され、ブルースは破産。
ウェイン産業の会長職からも退くこととなり、ベインの魔手から「核融合炉」を守るために、会長職をミランダ・テイト(マリオン・コティヤール)に引き継ぐ。
以降、話がどんどん大きくなり、三部作の初めで登場の「影の同盟」へと繋がっていくのだ。
ベインは、あの時のラーズ・アル・グール(リーアム・ニーソン)の子どもだった(?)という展開。
*** *** *** *** *** ***
ゴッサムを守るために、再びバットマンが立ち上がる時が来た。
ゴードン(ゲイリー・オールドマン)は負傷し入院中。
心の支えだったアルフレッド(マイケル・ケイン)は、バットマンに戻ることに反対して去って行った。
どんな時も(片時も)ブルースから離れないと信じていたのに!(私は裏切られた気分。涙)
最早、バットマンの味方は、フォックス(モーガン・フリーマン)が開発した空を飛ぶ「ザ・バット」と、バットポッドに跨ったキャットウーマンだけ。
ブルースが後任を託したミランダは、まさかの・・・だったし!
いや、ゴードンの部下のジョン・ブレイク(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)も味方だった。
あー、それにしても壮絶なラストだったなあ。
バットマンは、いくつもの名言を残した。
「何故、人は落ちる?―這い上がるため―」
「ヒーローは、誰でもなれる。」
この後に続く言葉で、ゴードンはバットマンの正体を知るのだが...(あれ?まだ知らなかったのだっけ?)
最後の最後で、アルフレッドの長年の夢(彼が望むブルースの姿)を現実に見ることになる。
私は勿論、嬉しいには違いないのだけれど、先刻味わってしまった「喪失感」から、ずっと抜け出せないままでいる。
アルフレッドの気持ちは理解出来ても、やはり彼に感じたガッカリは続いている。
観終わって二日も経っているのにこれだもの・・・遣り切れないな。
それでも、ゴッサムに平穏が戻ったのだからと納得しなければ。
一筋の希望は、ジョン・ブレイクのファースト・ネームが“ロビン”だったこと。
本当に続編があれば良いのに!
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
キャットウーマンのお尻と国際市場
クリストファー・ノーラン監督によるシリーズ3作品目にして完結編。 160分を超える超大作。
地方検事ハービー・デントの死から数年。組織犯罪を取り締まるデント法の施行によって、ゴッサム・シティは犯罪のない街に生まれ変わっていた。
一方、デントとの戦いで恋人を失ったブルース・ウェインは、心身ともに傷つき、屋敷で隠遁生活を送っていた。平和が訪れた街にバットマンも必要なかった。
しかし、真相を知るゴードンは忸怩たる日々を送っていた。
そして、或る夜、屋敷に女盗賊が忍び込み、ブルースは母親の形見を盗まれてしまう。然も、彼の指紋を採取したフシがある。その目的が何なのか皆目見当がつかなかった。
そして、闇の中から最強の敵、ベインが姿を現す。
……というお話し。
相変わらず丁寧な作りで、羨ましくなってしまった。(笑) 別段、同じ業界で働いているわけではないので、私が羨ましく思う必要もないのだが、普段からB級映画ばかりを観ている目には、本作品は眩し過ぎた。千分の1以下の予算でカメラを回す人たちの悲哀をヒシヒシと感じることが多いだけに、この丁寧さには、やっかみの一つも言いたくなる。
ストーリーについては、何も言うことはない。脚本もお見事。 CGにしても、CGであることを忘れてしまうような出来映えだ。どんだけお金をかけてんだよ、と思ってしまった。(これも、やっかみね)
キャストも続投。バットマン=ブルース・ウェイン役は、クリスチャン・ベール。弱いヒーロー像を嬉々として演じている。意図的なのか、格闘シーンも等身大だ。驚異的なスピードでパンチをくり出したりしない。蹴りだって鈍重な感じ。叩かれるだけ叩かれる。C.ベールのマゾっぽい性向(別な言い方をすると求道的な性格)と相俟って、実にヘンな感じだった。奈落の底に落ちていても、彼だけは嬉しそうだった。(笑)
キャットウーマン=セリーナ役は、アン・ハサウェイ。全身を写すカットが少ないのが、残念。コスチュームも地味めだが、バァンとはったお尻が魅力的。色気のある女優さんではないが、後ろ姿のあの1カットだけはリピートしてしまった。(この歳になって何をやっているんだろ)
フォックス役は、モーガン・フリーマン。ホント、何にでも出ているな、この方は。(笑) 出ていない作品を数えた方が早いんじゃないか? ――そんなわけないか。(笑)
ゴードン役は、ゲイリー・オールドマン。最早、ゲイリー・オールドマンに思えない。フレームの太い眼鏡と演技でスターの威光を見事なくらい消している。「引き算の演技が出来る役者は一流だ」と言うが、彼は超一流のクラスだ。一枚看板のスターをこんな風に使えるなんて、何て贅沢なんだろう。(これもやっかみだな)
ベイン役は、……。知らない。マスクしていたし。(笑)
ミランダ役のフランス人女優さんも、イマイチだった。重要なキャラのはずだが、ブルースが信用するほどの誠実さとか魅力とかは感じられなかった。ヴィジュアル的にも、フランス人女性特有の体型になりつつあり、ちょっと残念なキャスティングだった。いい女優さんなんだろうけどね。
昨今のメジャースタジオは、端から国内だけでペイ出来るとは考えていない。国際的な市場を視野に入れている。そのため、キャスティングも国際色豊かになりつつある。昔は東洋系とか欧州系とか、大雑把な括りでもOKだったが、今はその国での興収を上げるため、ピンポイントのキャスティングになっている。
日本以上にコミック文化が浸透した仏国での成功を狙うなら、フランス人俳優の起用は必要不可欠だ。ミランダ役のキャスティングには、そんな思惑を感じずにはおれない。
ケン・ワタナベの起用だって、そうだ。残念ながら『バットマン/ビギンズ』は14億の興収にとどまった。期待外れに落胆したことだろう。この年の『ハリー・ポッター』は 115億だったのだから、較べるまでもなく、如何に低調だったかが分かる。せめて、30億円を超えていればベスト10にランクイン出来た。そうすれば、トム・ハーディの代わりに西田敏行さんがベイン役を演じていたかも知れない。マスクが小さすぎるか。(笑)
日本人俳優が外国映画に出演したら、ちゃんと観に行ってあげなければ、と思った次第。観ることが、スターを育てる早道だ。劇中の扱いがカスでも我慢しましょう。市場の原理からすると、興収を上げれば神様だ。
日本人俳優が出演すれば 100億円は下らない、主演にすれば 300億円は確実だ、となれば、ハリウッドも日本映画界に平伏す。日本政府は、漫画やアニメの輸出を云々するより、そっちに力を入れるべきだと思うなぁ。
兎にも角にも、これで『バットマン』シリーズも完結。ちょっと優しいエンディングが好みだった。
長い作品だったので、レビューも長くしてみました。(笑)
オススメ!
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
前作が傑作だったとき、それは高いハードルとなるのか
投稿日
2013/01/15
レビュアー
蒼生
悲哀感も孤高感も、ものたりなかったです。
これは、あくまでも、前作と較べての話ですが。
圧巻ではあります。それは、長さゆえではないと思います。
長くて退屈な作品が多々ある中、決して退屈ではありませんでしたから。
アメコミをここまでの人間ドラマに仕立て上げたことはすごい、と思いました
が、原作どころか他のアメコミもひとつも読んだことない私に、
そんな評価ができるわけはありませんでした(笑)
原作だってちゃんと人間ドラマなのかもしれないのに。
ま、それはともかく(と、勝手に置いて(笑))
日本でこれに匹敵する、ヒーローものと人間ドラマを両立させた作品は、
「ウルトラセブン」くらいしか、私は思いつきません。
アクションシーンも、バットマンに関してはものたりませんでした。
でも、
セリーナがとってもとってもとってもとっても、楽しませてくれたので、
私は、差し引き大プラス! でした(笑)
敵役のキャラが浅薄に見えてしかたがないのも気になりました。
やっぱり、前作の鬼才に魅せられすぎたことが呪縛となっているのでしょうか。
敵役の二重性や、シリーズファンにはたまらない、かもしれない(笑)
えー、この人が!?なんてサービス的設定もありましたので、そのへんOKだと思います。
(だから何サマなんだよ、私(笑))
なんだかんだと書き、ものたりない部分もありましたが、
総括しますと、好きです。この作品。
ヒーローものであり、アクションものであり、そしてそれ以上に、人間ドラマ
ってことが、私のツボだったようです。
ラストシーンは、結構よく見るお約束っぽいものですが、嫌いではありません。
定番時代劇で、ラスト10分が毎週同じだけど、クセになる。
というか、むしろそれが観たくて40分観る。のに似た感覚でしょうか。
バットマンは、ヒールが放つ光で出来る“影”。
投稿日
2012/12/19
レビュアー
ぴよさん
(ネタバレあり。あとイチャモンも。)
前作がもはや“ジョーカー”の映画であったので、どうしても“ベイン”はどうか、という目線で観て
しまう。 何しろ序盤、バットマンは存在も出来ない。 『ダークナイト』の結末で、ブルースが
バットマン自身を悪のイコンにすることで、ゴッサムシティに秩序を持たせ、その為に「正義の
バットマン」は封印されなければならなかった…という前提より、この物語が始まっているからだ。
冒頭の飛行機シークエンスは素晴らしい。独創的なアクションはもちろん、ベインという男の
非情と凄みを「彼の代わりに、機内に微笑みながら残る部下」の姿で、端的に表現した。
ところが…どうもそれ以降、ベインという悪役の魅力が上がっていかない。
ヒース=ジョーカーと比べるのは酷だが、寡黙な乱暴者ベインは、“暗い極悪人”の域を出ない。
特別な男に見えないのだ。そして後半、彼の身上や思いが語られても、なぜかその凄みや哀しみ
が伝わってこない。ジョーカーのそれが、あえて説明しなかったことで逆に想像させられたのに比べて。
ベインが抱いている哀しみの正体は“奈落”での会話で知らされるのだが、「あの人物」への
ミスリードを誘うため、観客の思いは途中で分断させられる。本当に苦しかったのは誰だっけ?と
迷ってしまうのだ。(これは私の理解度の無さのせいかもしれないが)
あと、これはつまらない指摘かもしれないが、“奈落”を這い上がろうとする者に、なぜ命綱を
付けたのだろう。最後の綱無し挑戦が決死の覚悟であることを見せるためとは言え、観客に
「なんだ失敗しても死なないじゃないか」と思わせては、奈落の絶望感が薄れるのではないか。
…どうも、“奈落”の見せ方全般が、効果的で無かった気がする。
もう一点、ゴッサム市民の存在感が、あまりに無いように思う。前回はフェリー上の乗客に、
彼らの姿を代弁させたが、今回はそれも皆無だ。彼らがベインの支配をどう感じているか、
バットマンを本当に悪だと思っているのか、ベント法をどう感じているか、そういった描写を一切、
排している。これではまるで、守るべき人のいない街のようだ。
ノーラン兄弟の趣味と言ってしまえば終わりだが、これだけ何も描かれないと、観客としても
共感の抱きようがない。そこまでして守る価値のある人々か?爆弾が爆発したら、誰が死ぬって
いうんだ?という疑問を、常に抱かせてしまうのは、狙いとしても失敗なのではないか。
良く出来た作品であるのは間違い無い。なのであえて、気になった部分だけを抽出して、イチャ
モンをつけた。前作ほどでは無いにしろハイレベルな脚本であることも間違い無い。観返せば、
ほとんどの疑問がきっちり説明されているのが分かるし、あえて明確に説明しないスレスレで遊ぶ
ノーラン兄弟の癖だというのも分かる。
分かるんだけど…どうにも色々ひっかかる。 そうだ、「あの人」が最後、ベインのことを「友よ」
と呼んだのはなぜだろう。なぜ、「愛する人よ」じゃないんだ。
それはあまりに、哀しすぎるじゃないか。
秩序を守るのは 俺だ!
投稿日
2013/02/07
レビュアー
ちびた
最後まで緊張感を持続することができ
165分という長さを全く感じさせない
完成度の高い作品でした
シリーズ全作品をフォローしていなくても
分からない部分が謎として面白みを増加してくれるような作りになっており
また登場人物の造形も深みがあり飽きさせません
不満なのは世界観
地下 地上 高層 の3階層が固定されており流動性がない
ホントにアメリカンドリームの国で作ったの?
地下から脱出に成功したいわばヒーローが悪の権化なんて…
ちょっと目線がゆがんでません?
この喪失感は何だろう?
投稿日
2020/04/07
レビュアー
kazupon
監督:クリストファー・ノーラン(2012年・米・165分)
原題:THE DARK KNIGHT RISES
冒頭のシーン、飛行機を使用したアクションが繰り広げられ、一度DISCを取り出して、間違いなく「ダークナイト ライジング」であることを確認してしまった。
(いつもの暗いゴッサムシティがまったく映らなかったので。笑)
このシーンの意味が分かるのは、後になってからである。
バットマンが、全ての罪を被って姿を消してから8年が過ぎた。
“光の騎士”と呼ばれたデント検事の名が冠された「デント法」により、ゴッサムシティの街は平和が保たれていた。
奇妙かつ不気味なマスクで顔を覆った巨漢のベイン(トム・ハーディ)が現れるまでは・・・
ベインが登場し、やっと物語が動き出したのに、私はどうにもこうにもベインの正体や目的が気になって話に浸りきれないでいた。
さらにブルース・ウェインの現状を見せつけられては、ショックを受けるなと言う方が無理だろう。
8年前の満身創痍の後遺症で杖をつき、レイチェルを亡くした悲しみから未だ立ち直れず、ウェイン社の職務からも表舞台からも遠ざかって、ブルースは屋敷に引きこもっていた。
そんな中、ウェイン社役員のダゲットの依頼でメイドとして屋敷に潜入していたセリーナ/キャットウーマン(アン・ハサウェイ)は、ブルースの指紋を盗み取っていた。
アン・ハサウェイのキャットウーマンは、スタイルも良く、コスチュームも似合っていて、しかもカワイイ。
指紋はベインに悪用され、ブルースは破産。
ウェイン産業の会長職からも退くこととなり、ベインの魔手から「核融合炉」を守るために、会長職をミランダ・テイト(マリオン・コティヤール)に引き継ぐ。
以降、話がどんどん大きくなり、三部作の初めで登場の「影の同盟」へと繋がっていくのだ。
ベインは、あの時のラーズ・アル・グール(リーアム・ニーソン)の子どもだった(?)という展開。
*** *** *** *** *** ***
ゴッサムを守るために、再びバットマンが立ち上がる時が来た。
ゴードン(ゲイリー・オールドマン)は負傷し入院中。
心の支えだったアルフレッド(マイケル・ケイン)は、バットマンに戻ることに反対して去って行った。
どんな時も(片時も)ブルースから離れないと信じていたのに!(私は裏切られた気分。涙)
最早、バットマンの味方は、フォックス(モーガン・フリーマン)が開発した空を飛ぶ「ザ・バット」と、バットポッドに跨ったキャットウーマンだけ。
ブルースが後任を託したミランダは、まさかの・・・だったし!
いや、ゴードンの部下のジョン・ブレイク(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)も味方だった。
あー、それにしても壮絶なラストだったなあ。
バットマンは、いくつもの名言を残した。
「何故、人は落ちる?―這い上がるため―」
「ヒーローは、誰でもなれる。」
この後に続く言葉で、ゴードンはバットマンの正体を知るのだが...(あれ?まだ知らなかったのだっけ?)
最後の最後で、アルフレッドの長年の夢(彼が望むブルースの姿)を現実に見ることになる。
私は勿論、嬉しいには違いないのだけれど、先刻味わってしまった「喪失感」から、ずっと抜け出せないままでいる。
アルフレッドの気持ちは理解出来ても、やはり彼に感じたガッカリは続いている。
観終わって二日も経っているのにこれだもの・・・遣り切れないな。
それでも、ゴッサムに平穏が戻ったのだからと納得しなければ。
一筋の希望は、ジョン・ブレイクのファースト・ネームが“ロビン”だったこと。
本当に続編があれば良いのに!
キャットウーマンのお尻と国際市場
投稿日
2014/02/28
レビュアー
みなさん(退会)
クリストファー・ノーラン監督によるシリーズ3作品目にして完結編。 160分を超える超大作。
地方検事ハービー・デントの死から数年。組織犯罪を取り締まるデント法の施行によって、ゴッサム・シティは犯罪のない街に生まれ変わっていた。
一方、デントとの戦いで恋人を失ったブルース・ウェインは、心身ともに傷つき、屋敷で隠遁生活を送っていた。平和が訪れた街にバットマンも必要なかった。
しかし、真相を知るゴードンは忸怩たる日々を送っていた。
そして、或る夜、屋敷に女盗賊が忍び込み、ブルースは母親の形見を盗まれてしまう。然も、彼の指紋を採取したフシがある。その目的が何なのか皆目見当がつかなかった。
そして、闇の中から最強の敵、ベインが姿を現す。
……というお話し。
相変わらず丁寧な作りで、羨ましくなってしまった。(笑) 別段、同じ業界で働いているわけではないので、私が羨ましく思う必要もないのだが、普段からB級映画ばかりを観ている目には、本作品は眩し過ぎた。千分の1以下の予算でカメラを回す人たちの悲哀をヒシヒシと感じることが多いだけに、この丁寧さには、やっかみの一つも言いたくなる。
ストーリーについては、何も言うことはない。脚本もお見事。 CGにしても、CGであることを忘れてしまうような出来映えだ。どんだけお金をかけてんだよ、と思ってしまった。(これも、やっかみね)
キャストも続投。バットマン=ブルース・ウェイン役は、クリスチャン・ベール。弱いヒーロー像を嬉々として演じている。意図的なのか、格闘シーンも等身大だ。驚異的なスピードでパンチをくり出したりしない。蹴りだって鈍重な感じ。叩かれるだけ叩かれる。C.ベールのマゾっぽい性向(別な言い方をすると求道的な性格)と相俟って、実にヘンな感じだった。奈落の底に落ちていても、彼だけは嬉しそうだった。(笑)
キャットウーマン=セリーナ役は、アン・ハサウェイ。全身を写すカットが少ないのが、残念。コスチュームも地味めだが、バァンとはったお尻が魅力的。色気のある女優さんではないが、後ろ姿のあの1カットだけはリピートしてしまった。(この歳になって何をやっているんだろ)
フォックス役は、モーガン・フリーマン。ホント、何にでも出ているな、この方は。(笑) 出ていない作品を数えた方が早いんじゃないか? ――そんなわけないか。(笑)
ゴードン役は、ゲイリー・オールドマン。最早、ゲイリー・オールドマンに思えない。フレームの太い眼鏡と演技でスターの威光を見事なくらい消している。「引き算の演技が出来る役者は一流だ」と言うが、彼は超一流のクラスだ。一枚看板のスターをこんな風に使えるなんて、何て贅沢なんだろう。(これもやっかみだな)
ベイン役は、……。知らない。マスクしていたし。(笑)
ミランダ役のフランス人女優さんも、イマイチだった。重要なキャラのはずだが、ブルースが信用するほどの誠実さとか魅力とかは感じられなかった。ヴィジュアル的にも、フランス人女性特有の体型になりつつあり、ちょっと残念なキャスティングだった。いい女優さんなんだろうけどね。
昨今のメジャースタジオは、端から国内だけでペイ出来るとは考えていない。国際的な市場を視野に入れている。そのため、キャスティングも国際色豊かになりつつある。昔は東洋系とか欧州系とか、大雑把な括りでもOKだったが、今はその国での興収を上げるため、ピンポイントのキャスティングになっている。
日本以上にコミック文化が浸透した仏国での成功を狙うなら、フランス人俳優の起用は必要不可欠だ。ミランダ役のキャスティングには、そんな思惑を感じずにはおれない。
ケン・ワタナベの起用だって、そうだ。残念ながら『バットマン/ビギンズ』は14億の興収にとどまった。期待外れに落胆したことだろう。この年の『ハリー・ポッター』は 115億だったのだから、較べるまでもなく、如何に低調だったかが分かる。せめて、30億円を超えていればベスト10にランクイン出来た。そうすれば、トム・ハーディの代わりに西田敏行さんがベイン役を演じていたかも知れない。マスクが小さすぎるか。(笑)
日本人俳優が外国映画に出演したら、ちゃんと観に行ってあげなければ、と思った次第。観ることが、スターを育てる早道だ。劇中の扱いがカスでも我慢しましょう。市場の原理からすると、興収を上げれば神様だ。
日本人俳優が出演すれば 100億円は下らない、主演にすれば 300億円は確実だ、となれば、ハリウッドも日本映画界に平伏す。日本政府は、漫画やアニメの輸出を云々するより、そっちに力を入れるべきだと思うなぁ。
兎にも角にも、これで『バットマン』シリーズも完結。ちょっと優しいエンディングが好みだった。
長い作品だったので、レビューも長くしてみました。(笑)
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