ワイルド・スピード　ＭＥＧＡ　ＭＡＸ

評価８０点(１００点満点)
シリーズ第５弾の作品だが一番面白かったというのが正直な感想。冒頭から大型護送バスを横転させて囚人のドミニクを救出するというド派手な幕開け。流石に全米で指名手配されてしまうと舞台を移さなければならなくなりやつて来たのが南米ブラジル、ドミニク。ミアとブライアンが揃ったところで疾走する列車から超高級車を盗むというこれまたド派手なお仕事。冒頭からノンストップのスピード感溢れるアクションはいつものことだが、最後の仕事として選んだのがブラジルの麻薬王から１０億ドルの強奪計画、さつそく仲間６人を招集、それぞれのプロ達、なにやら「オーシャンとその仲間たち」みたいな雰囲気になってきた。
どう考えても荒唐無稽な設定でそんな馬鹿なことと思わせるのだが、なんとなく可能な作戦に見えてくるから不思議。でもやはり最大の武器は「スピード」日本のスカイラインGTR、フェアレディーＺをはじめとしてダッジ、コルベット、ポルシェなんかの名車が勢ぞろいして画面狭しと暴れまわる様は超弩級の大迫力。理屈抜きで楽しめるし、軽いコメディータッチもなかなかよい味付けになっている。最後は大型金庫を振り回しての大アクション、ここまでやるとちよっとやりすぎかもしれないが、まさにMEGA MAXといったところ。ワルイ奴から金を奪うのは悪いことではないということ。

最近ワイルドスピードシリーズをまとめてみてますが、
今作はシリーズ作品のうちで一番楽しめました♪

ちなみに、今回は前作「ワイルドスピードMAX」のラストから繋がる物語なので
前作を見ておいたほうが楽しめると思います。

刑務所入りが決定したドミニクの護送車を
ブライアンたちが襲い、どさくさ紛れにドミニクを連れて逃げるってとこから始まり。

ブライアン、ドミニクたちはそこからお尋ね者として追われる身に。

もう、ここまでくるとドミニクがFBI捜査官だったことなんて
すっかり忘れちゃいそうなくらい
悪の道にドップリはまってます。
この寝返りようったらスゴイよね。

ブラジルに逃亡し、
今後の資金を調達しようってことで
またここで悪さします・・・（笑
現金強奪計画を練り始めるんですね。
その計画のために過去作品で出てきた人たち（ドミニクの仲間達）が
呼び寄せられ、チームで計画実行に移るわけです。

この展開は良かったです！！！
過去の作品のなつかし登場人物再集合っていう単純なカメオ出演的なものではなく、
ドミニクの計画のために集まる、チームプレーのために集まる。
まるで「オーシャンズ１１」のようですね、みなさんおっしゃるとおり。

計画がかなり強引で豪快で、おおざっぱな気はするんですけど
なんか、この映画ではそこが気にならないんですよね。
むしろ、むさ苦しくも爽やかな車バカなみんながやる計画ですから（笑
緻密な計画じゃなくても違和感ないんです（笑

本作は私はこんなところが過去作品とちょっと違って好みだったんですが、
「多種多様の高級車」「レース」がウリの映画だと思っていたので、
それを求めてた人はどうだったのかな・・・・？

ちゃんと迫力満点のカーチェイスももちろんあるのですが、
今回はそのシーンは少なめです。
クライマックスは金庫ひっぱたりもう笑っちゃうくらいのムチャクチャなカーチェイスでしたが
それと冒頭以外は・・・そんなに車が目立つシーンはあまりないですよね。

ってことで、評価が分かれるのかも・・・？
と思う映画でしたが、
車だけじゃない映画だったってことでシリーズ内では一番好みでした♪

私は順番つけるなら、５＞４＞１＞２＞３　かな。

いやぁ、5作目ではあってもテンション上げてきましたねえ。出だしからド級のアクションを魅せてくれます。
そして第一作から前作までの出演キャラがそれぞれピックアップされて今作に登場、好きですねこういうの。

舞台となるリオでの撮影は町ぐるみで協力していてリアルなスラム感が満載。お金かかってますなー。
そしてザ・ロックが正義感満載の役どころで登場、かなりハマってます。

5作目ともなり主役二人のキャラも1作目とは当然変化していて、それなりに大人になっています。
それといわゆる走り屋的なシーンはかなり希薄ですが、まぁ仕方ないでしょう。

1作目からのファンなので何から何まで最高でしたが、ふと気付いたことが・・・
吹き替えで見ていた所、ザ・ロックとコンビを組む新米女性警官の声がやけに棒読み。調べてみたら、今売出し中の武井咲が担当。
やめてくれませんかね？こういうゴリ押し。周りが実力ある声優陣なだけに余計に耳につく不快感。

ラストはエンドロール途中に入るシーンに注目なので飛ばさず見てください。

これ、劇場でみて大感激。俺、ほんとに単純なんだから(笑)。

先ず、アメリカでの脱走シーンの手際良さに酔いました。
そして、逃れてきた、ブラジルが舞台。

凄腕ドライバー、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)と潜入捜査官、ブライアン(ポール・ウオーカー)の
友情に酔いました。

ドミニクを逮捕するためにやってきた、FBI捜査官、ホブス(ドゥエイン・ジョンソン)とドミニクの
二大マッチョの重量級の殴りあいのシーンに酔いました。
二人の腕っぷしの太い事、あきれるくらい。

ナイス・バディの女たちにも酔いました。

そして最大の見せ場、１００億円入っている金庫ごと、街中を引っ張って、突っ走る
カーチェイスに酔いました。アドレナリンが一杯出ました。

１００億円入った金庫をたった１０秒で空の金庫とすりかえるシーン
そのアイデアに酔いました。

これは、お勧めです。

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