スクリーム２

好き嫌いは有るんだろうけど、この手のジャンルとしては比較的認知されている『スクリーム』の言わずもがなの続編で個人的にシリーズ最高傑作の２作目。当時は本作の中で引用としても取り上げられてる様に２作目のジンクスなんて感じられる映画がそこらへんに転がってた中、１作目に劣らない脚本の面白さとツボを押さえた恐怖演出が絶妙でテンション上がりっぱなしの名作です。

もちろん今見るとビジュアル的に大人締めで有りますが、サスペンスフルな犯人捜しの楽しさを味わえる点が、その他多数の類似品とは一味違う訳で、反則気味の犯人像も笑い飛ばせる満足感がラストに待ち受けてます。力技で二転三転するクライマックスに突っ込みだすとキリ無いですけどね。

前作の主要人物がしっかり登場してくれるのも単純に嬉しい、今では少々オバサン入ってるコートニー・コックスがとても溌剌としてて、でもお茶目でキュート凄く可愛いんだな。プライベートでもパートナーのデヴィッド・アークエットが憎たらしい（笑）

他にもヒロインのネーブ・キャンベル、ジェイダ・ピンケット、サラ・ミシェル・ゲラーや劇中の『スタブ』なるホラー映画の殺され役としてヘザー・グラハム等、今や中堅どころの女優さん達がそこかしこに登場。顔ぶれ見てるだけでも楽しいね。

いろんな部分が俺の琴線に触れた作品、ホラー好きの戯言ですが、秀作には違い有りません。

続編に秀作は無いというセオリーを逆手にとって続編を作る手法はなかなかナイスアイディア。サラミシェルゲラーの登場などさすがツボを抑えてる。
しかし、スクリームの顔になりつつあったあの人を犠牲者にしてしまったのはどうか…
急激に老けたネーブにがっくりしなければ、依然楽しめるでしょう。

フォーチューンクッキー？で入れ替わるママ役の女優さんが観たくて「１」「２」「３」とレンタル。ところがわかんなくて〜・・・どれ？？

　３話ともに出てる人よね？・・・そのまま、ラストへ。
お約束のように投げる、殴る、蹴る、倒す。私もやりたい！！！

格話とも犯人が次々つながりありの二人組み。ここへんでこの定番らしき物もわかった。

　一番は、誰も彼も信じられな配る事。

ドラマだったとは・・・これが一番驚き(＠_＠;)

さて運命の２作目です。。。

前作より２年後。。。シドニーも髪を切って大学生です。。。お約束のようにスタート。。。

映画館での惨殺シーンは見ごたえありましたねぇ。。。あんな混沌としたとこだったら、ほんとかどうかわかんないよなぁ。。。

途中まで、しっかりと２年前の事件をなぞっていたのに、いつのまにかどうでもよくなっちゃって。。。
ワンポイントでサラ・ミッシェル・ゲラーが殺されます。。。

前作同様、全員が怪しくて。。。それは良かったのですが、犯行動機が意外性無し。。。ちょっと惜しかった。。。

　この映画、前作「スクリーム」を上手く利用した稀有な映画と言えるような気がしました。映画の続編は大抵、一作目を上手く利用することができていないものですが、この映画についてはそれは当てはまりそうにないなと言う感じです。

　例えば、この映画中では「スクリーム」中での出来事を映画化したとする『スタブ』と言う名の映画中で前作で見たことのあるシーンを再現した殺人シーンが展開されます。この辺りは、前作「スクリーム」を見ていなければ面白さが半減するかもしれません。また、前回を見た上でなければ電話に恐怖する主人公たちの心情が理解し難く恐怖の程度が弱まるような気がしました。

　また、「スクリーム」を踏まえた上なら面白い話も展開されていました。例えば、最初に殺される「ホラー映画中では黒人は差別されている」と主張する黒人女性・・・。「殺され役、殺し役白人ばっか。黒人は、ホラー映画で差別されているのよ。」「何でそこで脱ぐのよ。中身と関係ないじゃん。」とか・・・。（別に殺され役とか殺人役とかまで男女同権、人種差別を主張する必要は無いような気がするのですが・・・。どうなのでしょう。）

　その他に特筆すべきことは、前作同様、被害者たちがほぼ一律に不意打ちをくらったり、逃げ惑ったりでほぼ戦う意志を見せていないように感じられるところです。前作でも終盤付近でやっと犯人と戦う意志を見せていたような気がしますがこの映画でも同様な展開でした。実際にこのような殺人事件が起こった場合、立ち向かった方が生存確率は高いように感じられるのですが。（だいいち、相手も人間なのですから。）

　また、ミステリーとして考えた時にやっと気が付きましたが、前作及び他作品を踏まえていると考えられる部分が大変多いですから、この映画は他の映画と異なり特に前作を見た上でないと楽しむ要素に欠けるでしょう。（ただし、ミステリー要素は少なめ。）

　総じて、ホラーとしては秀逸な映画と考えられますしなかなかの続編とも思いましたので、評価は☆４。