ソウ4

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ソウ4 / トビン・ベル

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「ソウ4」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

終焉かと思われた逃げ道のない死のゲームが再び始まる、大ヒットシリーズ第4弾となるサスペンス・スリラー。これまで多くの人々を凄惨な死に陥れた殺人ゲームの仕掛け人であるジグソウ亡き後、何者かによって新たな密室殺人ゲームが仕掛けられる。ジグソウの死後、彼の遺体の中から蝋で固められた異質物が摘出される。それは、ホフマン刑事へ宛てた死のゲーム継続のメッセージテープだった。ジグソウにはまだ協力者がいると推察したホフマン、SWAT、FBIは、ただちに捜査を始めることに。そんな中、SWATの隊長リッグは自宅で何者かに襲われ、やがて目覚めるとバスルームに横たわっていた。 JAN:9999203189553

「ソウ4」 の作品情報

作品情報

製作年: 2007年
原題: SAW IV

「ソウ4」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

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GAME 【ゲーム】

ソウ

バーチュオシティ

デスパレート

ユーザーレビュー:151件

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11〜 15件 / 全151件

完全中毒 ネタバレ

投稿日:2008/02/26 レビュアー:ゆみゆみ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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『SAW』のあの衝撃のラストから早4年、ついにシリーズ4まできましたねぇ〜。
論理的整合性を熟考し練られた脚本は、伏線を徹底的に張り巡らしてあり、
事件の全貌が明るみになる後半部分とラストの落とし方は、毎度楽しませてくれていると思う。
回を追うごとに残虐になっていく描写には、若干引くけどね・・・

今回は冒頭からジグソウの死体が横たわり、彼の死を印象付けてた。本当に死んだのね。
手術着の男がおもむろに頭蓋骨を切り開き、脳みそを取り出し、
顔の皮をメリメリと剥いだり、解剖としてはかなり直接的な表現だし、
それはそれはグロテスクなシーンで、気持ち悪さMAXな感じでした。

ジグソウの仕掛けるゲームの被験者たちは、自らの命を救うためにタイムリミットが近づく中で、
殺人装置の唯一の解除方法である自分自身の身体を傷つけ想像を絶する苦痛を味わう手段を
取らざるを得ないわけだけど、今回も非常に痛々しかった・・・

前回に引き続き、ジグソウに選ばれ試される人間は、ジグソウの目線で見ろ、感じろと言われ、
ゲームに狩り出された者たちの悪事を知り、救うことを止め、彼らが自らの命を救えるかどうか
傍観する役目を担う。前回よりも、さらにジグソウの考えを色濃く表現していて、
ジグソウ誕生の背景も描かれているので、隠されていた部分が見えてきて、徐々に意味がわかってきた。
でも、まだまだまだまだシリーズ通して謎が沢山残ったまま。

自分の命を顧みず、同僚を助けようという一心でゲームに飲み込まれていく
SWAT隊長リッグに課された命題が、様々なゲームに波及していき、
それぞれのゲームの裏に仕掛けた者の影が見え隠れし、最終的に意味を持ってくるんだけど、
なんとややこしいことになっているんだ・・・!!!
でも、原点回帰のラストとシリーズ時間軸の交差は、驚きよりもそう来ますかという衝撃。
全てに繋がりがあって集結するラストは、感心してしまうねっ。
深読みすればするほど、面白くなってゆく。SAW万歳w
今作を観る上で『SAW3』をおさらいしておくことを強くお薦めします!
覚えてない人は必ず観ておきましょう。

やっぱりこの映画は観客を見入らせてしまうシリーズ。中毒に近いかも。
毎年1本ずつ製作されてるって、過去の事例を考えても凄いことよね。
そして、『SAW5』を匂わせるエンディング。ない、わけがない!!!
えぇ。えぇ。映画館に観に行きますとも!確実に!あぁ〜中毒・・・中毒・・・

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どんでん返しは無いが、わかりにくい。

投稿日:2009/11/08 レビュアー:MM3

もう、痛さ・グロさは毎回のことですが、
今回はちょっと登場人物がわかりにくかった・・・。

過去の作品の登場人物を忘れているとわかりずらいし、
顔が似ている人がいるので、
ニット帽とか被られちゃうと、どっちだかわかんなくなったり。

悪趣味極まりないですが、
ここまで見ちゃった以上、続編も見ます・・・

じゃないと、どう着地するのかモヤモヤが残っちゃう。

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ここで終わってほしかった。。。

投稿日:2008/05/13 レビュアー:vanilla coke

おすすめ度★★★☆☆

4ともなると、さすがにグイグイ引き込まれることもなく、落ち着いて鑑賞できてしまいました。
なんだかゲームの装置とか全体的な緊張感はかなりトーンダウンしている気がします。

ジグソウの過去とか、彼の死後の仕事は誰が受け継ぐのかなどなど、本当なら興味深いはずのシーンが盛り込まれてはいるけれど、ちょっと・・・もうどうでもいいかな、なんて思ってしまいました。

きちんとおもしろくはありますが。
この4で終わりなら、なおいい作品だと思えます。
でも続いちゃうんですよね。
俺はもう観ないかも。
このSAW4が悪いと言うわけでなく・・・。



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アームチェア殺人鬼ジグソウさんの「できるかな」第4弾! ネタバレ

投稿日:2008/04/09 レビュアー:Darshan

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シリーズ化された映画には、先行作を見なくとも単体で十分楽しめるものと、先行作を見ないとどうしようもないものがあるけど、本シリーズは完全に後者。“先行作を見ておかないと”どころか、よっぽど記憶力のいい人でない限り、少なくとも直前の作品は(早回しでも)見ておかないと、大事なところで突然「何となく見たことあるけど誰だっけチミ?」的なキャラや場面が飛び込んできて何ともモヤモヤしてしまう。

作品内で前作までの流れをおさらいするようなシーンがあったり、せめて特典映像としてそういう情報が入っていればいいんだけど(まあ、そういうことをしないのが“『ソウ』らしさ”でもある)それもないので記憶力がニワトリ級の僕のような人は『4』を観るのを期にせめて『3』だけでも見直すことをおススメしたい(…と、ここまで書いて、これってもしかして配給戦略に思いっきり引っかかってないか?と思ったりして)。そうしないと、最後の最後でとんでもなく消化不良に陥ること請け合いだ。残り15分くらいで「誰やねんこのオヤジ?!」と叫び、その後『3』を見直して「オマエかぁ!?」と叫んだのは僕だけではあるまい。

前作を観た人なら(というか、観てない人がこの『4』を観ようと思わないとは思うけど)先刻ご承知のとおり、『4』ではジグソウ様は既に亡くなっているわけで、それにも関わらず「ゲーム」が続く…でも「弟子」のアマンダもいないのにどうやって?というのがプロット上は今回の興味の的。

だけど個人的にこのシリーズを観続ける理由は、そういう謎解きの部分より、ジグソウが仕掛けるゲームの意図とその大仰な仕掛け、それに『ソウ』独特のイヤ〜なスピード感と画面のザラツキ感に中毒だから、というのが大きい。

そういう点では『4』にはちょっとマンネリを感じた、というのが正直なところ。今回の主人公=ゲームのプレイヤーに選ばれた警官がジグソウの導きに従って街の何ヶ所かを次々に動いていくので、『1』に最も顕著な閉塞感が薄れているせいもあるかもしれないが、中毒患者としては「ジグソウ老いたか?!」(っつか、死んでるんだけどね)とツッコミを入れたい。「喉もとに酸っぱいモノがせり上がってくる感」で言うと、今回はシリーズ中最もポイントが低かった。ちなみに本作で最も「せり上がり」が来たのはジグソウ様の解体シーン。死してなお観るものの胃をかき混ぜてくれるとは、何という献身(笑)。

と言っても決して手緩いわけではなく“『3』までのクオリティはほぼ確保されているものの、それ以上のエスカレート感が無く感じられた”というだけなので、それなりの満足感はある。回想シーンでジグソウ様の作業場なども登場し、「あ〜ここで病身を押してお1人であの精妙な残酷機械をシコシコ作ったり、メッセージテープやビデオをボソボソ録っておられたのか〜」と思うと妙に感慨深かったりもする(シリーズ完結の暁に出るBOXセットには、是非ともジグソウ様入魂の作品一覧をパンフレット化して入れて欲しいものだ)。

一つだけ大きなネタバレをしてしまうと「最初の場面は最後の場面」だ。それだけに限らず(前作まででもあったが)映画の流れは必ずしも時系列どおりになっていないので、そのミスリーディングに最後まで引っかかったまま終わると大きな「?」が残る。まあ、それが分かったところで「何でアンタが後継者?」という疑問は解けないんだけど、これはきっと次作で答えが出るんだろう。幸い(?)新後継者は捕まったり死んだりしないまま現場を後にしたので、ジグソウ1世を越える「2世」として悶絶の次作を届けてくれることを心から待ちたい。

少々変人とはいえ普通の市民であったジョンが“猟奇殺人界のノッポさん”ことジグソウ様に変貌した理由って割と平凡なのね、ガッカリだわ…とか、そういうところに不満(失望?)がある向きもあるようだけど、そこらへんは僕を含む中毒患者の皆さんにとっては正直どうでもいいところかと思う。『ソウ』シリーズにはひたすら僕らの胃を刺激する理不尽かつテーマある殺人機械と一歩先の見えない闇の中を疾走する不安感を提示し続けて欲しいものだ。

なんだか僕自身が猟奇趣味の人みたいなレビューになってきたので、締めに少しだけ真っ当かつツマラナイことを書いておくと、『ソウ』シリーズの一貫した裏テーマは“言っていること自体の正しさと、それを理由に人を殺す(しかもかなりヒドい方法で)ことに感じる矛盾”だと思う。ジグソウ様の意見の「真っ当さ」と殺人方法の残酷さを両極端に振ることによって、観る人はイヤでもその矛盾からくる違和感に気づかされる。そういう意味では、実はとても道徳的な映画だったりもするわけだが、だからといって『ソウ』を小学校の道徳の授業で流したりしてはいけないことは言うまでも無い。

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逆転のゲーム

投稿日:2015/02/13 レビュアー:みなさん(退会)

『SAW』シリーズ4作品目。物語は、“ジグソウ”ことジョン・クレイマーの司法解剖から始まる。これが、かなりグロい。(笑)

J.クレイマーの遺体の胃袋からマイクロ・カセットテープが出て来る。
「私の死で全てが終わったと思わないことだ」
ホフマン刑事は、その言葉に戦慄を覚える。
……というオープニング。

前作もそうだったが、登場人物の一部で、誰が誰で、いつ何処でどんな目にあったのか、分からなかった。シリーズをイッキに観ないと、この悩みは解決しないかも知れない。(苦笑)

自宅で何者かに拉致されたリッグ刑事が目覚めると、“死の仕掛け”にかかった犯罪者が目の前にいた。
そして、モニターに映し出されたのは、同じようにワナにかけられたホフマン刑事とマシューズ刑事の姿だった。
「2人を助けたければ、その犯罪者を助けないことだ」
今回、ジグソウが仕掛けたのは、助けないことで助けたい人を助けるられる、と言うゲームだった。
……というのが序盤。

逆転の発走だ。面白い。
脚本は、リー・ワネルからマーカス・ダンスタンとパトリック・メルトンのコンビに交代。『ザ・フィースト』で注目を浴び、『ワナオトコ』『パーフェクト・トラップ』と異色作を送り出して来たコンビだ。才人だと思う。

一方、FBIは、事件解決の糸口を求めて、J.クレイマーの元妻のジルの尋問を始める。
そこで、思いもかけない“ジグソウ”誕生の秘密が明かされる。彼は、建築と機械工学に優れた実業家だった。
……というのが、サイドストーリー。
リッグ刑事の足取りを追いながら、ジョン・クレイマーが“ジグソウ”となって行っく様子が描かれる。

前作に較べると、監督さんの演出はしっかりしている。ただ、下手クソなところは変わらない。(笑)

今回も残虐なワナが幾つも登場するが、なかなかの出来映えだった。これまでの作品へのオマージュや、関連性も描かれ、ファンがニヤリとする工夫が盛り込まれている。
おかげで中弛みがなかったのかも知れない。
特に終盤、物語が収斂されて行くところは見事だった。完成度が高い。

ただ、リッグ刑事が突き動かされて行く“執念”が伝わって来なかった。ジグソウを追いつめたい執念、2人の仲間を助けたい執念――。これは、役者さんが凡庸だからだろう。

今回も「欲しいなぁ」と思えるワナがなかった。中世の拷問を思わせる装置が多く、大掛かりだ。簡単な原理で細工は手がこんだヤツがいい。(笑)

劇中、ジグソウは「時間は無意味だ」と言う。そのセリフの通り、本作品最大のトリックは“時間の錯誤”にある。
腕時計を捨てたり、置き時計を壊したり、予感させる場面もあったが、何故そんな描き方をしなければいけないのか説得力はなかったが、見事に騙されてしまった。(笑)

新たな物語の始まりを予兆させるエンディングも善い。考え抜いた末だろう。
シリーズの中では、なかなかの出来映えだった。オススメ!

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11〜 15件 / 全151件

ソウ4

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:151件

完全中毒

投稿日

2008/02/26

レビュアー

ゆみゆみ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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『SAW』のあの衝撃のラストから早4年、ついにシリーズ4まできましたねぇ〜。
論理的整合性を熟考し練られた脚本は、伏線を徹底的に張り巡らしてあり、
事件の全貌が明るみになる後半部分とラストの落とし方は、毎度楽しませてくれていると思う。
回を追うごとに残虐になっていく描写には、若干引くけどね・・・

今回は冒頭からジグソウの死体が横たわり、彼の死を印象付けてた。本当に死んだのね。
手術着の男がおもむろに頭蓋骨を切り開き、脳みそを取り出し、
顔の皮をメリメリと剥いだり、解剖としてはかなり直接的な表現だし、
それはそれはグロテスクなシーンで、気持ち悪さMAXな感じでした。

ジグソウの仕掛けるゲームの被験者たちは、自らの命を救うためにタイムリミットが近づく中で、
殺人装置の唯一の解除方法である自分自身の身体を傷つけ想像を絶する苦痛を味わう手段を
取らざるを得ないわけだけど、今回も非常に痛々しかった・・・

前回に引き続き、ジグソウに選ばれ試される人間は、ジグソウの目線で見ろ、感じろと言われ、
ゲームに狩り出された者たちの悪事を知り、救うことを止め、彼らが自らの命を救えるかどうか
傍観する役目を担う。前回よりも、さらにジグソウの考えを色濃く表現していて、
ジグソウ誕生の背景も描かれているので、隠されていた部分が見えてきて、徐々に意味がわかってきた。
でも、まだまだまだまだシリーズ通して謎が沢山残ったまま。

自分の命を顧みず、同僚を助けようという一心でゲームに飲み込まれていく
SWAT隊長リッグに課された命題が、様々なゲームに波及していき、
それぞれのゲームの裏に仕掛けた者の影が見え隠れし、最終的に意味を持ってくるんだけど、
なんとややこしいことになっているんだ・・・!!!
でも、原点回帰のラストとシリーズ時間軸の交差は、驚きよりもそう来ますかという衝撃。
全てに繋がりがあって集結するラストは、感心してしまうねっ。
深読みすればするほど、面白くなってゆく。SAW万歳w
今作を観る上で『SAW3』をおさらいしておくことを強くお薦めします!
覚えてない人は必ず観ておきましょう。

やっぱりこの映画は観客を見入らせてしまうシリーズ。中毒に近いかも。
毎年1本ずつ製作されてるって、過去の事例を考えても凄いことよね。
そして、『SAW5』を匂わせるエンディング。ない、わけがない!!!
えぇ。えぇ。映画館に観に行きますとも!確実に!あぁ〜中毒・・・中毒・・・

どんでん返しは無いが、わかりにくい。

投稿日

2009/11/08

レビュアー

MM3

もう、痛さ・グロさは毎回のことですが、
今回はちょっと登場人物がわかりにくかった・・・。

過去の作品の登場人物を忘れているとわかりずらいし、
顔が似ている人がいるので、
ニット帽とか被られちゃうと、どっちだかわかんなくなったり。

悪趣味極まりないですが、
ここまで見ちゃった以上、続編も見ます・・・

じゃないと、どう着地するのかモヤモヤが残っちゃう。

ここで終わってほしかった。。。

投稿日

2008/05/13

レビュアー

vanilla coke

おすすめ度★★★☆☆

4ともなると、さすがにグイグイ引き込まれることもなく、落ち着いて鑑賞できてしまいました。
なんだかゲームの装置とか全体的な緊張感はかなりトーンダウンしている気がします。

ジグソウの過去とか、彼の死後の仕事は誰が受け継ぐのかなどなど、本当なら興味深いはずのシーンが盛り込まれてはいるけれど、ちょっと・・・もうどうでもいいかな、なんて思ってしまいました。

きちんとおもしろくはありますが。
この4で終わりなら、なおいい作品だと思えます。
でも続いちゃうんですよね。
俺はもう観ないかも。
このSAW4が悪いと言うわけでなく・・・。



アームチェア殺人鬼ジグソウさんの「できるかな」第4弾!

投稿日

2008/04/09

レビュアー

Darshan

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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シリーズ化された映画には、先行作を見なくとも単体で十分楽しめるものと、先行作を見ないとどうしようもないものがあるけど、本シリーズは完全に後者。“先行作を見ておかないと”どころか、よっぽど記憶力のいい人でない限り、少なくとも直前の作品は(早回しでも)見ておかないと、大事なところで突然「何となく見たことあるけど誰だっけチミ?」的なキャラや場面が飛び込んできて何ともモヤモヤしてしまう。

作品内で前作までの流れをおさらいするようなシーンがあったり、せめて特典映像としてそういう情報が入っていればいいんだけど(まあ、そういうことをしないのが“『ソウ』らしさ”でもある)それもないので記憶力がニワトリ級の僕のような人は『4』を観るのを期にせめて『3』だけでも見直すことをおススメしたい(…と、ここまで書いて、これってもしかして配給戦略に思いっきり引っかかってないか?と思ったりして)。そうしないと、最後の最後でとんでもなく消化不良に陥ること請け合いだ。残り15分くらいで「誰やねんこのオヤジ?!」と叫び、その後『3』を見直して「オマエかぁ!?」と叫んだのは僕だけではあるまい。

前作を観た人なら(というか、観てない人がこの『4』を観ようと思わないとは思うけど)先刻ご承知のとおり、『4』ではジグソウ様は既に亡くなっているわけで、それにも関わらず「ゲーム」が続く…でも「弟子」のアマンダもいないのにどうやって?というのがプロット上は今回の興味の的。

だけど個人的にこのシリーズを観続ける理由は、そういう謎解きの部分より、ジグソウが仕掛けるゲームの意図とその大仰な仕掛け、それに『ソウ』独特のイヤ〜なスピード感と画面のザラツキ感に中毒だから、というのが大きい。

そういう点では『4』にはちょっとマンネリを感じた、というのが正直なところ。今回の主人公=ゲームのプレイヤーに選ばれた警官がジグソウの導きに従って街の何ヶ所かを次々に動いていくので、『1』に最も顕著な閉塞感が薄れているせいもあるかもしれないが、中毒患者としては「ジグソウ老いたか?!」(っつか、死んでるんだけどね)とツッコミを入れたい。「喉もとに酸っぱいモノがせり上がってくる感」で言うと、今回はシリーズ中最もポイントが低かった。ちなみに本作で最も「せり上がり」が来たのはジグソウ様の解体シーン。死してなお観るものの胃をかき混ぜてくれるとは、何という献身(笑)。

と言っても決して手緩いわけではなく“『3』までのクオリティはほぼ確保されているものの、それ以上のエスカレート感が無く感じられた”というだけなので、それなりの満足感はある。回想シーンでジグソウ様の作業場なども登場し、「あ〜ここで病身を押してお1人であの精妙な残酷機械をシコシコ作ったり、メッセージテープやビデオをボソボソ録っておられたのか〜」と思うと妙に感慨深かったりもする(シリーズ完結の暁に出るBOXセットには、是非ともジグソウ様入魂の作品一覧をパンフレット化して入れて欲しいものだ)。

一つだけ大きなネタバレをしてしまうと「最初の場面は最後の場面」だ。それだけに限らず(前作まででもあったが)映画の流れは必ずしも時系列どおりになっていないので、そのミスリーディングに最後まで引っかかったまま終わると大きな「?」が残る。まあ、それが分かったところで「何でアンタが後継者?」という疑問は解けないんだけど、これはきっと次作で答えが出るんだろう。幸い(?)新後継者は捕まったり死んだりしないまま現場を後にしたので、ジグソウ1世を越える「2世」として悶絶の次作を届けてくれることを心から待ちたい。

少々変人とはいえ普通の市民であったジョンが“猟奇殺人界のノッポさん”ことジグソウ様に変貌した理由って割と平凡なのね、ガッカリだわ…とか、そういうところに不満(失望?)がある向きもあるようだけど、そこらへんは僕を含む中毒患者の皆さんにとっては正直どうでもいいところかと思う。『ソウ』シリーズにはひたすら僕らの胃を刺激する理不尽かつテーマある殺人機械と一歩先の見えない闇の中を疾走する不安感を提示し続けて欲しいものだ。

なんだか僕自身が猟奇趣味の人みたいなレビューになってきたので、締めに少しだけ真っ当かつツマラナイことを書いておくと、『ソウ』シリーズの一貫した裏テーマは“言っていること自体の正しさと、それを理由に人を殺す(しかもかなりヒドい方法で)ことに感じる矛盾”だと思う。ジグソウ様の意見の「真っ当さ」と殺人方法の残酷さを両極端に振ることによって、観る人はイヤでもその矛盾からくる違和感に気づかされる。そういう意味では、実はとても道徳的な映画だったりもするわけだが、だからといって『ソウ』を小学校の道徳の授業で流したりしてはいけないことは言うまでも無い。

逆転のゲーム

投稿日

2015/02/13

レビュアー

みなさん(退会)

『SAW』シリーズ4作品目。物語は、“ジグソウ”ことジョン・クレイマーの司法解剖から始まる。これが、かなりグロい。(笑)

J.クレイマーの遺体の胃袋からマイクロ・カセットテープが出て来る。
「私の死で全てが終わったと思わないことだ」
ホフマン刑事は、その言葉に戦慄を覚える。
……というオープニング。

前作もそうだったが、登場人物の一部で、誰が誰で、いつ何処でどんな目にあったのか、分からなかった。シリーズをイッキに観ないと、この悩みは解決しないかも知れない。(苦笑)

自宅で何者かに拉致されたリッグ刑事が目覚めると、“死の仕掛け”にかかった犯罪者が目の前にいた。
そして、モニターに映し出されたのは、同じようにワナにかけられたホフマン刑事とマシューズ刑事の姿だった。
「2人を助けたければ、その犯罪者を助けないことだ」
今回、ジグソウが仕掛けたのは、助けないことで助けたい人を助けるられる、と言うゲームだった。
……というのが序盤。

逆転の発走だ。面白い。
脚本は、リー・ワネルからマーカス・ダンスタンとパトリック・メルトンのコンビに交代。『ザ・フィースト』で注目を浴び、『ワナオトコ』『パーフェクト・トラップ』と異色作を送り出して来たコンビだ。才人だと思う。

一方、FBIは、事件解決の糸口を求めて、J.クレイマーの元妻のジルの尋問を始める。
そこで、思いもかけない“ジグソウ”誕生の秘密が明かされる。彼は、建築と機械工学に優れた実業家だった。
……というのが、サイドストーリー。
リッグ刑事の足取りを追いながら、ジョン・クレイマーが“ジグソウ”となって行っく様子が描かれる。

前作に較べると、監督さんの演出はしっかりしている。ただ、下手クソなところは変わらない。(笑)

今回も残虐なワナが幾つも登場するが、なかなかの出来映えだった。これまでの作品へのオマージュや、関連性も描かれ、ファンがニヤリとする工夫が盛り込まれている。
おかげで中弛みがなかったのかも知れない。
特に終盤、物語が収斂されて行くところは見事だった。完成度が高い。

ただ、リッグ刑事が突き動かされて行く“執念”が伝わって来なかった。ジグソウを追いつめたい執念、2人の仲間を助けたい執念――。これは、役者さんが凡庸だからだろう。

今回も「欲しいなぁ」と思えるワナがなかった。中世の拷問を思わせる装置が多く、大掛かりだ。簡単な原理で細工は手がこんだヤツがいい。(笑)

劇中、ジグソウは「時間は無意味だ」と言う。そのセリフの通り、本作品最大のトリックは“時間の錯誤”にある。
腕時計を捨てたり、置き時計を壊したり、予感させる場面もあったが、何故そんな描き方をしなければいけないのか説得力はなかったが、見事に騙されてしまった。(笑)

新たな物語の始まりを予兆させるエンディングも善い。考え抜いた末だろう。
シリーズの中では、なかなかの出来映えだった。オススメ!

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